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なぜ私は人工透析を拒否してきたか~腎不全発症から10年~【書評1】(難易度:初級)

こんにちは。

純炭社長の樋口です。

今回から腎機能8%でも透析を回避しているリュウ・ウェイ(劉薇)さんの驚くべき(というよりも現代医学の常識とは真逆な)生活習慣を紹介しています。

詳しく知りたい方は、この書籍を読んでみて下さいね。

透析に入らない生活習慣

を純炭社長は以下の5つに分類しました。

1) 雑穀を中心とした食事内容と食事回数。
2) 自らの価値観で慢性腎臓病と向かい合い、医師や栄養士まかせにしない。
3) ストレスをためない。
4) ヨガや運動、代替療法を取り入れる。
5) 「自分は病気である」という意識を改革する。

劉薇さん流の食事方法

↑一般的な病院食はこんな感じ(例:糖尿病食)
初回の今日は1)雑穀を中心とした食事内容と食事法について書いてみます。

病院での腎臓病食の常識

現在の病院で指導される腎臓病食は主として、
「たんぱく質制限」、「塩分制限」、「カリウム制限」、「リン制限」
から成り立っていることはご存知かと思います。
大の肉好きで大食漢だった劉薇さんは肉を食べるのを一切やめ毎食のメニューを2週間分記録。
結果を栄養士さんに見てもらうという生活を続けたそうです。

あれもダメ、これもダメ

食事記録を見た栄養士さんは「これは多いですね。これも多いですね。」とどんどん省かれて「食べてはいけないものが」どんどん増えていき何を食べたら良いのか分からなくなってしまった劉薇さん。

カロリー不足を糖と油で補う?

腎臓病食はたんぱく質を減らした分のカロリーを他の栄養源で補わなければなりません。純炭社長が読んだ専門書には「植物油などの油脂類、砂糖や炭水化物などの糖質でカロリーを補いましょう。」と書いてありました。
駄菓子菓子、糖質制限食やケトジェニックダイエットを実践してきた純炭社長的から見ると、あまりにも不親切な書き方としか思えないのです。

どの”油”を選ぶべきか


植物油といってもサラダ油やオリーブオイルなど種類によって、オメガ3、オメガ6、オメガ9の含有量が様々です。
マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれています。
カロリーの問題だけ書かれていて、どんな油脂を食べれば良いのかという質の問題が書かれていないのです。
(純炭社長のおススメはオメガ3脂肪酸が多いエゴマ油・亜麻仁油・フィッシュオイル、ココナッツオイルやMCTオイルなどの中鎖脂肪酸)

どの”糖”を選ぶべきか


糖質に関しても、血糖値を急激にあげてしまう砂糖や白米・食パンよりも、食物繊維が多く血糖値を上げにくい雑穀や全粒パンの方が好ましい(と純炭社長は思っています)とは書かれていません。

 

“たんぱく質”も何を選ぶ?


また、「たんぱく質は制限するものの、たんぱく質は筋肉や臓器を作る大切な成分なので良質なたんぱく質をとりましょう。しかし、たんぱく質にはリンが多く含まれるので気を付けましょう。」
と書かれているだけで、ハムやソーセージ、コンビニ食などに添加されている無機リンの話は出てきません。

 

劉薇さんの母国中国では


中国では「腎臓は養わなければならない」という考え方があるそうです。
どんな食事が腎臓を養うのか?・・・・劉薇さんは雑穀にたどり着きます。
(ただし、そんじょそこらの雑穀ではないのです。詳しくは書籍を読んでみて下さい。)

劉薇さんが実践する7つのルール

彼女がたどり着いたルールを少しだけ紹介します。

雑穀を食べる。 低たんぱく質米でなく白米と雑穀を1:1で炊いたご飯などの主食7、旬の野菜を使ったおかず3の割合で組み合わせて食べる。
塩分量は1品ではなく、1日で考える。 惰性で1日3回食事を摂ると一回当たりの食塩量が少なくなり味気なくなります。体が求めていなければ3食取る必要なし。香辛料などを上手く使って1日当たりの食塩量を減らすことがコツ。
黒い食材を食べる。 中国では黒い食べ物は生命力を強くすると言われているようです。白い砂糖・白いパンは食べず、黒豆・小豆・黒米・黒ゴマ・黒きくらげなどを取り入れる。
量より質にこだわる。 腹を満たすための食事ではなく、旬のもの・無農薬・無添加など食材の質にこだわった食事を摂る。
動物性たんぱく質は控える。 豆類や大豆食品を取り入れて、肉類は極力減らす。純炭社長が受講しているAGE研究協会の山岸先生も長生きしたければ肉は控えめにと言っていたのを思い出しました。赤身肉は腸内で心血管病の原因になるTMAの原料になりますし、ステーキや焼き肉には腎臓に負担をかける糖化物質(AGE)が多く含まれます。
利尿、排毒作用のある素材を取り入れる。 小豆・はと麦・きゅうり・スイカなどなど利尿、排毒作用のある素材でむくみやだるさを防ぐ。劉薇さんはナトリウムの排出作用があるカリウムを取り入れるために「野菜のゆでこぼし」をしていないというのもビックリです。
酵素、アミノ酸、オメガ3に注目。 生野菜や発酵食品は50℃の低温調理。アミノ酸を多く含むアマランサスと豆類を摂る。オメガ3を多く含むエゴマ油・亜麻仁油・麻の実油を取り入れる。

 

なぜ彼女は透析を免れているのか?

雑穀は白米に比べて、たんぱく質・カリウム・リンともに多い食材です。それなのに劉薇さんは腎機能の悪化を食い止め、透析を回避しています。
しかし、純炭社長は思います。単に劉薇さんの食事内容を真似ただけでは腎機能の悪化を防ぐことはできないだろうと。

体の声に耳を澄まそう

劉薇さんの腎機能を維持させているのは、医師や栄養士の投薬・指導に従うよりも、自分の身体の声に耳を傾けて、身体と心が欲する事柄を選択してきたからだと思うのです。次回はそのあたりにフォーカスして書いてみたいと思います。

【関連記事】
リュウ・ウェイ(劉薇)さん流の透析に入らない生き方(その2:病院とストレスとの付き合い方)
リュウ・ウェイ(劉薇)さん流の透析に入らない生き方(その3:代替医療との付き合い方)

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この記事を書いた人
樋口正人(純炭社長)

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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