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腎臓に良い食生活 コーヒー編

こんにちは、純炭社長の樋口です。

腎臓病には水分補給が大切


慢性腎臓病と言われたけれど、透析には入りたくない…とおっしゃるお客様に対して、純炭粉末公式専門店では「脱水症状が繰り返されると慢性腎臓病のリスクが高まるので、しっかり水分補給して下さいね!とお願いしています。(腎臓病と水分摂取に関する記事はこちらをクリック)

水分不足はクレアチニン値が上昇する


この時期は夏場のように喉が渇きにくいので、冬の脱水には気が付きにくく注意が必要です!「水分補給にコーヒーやお茶を飲むと、カフェインによる利尿作用で脱水が進んでしまうこともあるので、できるだけノンカフェイン飲料にして下さいね」とお伝えしています。

カフェインの多いコーヒーの場合

コーヒー
コーヒーのカフェインによる利尿作用で脱水になるので、飲み過ぎないようにとお話ししていましたが…2017年の米国腎臓学会でポルトガルの医師が、「慢性腎臓病患者でもカフェイン摂取量が多いと死亡率が減少する!」という結果を報告したのです。

コーヒーについての論文

コーヒー

1日のコーヒー摂取量が多いほど全死亡率が低下する (2017年欧州心臓病学会)
1日2杯以上のコーヒーで女性のウツが減少 (2011年ハーバード大学)
1日4杯以上のコーヒーで口腔・咽頭がん死亡リスク半減 (2012年米国がん協会)
1日4杯以上の非喫煙女性で脳卒中リスクが43%低下 (2009年Circulation)
1日3~4杯のコーヒーを飲む日本人で心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患の死亡リスクが36~43%低下 (2015年東京大学・国立がん研究センター)
55歳未満はコーヒー1日4杯以上で全死亡リスクが増加する
※このような真逆な報告も一部あります。
(2013年Mayo Clin Proc)

慢性腎臓病は比較的高齢になってから発症する病気です。「55歳未満で腎機能の低下が指摘された方は1日4杯を限度に、55歳以上であれば気にせずにコーヒーを摂取した方が良い」という世の中がやってくるのかも知れません。今日の常識が明日の非常識になる世の中ですので(笑)。

腎臓病とコーヒーの関係

医学論文

「コーヒーは慢性腎臓病の死亡率を低くする」として、では「コーヒーは腎臓に良い飲み物なのか?」「コーヒーを飲む人と飲まない人では慢性腎臓病発症リスクは違うのか?」という問題は残ります。調べてみるとこのような論文がでていました。

Association of coffee consumption and chronic kidney disease: A meta-analysis.(コーヒー消費と慢性腎臓病の関連:メタ分析)
Wijarnpreecha K et. al
Int J Clin Pract. 2016 Dec 9.

コーヒーの消費量と慢性腎臓病の関係に関して、4つの観察研究論文から14,898人のデータを大規模解析した結果、コーヒーを1日1杯以上飲む人がコーヒーを全く飲まない人に比べて慢性腎臓病になるリスクは0.71(95%信頼区間は0.47-1.08)であり、コーヒーは腎機能を低下させない(むしろ腎臓を守る傾向があるかもしれない)ということがわかったのです。

コーヒーを飲むときの注意点

水分補給
ただし、コーヒーを飲んだら利尿作用で体内の水分は失われてしまうので、腎臓の脱水を防ぐために少なくともコーヒーの倍量程度の水をチェーサーとして飲んだ方が良いと思います。
コーヒーを飲むと気分転換できたりリフレッシュしたりできますよね。上手にコーヒーと付き合って毎日を楽しんでくださいね。

純炭粉末公式専門店はこちら

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純炭社長:樋口正人 代表取締役社長CEO
中外製薬で腎臓病治療薬(エリスロポエチン)の創薬研究に従事。金沢医科大学医学部腎臓内科非常勤講師を経て、2009年株式会社ダステックを創業。 長期服用を前提とした安心・安全な食用炭「純炭粉末」の研究開発や自社製造を続ける傍ら、腎臓病の知識・腎臓内科の受診のすすめ、腎臓をeGFRで管理することの重要性など、慢性腎臓病患者さんに対する情報発信、啓蒙活動に取り組んでいる。

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この記事を書いた人
純炭社長:樋口正人

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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