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便秘になって初めてわかった便秘のメカニズムと薬や食べ物の選び方(その1・出しやすい便の状態)

こんにちは。純炭社長の樋口です。
12月は人間ドックや学会発表、親戚の結婚式、忘年会などイベントが盛りだくさん。


そこで「ちょっと体重を減らしておこうかな」と軽い気持ちで始めたダイエットによって見事な便秘になってしまいました。
便秘を解消するためには、便秘の大敵”うんちクン”の正体と”うんちクン”が腸の中でどんな振る舞いをしているのかを知ることが大切です。敵を知らずして戦えませんからね(笑)。

お客様から一番多いご相談内容は便秘

便秘と腎臓病
お客さまから”医薬品の副作用によると思われる便秘”についてのお悩みをよくお聞きします。
「何日便がでなかったら便秘なの?」
「ぜんぜん苦しくないけれど何日も便がでないのが気になる」
「便意はないけれど浣腸をすると沢山でてきた」
「ウサギの糞みたいなコロコロ便」などなど
だがしかし、何をもって便秘というか?って確固たる定義な無いことをご存じでしょうか。

便秘の定義とは?


日本内科学会は、『3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態』を便秘としています。
一方、『慢性便秘症診療ガイドライン』では、『本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態』を便秘と定義しています。
ということは、
・毎日排便があってもスッキリしない場合は便秘だし、
・何日間も便がでなくても不快感がなく出すべきものがないときには便秘ではない
ということになります。

あなたの便秘は何が原因?


巷にあふれる便秘対策を手当たり次第に試しても、なかなか効果がでないという方は多いのでは?今の便秘の状態を正しく見極めて、うんちクンとの正しい付き合い方を考えてみましょう。

うんちの構成成分ってどんな割合?

まず最初に”うんちクン”はどんなもので出来ていると思いますか?
消化されなかった食べたもののカス、それが”うんち”だと思っていませんか?

うんちの成分
この図の通り
60%が水分、35%が腸壁と腸内細菌の死骸、食べ物の残りカスに関してはわずか5%という構成になっています。
このバランスが崩れると、便が固くなったりゆるくなったりお腹が痛くなったりして、排出させるために様々な問題が生じてしまいます。
今回のブログでは、うんちクンの構成成分のバランスが崩れないための対策を解説していきたいと思います。

うんちクン”の半分以上60%が水分


水分が足りなくなると便が硬くなってしまうことがよくわかります。
水分補給はちびちびと少量を頻回に!水の一気飲みは腸を刺激して動きをよくしますが、尿として水分が排泄されやすいので、便を柔らかくするには”ちびちび飲み”も取り入れて下さい。

食べ物の残りカスはたった5%

食物繊維で良いうんち
食べた物の残りカスが”うんちクン”の正体と思いきや、なんと5%しかないのです。ということは、食べた物はほぼ全てが消化吸収されて、人間が消化できない食物繊維などが便として出てくるんです。プチトマトを食べたあとにトマトの皮が便に混じって出てくることがありますよね。食物繊維(特に不溶性食物繊維)は水分を吸って膨らむので、便の水分や量を増やしてくれる大切な成分です。

うんちの35%はもともと腸内にあったもの!

朝食抜きで腎臓病
ちょっと驚きなのは、水を除いた固形成分の中で一番多いのが寿命を迎えた腸の細胞。そして2番目は腸内細菌の死骸。腸の細胞は数日間で新しい細胞に入れかわるので、毎日1千万個の細胞が生まれ、そして死んでいるのだそうです。ということは腸は常に生まれたてのピッカピカの細胞でできているので、老化はしないということなのです。

加齢と共に腸が老ける?


でも、加齢と共に腸が老化するって言いますよね。実はこれ、腸内細菌の老化のことをいっているのです。
腸の中には、重さにして1.5キロもの腸内細菌が棲んでいます。
子供の頃にはビフィズス菌などの善玉菌が沢山いますが、加齢とともにそれらの善玉菌は減っていく・・・これが腸の老化の正体です。腸内細菌を老化させないようにするためには、善玉菌の餌になる水溶性食物繊維を摂ると良いですよ。

◆続きはこちら◆
便秘になって初めてわかった便秘のメカニズムと薬や食べ物の選び方
その2・便を押し出す
その3・適切な便秘薬とは

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純炭社長:樋口正人 代表取締役社長CEO
中外製薬で腎臓病治療薬(エリスロポエチン)の創薬研究に従事。金沢医科大学医学部腎臓内科非常勤講師を経て、2009年株式会社ダステックを創業。 長期服用を前提とした安心・安全な食用炭「純炭粉末」の研究開発や自社製造を続ける傍ら、腎臓病の知識・腎臓内科の受診のすすめ、腎臓をeGFRで管理することの重要性など、慢性腎臓病患者さんに対する情報発信、啓蒙活動に取り組んでいる。

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この記事を書いた人
純炭社長:樋口正人

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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