腎機能の低下が指摘されたら血清マグネシウム濃度を測定してもらいましょう!

投稿日: カテゴリー ●腎臓病について,  ・健康についての雑学, 【純炭社長のつぶやき】
マグネシウムの多い海草

こんにちは。

純炭社長@糖質制限中の樋口です。

1月19日のブログで

高マグネシウム血症の危険性があるので腎機能が低下したら
「スイマグ」のようなマグネシウム製剤は使わない方がよいことを紹介しました。

ところが!

1月23日のメディカルトリビューンに驚くべき記事が掲載されました。

「血清マグネシウム高値で透析患者の骨折リスクが低下する!」

マグネシウムと骨折

これまでは「骨」といえばカルシウムやリン、副甲状腺ホルモン(PTH)の
重要性が指摘されてきましたが、実は骨折リスクを知るには
マグネシウム濃度を知ることが大変重要だということも分かりました。

血清マグネシウム濃度の正常範囲は1.8~2.6 mg/dLですが、2.7~3.0 mg/dL程度の
軽度高マグネシウム血症の透析患者がもっとも生命予後が良好だとか。

その理由はマグネシウムが血管石灰化を抑制するためではないか?
と考えられています。
血管石灰化とは、血管を作る膜にカルシウムが沈着して
骨のように固くなってしまう怖い病気です。
血液中のリン濃度が高いと石灰化が進行してしまいますが、
マグネシウム濃度が高いとリンの悪影響を除去してしまうのです。

リンとマグネシウムと血管

だからと言って高マグネシウム血症を目指すのは間違いです。
メディカルトリビューンの記事では
「血清マグネシウム濃度は4.0 mg/dL以下に」と書かれています。

吐き気や嘔吐、立ちくらみ、眠気、倦怠感、脈がおそくなる、
といった症状は高マグネシウム血症の症状なので、病院で検査してもらいましょう。

医学の世界では今日の常識が明日の非常識になってしまうことが良くあります。

最新の情報を精査しながら、何が本当なのかを
自分で判断して実行することが大切ですね。

ちなみにマグネシウムを多く含む食材は海藻です。

血清マグネシウム濃度は治療の対象とは考えていないお医者様も多いため、
通常の血液検査では測定してもらえません。
「検査項目にマグネシウムを追加して下さい」と伝えることが大切です。
費用は1500円ほどだと思います。

ダステックが人間ドックをお願いしている、金沢市の浦田クリニックでは
栄養解析メニューがあり、血清マグネシウムを含むミネラル解析も行ってくれます。
金沢近郊の方にはおすすめです。

純炭粉末公式専門店は→こちら

純炭社長

投稿者: 純炭社長

純炭粉末の(株)ダステック代表取締役社長。中外製薬で腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の開発に携わった後に、ESA製剤が不必要になる世の中(すなわち腎臓病が無くなる世の中)を目指して47歳で起業しました。元金沢医科大学医学部非常勤講師。ケトジェニックダイエットシニアアドバイザー・AGE研究協会認定講師でもあります。「出す」健康法で健康寿命を延ばすのが夢! 最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとしてサラメシも提供しています(笑)。

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