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腎臓病対策

慢性腎臓病(CKD)の治療は腸内毒素を減らすのが効果的

こんにちは。純炭社長@糖質制限中の樋口です。
突然ですが、あなたは便秘症ではないですか?実は腎臓を患っている方の多くは便秘持ちであり、透析患者の約7割は下剤を使用しているというデータもあるほどで、その比率の高さには驚かされます。

今日はこんな記事をご紹介します。便秘を改善すると慢性腎臓病の進行が抑えられると言う研究成果が東北大学から発表されました。裏を返せば、便秘は血液中の尿毒症物質を増やして腎臓や他の臓器にダメージを与えるということです。

☞便秘症の治療薬のルビプロストンに慢性腎臓病の進行を抑える効果

東北大学大学院医学系研究科がマウスの実験で見いだしたもので、慢性腎臓病に新しい仕組みの薬が生まれる可能性を示し、今後も臨床応用が期待される画期的なものです。

慢性腎臓病は進行を十分に抑制することが難しく、人工透析に入るのを防ぐことが急務となっています。腎臓病で蓄積する種々の尿毒素において、特に避けたいインドキシル硫酸は腸内細菌叢によって生産されます。さらに近年、慢性腎臓病では、腸内細菌叢を含む腸内環境全体が悪化するというデータも明らかになっていました。

☞慢性腎臓病進行の抑制に腸内環境および腸内細菌叢に注目した研究が進む。ネズミにストレスを与える実験では
腸内環境を変化させる薬剤として、ルビプロストンの効果を検討した結果、ルビプロストンは腸内で液体が分泌され、便を軟化させ、消化管の運動性を高め、自発的排便を促進することで、便か排泄されやすくなります。従来の便秘薬(刺激性下剤や、酸化マグネシウムなどの塩類下剤)とは作用機序が異なります。

慢性腎不全の状態にしたマウスにルビプロストンを経口投与して、腎臓病の進行が抑制されるかを検証した結果、ルビプロストンを投与した腎不全マウスでは、投与していないマウスに比べて腸液の分泌が増え、腎不全時における腸壁悪化の改善、善玉菌の減少が抑制、腸内細菌に由来する尿毒素物質の血中濃度の減少というデータも得られました。

☞腸管は尿、血液透析と並ぶ”第3″の尿毒症物質排泄経路
尿毒症物質の排出経路は腸管から
便秘症薬のルビプロストンが、慢性腎臓病の新薬として適用できる可能性は大きいく、すでに国内外で特許も申請しています。今後、人への応用に向け、副作用の少ない低容量で、腸で溶ける製剤の開発や、ルビプロストンの効果がある腎不全患者の選び方などを検討して、実際の腎臓病患者への治療薬としての研究が進んでいます。

元記事はこちら

病院で下剤をもらっていたり、市販の便秘薬を飲んでいる人は、この記事で照会した便秘薬アミティーザ(商品名;ルビプロストン)に変えてもらえるように相談してみてはいかがでしょうか。

こちらのブログクレアチニン値が下がらないと嘆く前に(初級編)でも腎臓病には便秘は大敵!という事を伝えしています。

なるべく便秘薬に頼らないのが一番ですが、薬をつかうならどんな薬かこちらのブログ便秘薬にスイマグを飲んでいませんか?も参考に。。。処方されるお薬もお医者さん任せにせず、自分でデメリットも含めてきちんと確認するようにしましょう。

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この記事を書いた人
樋口正人(純炭社長)

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

「慢性腎臓病(CKD)の治療は腸内毒素を減らすのが効果的」への2 件のフィードバック

  • お忙しいところ恐れ入ります。現在私は1日1回便秘薬プルセニド錠2錠を処方されています。病院でルビプロストンは処方して頂けるのでしょうか?

    • 匿名さま
      はい、ルビブロストン(商品名アミティーザ)は病院で処方してもらえます。主治医の先生にご相談下さい。
      プルセニドの薬効成分であるセンノシドは便秘薬としてよく使われる成分ですが、腸への刺激が強すぎる場合は腹痛の原因になったり、長期間服用すると効きが悪くなることがあります。

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