「薬を飲んでいるのに、腎臓の数値が下がっていて不安…」
「食事や生活習慣を見直しているけれど、効果が出ているのか分からない…」
このような声を、私たちは腎臓病や腎機能低下と向き合う多くのお客様から伺っています。
腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が出にくいため、治療や生活改善の効果を“実感”しづらい臓器です。
そのため、努力が報われているのか判断できず、不安や焦りが募ってしまうことも少なくありません。
では、腎臓病の治療や生活改善が“本当に効いているか”を、どのように見極めればいいのでしょうか?
本記事では、腎臓の健康状態を示す重要な指標"eGFR(推定糸球体濾過量)"について、
☑なぜグラフ化が重要なのか
☑数値をどう解釈すればモチベーションを保てるのか
☑よくある誤解や数値の変動の理由
☑医師との上手なコミュニケーション方法
を、健康情報を発信する株式会社ダステックがわかりやすく解説します。

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この記事で分かること
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腎臓病治療の現実的な目標が分かる。
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eGFRをグラフで管理する重要性
が分かる。 -
モチベーションを保つための数値の見方が分かる。
【注意事項】必ずお読みください
※注意:本記事は、腎臓病に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の製品や治療法の効果を保証するものではありません。
また記事内で登場するグラフや数値は理解を助けるための概念図であり、実際の尺度や値を正確に反映するものではありません。
治療や診断は必ず医師の指導に従ってください。
また、本記事は透析治療を否定するものではありません。透析は命を守る優れた治療法です。
この記事の監修者

純炭粉末サプリ開発者
樋口 正人(ひぐち まさと)
株式会社ダステック代表取締役 1985年千葉大学大学院修了
元中外製薬主席研究員。元金沢医科大学医学部非常勤講師
腎臓疾患の研究・創薬に携わる。
退職後は長期使用を前提とした安心・安全な食用炭「純炭粉末」の研究開発や自社製造を続ける傍ら、腎臓病に関する情報発信、eGFR管理の大切さなど啓蒙活動に取り組む。
01
腎臓病治療の現実的な目標とは?
腎臓病治療の最終的なゴールは「腎臓の働きをできるだけ長く保つこと」です。
多くの専門家が共通して目標にしているのは以下の3つ。
☑できるだけ長く自分の腎臓を使い続ける
☑透析や腎移植の時期をできるだけ遅らせる(必要になったら適切な腎代替療法を行う)
☑腎機能の低下によって生じる合併症を防ぐ
透析は命をつなぐ重要な治療法です。
しかし、週数回の通院や生活リズムの変化、食事制限など、生活の質(QOL)に影響します。
だからこそ、まずは腎機能の低下スピードをできるかぎりゆるやかにすることが、日常生活を守るカギとなります。
02
【知識】腎臓の状態を知るカギ「eGFR」とは?
eGFR(推定糸球体濾過量)は、腎臓が1分間にどれだけ血液をろ過できるかを示す数値です(単位:mL/分/1.73㎡)。
血液検査で測定されるクレアチニン値に、年齢・性別などの情報を加えて計算されます。
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eGFRが高い値
腎臓が元気にろ過できている。
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eGFRが低い値
腎機能が低下している可能性がある
| 腎機能(GFR) | 慢性腎臓病のステージ分類 |
|---|---|
| eGFR≧90 | G1:正常~良い値 |
| eGFR60~89 | G2:軽度低下~正常 |
| eGFR45~59 | 慢性腎臓病ライン G3a:中等度~軽度低下 |
| eGFR30~44 | G3b:高度~中等度低下 |
| eGFR15~29 | G4:高度低下 |
| eGFR<15 | G5:透析検討段階 |
03
腎臓病における検査値の見方
Q:薬も飲み、生活も気を付けているのにeGFRは下がり続けています。
効果はでていないのですか?
このようなお声を多く頂戴します。
腎臓病は他の病気と違って少し数値の見方に癖があります。
そのため、このようなご不安につながるのだと思います。
そこで、この数値の見方について一般的な見解でご説明します。
実は腎臓の数値eGFRは下がり続ける。
腎臓の濾過能力は20歳あたりをピークに加齢と共に下がり続けます。
健康であっても、慢性腎臓病であっても下がり方に差はありますが、年と共に腎臓の濾過機能も低下していきます。
薬を飲んだり、生活習慣を変えても「良くて横ばい、基本的に右肩下がり」になります。
この知識がないとご質問のとおり不安になってしまいますよね。ごもっともだと思います。
ここではざっくりと「下がり続けて当たり前」と知っておいてください。
低下量の把握が大切です。
前述のとおり、腎機能は基本的に低下し続けます。
ではどのように効果の把握や腎機能の改善を知ればよいのでしょうか。
腎臓の値は血圧や血糖値のように正常値への改善を目指すものではないので非常に難しいです。
数値だけで見るならば下の図のように
何もしていなければ低下量が-5になっていたかもしれないところを、頑張ったから-2にとどめることができた。
下げ幅を+3小さくできた。つまり効果が出ているというイメージです。
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ポイント①
eGFRの値は下がり続けるものである。
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ポイント②
下がり幅の把握が大切。グラフの作成をおすすめ。
04
eGFR「グラフ化」のメリット
変化量を把握するにはグラフにするのが一番です。
いやいや未対処だったらの数値はどこから来たの。とお思いになるでしょう。
ご指摘の通り、未対処だったらをどのように予測するのでしょうか。
eGFRの年齢別平均でしょうか。
確かに年0.36ずつ低下していくというデータはありますが、低下量は非常に個人差があります。
自分の低下傾向、年間の低下量というのを知る必要があります。
そこで役立つのがグラフ化です。
今までのeGFRの記録をグラフにすることで低下速度の傾向が把握できます。
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将来の進行スピードを簡易的に予測できる
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急激な変化にいち早く気づくことができる
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モチベーション維持に役立つ
そしてグラフ化には必要なものがいくつかあります。
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用意するもの
検査結果(1年分以上あると望ましい)
グラフ用紙or表計算ソフト
自作は難しい。パソコンを持っていない。手書きで管理したい。
というお声にお応えして、医師に監修をいただいたeGFR記録用紙を作成しました。
このページやお電話からお申し込みいただけます。ご検討ください。
※この商品はお一家族様1回のみのお届けです。
※自動的に定期購入になることはありません。電話営業も致しません。
そこで是非とも手元に置いてほしい
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eGFRグラフの見方と目標の形
eGFRをグラフにすることが出来たら今度はどんなグラフの形だったら良いのか、病院にいった方が良いのか、イメージ図をもとに解説します。
あらためて注意事項ですが、この記事では分かりやすさ・理解しやすさを重視しています。
グラフや数値は理解を助けるための概念図であり、実際の尺度や値を正確に反映するものではありません。ご注意ください。
モチベーションにつながる!目指したいグラフの形
腎臓は回復しない臓器です。
最初に説明したように目標は腎機能の低下速度をゆるやかにすること。
つまり、グラフの傾きがゆるやかになればよいのです。
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これは間違いeGFRのイメージ
よくある誤解①eGFRは右肩上がりには回復しつづけない
慢性腎臓病は、一度失った機能が戻ることはほとんどありません。
SNSや動画で「○○で腎臓が劇的に回復!」という情報を見かけても、科学的根拠がない場合や急性腎障害の値をあたかも慢性腎臓病の値のように謳っていることが多いです。
医療用医薬品であっても右肩上がりのグラフ=腎機能の”回復”は達成できていません。
腎臓病治療薬の目的は腎臓にかかる血圧を低下させることや尿毒症の改善、それに伴う腎保護作用です。
何度も言いますが治療の目標は回復ではなく進行の抑制。
「現状維持」や「緩やかな低下」ができていることこそが、実は大きな成果です。
良くある誤解②eGFRの値は一時的には上下します。
eGFRはクレアチニン値から計算されます。そしてこのクレアチニンは筋肉に存在し、筋肉から血液中に放出され、腎臓で排泄されるものです。
なので筋肉が傷つくようなことをすると一時的に高い数値になってしまうことがあります。
また濃度ですので脱水や発汗で血液が濃縮されても高い数値になってしまいます。
次のような要因で一時的に数値が変動することがあります。
・脱水や発汗
・風邪や感染症
・怪我や手術
・激しい運動直後
・検査機関の違い
この情報は貴重です。
血液検査の前に上記のようなことがあったら、eGFRグラフにメモしたり、医師に最近こんなことがあったと検査時にお伝えしましょう。
頻繁に測定するとジグザグな結果になり、余計な不安を招きます。
なので長期的な傾向を見ることで短期的な上下の影響を少なくすることが大切です。
eGFRグラフはこちらの商品に特典としてついてきます。ご一考ください。
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新薬SGLT2阻害薬は最初にガクンと低下するもの不安になりすぎないこと。
Q:病院で新しい薬を処方してもらいました。その後の検査でeGFRが今までにないくらい低下しており不安でいっぱいです。
A:新しいお薬はフォシーガやジャディアンス、カナグルなどSGLT2阻害薬(エスジーエルティーツーそがいやく)ではありませんか?
このお薬はeGFRグラフに特徴的な影響を及ぼします。
本来医師や薬剤師が処方時に説明すべきですが、たまに説明がないこともあるのでご説明します。
SGLT2阻害薬(フォシーガ、ジャディアンス、カナグルなど)は、腎臓を守る作用が期待される薬です。服用開始直後に一時的なeGFR低下が起こるのは自然な反応で、異常ではありません。
【不安な方へのアドバイス】
・急な低下を見ても自己判断で中止しない。医師・薬剤師に必ず相談する。
・医師に「この低下は薬によるものですか?」と必ず確認すること。
参考:
①フォシーガ
②ジャディアンス
③カナグル
よくあるご質問
Q&A
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eGFRのグラフは何歳からつけるべきですか?
可能な限り若いころから。記録が長期になればなるほど傾向が分かります。
また、MCTオイルは長年慢性腎臓病の方や透析中の方のエネルギー源として使われてきた実績があります。ご安心してお召し上がりください。
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eGFRが60ですが病院に行った方が良いですか?
確かにeGFR60ではまだまだ透析には程遠く、様子見と言われることがほとんどです。
しかし、日本人の平均ではeGFRが60になる年齢は80歳です。
つまり、50~60歳でeGFR60の方は平均よりも低下速度が速い可能性があります。
一度、腎臓専門医への受診をおすすめします。
→腎臓専門医の探し方はこちらの記事でご紹介しています。
※紹介状があると確実です。
※紹介状なしで受診する場合は、今までの健康診断の血液検査の結果を持参するとよいと思います。
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eGFRグラフには何を記録すべきですか?
eGFR、クレアチニン、BUN、体調の変化、新しい薬やサプリの開始・中止日を記録すると良いと思います。
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eGFRグラフの作成代行はしてくれますか?
ご本人様からのデータ提供であり、数値入力やグラフ作成の代行のみであればすることができます。
ただし出来上がったグラフについて評価することは弊社ではできませんので、グラフをもって医師・薬剤師にご相談する形になります。 ご了承ください。
参考文献紹介
この記事は以下の文献を参考にしています。
①日本腎臓学会『慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版』
②日本腎臓学会『エビデンスに基づくckd診療ガイドライン2023』
③日本腎臓学会発作成の診療ガイドライン
参考:腎疾患と栄養
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