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腎臓病対策医師との付き方

なぜ私は人工透析を拒否してきたか~腎不全発症から10年~【書評2】(難易度:初級)

こんにちは、純炭社長の樋口です。

前回のブログから腎機能8%でも透析を回避しているリュウ・ウェイ(劉薇)さんの生活習慣を紹介しています。

透析に入らない生活習慣

前回のおさらいですが、劉薇さんが透析を遠ざけているコツを5つに分類しました。

1) 雑穀を中心とした食事内容と食事回数。
2) 自らの価値観で慢性腎臓病と向かい合い、医師や栄養士まかせにしない。
3) ストレスをためない。
4) ヨガや運動、代替療法を取り入れる。
5) 「自分は病気である」という意識を改革する。

1回目は雑穀を主体とした食事法について書きましたが、2回目はストレスや病院との付き合い方について書きたいと思います。

ストレスと腎臓病の関係

悩み
東日本大震災や福島原発事故で多くの外国人が日本をあとにしました。
劉薇さんも中国に帰るべきか?と悩み、ストレスを抱えた結果、腎機能はガクッと悪くなってしまったそうです。

病は気から

「病は気から」とか「ストレスは万病のもと」と言いますが、ストレスを感じると脳内に微小な炎症が起き、胃を制御する神経を活性化させて胃酸をどんどん分泌します。
その結果、胃や腸の粘膜がボロボロになってしまいます。
腎臓に負担をかける尿毒症物質や食事由来AGE(糖化物質)は腸から吸収されますが、ボロボロになった腸からはより多くの毒素が流れ込んでいる可能性があります。

通院自体がストレスに

受診 白衣の医師
また、純炭粉末公式専門店のお客様からはこんなお声をいただくことが多いです。
「腎臓病専門医に行っても何も教えてくれない」
「栄養士の食事指導は食べてはいけないものばかりで、何を食べたら良いのかわからない。でも怖くて聞けない」
「いつも先生に怒られているようで病院に行くのが辛い」
「クレアチニンの数値を告げられ、透析を勧められるのがストレス」
などなど。

通院するたびに辛い気持ちに

あなたは病院に行くことが楽しいでしょうか?ストレスでしょうか?
劉薇さんは病院に行く前日は「明日はまた、イヤな話を聞かされる。」と感じて、病院に通う回数がどんどん減って行ったと書いています。

主治医を恐れていませんか

懸念する女医のイメージ図
4月5日の日経メディカルに「先生が気を悪くするのではと思うと言えない」という記事が掲載されていました。内容を要約すると、

糖尿病の40代女性(性格はとても生真面目)がインスリン療法を始めるが一向にHbA1cが10%前後のまま下がらない。
血糖値はこまめに記録されており、少し改善したかな?と思うと、次の診察の時にはまた悪化している。
おかしいと思った看護師がたずねてみると、「インスリン注射後の低血糖がつらくて勝手に量を減らしているが、先生に言うと怒られるのではないか、気を悪くするのではないか、忙しそうな先生に自分のことで時間をとらせるのも悪いし・・・・」と主治医の指示通りにしていることを言えなかったとのこと。

主治医に嫌われるのが怖くて言いたいことが言えなかったのでしょうね。

通院のストレスが透析をまねく

病気を治すために病院に行くのに、病院に行くことがストレスになって透析導入を早めてしまうのは本末転倒です。記事に書かれていた患者さんは、看護師に見守られながら主治医に真実を告白します。

医師は怒ることなく「次回は低血糖の時間とインスリンの量を手帳にメモして下さいね」と告げ、次の診察では「この結果をあなたはどう思いますか?」とたずねたそうです。

病気に対する姿勢

それまで医師の言いなりだった女性は、これをきっかけに自分の病状を客観的に見れるようになり、自分で糖尿病をコントロールすることに主体的になったとのことです。

劉薇さんの場合は

心が喜ぶ
8%しか残っていない腎機能で透析を回避し続けている劉薇さんも、医師や栄養士を恐れて言いなりにならず、自分の体や心や腎臓が欲するものを食べ、自分の体や心や腎臓が喜ぶ生活習慣を自分で探し出しました。

思考の持つ力

中国で内科医をしている劉薇さんのお父様はこのように励ましてくれたそうです。
「たとえ病気であっても、自分でそう思わなければ、それ以上に悪くなることはない。想念というものには、それほど強い力があるのだ。」
この言葉には純炭社長も「やはり病は気からなのだ!」と深く感じ入りました。

精神面からの腎臓病治療

瞑想
透析導入を30%以上減らすことを目標とし、実際に36%の減少を果たした椎貝達夫先生は腎機能15%以下の慢性腎臓病患者に「瞑想療法」を取り入れたそうです。

主体的に取り組む大切さ

純炭粉末公式専門店ご連絡を下さるお客様は、書籍やインターネットで病気の原因やご自分の状態、民間療法などを主体的に調べ、食べる物の質にも気を配っている方が多いので良い結果が得られているのかも知れませんね。

次回は劉薇さんが実践している代替療法について書いてみます。

【関連記事】
リュウ・ウェイ(劉薇)さん流の透析に入らない生き方(その1:食事)
リュウ・ウェイ(劉薇)さん流の透析に入らない生き方(その3:代替医療との付き合い方)

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純炭社長:樋口正人 代表取締役社長CEO
中外製薬で腎臓病治療薬(エリスロポエチン)の創薬研究に従事。金沢医科大学医学部腎臓内科非常勤講師を経て、2009年株式会社ダステックを創業。 長期服用を前提とした安心・安全な食用炭「純炭粉末」の研究開発や自社製造を続ける傍ら、腎臓病の知識・腎臓内科の受診のすすめ、腎臓をeGFRで管理することの重要性など、慢性腎臓病患者さんに対する情報発信、啓蒙活動に取り組んでいる。

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この記事を書いた人
純炭社長:樋口正人

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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