ちょっと待って!そのオリーブオイルは大丈夫?

投稿日: カテゴリー ■健康についての雑学

こんにちは、純炭社長の樋口です。

昨日、販売スタッフがお客様に亜麻仁油を紹介したところ、その日のうちに電話があり、「スーパーに行ってみて来たら150ccしか入っていない小瓶が800円もして買うのをためらった。」という感想をいただきました。

↑亜麻仁油やえごま油なら、小さじ一杯でイワシ2尾分のオメガ3(良い油)が摂れます。もし、イワシでオメガ3の摂取量を換算するならこっちの方が安いとも言える・・・?

 

また、この方は健康にとても気を使っていて、「健康番組でオリーブオイルが心筋梗塞などを予防するとお医者さまが言っていたので、サラダにオリーブオイルをかけて食べている。」と教えてくれました。

確かに、オリーブオイルであれば1リットル800円程度で買えるので、亜麻仁油やエゴマ油が割高に感じる気持ちは分かります。また、オリーブオイルを多用する地中海食は健康に良いというデータが世界的医学誌に発表されているので、オリーブオイルを推奨するテレビ番組は多いです。しかし、オリーブオイルの質まで言及する番組は少ないのも事実(というか皆無かも)。

そんな中、先日放送された朝の番組で斎藤糧三先生が『エクストラバージンでなければダメです!』と強調していたのが印象的でした。

実は、医学会では表面上、「オリーブオイルを推奨するお医者さま」「オリーブオイルを推奨しないお医者さま」の真っ二つに分かれます。表面上と書いたのは、「質の良いオリーブオイルであれば推奨する」という意見では一致しているのですが、「質の良いオリーブオイルを選び出して購入し、正しく使えるか?」という点で意見が分かれてしまうからです。

先日、ゆっきーが紹介してくれた山嶋哲盛先生(元金沢大学医学部准教授、現有松医科歯科クリニックCEO)の『「サラダ油」をやめれば脳がボケずに血管も詰まらない!』には様々な油の選び方が書かれており、オリーブオイルの危険性と安全なオリーブオイルの選び方についても詳しく記されていますのでご紹介します。

なぜ安易にオリーブオイルを使ってはいけないのか

答えは「食品偽装」と「品質劣化」です。まず最初に、日本で売られているオリーブオイルには「ピュアオリーブオイル」と「エクストラバージンオリーブオイル」の2種類があることを覚えておいてください。

ピュアオリーブオイルは食用として使えないような工業用の油を脱臭、脱色、脱酸した後にエクストラバージンオイルを少しだけブレンドして香りづけした加工品です。ピュアという言葉は純粋で自然というイメージを抱かせますが、英語では「精製された」という意味もあるのです。ピュアオリーブオイルには健康に良い成分は含まれないに等しいですので、積極的に摂取する油では無いのです。

健康意識の高い方は「エクストラバージンオリーブオイル」を選んでいる方も多いと思います。ですが、ここにも落とし穴が潜んでいます。山嶋先生によると『日本で売られているエクストラバージンと明記されたオリーブオイルの少なくとも2~3割は「偽証」だと言われています』とのこと。その理由のひとつとして、山嶋先生は『日本が国際オリーブ協会(IOC=International Olive Council』に加盟していないため。』と説明しています。(書籍の発行は2014年だったので、純炭社長もIOCのホームページで確認してみましたが、2018年10月時点でも日本は未加入でした)。

日本のオリーブオイルの製品規格や品質表示はJAS法で規定されていて、国際規格よりも基準がゆるいばかりか、『そもそも日本ではオリーブオイル製品に「エクストラバージン」と表示するための規制がまったくありません。』という驚くべき現実を知っておく必要があります。

 

脳と体にいいオリーブオイルを選ぶ7つのポイント

1.光を通さない濃い色のガラス瓶に入っていること。
(酸化した油は危険なので、酸素を通しやすいプラスチックボトルは避ける)

2.原産地で瓶に詰められたもの、詰められた日付が明記されていること。
(IGP、DOP、有機マークも目安に)

3.高品質のオリーブオイルを生で口に含んでみて、本物の味を覚えること。

4.とろみがあって、ピリッとした辛みと苦みがあるタイプを選ぶこと
(辛み、苦み成分は抗酸化物質)

5.「1 cc=10円以上」の上質なエクストラバージンオリーブオイルを選ぶこと。

6.なるべく寒い産地で産出されたタイプを選ぶこと。
(南イタリヤよりも北イタリア。山嶋先生はトスカーナ産やオーストラリア産を選ぶとのこと)

7.1~2カ月以内に使い切る程度の量を購入して、頻繁に買い替えること。

(以上、山嶋先生の著書から改変)気になった方はこちらの本を参考にどうぞ

健康情報番組が「〇〇は体に良い」と言うとスーパーから商品が消えるという現象は珍しくありません。オメガ3脂肪酸が豊富な亜麻仁油やエゴマ油も数年前にスーパーから消えました。最近では同じくオメガ3脂肪酸が豊富なサバ缶が品薄になっています。

しかし、テレビ局は「〇〇の摂り過ぎは体によくない」という内容の番組は作りたがりません。なぜなら、今回のオリーブオイルの質のような問題を取り上げると、食品メーカーがスポンサーになってくれなくなるという大人の事情もあるのでしょうね。

ちなみにこちらの3種類↑のオリーブオイルは純炭社長食堂で実際に使っているもの。普通のスーパーやちょっといいスーパー(デパ地下など)で買えます。
見事に松竹梅(しかし1cc=10円するレベルのものはありませんでした。今度買ってきます!)
≪左≫コンビニでも買える(プラ容器)500ccで約500円(1cc=1円)
≪中≫某大手メーカー上位品(瓶入)500ccで約1000円(1cc=2円)
≪左≫いいスーパーで購入(瓶入)250ccで約1000円(1cc=4円)

純炭ブログは玉石混交の健康情報の中から、純炭社長が間違いないと思う情報や、スタッフが身を持って体験した情報を発信し続けたいと思い、学会やセミナーで情報収集を続けています。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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純炭社長

投稿者: 純炭社長

純炭粉末の(株)ダステック代表取締役社長。中外製薬で腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に携わった後に、ESA製剤が不必要になる世の中(すなわち腎臓病が無くなる世の中)を目指して47歳で起業しました。元金沢医科大学腎臓内科非常勤講師。ケトジェニックダイエットシニアアドバイザー・AGE研究協会認定講師でもあります。「出す」健康法で健康寿命を延ばすのが夢! 最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとしてサラメシも提供しています(笑)。

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