慢性腎臓病(CKD)の人が安易に選んではいけない市販薬、風邪薬編

投稿日: カテゴリー ■腎臓病について

こんにちはゆっきーです(^o^)/
そろそろ、風邪が流行りだす季節になってきました。
昨今の冬は新型コロナウイルスの影響で、ちょっと喉が痛いと、通常の風邪なのか?新型コロナなのか?インフルエンザなのか?って不安になりますよね。

今までなら、風邪かな?と思ったら気軽に病院に行って薬を処方してもらえたのに、今年の冬は病院に行くのもためらわれる雰囲気。まずは市販の風邪薬で様子をみようかな~と思う方も多いのではないでしょうか。

慢性腎臓病(CKD)で選ぶべき風邪薬とは


ドラックストアや薬局で購入できる市販薬は腎臓を悪くする成分があるので注意してくださいね・・・と何度かメルマガやブログで情報発信していましたが、ここで再度おさらいです。
風邪薬(総合感冒薬や解熱鎮痛剤など)で腎臓病の人にはNGなのはどういう薬でしょう??
正解は『”NSAIDs(エヌセイズ・非ステロイド性抗炎症薬の総称)”が入っていないアセトアミノフェンだけの薬を選ぶこと』※アセトアミノフェンをエヌセイズの一種と分類表記している場合もありますが、アセトアミノフェンの抗炎症作用は少ないので腎臓病でも比較的安心です。

パッケージには腎臓病でもOKと書いていない


以前のブログ『腎不全状態で体調不良になったときは』では少し説明不足だったかもしれませんm(__)m
基本的に腎臓病の人が薬を買うときは、薬剤師さんに確認するのが必須です。でも、薬をもらったり、買い置きの薬や配置薬などを飲む場合は、薬剤師さんに確認できませんよね。
先ほどから連呼している”NSAIDs(エヌセイズ)”は、総称なので薬のパッケージには親切に書いてありません。
代表的な”NSAIDs(エヌセイズ)”は下記の名称で医薬品の成分表示にかかれています。
・アセチルサリチル酸(商品名:アスピリン、バファリン)
・イブプロフェン
・ロキソプロフェン(商品名:ロキソニン)
・ジクロフェナク(商品名:ボルタレン)
やっかいなのは、この4種類以外にもある事。
下に行くほど効き目が強くなる傾向にあります。

市販の風邪薬の選び方、3つの具体例

選んではいけない例


↑これは総合感冒薬と解熱鎮痛剤の例ですが、どちらも”イブプロフェンというエヌセイズ”が入っているのでNGです。
『イブプロフェンがよく効く!!』なんてフレーズで、風邪薬のテレビCMなんかで宣伝しているのを聞いたことがあるはず。(でも腎臓病にはダメな奴!って覚えておきましょう。)

選んでOKな例


↑これはOKなパターン。アセトアミノフェンのみの総合感冒薬です。
(でも成分の2行目以降は、エヌセイズなのか、そうじゃないのか・・・?普通の人にはわかりませんよね。だからその為に薬剤師さんがいるのです。)

判断できない例


↑こんな個包装のものだけだと、そもそも何の成分が入っているが確認できません。
インターネットが使える人はちょっと調べれば出てくるかもしれませんが、安易に飲むのは怖いですよね。
ちなみにこの『パブロンSゴールドW』の成分をネットで調べると
『アンブロキソール塩酸塩・L-カルボシステイン・ジヒドロコデインリン酸塩・アセトアミノフェン・クロルフェニラミンマレイン酸塩・リボフラビン(ビタミンB2)』となっていますので、アセトアミノフェンだけの大丈夫な風邪薬ではあります。(でもそれ以外の成分は・・・以下同文)

漢方薬なら選んでも大丈夫?


横文字ばかりで、ゆっきーも読むのが嫌になってきました(笑)
やっと本題ですが、今日お客様から質問があったのは”漢方薬(葛根湯)なら飲んでも大丈夫?”といったご質問でした。
結論から言うと、葛根湯という生薬のみ配合の物であれば、おそらく大丈夫だと思います。ただし葛根湯にも様々な種類があるかもしれない(葛根湯入りの総合感冒薬はエヌセイズ入りの場合も)のでよくよく確認しましょう。

”おそらく大丈夫”その訳は?


葛根湯と言えば、漢方薬のツムラさんのホームページをのぞいてみましょう。
世に出回っている医薬品には『添付文書』という薬の説明書がついています。これは買った薬の中に入っている細かい文字の白色の紙(ゆっきーはよく読まずに捨てちゃうやつ)の事です。
これは薬を購入する前にもインターネットでも確認することが出来ますが、実はこの添付文書には、ほとんどの医薬品で『相談すること。次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。腎臓病と診断された人。』と書いてあります。
実際、生薬成分だけの葛根湯(ツムラのHP)も例外ではありません。エヌセイズが入っていないのに?どうして?ってなりますよね。

慢性腎臓病(CKD)と薬の関係

ポリファーマシー 多剤服用
そもそも、多くの薬は腎臓から排泄されます。
ちょっと専門的になりますが、薬の効果は血液中の濃度と血液中に留まる時間に左右されます。腎機能が低下している人は、健康な人よりも薬が排泄されるまで時間がかかります。
そうなると、薬の有効成分が効き過ぎたりするので、ほとんどの医薬品には『腎臓病と診断された人は相談すること。』と書いてあるのです。

市販薬に頼るのは3日間まで


以前のブログ『6種類以上の処方薬、危険です』でも、かかりつけ薬剤師を作ることを推奨しています。判断しかねる市販薬を飲む場合は薬剤師さんに聞きましょう。
もしエヌセイズ入りの薬をうっかり飲んでしまった場合はすぐに飲むのを止めましょう。エヌセイズはその成分自体が腎機能を低下させます。
また、3日以上市販薬の服用でよくならない場合は、すぐに病院へ行きましょう。

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投稿者: ゆっきー

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「慢性腎臓病(CKD)の人が安易に選んではいけない市販薬、風邪薬編」への6件のフィードバック

  1. 有益な情報をありがとうございます。86歳の母は年齢相応と言われていますが腎機能が低下してきています。飲み薬では摂っていないと思うのですが、膝に貼る湿布薬を毎日のように使っていて、成分はNSAIDsです。白内障手術後の目薬もNSAIDsのものがありましたが、そういうものも経口摂取と同様な影響があるでしょうか?この頃はどこを向いても猫の治療も非ステロイド系消炎鎮痛剤だらけと感じます。。

    1. 代表的なNSAIDsであるロキソニンで調べてみましたが、湿布薬の場合には禁忌(投与してはいけない)や慎重投与に腎臓病は含まれていませんでしたので大丈夫だと思います。
      ちなみにロキソニン60ミリグラムを飲んだときの最高血中濃度は約5マイクログラム、400ミリグラムを皮膚に貼った場合は約0.09マイクログラムと1/50以下でした。
      とは言うものの、微量ですが血液中に存在しているので腎臓の血液量が下がらないように、十分な水分をとることを心がけてくださいね。

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