薬の9割はやめられる【書評】(難易度:初級)その1
こんにちは、ゆっきーです。
目次
薬の9割はやめられる!?
インターネットで見かけたこの本、日本初の「薬やめる科」を作った医師がどんな人なんだろうと思って買ってみました。
『薬の9割はやめられる』
著者:松田医院 和漢堂院長 松田史彦(発行:SBクリエイティブ)
以前のきよらブログ『6種類以上の処方薬、危険です!』でも、
「薬に頼り過ぎるのは逆に健康を損なう危険も秘めている」
と取り上げてきました。
※但し自己判断で薬を辞めるのは危険ですので、必ず医師や薬剤師に確認をしましょう※
著者の医師が開設した”薬やめる科”とは
著者である松田医師は6年前に世界で初めて”薬やめる科”を開設されたそうです。
ご本人の体験から「なぜあの患者さんはなかなか治らないんだろう?」一生懸命に治療しているのに効果が上がらない患者さんの事を考えていた時、「薬を沢山飲んでいるからかもしれない、薬が治療の邪魔をしているのかもしれない…」そう思いいたったそうです。
この本はこんな言葉から始まっています。
・薬は毒であり、薬が必要なこともあれば、薬が病気を作ることもある。
・薬に使われずにうまく使う事、ネットマスコミ医師から与えられた情報を鵜呑みにしない事。
・心と体の毒を出し、自らの治癒力を信じるべし。
薬が多いなと思ったら
こちらの本から腎臓病に役立ちそうな部分を少しだけ紹介したいと思います。
目次はこんな感じです↓
『第1章 薬が病気を作る~薬を飲む前に知っておきたい事~』
『第2章 その薬は今すぐやめられる~薬の副作用こそ問題~』
『第3章 減薬から断薬へ~一生飲み続けなければならない薬はほとんどない~』
『第4章 薬に頼らない薬やめる科の挑戦~代替療法を組み合わせた体質改善~』
『第5章 自分でできる薬やめる科~薬いらずの気持ちいい暮らし方~』
第1章 その薬本当に必要?
病院に行ったとき、医師が薬を処方してくれなかったらあなたはどう思いますか?不安になる?ヤブ医者?せっかく病院に行ったなら何か薬を出してほしい、そう思う人は多いのではないでしょうか。
病気を治すのは薬ではない!
現代の日本の医療では薬をもらうのが当たり前になってしまっていますが、薬が病気を治すのではありません。薬は治療の補助的なものであり本当に病気を治すのは”自分自身の中にある治癒力”なのです。
患者さんが何か症状を訴えたり、検査の数値が少しでも高ければ簡単に処方される薬、言われるがままに飲んでいても本当に良いのしょうか?
薬が不要な3つの理由
1つ目は明らかな病気ではないのに、飲んでいるケース。血圧やコレステロール、中性脂肪などの値は健康と診断される基準が余りにも厳しすぎるので、引っかかった人は容易に”病気”と診断されてしまいます。
2つ目は副作用があるから。
3つ目は摩訶不思議な現象(大人の事情ってやつですね)突然〇〇症候群、〇〇病といった新しい病気が提唱され、メディアに取り上げられ、それに合わせたかのように新しい薬が準備されているという現象。ここは製薬会社出身の弊社代表に聞いてみると…「私は本当に必要とされる薬(腎性貧血治療薬:エリスロポエチン,EPO,ESA)にのみ携わってきたので大人の事情は分からないな~」とのコメントでした。笑
高血圧は病気なのか?
なぜ血圧が高いと下げるように言われるのでしょうか。心筋梗塞や脳梗塞などの血管病を予防することが主な目的で、血圧が高いと命にかかわる病気になる危険がある…というのがタテマエです。
しかし、逆に『血圧が下がれば病気を防ぎ、健康で長生きできる』とは単純に言い切れません。ある大学の研究では長生きのお年寄り(100~108歳の方約150名)の自立度を調べたところ、最も自立度が高かったのがなんと血圧(収縮期)156~220のグループだったというから驚きです。また認知症の程度も血圧が高い人の方が軽かったという報告も出ています。
高齢になるほど血圧は必然的に上がる
年を取ると血管のしなやかさが損なわれ筋肉も落ちるので、勢いよく血液を流さないと全身に行き渡りません。その為、体が一生懸命血液を流すために血圧が上がるのです。ですので高齢で少しくらい血圧が高いのは病気ではない場合が多いそうです。逆に、薬で血圧が下がりすぎる方が危険なこともあります。純炭社長のブログでも紹介されていたように一過性の低血圧であっても腎臓に流れ込む血液量が減って急性腎不全のリスクが高まります。上の血圧(収縮期血圧)が110を切るようでしたら医師や薬剤師に相談してくださいね。
おわりに
本編では血糖値やコレステロール、中性脂肪も同様の理由で薬を飲んでいる人が多いと紹介されていました。
ゆっきーもお電話にて「きよらを飲むタイミングについて」のお問合せを良く受けるのですが、みなさん朝昼晩と様々な薬を服用されている方が多いです。特に血圧の薬(降圧剤)はほぼ100%飲んでいるのでは?と思ってしまうほどです。
全ての薬が”悪”という訳では決してありませんが、「この薬はなぜ飲む必要があるのだろうか?」「この薬の副作用を負担してまで飲む必要はあるのだろうか?」という事を考える機会を持つことは大切なのではないかな?と思うゆっきーでした。
気になる方は本書を手に取って読んでみてくださいね。
今回は第1章しか紹介できなかったので、続きは次回お届けします(^o^)/
書籍『日本初「薬やめる科」の医師が教える 薬の9割はやめられる(松田 史彦)』の詳細はこちら
続きもぜひご覧ください
薬の9割はやめられる(抗生物質編)【書評】(難易度:初級)その2
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