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糖化糖化とは

抗糖化と腸内環境は腎臓病を遠ざけて健康寿命をのばす!

先月初旬に大阪で開催された抗加齢医学会総会に参加してきました。

この学会は医師や基礎研究者、健康食品メーカーなどが幅広く参加する学会で、
専門的な基礎医学の話題からサプリメントの話題や今話題の「糖質制限食」や「カロリー制限食」、食育までもが議論される興味深い学会です。
中外製薬で腎臓病に伴う貧血の治療薬を開発した純炭社長としては、主として腎臓を守る方法に関して情報収集を行いました。

さて、日本は世界に名だたる長寿国!
だがしかし、日本人女性の平均寿命は87歳なのに健康寿命は75歳なんです。
ということは女性の晩年は12年もの間、人の助けを借りなければ生きていけないということ。
その多くは認知症や骨折、脳梗塞による寝たきりだそうです。
なんだかな~coldsweats02 と思いませんか?

腎臓を守って健康寿命を延ばそう!

そこで、今日のブログでは抗加齢医学会で勉強してきた健康寿命を延ばす秘訣をお伝えします。腎臓病を遠ざける秘訣でもありますので覚えておいてくださいね。

健康で長生きする秘訣は以下の四つに集約されます。
①ストレスを溜めずに楽しく生きる
②食事を食べても血糖値を上げない
③腸を健やかに保つ
④食事の材料に気を付ける

①ストレスを溜めずに楽しく生きることの大切さ
ネズミを使った研究では、
何もないケージ(ネズミを飼う容器)の中で一匹で飼ったネズミに比べて、
回転カゴのような遊び道具を入れたケージで複数飼いすると脳細胞が保たれます。

更には、遺伝子改変によってアルツハイマー病様の病態を示す遺伝子改変ネズミを
回転カゴやおもちゃがある”豊かな生活”で飼うと、
脳に沈着するアルツハイマー病の原因物質が減ることも報告されました(Cell 120(5) 701-13 2005)。
豊かな生活をおくったネズミではアルツハイマー病の原因物質を分解する酵素が増えていたそうです。

この論文の筆者らは年をとってもボケない秘訣として
・ストレスを溜めない豊かな生活
・適度な運動
・他人(特に異性)への関心
が大切だと語っているそうです。

②食事を食べても血糖値を上げない
糖質(炭水化物や糖類)を食べると血糖値が急激に上がります。
それと同時にインスリンが分泌されて糖を筋肉などに取り込んで血糖値が下がるわけですが、
実は
・高い血糖値が持続することが血管を傷つけたり、糖化物質AGEを増やして病気や老化の原因になること
・インスリンが血圧を上げたり血管をもろくしたり、がん細胞の増殖を促進すること
が知られてきました。

血管の寿命が健康寿命を決めるとも言われます。特に腎臓は細かい血管の集まりなので腎臓の血管を健康に保つことが大切なのです。
血糖値を上げない!過剰なインスリンを出さない!食生活が大切です。
その為には糖質制限食が効果的ですが、間違った糖質制限を行うと逆効果になるので要注意!AGEが少ない食事と腸内環境を乱さない糖質制限食が大切です!

巷では糖質制限は危険!という情報もありますが根拠はあいまいです。
逆に、アメリカ糖尿病学会が様々な研究から糖質制限食を容認したことに注目すべきです。
更に驚いたのは、同学会がたんぱく制限食は腎機能保持に役立たないので推奨しないと発表したこと。
日本の常識と世界の常識はかけ離れている場合が多いものです。

③腸を健やかに保つ
血管とともに寿命を決めるのは腸だと言われています。
腸は栄養素を吸収する臓器ですが、腎臓病の原因物質インドールなどの様々な毒素が出来てしまう臓器でもあります。
特に、悪玉菌はたんぱく質や脂質から毒性の高い物質を作るので要注意。
一方、善玉菌は食物繊維などの糖質を餌にして酢酸・乳酸・酪酸を作りだし、
腸内環境を酸性に傾けて悪玉菌を駆除しようとします。

腸を健やかに保つためには
・便秘を避けること
・善玉菌を増やすこと
・アルコールなどによって腸の細胞同士の結びつきが弱くなり、本来は吸収しないものまで体内に取り込んでしまう現象(リーキーガット)を防ぐことが大切です。

④(腎臓に良い食べ物にも共通する)食事の注意点
現代人は食事を通じて様々な物質を体内に取り込みます。
人間の体は食べたもので形作られるので、安心・安全なものを食べたいのは山々ですが、加工食品などに含まれる添加物やトランス脂肪酸、糖化物質(AGEs)などは避けることが難しい状況です。

・酸化した油で調理された食材は避ける
・できるだけ自分で料理する
・AGEsができやすい高温調理(電子レンジや焼く、揚げる)を減らす
・リンの多い加工食品は避ける
・果糖ブドウ糖液糖のように血糖値を急激に上げる糖質に注意する
・保存料、着色料、発色剤などの添加物に注意する

忙しい現代人には中々難しい食生活ですが、知識として持っていれば、何年か後に、「そんなこと聞いてないよ~」と後悔せずにいられます。
健康寿命を延ばしてピンピンコロリで逝きたい純炭社長でした(笑)

この記事を書いた人
樋口正人(純炭社長)

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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