きよら通信バックナンバー
早めの暑熱順化で熱中症から腎臓を守ろう
厳しい猛暑から腎臓を守る方法
5月に入ると、地域によっては夏日(最高気温が25度以上)となる地域が徐々に増えてきますね。
1年経つと忘れていますが、昨年5/17は夏日どころか猛暑日となり、九州や岐阜県、群馬県で30度超えを記録しました。
温暖化やヒートアイランド現象により、昭和時代と比べると夏を感じる期間が50日も長くなっています。
そこで、今年は夏日が来てしまう前に、早めに暑さ対策に取り組んで頂きたいのです。
体を夏に慣らす準備をしましょう
人間の体は、体温を一定に保とうとするシステムが備わっています。
寒い時は血管を収縮し、毛穴を閉じて体温が逃げないようにしています。
逆に暑い時は、血管を広げたり汗をかくことで、体の熱を逃がそうとします。
しかし、5月なのに急に夏日になったりすると、すぐに“暑い時モード”に切り替えができません。
ですので、この時期から体の汗をかきやすくして『暑熱順化』をしておきましょう。
暑熱順化(しょねつじゅんか)の方法
5月の涼しいうちから始めるのがポイントです。
以下で紹介する『汗をかく習慣』を2週間とり入れてみてください。
【注意】しっかり水分補給をしながら、無理のない範囲で行ってください。
腎臓病の大敵「熱中症」の対策
年々夏の到来は早まっています。
熱中症になってからでは遅いので、今のうちに『腎臓にダメージをかける夏を乗り切る方法』をおさらいしておきましょう。
お出かけ時の注意点(服装、持ち物)
室内での過ごし方
覚えていますか?熱中症警戒アラート
令和に入ってから、『熱中症警戒アラート』が発令されるようになりました。
同じ気温でも、“カラッとした暑さ”と“じめじめした暑さ”では、熱中症になりやすさも変わる為、気温で判断する従来の“高温注意情報”では、熱中症による救急搬送数は減らせませんでした。
そこで、暑さ指数(※)に基づいた“熱中症警戒アラート”が令和3年以降、全国で発令されることになりました。
また、令和6年からは、さらに強い警戒を呼び掛ける『熱中症特別警戒アラート』が新設されます。
参考:環境省(熱中症予防サイト)
暑さ指数とは
気温だけでは、熱中症になりやすいかどうかを正確に判断できません。
湿度が高い日は、じめじめ蒸し暑く汗が蒸散しないので体温が下がらず、気温のおよそ7倍、体感へ影響があります。
同様に、地面や建物から日光が照り返すことで熱を受ける輻射熱は、気温の約2倍の影響をもたらします。
暑さ指数は、気温以外の影響(湿度、輻射熱、風速)を考慮して熱中症への危険度を表しています。
暑さ指数33以上は外出を控えよう
同じ気温でも湿度が高い日ほど、暑さ指数は大きくなります。
暑さ指数で33以上と予想されると『熱中症警戒アラート』が発令されます。
そして、令和6年からは暑さ指数が35以上で『熱中症特別警戒アラート』が発表されます。
警戒アラートが出ているときは、腎臓にも大きな負担がかかります。
不要不急の外出は控え、エアコンが効いた涼しい場所で、より一層こまめな水分補給を心がけてください。
熱中症警戒アラートが一番多かった都道府県は?
2023年度に熱中症警戒アラートが多く出た県別ランキングは、このようになっています。
意外なことに、寒いイメージの新潟県が1位に入るなど、緯度に関係はありません。
湿度が上がる気象条件がそろうほど、警報が出やすくなります。
夏が楽しくなる?面白コラム
(2024年5月号として配布したものです)
- この記事を書いた人
- ゆっきー
美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
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