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酸化が先か、糖化が先か?腎臓を守る豆知識

こんにちは、純炭社長の樋口です。

突然ですが、「酸化ストレス」という言葉を聞いたことがありますか?
おそらく大半の方がイエス!と答えると思います。
酸化ストレスとは血管などが錆びついて固く脆くなってしまうイメージですよね。

では、「糖化ストレス」という言葉は聞いたことがありますか?
おそらく大半の方がノー!と答えると思います。

今日のブログでは腎臓病の原因でもある糖化ストレスに関して純炭粉末公式専門店が解説したいと思います。

太古の昔、生物は猛毒である酸素を使ってエネルギーを作りだす術を獲得しました。

と同時に、抗酸化能を身につけたのです。

SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やカタラーゼに代表される抗酸化酵素は、体内のいたるところに存在し、身体が活性酸素によって傷つけられるのを防いでいます。

下の図をご覧ください。

縦軸にSOD活性を、横軸に寿命をプロットすると、直線関係が成り立ちます。

SOD活性が高いほど、長生きであることがわかります。

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しかし、SODに代表される抗酸化活性は加齢と共に低下してしまいます。

その原因はなんでしょうか?

私は糖化が加齢に伴う抗酸化能低下の原因の一つだと考えています。

生物は酸素を使うことを決めた時に抗酸化能を身につけましたが、現代人のように糖にまみれた生活をおくるとは予想できなかったのです。

ですから、抗糖化能は非常に脆弱です。

下の図はSODが各種の糖によって糖化を受け、抗酸化能を失ってしまう結果を示しています。

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身体を酸化から守っているSODも、糖化には勝てず、AGE化(終末糖化産物化)して、身体が錆びていくと考えられます。

興味深いのは、ブドウ糖(グルコース)よりも果糖(フルクトース)の方がSOD活性を低下させている点です。

果糖はブドウ糖に比べて吸収が良く、AGEs(終末糖化産物)を作り易いことが知られています。

腎機能が低下すると「果物は控えてくださいね」と言われます。その理由は果物に含まれるカリウムを制限することにありますが、もう一つの理由は果糖による腎臓のAGE化を防ぐことでもあるのです。

身体の糖化を抑制することによって、酸化が抑えられ、腎機能の低下を抑制できるばかりか、美容と健康を維持することも出来るのです。

また、お子さんが大好きな清涼飲料水の成分を見て下さい。

必ずと言っていいほど、「果糖ブドウ糖液糖」が使われています。

次の世代の健康を守るということは大人の大切な使命だと考えます。

 

この記事を書いた人
樋口正人(純炭社長)

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

「酸化が先か、糖化が先か?腎臓を守る豆知識」への5 件のフィードバック

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