慢性腎臓病(CKD)患者、透析回避の鍵は睡眠。睡眠の質が低いと透析リスクが1.3倍!
こんにちは、ゆっきーです。
先日の医療従事者向けの情報サイトにこんなタイトルの記事が載っていました。
睡眠障害は万病の元とも言われていますが、睡眠と透析にはいったい何の関係があるのでしょうか??
目次
透析と睡眠の関係とは?
ダステックの命題『健康寿命を延ばす』として、日々きよらを通してお客様の健康寿命にお役に立つべく情報収集や情報発信をしています。
しかし、日本では、高齢化および生活習慣病の増加に伴い、透析になってしまう患者さんが残念ながら増加の一途をたどっているのが現状です。
慢性腎臓病の重症化を防ぎ、透析導入患者の減少を実現するには・・・
喫煙や運動不足など腎臓病の進行に関わる生活習慣を特定し改善をしていくような指導が必要です。
しかし、生活習慣や食事指導まできめ細かな対応がなされない病院もあるのが現状です。
睡眠障害があると、様々な病気の原因になるとの報告がありますが、慢性腎臓病も例外ではありません。
でも、腎臓病の治療の一環で『睡眠障害かどうか?』なんてお医者さんに聞かれることはありませんよね??
睡眠障害とはどんな状態か
眠れなくなることを思い浮かべる人も多いかと思いますが、眠れないことイコール不眠症ではありません。
不眠の原因には
●環境
●生活習慣
●精神的原因
●身体的な病気から来るもの
●薬によって引き起こされるもの
などの原因があります。
自覚できる不眠以外に自覚できないもの(いびき・無呼吸・睡眠中の異常行動)も睡眠障害と呼びます。
睡眠障害についてはこちらを参照(厚生労働省のHPです)
睡眠の質が低いと透析リスクが1.3倍に
睡眠障害が腎臓病へのリスクであることも報告されていますが、その多くは健康な人を対象とした研究でした。
そこで、将来透析に至るリスクの高い通院加療中のCKD患者において、睡眠がCKDの進行にどのような影響を及ぼすかについて睡眠質問票(PSQI)に回答し、睡眠の質と時間を評価しえた1,601例を対象に、追跡開始から約4年間にどの程度CKDが進行し透析に至ったかを評価する調査を行いました。
すると、睡眠の質が低いと慢性腎臓病から透析へ移行するリスクがなんと1.3倍にもなるという結果がでています。
※参考文献(1)
睡眠障害はあなただけではない
ゆっきーもお電話でお客様のお話を聞いていると、夜中に必ずトイレに目が覚めるとおっしゃるお客様は大変多いです。
腎臓に不安がある方は神経質で心配性の性格の方が多いようなので、よく眠れないというお悩みの方が多いような気もします。
ちゃんと睡眠が取れているか心配な場合は
この研究結果より、自覚がある睡眠障害の人は、いち早く何らかの手を打った方がよいでしょう。
自覚症状のない睡眠障害もありますが、最近では睡眠に関するスマートフォンアプリもあります。
アプリを起動させて枕元に置いておくと、自身の睡眠に関する記録をとってくれたり、どんな質の睡眠をとれたのか確認できるような便利な機能も。
『睡眠・アプリ』などと検索するといろんな種類が出てくるので自身にあったアプリを探してみてもよいと思いますよ。
ぐっすり眠れると透析回避だけでなく様々な不調が解決するはずです。ぜひ、睡眠障害についてチェックをしてみてください。
※参考文献
(1)Clin J Am Soc Nephrol(2018年11月15日オンライン版)
- この記事を書いた人
- ゆっきー
美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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「慢性腎臓病(CKD)患者、透析回避の鍵は睡眠。睡眠の質が低いと透析リスクが1.3倍!」への9 件のフィードバック
誠にすみませんが、私は慢性腎臓病で通院していますが、クレアチニンの値は7.3です。当然医師より、透析しなくてはいけないと忠告を受けている状態ですが、未だ拒否しています。今は薬を処方箋(10種類位)して貰って自宅で飲んでおります。薬の中には、利尿剤もあり、夜中の睡眠中にも4~5回トイレに起きてしまいます。当然熟睡しません。
こんな私ですが、来年から純炭を定期購入して慢性腎臓病を良くしたいと思います。そこで相談なのですが、純炭を飲みながら、医者から処方箋して貰った利尿剤が入った薬を飲まなければ、夜中にトイレに行くのを減らす事は可能でしょうか?
今迄、処方箋でのクレメジンを飲んでいましたが、なんの効果もなくクレアチニンの値は高くなるばかりです。
こんな重症の私ですが、医院には通院しながら、純炭を飲みますが、何か注意事項がありますでしょうか?
誠にすみませんが、詳しく教えて頂ければ幸いです。
匿名様
コメントありがとうございます。
詳しいことは後ほどメールさせていただきますが、「食べる純炭きよら」の注意点としては以下の通りです。
1)医薬品や他のサプリメントとは同時に飲まず、2時間程度時間を空けて飲んで下さい。
2)1日目安量(6カプセル)を毎日忘れずに飲んで下さい。
3)1日3回に分けると飲み忘れが生じやすいため、時間を決めて6カプセルまとめて飲んでいただいても大丈夫です。
浮腫みや血圧改善のための利尿剤だと思いますが、お医者さまは睡眠中に4~5回もトイレに行くことを把握しているのでしょうか?
お薬の種類や飲み方を相談するのは難しい雰囲気ですか?
[…] ①しっかり睡眠をとる 以前のブログでも紹介しましたが、睡眠不足は腎臓病だけでなく健康には大敵です。睡眠の質が低い慢性腎不全の患者さんは透析になってしまうリスクが1.3倍に […]
[…] ゆっきーのブログ「CKD(慢性腎臓病)患者、透析回避の鍵は睡眠」で紹介しているように、睡眠の質が低いと透析リスクが1.3倍になることが知られています。 だがしかし、睡眠の質とは […]
[…] 以前、ゆっきーのブログ「CKD(慢性腎臓病)患者、透析回避の鍵は睡眠」で紹介しているように、睡眠の質が低いと透析リスクが1.3倍になることが知られています。 だがしかし、睡眠の […]
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[…] 以前のブログでも紹介しましたが、睡眠不足は腎臓病だけでなく健康には大敵です。睡眠の質が低い慢性腎不全の患者さんは透析になってしまうリスクが1.3倍にあがるというデータが出ています。慢性的な寝不足は心血管病が進行するだけでなく、腎臓のろ過機能も低下させます。 睡眠不足と一言でいっても、加齢による生体リズムの変化(必要な睡眠時間が短くなる)やトイレが近くなったり、足腰の痛みや、薬の副作用による不眠など原因は多岐にわたります。 ☞昼夜のメリハリをつける まずは体内時計を整えるのに効果的な方法は『朝日を浴びる』です。また、日中の活動量が少ない方(一日中家の中にいたり、あまり運動しない方)や人と会って会話をすることが少ない人も不眠になりやすいです。夜の食事は寝る3時間前までに済ませ胃腸を休ませてから寝るのが理想的です。40度くらいのぬるめのお風呂にゆっくりつかるのがオススメ。 ☞病院での治療では睡眠薬より認知行動療法 脳の活動を強制的に落とす睡眠薬には、副作用もあり、医師によっては過剰処方になるというリスクもあります。近年、徐々に増えつつある治療方法は、認知行動療法と言って、カウンセリングで睡眠に対する不安をとり除きつつ、不眠症を悪化させている誤った睡眠習慣を改善するなどにより不眠の治療をするというものもあるようです。 無理やり寝ようとしたり、羊を数えたりしてしまうと交感神経が優位になり覚醒度が高まることで、余計に寝れなくなるという経験がある人も少なくないでしょう。無理やり眠ろうと意識するのではなく、自然に眠気が起きるまで起きているように指導するそうです。 […]