⑤慢性腎臓病(CKD)患者は食品添加物に要注意!

投稿日: カテゴリー ●腎臓病とのお付き合い(闘病記)

こんにちは!腎臓病歴38年の齋藤茂樹です。
前回のブログでは週刊誌に取り上げられた食品添加物について書かせていただきました。

このリンが私たち慢性腎臓病者にとってどれほど重要な自己管理が求められることか、私の28年に及ぶ透析人生からお話します。
まず、我々透析患者は2週間に一度必ず血液検査が行われます。私の場合は28年間ずっと血液検査の結果に向き合ってきたわけですが、毎回検査結果についてとやかく言われます。
透析仲間ではこの様な結果の指摘がストレスになる…と悩む人もいますが、そこでリンとカリウム値の指摘を受けるわけです。

私の場合もリンやカリウム値を管理基準の範囲内に収まるよう常に注意を続けていました。
※リンは透析前3.5~6.0mg/dL
※カリウムは透析前の目標値:5.5mEq/L以下、透析後の目標値:3~3.5mEq/L

しかし時にリンの値が上限の6.0mg/dLを超えることもありそのたびに食事内容を見直すことがありました。
私の場合、早い段階で副甲状腺除去手術を受けましたので、インタクト(副甲状腺ホルモン)が正常値内にコントロールできたためどうにかリンのコントロールはうまくゆきました。
自分では合格点をつけたいほどリンとカルシウム値のコントロールに努力してきましたが、それでも透析を開始してから約23年後に、動脈硬化による心筋梗塞に見舞われ、手術を受けているのです。
これは、リンとカルシウム値のコントロールが悪いと、リンとカルシウムが結合してリン酸カルシウムとなって石灰化があちこちの血管内で生じることを裏づけています。

リンには
●私たちが食する食べ物(肉・魚・乳製品・野菜・果物など)のたんぱく質に含まれている〚天然の有機リン〛
●食品添加物のように人工的に作られている無機リン(リン酸塩)
の二種類があります。
そして、これらのリンは体への吸収率にも大きな違いがあります。

ちなみに食べ物100g中の多い食品はこちら↓

カタクチイワシ(田作り)2300mg・桜えび(干)1200mg・南瓜煮つけ1100mg
それでも天然のリンなので吸収率は全体の3-4割です!
※ちなみに乾燥しているカタクチイワシや桜えびを100gも一回で食べることはかなりの量ですね。一食当たり摂っても10gほどだと思います。

しかし加工食品に入っている無機リンは体内吸収率がなんと100%近くもあります。例えば市販のソーセージの場合pH調整剤やリン酸塩が添加されているものでは100g当たり約200gもの無機リンが含まれており、無添加のソーセージのおよそ2倍の含有量です。※ソーセージ100gくらいはついつい食べることが出来る量なので添加物の入ったものを選んでいる場合は注意が必要です。

リンはカルシウムと一緒に骨を作り、また筋肉を作るとても大事なミネラルです。しかしながら、慢性腎不全になりますと血液中にリンが溜まり、その結果血管に石灰化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まります。多くても少なくても体にとってはよくないので、通常は腎臓を介して濃度を調節しています。腎臓が正常な場合は血中濃度は2.5~3.5mg/dLに保たれています。
しかし腎機能の働きが30%以下になると十分に排泄されなくなり、血中のリン濃度が上がります(高リン血症)。特に透析が必要となった方は要注意で高リン血症の状態が続くと骨からカルシウムが溶け出し骨がスカスカになってしまいます。
血液中にリンが溜まると副甲状腺ホルモンが増えその結果骨を溶かします。また骨から出てきたカルシウムと血液中のリンが結合して骨以外の血管や筋肉などにくっついてしまいます。中でも血管内にくっついてしまうと動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなってしまいます。
血液中のリン濃度が7.0mg/dL以上になると透析患者さんの寿命が明らかに短くなると透析医学会の統計で明らかになっています。

腎臓が正常な人の血液中のリン濃度は2.5~4.5mg/dLですが、透析患者にとっては3.5~5.5 mg/dLの範囲が最適と考えられています。
一方、低すぎるのも骨を弱くすると考えられています。
またこの値は血液中のカルシウム濃度とも関連があり、カルシウム濃度は8.5~9.5 mg/dLに保たれ、カルシウムとリンの濃度をかけ合わせた値(Ca×リン積)は55以下(できれば45以下)が動脈硬化を予防する上で良いと考えられています。

血液中のリン濃度を保つには食事療法が基本です。通常では食事中のリンの含有量は1日1000~2000 mgであり、その60%が腸から体に吸収されます(600~1200 mg)。
腎臓が正常であればこの吸収された分はすべて尿から排泄されます。ところが、血液透析や腹膜透析では1日300mg程度しか血液から取り除くことができません。
ですから食事中のリンは透析をしている方は1日800 mg以下にする必要があります。そして、それでも多くなってしまう分は薬で取り除くしかありません。

私のように透析に入ってしまったら大変です。腎機能が残っているうちに気を付けていきましょう。

バックナンバーはこちら
④緊急レポート!手軽に買える食品は透析への近道切符!?

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投稿者: ゆっきー

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