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純炭粉末と活性炭はちがうもの?

こんにちは!純炭社長の樋口です。

炭ドリンク
タレントさんが出演しているチャコールダイエットのCMの影響だとおもうのですが、「純炭粉末と活性炭は同じもの?ちがうもの?」というご質問を受けることが多くなりました。
炭(チャコール)を飲んで本当に痩せるのか?という点については後日ブログに書くとして、今日は「純炭粉末と活性炭はちがうもの?」についてお答えします。

純炭粉末と活性炭はちがうもの!

活性炭とは


まず、活性炭とはどういうものなのか?を調べてみましょう。
ウィキペディアにはこのように書かれています。
「活性炭とは、特定の物質を選択的に分離、除去、精製するなどの目的で吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化または賦活化と呼びます)を施した多孔質の炭素を主な成分とする物質である。」

作り方のちがい

燃える炭

作り方の違い
活性炭 化学的、物理的処理を施した炭をさします。
純炭粉末 薬品やガスなど一切使わず非賦活炭化法(特許製法)で製造。

ウィキペディアに書かれているように、活性炭は普通の炭とはちがい、化学的・物理的処理を施した炭を指します。具体的には木材やヤシ殻などに薬品(塩化亜鉛やリン酸など)をしみ込ませてから焼成する化学賦活(ふかつ)やガスを吹き込んで焼成するガス賦活を行った後に、薬品などを除去するために洗浄→乾燥して出来上がります。

一方、純炭粉末は薬品やガスといった余分なものは一切使わないダステックが独自開発した非賦活炭化法(日・米・韓で特許取得)で製造しているので薬品残留などの心配がありません。

原材料のちがい

原料 特徴
活性炭 松や樫などの木、竹、ヤシ殻、クルミ殻、もみ殻、などの植物質の他にも石炭、石油などの鉱物や動物の骨や血液…等 糖やタンパク質、カリウム、リン、カルシウムなど様々な物質を含んでいるため、炭化した後も炭の中に残留する。
純炭粉末 結晶セルロース 結晶化させた食物繊維で不純物が限りなく少ない。

不純物の多いものを炭化させると、炭の中にその成分が残留することがあります。
腎機能が低下している方はカリウムやリンの摂りすぎない方が良いため、注意が必要です。また、個人的な興味ですが、糖とタンパク質の両方を含んでいる原材料を炭化すると腎臓に負担をかける糖化物質(AGE)が出来てしまわないか?と心配しています。

純炭粉末は結晶セルロースが原料

純炭粉末と結晶セルロース
純炭粉末の原材料は食品や医薬品用に製造された高純度結晶セルロースです。
といってもセルロースってなに???と思ってしまいますよね。
中学校の理科の時間に「植物の細胞は動物の細胞とはちがって、細胞膜の外側に細胞壁がある」って習いませんでしたか?原形質分離の実験を覚えていませんか?
セルロースとは細胞壁を作っている成分で、食物繊維の一種です。
植物を粉砕してセルロースだけを抽出したものが高純度結晶セルロースなのです。
結晶セルロースはアイスクリームやクッキー、餃子、中華まんなど様々な食品に使われている他、医薬品の錠剤を固めるためにも使われる安全な原材料です。
セルロースは炭素・水素・酸素だけで出来ているので、リンやカリウムなどを含まず、また、炭化の途中でAGEが出来ることもありません。

純炭粉末と活性炭の吸着力のちがい

食べる純炭きよら新パッケージ

純炭粉末と活性炭の吸着力の違い
活性炭 活性炭は薬品やガスを使って(比較的大きい)穴(孔)を沢山つくらせているので、タンパク質のような大きな物質も吸着してしまう商品もあります。
純炭粉末 賦活処理を行っていないので穴のサイズが小さく、数も少ないのが特徴です。そのためか、タンパク質のような大きな物質は吸着せず、インドールやクレアチニンなどの小さな物質を選択的に吸着します。
(※酵素などのタンパク質は分子量数千~数万(ダルトン)なのに対して、クレアチニンの分子量は約113の小分子なのです)

活性炭は、体に必要な栄養素や消化酵素などを吸着しすぎる可能性があるので、腎機能に不安がある人が継続的に飲み続けるのは少し心配な部分があるかもしれません。

まとめ

一言で”炭”と言っても、性質が異なるので注意が必要です。

原料は何か? 純炭は、不純物の少ない結晶セルロースが原料ですが、活性炭は様々な原料を使用している。
どうやって作られたか? 純炭は薬品処理をしていませんが、活性炭は薬品を使用して賦活化処理をしている。
どんなものを吸着するのか? 純炭は分子量の小さい物に限り吸着するが、活性炭は幅広い範囲の物を吸着する。

せっかく健康維持の為に口にするのですから、安心して食べられるものを選びたいですね。

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純炭社長:樋口正人 代表取締役社長CEO
中外製薬で腎臓病治療薬(エリスロポエチン)の創薬研究に従事。金沢医科大学医学部腎臓内科非常勤講師を経て、2009年株式会社ダステックを創業。 長期服用を前提とした安心・安全な食用炭「純炭粉末」の研究開発や自社製造を続ける傍ら、腎臓病の知識・腎臓内科の受診のすすめ、腎臓をeGFRで管理することの重要性など、慢性腎臓病患者さんに対する情報発信、啓蒙活動に取り組んでいる。

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この記事を書いた人
純炭社長:樋口正人

株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)

「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。

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