運動した人・しなかった人の腎機能維持に差が出る?腎機能を維持する運動の方法

+1000歩で未来が変わる!腎臓と運動の話

最近の研究で、運動は”腎機能そのものを守る”可能性があることが、次々と報告されています。
しかも、特別なスポーツや激しい運動をする必要はありません。
今月号では、こんな結果が出てるなら少し体を動かしてみるか・・・と思える【最新研究論文】をご紹介します。
【最新研究論文1】運動習慣とeGFRの変化を調査

透析前の慢性腎臓病患者770人を対象にした研究です。
約3~12ヶ月『運動を続けたグループ(※)』と『運動を行わなかったグループ』で、eGFRの変化を比較しました。
その結果、運動を続けた人の方が、eGFRの低下がゆるやかだったことが分かりました。
今回の研究のポイント
今回の研究では、運動を続けた人のほうが、腎機能の低下がゆるやかな傾向がみられました。
まだ運動習慣がない方は、この秋、無理のない運動から始めてみませんか。
(※)有酸素運動・筋トレ・その組み合わせ・太極拳など様々な運動を行った研究を総合的に分析。
出典:Traise A, et al. J Nephrol. 2024.
【最新研究論文2】運動の種類によってeGFRへの影響は違う?

透析前の慢性腎臓病患者1,827人を対象にした研究です。
約3~12ヶ月、筋トレや有酸素運動を継続したグループと、運動プログラムを行わなかったグループで、eGFRの変化を比較しました。
その結果、筋トレや有酸素運動を続けたグループでは、運動プログラムを行わなかったグループよりも、eGFRの改善がみられました。
特に今回の研究では、筋トレを続けたグループで、より大きな改善がみられました。
今回の研究のポイント
筋トレには、慢性炎症を抑えたり、腎臓の老化を抑える働きがあると考えられています。
無理のない範囲で、日常生活に筋肉を使う運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
出典:Li W, et al. BMC Nephrol. 2026.
+1000歩増やすための、ちょっとした工夫

まずは、『いまより+1000歩』を目標にしてみませんか?
運動のために時間を確保しなくても、日常生活の中で歩く機会を少し増やすことができます。
まずは、スマホの歩数計アプリなどで、普段どのくらい歩いているか確認してみましょう。
そのうえで、できそうな工夫を1つずつ取り入れていくのがおすすめです。

普段の買い物や散歩のときに、少しだけ遠回りして歩く距離を増やしてみましょう。

入口から少し離れた場所に車を停めるだけでも、自然に歩く機会を増やせます。

すべて階段にする必要はありません。
まずは1階分だけなど、無理のない範囲から始めてみましょう。
歩くだけじゃない、筋トレ要素も生活にプラスしてみよう

2つ目の論文では、筋トレも腎機能の維持に役立つと報告されています。
特別な器具を使わなくても、日常生活の中で筋肉を使う動きを取り入れることができます。
そこで、生活の中に『ついで筋トレ』を取り入れてみましょう。

椅子から立ち上がる動きは、太ももやお尻の筋肉を使います。
手すりや机につかまりながらでも大丈夫です。

歯磨きなど、毎日の習慣に合わせて行うと続けやすくなります。
ふらつきが心配な場合は、洗面台などにつかまって行いましょう。

水の入ったペットボトルを使えば、自宅でも簡単に腕の運動ができます。
重すぎないものから始めるのがポイントです。
チリツモ運動は1日20分で大成功!

慢性腎臓病の診療ガイドラインによると、中強度の運動を週150分以上行うことが、目安のひとつとして紹介されています。
1日あたりにすると、平均約20分が目安です。
しかも、20分間まとめて運動する必要はありません。
朝5分+昼5分+夕10分のように、コツコツ行ってもOKです。
毎日の生活の中で、少しずつ取り入れてみましょう

中強度の運動といっても、特別な運動を始める必要はありません。
普段の生活の中で、少し息が弾むくらいの動きを意識するだけでも、運動時間を積み重ねることができます。
たとえば、
・いつもより少し早めに歩く
・庭仕事や畑仕事をする
・自転車で近くまで出かける
・孫や子どもと体を動かして遊ぶ
・テンポよく家事をする
など、日常の動きも取り入れ方しだいで運動につながります。
ポイント
できる時間に、少しずつ体を動かすことが大切です。
朝5分、昼5分、夕方10分など、生活の中で続けやすい方法を見つけてみましょう。
その日の体調に合わせて、無理のない範囲で続けることも大切です。
今月号のメモ

1日20分運動するなら、何を組み合わせますか?
できそうな運動にチェックを入れて、時間を書き込んでみましょう。
□ 散歩 __分
□ お出かけついでに歩く __分
□ 椅子の立ち座り __分
□ 庭・畑仕事 __分
□ 歯磨き中のつま先立ち __分
□ ペットボトルで筋トレ __分
□ その他 ______ __分
合計 __分
(2026年11月号として配布したものです)
![]() ![]() | 弊社では、腎臓が気になる方へ 『腎機能を守るコツ』を分かりやすく発信しています。 弊社は、金沢医科大学で開発された、炭素材「純炭粉末(じゅんたんふんまつ)」の研究・製造販売を行っています。 炭の研究開発を行う製造メーカーだからできる、炭サプリの安全性も解説しています。 「腎臓 純炭粉末公式専門店」や「腎臓 炭サプリ」で検索いただければ『純炭粉末(じゅんたんふんまつ)』について、詳しい情報をご覧いただけます。 |
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- この記事を書いた人
- ゆっきー
いつまでも、生き生きと元気で暮らすには『心と体』双方のケアが欠かせません。
最新の健康情報や論文情報に目を光らせ、様々な角度から腎臓病に役立つ『きよら通信』として編集し、お届けいたします。
長年不眠症、腰痛持ち、食べるの大好きな万年ダイエッター(糖質制限ダイエット、ケトン体ダイエットも実践済)です。
気になることは実践することにしているので、食事・体の事・メンタルの事まで、経験に基づいた健康オタクでもあります。
フリーダイヤルでの相談にも、親身にお答えいたします。

