【2023年版】慢性腎臓病(CKD)で通院するときは、可愛がられる患者さんになろう!
こんにちは純炭粉末公式専門店で広報を担当しているゆっきーです!
さて、ブログ冒頭からブラックジョークの様な質問を投げかけてしまいましたが…。
お客様からの様々なお話をお聞きしていると、「患者と医者との関係って、どうあるべきなんだろう?」と考え込んでしまうのです。
そこで、今回のブログでは「ストレスフリーの医者との接し方」を意識して書いてみました。
目次
お医者さんが意地悪していると感じるときの対処法
先日、お客様からのお電話で、『医者から意地悪をされて透析だと脅されている』というお話をお伺いしました。
『医者に殺される』・・・なんて過激なキャッチコピーの書籍もありますが、「お医者さんに意地悪をされている」と感じる心理はどういうものなのでしょうか?
また、その時、お医者さんは何を考え、感じているのでしょう。
お医者さんから敬遠される地雷とは?
以前のブログ(医薬分業が患者の不利益に?医療従事者の心の声とは)にも書きましたが、
複数のお医者さんに言われるがまま『多剤服用』している・・・ |
待ち時間や通院のストレスからお医者さんに当たってしまった・・・ |
病気に対する不安から毎回毎回同じことを質問してしまった・・・ |
病気の事は難しくてよく分からないからすべてお医者まかせ・・・ |
なんて事に心当たりはありませんか??
このような考え方や態度は、お医者さんからすると、親身になりづらいと敬遠されてしまう(中にはおざなりに診察されてしまう)地雷を踏んでしまっているのかもしれません((+_+))
お医者さんのタイプを見極めよう
全てのお医者さんが白い巨塔の「里見先生」(※)のように、常に患者さん目線で大学病院の大人の事情にも動じず、丁寧に患者さんの話を聞いて慎重に診察してくれたらどんなに良いでしょう。
(※)白い巨塔とは
山崎豊子の長編小説。財前と里見という2人の対照的な性格の医師を通して、医学界の腐敗を鋭く追及した社会派小説。里見先生は親身に患者さんを診てくれるという設定。
しかし、お医者さんにもいろんなタイプの方がいますよね。
仮に最初の印象が冷たそうだったり、怖そうでも、どんなお医者さんが担当になっても大丈夫なように以下のポイントをおさえておきましょう!
お医者さんに「お任せします」はダメ!
医師の本音が知りたいと思って調べていたら週刊現代の『医者も人間です!医者を本気にさせる患者と家族の「技」あなたは適当にあしらわれていませんか』という記事を見つけました。
病院でつい言ってしまいがちな『お任せします』という態度が、医者を一番困らせている事実は目から鱗だったのですが、医者の立場を考えたら納得です。
では医者にお任せしないためには何が必要なのでしょう?
医者に本気を出させる患者とは
記事の中ではこんな医師のコメントが載っていました。
『症状の経過や、何をどうしてほしいのかということをA4で1枚程度に書いてきてくれると非常にありがたいですね。 忙しい医者は多くの人を診るので、限られた時間の中で効率よく患者さんのことを知りたいのです。』 |
お医者さんの気持ちに立つって大事なことですね。
こんな態度は逆効果
『自分だけはゆっくり話を聞いてもらいたいと粘るのは逆効果。 患者や同席する家族は、医者と貴重な時間をシェアしている、という意識を持ったほうがいい。』 |
との事。
自分はよくなりたいんだ!という真剣さを医者にアピールするのは大切ですが、会議でプレゼンするのと同様、限られた時間で自分の気持ちを伝える下準備が大切だそうです。
こんな患者がお医者さんを本気にさせる
本気を出してもらえる患者さんはこんな風に受診しているそうです。
~検診で異常が見つかったため、①紹介状を書いてもらい大学病院を受診したTさん。 ②現在の症状や経過をまとめたメモを医者に渡し、そのうえで精密検査を受けた。 「その結果、手術を受けたほうがいいと言われた。専門的な知識がなくて不安だったので、③レコーダーを持参して先生の説明を録音させてもらいました。 その後、自分なりに勉強して、④聞きたいことをメモに書いて次の診察のとき、持っていきました」 Tさんが知りたかったのは ・仕事は何日くらい休むことになるか? ・術後はこれまでと変わらない生活を送れるか? ・他に治療法の選択肢はないのか? その質問をぶつけると、医者は丁寧に答えてくれた。 結果、最初に提案された手術を受け、予定より早く退院し、仕事に復帰。 いまは、手術を受けたとは思えないほど元気に過ごしている。 |
お医者さんに尽力されるポイント
Tさんは、以下の点でお医者さんの心をつかんだようです。
①紹介状 | 医者として評価、指名されているという証なので気合が入る。 |
②④メモを持参 | 効率よく想いが伝わり、多忙な医者への配慮が伺える。 |
③レコーダー | 病気に対する真剣さが伝わり好印象。 |
参考:『医者も人間です!医者を本気にさせる患者と家族の「技」あなたは適当にあしらわれていませんか』-週刊現代
おわりに
ゆっきーが受けるお客様のお電話でも、
『もう透析だからあきらめて…などと医者から心無い言葉を投げかけられた(泣)』
なんていうお話を耳にすることがあり、とても胸が痛くなることがあります。
残念ながら意地悪なお医者さんだったのかもしれないですが、もしかしたら患者さん側の今までの態度が反映してしまっていたのかもしれません。
冒頭の問いかけ、
A | お客様(医者にとって患者はお客様でもあります)は神様です。 |
B | (専門知識がない患者にとって)お医者様は神様です。 |
は、どちらも正しくもあり間違いでもあるとゆっきーは思います。
患者も医者もお互い心のある平等な人間ですから、よりよい未来の為にお互いを思いあえる関係を築いていけたらいいですね。
まずは自分のできるところから始めてみませんか?
次に病院や薬局に行くときは少し意識を変えてみると、医者や薬剤師の反応が変わってくるかもしれませんよ。
- この記事を書いた人
- ゆっきー
美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
また、お電話で商品をご注文のお客様は”ゆっきー”が電話対応させていただくことも。お客様に安心してご購入いただくことを信条としていますので、ご相談から世間話までお気軽にどうぞ♪いつも元気と笑顔がモットーです( *´艸`)
「【2023年版】慢性腎臓病(CKD)で通院するときは、可愛がられる患者さんになろう!」への9 件のフィードバック
[…] の『患者』はどうあるべきかは、こちらのブログでご紹介します! […]
[…] 結局は、このブログにも書いた通り、 自分の病気を人任せにしない という事が大事なのかなと思います。 […]
[…] 「可愛がられる患者さんになろう!」ブログではお医者さまに目をかけてもらえるコツを紹介しましたが、どうしても担当の先生との相性が合わない・・・ってこともありますよね。 […]
[…] 毎月のきよら通信を担当しているゆっきーが「可愛がられる患者さんになろう!」というブログの中で、医師が本気で治療したくなる患者の特徴を紹介してくれています。そこには「症状の経過や、何をどうして欲しいのかということを紙に書いてきてくれると非常にありがたい」というお医者様の本音が書かれています。 […]
[…] 以前のブログ「可愛がられる患者さんになろう!」で紹介されているように、医師に遠慮して言いたいことも言えず、すべてを医師任せにしてしまう患者は意外なことに医師に敬遠されてしまうとのこと。 […]
[…] 「可愛がられる患者さんになろう!」ブログではお医者さまに目をかけてもらえるコツを紹介しましたが、どうしても担当の先生との相性が合わない・・・ってこともありますよね。 […]
拝啓
いつもお世話になっております。最近の純炭通信の内容は如何なものかと疑問を持ってしまいます。特に長野県の私の住む市では、地元の大学病院の医師は袖の下を下さる患者さん方や、市の名手を優先し一般市民は長い期間検査待ちしている内に悪化し、医師会も何の役にも立たなく評判が悪いので、市外、県外での治療に出向く方も多く居ます。県民性も影響し、患者側がどんなに丁寧に感じよく接しても何も話さず、パソコンに向かい、質問したら叱られた教員の方はうつ病で入院中です。私の身内は医師が多く居ますが、都会で勤務していて長野県への移動を嫌がる方が多いとも聞きます。しかし、私の主治医は東京出身の医師で、既卒で医学部へ入り苦労されていますので、また腕だけではなく、人間性教育に熱心な医学部出身ですので、神様の様な先生です。患者と医師は相性もありますが、本来は患者が可愛がられる策を考えるものではないと思います。病む者がなぜ余計な神経を遣わなくてはならないのか、、、しかし、私は患者側ですが、言葉遣いと感謝の気持ちを毎回診療時にお伝えしていますので、両者が同じ姿勢で居る事が大切かと思います。純炭は信頼して飲んでいますので建設的なアドバイスをお願い申し上げます。
うすゆきそう様コメントありがとうございます。
2018年の夏、ある居酒屋の張り紙がSNSで話題になりました。
その張り紙に書かれていた言葉は、
「お客様は神様ではありません。また、当店のスタッフはお客様の奴隷ではありません」
更に、
「おい、生ビール」と注文した客は1杯1000円
「生一つ持ってきて」と注文した客は1杯500円
「すみません。生一つください」と注文した客は1杯380円
と客の態度で値段を変えたことに賛否の嵐が吹き荒れたと聞きます。
さて、私は「お医者様は神様」とは思っていませんし、(申し訳ありませんが)「お客様は神様」だとも思っていません。
そして、うすゆきそう様のおっしゃるように『医者も患者も同じ姿勢で居ることが大切』だと私も思っています。
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
本ブログでは、まさに『医者も患者も同じ姿勢で居る』ために患者側として何をなすべきか?を表現したつもりですが、『病む者がなぜ余計な神経を遣わなくてはならないのか』と感じられたとすれば、我々の表現の稚拙さを反省せざるを得ません。
お客様と我々が同じ姿勢(価値観)でコミュニケーションできるよう、スタッフ一同精進いたします。
医療の世界も居酒屋のように、支払金額を指定できたら良いですね(笑)