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【2022年追記】腸内環境を鍛えて透析回避!腎臓病にも役立つ”腸トレ” ターザン2019.9.12号【書評】(難易度:初級)

こんにちは、ゆっきーです!
今日はこんな雑誌から腎臓病に役立ちそうな情報を書評としてご紹介します。

腸内環境を改善すると腎臓病の進行が抑制される!

腎臓病にも役立つターザン

2014年、東北大学から画期的な論文が発表されます。その内容は『便秘薬アミティーザが腎臓病マウスの腎機能低下を抑制する』というもの。その後、2019年には『便秘薬リンゼスが腎臓病マウスの腎臓病進行を抑制し、尚且つ、心血管病も予防する可能性がある』と報告しました。

どこが画期的かというと、
1)腸内環境を変えることによって腎機能の低下を抑えることができる!
2)物理的に破壊された腎臓(既に腎機能が低下した状態)であっても、腸内環境改善の効果は表れる!
という点にあります。

そこで、今回のブログでは雑誌ターザンの「腸トレ」特集をご紹介しますね。
「え?ターザンって若い人向けの筋トレの雑誌でしょ?」って思いましたか?
それとも、「そもそもそんな雑誌なんて知らない」と思いました?
実は、純炭粉末公式専門店のスタッフはターザンを愛読しているのです。糖化や栄養の事なども取り上げていて、めまぐるしく常識がかわる健康情報をいち早く取り上げてくれる雑誌でもあります。

【参考】
腸内環境改善による腎臓病治療法の開発-東北大学(2014年)
便秘薬で腎臓病の進行抑制と心血管疾患予防の可能性-東北大学(2019年)

ターザンから腸内環境クイズ!

腎機能に負担をかける物質は腸の中で絶えず生成されています。腸内環境を薬に頼らず良好に保つことは、腎臓病と付き合う上では不可欠です。

ターザンの紙面は字が細かく文字数も多いので、腎臓に不安があるアナタに役立ちそうな部分をちょっとだけクイズ形式でご紹介したいとおもいます。

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Q1.健康な人が1年間に排便しに行く回数は次のうちどれ??

①約100回 ②約300回 ③約1000回
排便場所
A1.正解は①②③(全て!)
排便回数は人によってかなり差があり、毎食ごとに出る人(1日3回)もいます。1日1回の排便回数が一番多いものの、年間で換算すると100回~1000回と個人差が非常に大きいのです。「1日1回必ず出なければならない」という事はないのでご安心ください!

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Q2.人間の体内にある腸内細菌の重量はどれくらい?

①約100g ②約300g ③約1,500g
体重計
A2.正解は③
腸内細菌の重量は成人一人当たり1,000g~1,500gにもなるそうです。なんと肝臓とほぼ同じくらいの重さの腸内細菌が住み着いています。個数にすると約500兆~1000兆個(推定約1,000種類)の細菌が消化管(特に大腸)の内側の粘膜に住み着いています。

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Q3.一人1,000種類もの腸内細菌が住み着いていますが、他の人の腸にも共通で住み着いているのは何種類くらい?

①約150種類 ②約500種類 ③約800種類
腸内細菌
A3.正解は①
1,000種類も腸内細菌がいるのに他人と共通しているのは、たったの160種類程度と言われています。一人一人体格や顔かたちが違うように、腸内環境も人それぞれです。生活環境や食生活などのライフスタイルが違うと腸内細菌の種類も違い、それが体質や性格の違いにも影響していると考えられています。

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Q4.腸内環境を変えるにはどれくらい時間がかかる?

①1日 ②3日 ③14日(2週間)
便秘解消食べ物
A4.正解は③
腸内環境に大きな影響を与えるのは食事です。腸内環境にいいと聞いてヨーグルトや納豆を摂ってみたり食物繊維を摂ってみたり・・・2週間は続けてみないと体に合うか合わないかは判断できないのだそうです。自分のお腹に住んでいる1,000種類もの腸内細菌が何を好んで、何を嫌うのか?は、人それぞれです。コマーシャルやインターネットの情報に惑わされずに、じっくり2週間かけてお腹の状態が良くなる食べ物を選別したいものです。

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イライラするのも腸内環境が原因!?

腸内環境を気にする男性
腎機能のみならず以下の症状があったら、ひょっとしたら腸内細菌が影響しているかも知れません。

アレルギー(花粉症など)に悩んでいる
イライラする
太りやすくなった
肌が荒れる
集中できない
疲れやすい
スタミナがない
季節の変わり目に弱い

最近では、肌の調子を整える乳酸菌飲料や、免疫力を高める乳酸菌など様々な有用菌を使った商品が発売されていますよね。更には腸内細菌は食の嗜好や気分の浮き沈みにも影響を与えて「人間をコントロールしようとしているのでは?」とも考えられています。

CMで宣伝している〇〇菌はみんなに効果がある!?

有用菌 ヨーグルト
腸内細菌にはこれまで『善玉菌』『悪玉菌』『日和見菌(普段は良くも悪くもない菌)』の3タイプに大別できると考えられてきましたが、それは過去の話になりつつあります。
腸内細菌は個人差が多いので、同じ種類の菌でも、ある人には良い働きをしてくれるのに、ある人にはまったく役に立たないなんてこともあるんです。大切なポイントは『いかに自分の腸内環境にあった良い菌と出会うか』なのです。

腸内フローラはもう一つの臓器!?

深呼吸 健康
また、腸内細菌の重要性はこんな風にも紹介されています。
『多種多様な腸内細菌の集まり(腸内フローラと呼びます)はもう一つの臓器、しかも自分で改変可能な臓器である』
大切なのは腸内フローラの多様性で、どれくらいの種類の腸内細菌が住んでいるかがとても重要とのこと。多様性豊かな腸内フローラを育むことで、ストレスや食中毒といった外的な変化で腸内環境が攻撃された時にも柔軟に対応でき、健康状態を保ちやすくなるそうですよ。

腸活に役立つ最新フード3選

腸活に役立つ「3大注目キーワード」をご紹介します。

レジスタントスターチ
シンバイオティクス
FODMAP

これらがどんなものかご存知でしょうか。

レジスタントスターチ

レジスタントスターチ食品
スターチとはデンプンのこと。通常のデンプンは人間の消化酵素でブドウ糖に分解され、小腸から吸収されますが、レジスタントスターチは小腸で消化吸収されずに大腸に届くデンプンです。ライ麦パンやコーンフレークなどに含まれますが、冷ご飯にも多く含まれます。これを多く含む食品を食べると、血糖値の上昇を抑えたり、インスリンの分泌も緩やかにしてくれるなど、糖尿病の予防や治療にも効果的なのですが、腸内環境を整えたり、認知症の改善も知られています。

シンバイオティクス

シンバイオティクス食事例
有用菌そのもの(乳酸菌やビフィズス菌など)と、有用菌を育てる働きがあるもの(食物繊維やオリゴ糖)を一緒に摂って、相乗効果をねらう方法です。ヨーグルトで有用菌だけを摂るよりも、より効果的に腸内環境を整えることができます。きよらプレミアム(1兆個の乳酸菌とオリゴ糖、食物繊維配合)もシンバイオティクスと言ってよいのかも?

FODMAP(フォドマップ)

便秘と腎臓病
毎日腸活を頑張っているのに「便秘などが改善しない」、「ガスがたまりやすい」、「下痢になってしまう」、といった場合は食事によって腸内細菌が増えすぎてしまい、過敏性腸症候群やSIBOという状態になっている場合もあります。そこで、腸内細菌への作用が強すぎるものを選別して自分の体に合う腸活食材を見極めていこうという概念がFODMAPです。
腸内細菌の餌になる物質を4種類に分類して、自分の腸内細菌が喜ぶ餌を見極めるための食事法になります。

おわりに

腸内環境によい食事をする女性
腸内環境は十人十色、毎日健康的な食事をしていても一晩暴飲暴食をしてしまうと、急に腸内環境が悪くなるのを感じます。
ゆっきーの場合、、、飲み過ぎた次の日は、お腹がはったり下ったり、まるで腸内フローラが一向一揆をおこしているかのよう・・・( ノД`)シクシク…
いろんな情報の良いところを少しずつ取り入れて、知識も腸内環境も多様性を持たせたいと思うゆっきーでした!

かなり専門的な話も、イラストを交えてわかりやすく解説してある雑誌です。バックナンバーはネットで購入できたり、図書館にあるかもしれません。可能であれば手に取って内容をご確認ください。(*^^*)

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この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
また、お電話で商品をご注文のお客様は”ゆっきー”が電話対応させていただくことも。お客様に安心してご購入いただくことを信条としていますので、ご相談から世間話までお気軽にどうぞ♪いつも元気と笑顔がモットーです( *´艸`)

「【2022年追記】腸内環境を鍛えて透析回避!腎臓病にも役立つ”腸トレ” ターザン2019.9.12号【書評】(難易度:初級)」への4 件のフィードバック

  • […] ☞メタボも体調不調もメンタル不調も腸が原因!? 以前のブログ『目指せ腸内環境を鍛えて完璧な体”腸活”』でも紹介しましたが、腎機能に負担をかける物質は腸の中で絶えず生成されており、腸内環境を薬に頼らず良好に保つことは、腎臓病と付き合う上では不可欠です。いつも体がだるくて疲れやすいなんてそんな症状も腸活によって劇的に改善したという例も紹介されていました。 […]

  • 匿名(ブログに頂戴したコメントは原則として匿名で公開させていただいております) より:

    蛋白質が腸内の常在菌と結合して猛毒のインドキシル硫酸となって腎機能を低下させるのだから、蛋白質制限と共に腸内環境を整えれば腎臓に良い事は以前から認識しています。そして腸内環境の改善には発酵食品やオリゴ糖、食物繊維を摂取すれば良い事も分かっています。
    しかし問題は、乳製品や納豆やキムチや果物や根菜類等には蛋白質、カリウム、塩分が多量に含まれており、これらを制限しなければならない腎臓病患者にとっては、シンバイオティクスを実践することにも困難があるということ、かなり悩ましい話です。

    • 腎機能を守る意味でとても重要なコメントをいただきありがとうございます。
      ご指摘の通り、腎臓に負担をかける物質(インドール化合物など)の多くは腸内悪玉菌がアミノ酸を代謝する過程で作られます。
      アミノ酸の元であるたんぱく質を減らすことは、インドール化合物等を減少させることが期待できますが、一方で筋肉量の低下によるサルコペニアで転倒・骨折・寝たきりのリスクを増やす問題があります。
      そこで、悪玉菌の勢力を弱めるために善玉菌を補給したり(プロバイオティクス)、善玉菌の餌である食物繊維を補給すること(プレバイオティクス)によって、インドール化合物等の発生量を減らす試みが大切になります。
      「食べる純炭きよらプレミアム」は、この点に着目して開発した商品であり、吸着炭である純炭粉末に加えてヨーグルト100個分に相当する1兆個の乳酸菌(KC-12株)と水溶性食物繊維2,000 mg(イヌリン1,000 mg、難消化性デキストリン1,000 mg)を配合したシンバイオティクス(プロバイオティクスとプレバイオティクスの組み合わせ)を狙っています。1包当たりカリウム(0.19 mg)、リン(0.12 mg)、食塩相当量(0.004 g)、たんぱく質(0.135 g)に抑えており、慢性腎臓病で摂取制限がある方にも安心してご利用いただける商品になっています。

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