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ストレス腎臓病生活習慣

怒りや不安をコントロールして腎臓を守る方法

こんにちは。純炭社長の樋口です。

さて、以前より「怒りや不安などの負の感情が健康を損ない腎機能も低下させてしまう」ことを紹介していますが、今回のブログは、「そのメカニズムと対処方法について」です。

五月病ともよばれるメンタルを崩しやすいこの時期にぜひ読んでみて下さい。

喜怒哀楽の『怒』


アドレナリンというホルモンが増加します。

アドレナリンは「闘争と逃走のホルモン」と呼ばれています。

例えばナイフを持った通り魔と出くわしてしまった時に「戦う」か「逃げる」か、究極の判断を迫られたときに威力を発揮するホルモンです(火事場の馬鹿力もアドレナリンによるもの)。

アドレナリンの働きって?


アドレナリンにはこんな作用があります。

筋肉などのたんぱく質をエネルギー源であるブドウ糖に変化させ、血糖値を上昇させます。
興奮状態を作り出すために血圧上昇、心拍数上昇に働きます。
出血を最小限に抑えるために血管を収縮させ、血液を固まりやすくします。

血圧が上がったり、血糖値が上がるのは、腎機能に負担がかかるのでちょっとびっくりですよね。

”頭に血が上る”なんて言葉はまさに言いえて妙と言えます。

アドレナリンの出すぎは腎機能に負担


このようにアドレナリンは生きるか死ぬかの瀬戸際で必要不可欠なホルモンなのですが、ちょっとした怒りや不平不満、不安でも増えてしまう困りものでもあります。

そこで、無駄にアドレナリンを増やさないための対策をとりましょう。

腎臓を守る!アドレナリンを出さない方法


世の中には数多の健康法がありますが、小林弘幸先生は「怒りをコントロールできれば、ほかの健康法はいりません。」と断言しています。

逆を言うと、景気の見通しが悪く、コロナ禍で冷え切った経済、少子高齢化に対する不安や怒りに日本全体が覆われている状況と言えます。

腎臓病やガンなどにも悪い影響が出てしまいそうで心配です。

そこで、小林先生が提唱する怒りのコントロール法に私の(つたない)解説を加えてご紹介します。

1)口角を上げて笑顔を作る。
箸を横向きにして口にくわえてみてください。

口角が上がって笑顔に似た表情になります。

この状態で新聞を読むとアラ不思議。

読んで心地よい記事が見つけやすくなり、暗い記事への不快感が薄まります。

「笑顔を作ると楽しくなる」ことは脳科学的に正しいことが証明されていますし、何といってもあなたの笑顔は見ている人を幸せにします。
2)背筋を伸ばしてゆっくり歩く。
背筋を伸ばして歩いている人と、猫背で歩いている人を見てどちらを心地よく感じますか?

表情だけでなく、姿勢も自他の気持ちに大きな影響を与えます。

良い姿勢は自己肯定感をアップさせます。
3)怒りを口にしない、表現しない。
「売り言葉に買い言葉」って言いますよね。

怒りは怒りを増幅させ伝播します。

吐き出すよりも飲み込んでしまった方がストレスは溜まりません。

ホスピスを題材とした称せる『ライオンのおやつ』の中にこんな言葉があります。

『思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝にかえれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。』
4)ゆっくり丁寧に字を書く。
手書きで字を書く機会が少ないので、写経を始めました。

丁寧に文字を書いていると、驚くほど気持ちが落ち着きます。

歩く瞑想や食べる瞑想などありますが、写経のように集中して文字を書いていると、怒りや妬みなどの邪念が払われます。
5)体中に水がしみわたるイメージでゆっくり水を飲む。
寝起きはコップ一杯の常温水を一気飲み(腸が動き出して便秘改善に有効です)。

日中はちびちびとゆっくり1日1.5リットルの水分補給。
6)「ため息」と「1対2」の呼吸法
「はぁ~」と声を出して息を吐くと肺の空気を出し切ることができます。

そして、①3~4秒かけて鼻から息を吸い、②6~8秒かけて、(鼻または口から)ゆっくり長く息を吐く。

①と②を3分間続けると良いそうです。
7)庭やベランダに出て風の香り、雨の香り、木々の香りを嗅ぐ。
小林先生はプロゴルファーの横田真一さんに『ここぞというショットの前に、芝生の匂いを、風の香りを嗅いでください』とアドバイスし、見事に優勝に導いたそうです。
8)自分が心地よいと感じる色・音・香りを身の回りに置く。
どんな色・音・香りが好きか分からない場合は、口角を上げて笑顔を作って風景を見たり、音楽を聴いたり、様々な香りを嗅いでください。

その時々の気持ちを和らげてくれる色・音・香りが見つかるはずです。

おわりに

純炭社長も人間なので、時にはイラっとすることもあります。

最近は意図的に口角をあげる、好きな歌を口ずさむなどを実践しています。

また、ネガティブなSNSや報道を意図的に見ないように遮断するのも効果的!

ぜひ試してみてくださいね。

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純炭社長:樋口正人 代表取締役社長CEO
中外製薬で腎臓病治療薬(エリスロポエチン)の創薬研究に従事。金沢医科大学医学部腎臓内科非常勤講師を経て、2009年株式会社ダステックを創業。 長期服用を前提とした安心・安全な食用炭「純炭粉末」の研究開発や自社製造を続ける傍ら、腎臓病の知識・腎臓内科の受診のすすめ、腎臓をeGFRで管理することの重要性など、慢性腎臓病患者さんに対する情報発信、啓蒙活動に取り組んでいる。

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この記事を書いた人
純炭社長:樋口正人

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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