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問題は回復食|ファスティング終了

幾多の誘惑に負けず目標の7日間を水と純炭粉末きよらだけで乗り切りました。

この7日間の身体データビフォーアフターです。

体重:87.7 kg→80.7 kg
BMI:28.5→26.2
体脂肪率:27.4%→26.5%
筋肉量:60.2 kg→56.2 kg
骨量:3.3 kg→3.1 kg
内臓脂肪:16.0レベル→14.5レベル
基礎代謝:1786 kcal/日→1651kcal/日
(以上はTANITA体組成計データ)

収縮期血圧:144 mmHg→105 mmHg
拡張期血圧:97 mmHg→72 mmHg
心拍数:64→79
尿pH:約7.2→5.5

体重は「絶食医療の科学」で言っていた1日1 kg減の通りの結果となりました(驚)。予期せぬ効果としては長年悩まされていた肩こりが無くなったこと(これまた驚)。しかし、ファスティング(絶食・断食)はダイエットのために行うものではなく、疲れ切った内臓や精神に休養をあたえ、心身ともにリセットするために行うものだと感じました。これが宗教に通じる感覚なのかも知れません。

初日のブログで書いたように今回のファスティングで知りたいことにも答えが出ました。
1)尿pHでファスティング中のアシドーシス(血液の酸性化)をモニタリングできるのか?
→血液が酸性に傾くのを防ごうとして尿のpHが変化するのが確認できました。
2020年3月追記:今では血液中のケトン体を簡単に測定できますし、ウロペーパーで尿中のケトン体量も知ることができます。

2)アシドーシスは本当に24~36時間で回復するのか?
→尿pHはファスティング中、5.5をキープしていたので血液のpHを測定しないとアシドーシスが解消しているのか?は分かりませんでした。しかし、倦怠感・肩こり・頭がボーとする感じは4日目で解消し、日に日に気分爽快になっていく感じは体感できました。
2020年3月追記:1型糖尿病などの病気でなければ1週間程度の断食ではアシドーシスを心配する必要はありません。

3)血圧を下げる効果があるのか?(ファスティング終了後はどうなるか?)
→予想以上の効果でした。半信半疑でしたが高血圧治療には降圧剤は必要ないと確信しました(もっとも、食事を普通食に戻してもキープできるが?はこれからですが・・・)

さて、ファスティング期間中よりも今日から始まる7日間の回復期間が大変だと思っています。7日間休んでいた胃腸・膵臓をゆっくりと食物に慣らしていかなければなりません。一気に普通の食事をドカ食いすると4日目のブログに書いたように突然死することもあるようです。

2019年追記:本ブログをかいた2013年当時は糖質制限食やケトジェニックダイエットを経験していませんでした。現在ではファスティングの回復食は血糖値を上げる心配のないたんぱく質と水溶性食物繊維が豊富なスープが良いと思っています。ボーンブロスにオリゴ糖を入れると良さそうですね。

待ちに待った最初の食事は「おもゆ」です。おかゆの上澄み。休んでいた消化器系に赤ちゃんと同じように離乳食を与えるような感じです。一足先にファスティングを終えた方から教えていただいた理想的な食事の内容は、「孫は優しいッス」と覚えるのだそうですhappy01

IMG_0945ま 豆類
ご ゴマ類
わ わかめなど(海藻)
や 野菜
さ  魚 (ファスティング前後は食べない)
し しいたけ(きのこ類 生姜など)
い イモ 穀物類(コメ 玄米 雑穀)
つ 漬物 植物性乳酸菌
す 酢の物 クエン酸

IMG_0943回復食のおもゆ&おかゆの作り方です。
・計量カップ50 mlの位置までのお米をザルの上で洗います。
・水に浸す必要はないので、そのまま鍋にいれて500 mlの水を入れます(米の10倍)
・蓋をして強火にかけ、沸騰したら鍋底からお米を剥がすようにかき混ぜます(これが大事)
・弱火にして蓋をずらして吹きこぼれないようにしてから30分(おかゆの場合は40分)。
・ざるで濾すか、上澄みをすくっておもゆの出来上がり。
(残ったおかゆは冷蔵庫で保管して明日の朝食にでもします)

2020年3月追記:当時は血糖値やケトン体を測定する機器をもっていなかったので、断食明けの重湯やおかゆを食べた後の血糖値変化を見ることができませんでした。でも、いま断食を再度行っても、回復食に炭水化物は食べないでしょうね。

7日目に戻るend

soonその後

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純炭社長:樋口正人 代表取締役社長CEO
中外製薬で腎臓病治療薬(エリスロポエチン)の創薬研究に従事。金沢医科大学医学部腎臓内科非常勤講師を経て、2009年株式会社ダステックを創業。 長期服用を前提とした安心・安全な食用炭「純炭粉末」の研究開発や自社製造を続ける傍ら、腎臓病の知識・腎臓内科の受診のすすめ、腎臓をeGFRで管理することの重要性など、慢性腎臓病患者さんに対する情報発信、啓蒙活動に取り組んでいる。

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この記事を書いた人
純炭社長:樋口正人

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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