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腎臓病食生活食事制限

寒くなるとうっかり塩分過多な食生活に…慢性腎臓病(CKD)では塩分の摂りすぎに要注意

こんにちはゆっきーです。

10月も後半に入り、”もう今年も終わりかー”なんて思う時期ですね(まだ早い?)

寒くなってくると冬場に食べたくなる、鍋物やおでん、シチュー、ポトフ・・・などのあったかメニューには塩分が多く、注意が必要です。

先日ご紹介した、医療従事者向けの腎臓病専門誌『腎と透析』に載っていたよろず健康相談より”賢い塩分の摂り方”について解説したいと思います(*^^)

なぜ腎臓病は減塩?


腎機能が悪くない健康な人でも、塩分摂取量が過多だと高血圧や臓器障害などを引き起こす危険があります。

ましてや、腎臓に不安がある人は体から余分なナトリウムを十分排出できなくなるので、お医者さんからも「減塩をしましょう」と言われている人が多いですよね。

塩分過多だと腎臓にどう影響があるの?

cdkと減塩
塩分を摂りすぎると・・・
・血圧の上昇
・過度の塩分摂取自体が腎機能障害の原因
・塩分摂取量に比例して尿蛋白も増える
などなど、腎臓病には悪いことばかりです。

参考文献※(1),(2)

1日に摂っていい塩分は何グラム?

ラーメン一杯で14gの塩分は腎臓に大打撃

日本人は世界から見ても塩分を摂りすぎている

健康的な日本食の唯一の欠点は塩分が多いこと。

日本人の塩分の平均摂取量は1日12gにも上ります。

塩分12gと言われてもピンとこないかもしれませんが、ラーメン一杯食べた時にスープを全部飲んでしまうと、約6~9gの塩分摂取量になり一日分をオーバーしてしまいます。

医師に減塩と言われた場合は

医師に減塩と言われた腎臓に不安がある人は、1日の塩分摂取量は3g以上6g未満と推奨しています。

(過度な減塩は逆に体によくない事がありますので下限も設定されています)

6gという事は、塩分を気を付けていなかった時の半分にしなければならいという事です。

ラーメン一杯スープまで飲みほすと、腎臓病の人の上限をオーバーしてしまいます。

濃い味で舌が麻痺!?


長い間、塩分濃度の濃い食事を続けていると、本来は塩が多すぎると嫌悪感を感じる部分が麻痺してしまい、もっともっと塩分を欲するようになってしまうという研究結果もあります。

また、亜鉛やカリウムが欠乏していると、同様な味覚障害を起こりやすくなります。

※参考文献(3),(4),(5)

麻痺した舌をリセットする方法も

CKDと麻痺した舌
味覚を感じる舌の細胞は一週間ほどで入れ替わります。

一週間だけでも減塩生活をすると、麻痺した細胞が入れ替わり、正しく塩分を感じることが出来るようになるようになる方も多いそうです。

(※但し危ない減塩商品にはご用心、詳しくは『危ない減塩商品にご用心』参照)

おわりに

塩
ゆっきーの父も病院で減塩しなさいと言われているのに、醤油やドレッシングをたくさんかけなきゃ嫌みたいで困っています(+o+)

すこし荒療治かもしれませんが、教育入院というものをしてくれる病院もあります。

減塩・・・とお医者さんや栄養士さんに言われたら、入院で一週間、舌の細胞をリセットできるのか相談してみてもいいかもしれませんね。

参考文献
※(1) BMC Nephrol 15 : 57,2014
※(2) Am J Kidney Dis 67 : 936-944,2016
※(3) Kidney Int 76 : 638-643,2009
※(4) Nature 464 : 297-301,2010
※(5)Appetite 83 : 236-241,2014

この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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