自律神経のバランスを整えて慢性腎臓病(CKD)を悪化させない方法
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ここ最近の体調はいかがですか?
2024年の秋は、やっと秋らしい季節に入ったかと思うと30℃近い気温に戻ったりで、着るものを選ぶのが本当に大変ですよね。
ところで、最近なんとなく体がだるいな・・・と感じる事はありませんか?
季節の変わり目の不調は、『自律神経の乱れ』が関わっているかもしれません。
自律神経とは
自律神経は文字通り『自律』した神経で、生命維持に必要な体の働きを無意識で制御しています。
血管やホルモン分泌を行う臓器も支配しており、血圧や体温調整も自律神経が調節します。
このシステムのおかげで、1日中心臓が動き、呼吸がされ、暑ければ汗がでて、唾液や涙が出ます。
この表をみると、どちらの自律神経が優位になっているかによって、体の状態が調整されていることがわかります。
例えば、緊張する場面では、ドキドキ心拍数が上がり→末梢血管が収縮し→血圧が上がり→汗が出る…等思い当たりますよね。
また、夜眠くなってくると、体がお休みモードになり→筋肉が緩み→血圧が下がり→心拍数もゆっくりになっていくのです。
この切り替えがうまくいかないとどうなるでしょうか。
自律神経はバランスが大切
自律神経には“交感神経(興奮神経)”と“副交感神経(ふ~っとリラックスする神経)”の2種類があります。
それらがシーソーのようにバランスを取り合っています。
このシーソーは体内時計と連動しており、朝は体を活動させるため交感神経が優位に、夜は体を休ませるため、副交感神経が優位に、といった大きなリズムがあります。
また、交感神経が優位な日中でも、食後は胃腸を動かす副交感神経が働きだすなど、状況にあわせて自動的に切り替わっています(食後に眠くなるのは副交感神経が働きだすからなんですね)。
現代人は交感神経が過敏状態
ストレスや心配事があったり、忙しくて休む暇がなかったりすると、交感神経側に傾いてしまいバランスが取れなくなります。
このような状況が続くと、体が緊張状態から抜け出せなくなり、血圧や血糖値の上昇、頭痛、肩こり、不眠、便秘につながります。
逆に副交感神経が優位になると
副交感神経の方に傾きすぎると、代謝の低下、やる気が出ない、免疫の異常(アレルギーなど)などといった不調につながります。
自律神経のバランスが過度に乱れた状態を、自律神経失調症と呼びます。
自律神経のバランスが乱れると
自律神経のバランスは、どちらに傾きすぎることなく1:1に保たれるのが理想的です。
昼間の仕事や人間関係で緊張した分、夜はリラックスして過ごせる・・・といった環境だと、バランスが取れます。
しかし、ストレスの多い現代人は交感神経に偏ってしまう人が多く、副交感神経にうまく切り替えができず、不調の原因となっています。
副交感神経に切り替えてリラックスする小ネタ集
そこで、交感神経側に傾き興奮状態になっている自律神経を、副交感神経優位に切り替える習慣をご紹介します。
毎日続けやすいものを選んで、取り入れてみてくださいね。
自律神経に影響する食べ物
よく眠れる豆知識
自律神経を整える生活習慣
自律神経を整えるストレッチ
こわばってカチカチになった筋肉や関節を動かすことで、副交感神経を優位にすることができます。
気持ちいいと感じる強さやペースで、体を動かしてみましょう。
おわりに
交感神経が優位になっていると、血圧上昇、血糖値もあがり、不眠の原因にもなりかねないため腎臓にイイことがありません。
ぜひ、今月号を参考にして、副交感神経がUPするような習慣を取り入れて、体と心を緩めるコツをおさえてくださいね。
(きよら通信2023.10月号として配布した内容に加筆修正しました)
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- ゆっきー
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