こんにちは。映画「いま、会いにゆきます」で竹内裕子ファンになった純炭社長の樋口です。竹内結子さんのご冥福をお祈りいたします。
☞「我思う、ゆえに我あり」
この言葉で有名な哲学者デカルトは、この世に確実に存在しているのは「物質」、「魂」、「神」の三つだけであり、人間は「物質」と「魂」が融合した(唯一の)存在だと説いています。日本人にはピンとこない考え方かもしれませんが、欧米では「肉体は魂の乗り物」という考え方が普通なようですね。そこで今日は魂の乗り物である肉体の寿命について考えてみたいと思います。
☞二つの寿命
健康寿命という言葉を聞いたことはありますか?誰の手を借りなくても普通に日常生活をおくれる年齢が「健康寿命」です。直近の統計では2016年の健康寿命が厚生労働省から発表されており、男性72.14歳、女性74.79歳となっています。
☞平均寿命との乖離
一方、同年の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳。
平均寿命と健康寿命の差は「健康とは言い難い期間」となり、不健康な肉体に魂が閉じ込められている期間が、実に男性8.84年、女性12.35年もあるのです。ちょっとビックリする年数ですよね。
☞慢性腎臓病はどちらの範疇?
幸いなことに慢性腎臓病(慢性腎不全)は自覚症状がないので、eGFR(推算糸球体濾過量)の低下速度を緩やかにして透析を回避すれば、たとえ病名を告げられて薬を飲んでいたとしても、痛みのある病気や寝たきりの病気に比べたら「健康寿命」の範疇といえるのではないでしょうか。
腎臓病を抱えながらも「健康寿命」を伸ばす四つのポイント
①腎機能が低下している原因を知り、取り除く
遺伝性の嚢胞腎や腎臓がんなどを除けば、腎機能が低下する原因は腎臓以外にあります。糖尿病による高血糖が腎臓の血管を傷つけてしまう「糖尿病性腎症」、高血圧が原因の「腎硬化症」、免疫異常で炎症がおきる「慢性糸球体腎炎」の三つが代表的。対処法としては、「野菜や肉・魚を先に食べて炭水化物は最後に食べる、食後の運動、服薬といった方法で血糖値の上昇を抑える」、「減塩や薬で高血圧を是正する」、「ステロイド剤で炎症を静める」といった方法があります。
②食事
きよらブログでは数々の食事法を紹介しているので各論はそれぞれのブログを読んでいただきたいのですが、要点としては「減塩」、「無機リンなどの食品添加物を避ける」、「AGEを多く含む揚げ物や電子レンジ加熱を控える」、「たんぱく質は単に控えるのではなく、動物性・植物性・アミノ酸スコアに注意して食材を選ぶ」、「油はEPA/DHAやえごま油・亜麻仁油などのオメガ3を加熱せずに摂る」などなど。
③運動
毎日の歩数が多いほど健康に良いという医学的データがつい最近になって報告されました。でも、1日1万歩を歩こうとすると2時間くらい必要ですよね。そんなときにはインターバルウォーキングがおすすめです。「普通の歩幅よりも5~10センチくらい大股で3分間歩いたら、普通の歩幅でゆ~っくり3分歩く。」これを5セット繰り返します。たった30分のインターバルウォーキングで1万歩に匹敵るする効果が期待できるそうですよ。
④心配やストレスを取り除く
「いつかは透析になっちゃうんじゃないか」と心配で心配で…そんなお声をよく聞きます。漠然とした不安を抱えて生きていくよりも、逆転の発想で「何年後に透析になるか」を予想してみませんか?過去1~2年分のeGFRがわかれば予想できます。予想結果が30年後とでれば心配が消え去るかも。ご希望があれば計算のお手伝いをいたします。
☞こんなご感想も
話は変わりますが、つい先日、ヨガと水泳を日課としている男性(70歳代)から「3年前に40台だったeGFRが、最新の検査で80以上になった」というメールをいただきました。運動の効果もさることながら、ヨガの瞑想効果が効いているように思います。瞑想を治療に取り入れている腎臓内科もあると聞きます。
純炭社長は54歳の時に「中村天風から教わったやさしい瞑想法」という本に出会いました。6年たった今でも、本のおまけについていた鈴(仏壇の鈴です)の音を効くだけの瞑想法を1日10分実践しています。自分が心配症だと思う方にはおすすめです。
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