慢性腎臓病で冬場にクレアチニン値が上がってしまう理由
こんにちはゆっきーです。
クレアチニン値の上がりやすい夏場が過ぎ、やっとホッとできた…と思ったのもつかの間。
これからは寒くなり風邪などをひきやすい季節ですね。
冬場に、うっかりしていると、クレアチニン値が上がってしまうことがあるってご存知ですか?
冬場にクレアチニン値が上がる理由⓵風邪
この季節のクレアチニン値上昇の原因は、『風邪などの感染症が原因』という報告があります(※1)。
一般的に風邪とは、細菌やウイルスが上気道に感染した状態の事を言います。
風邪をひくと起こる症状(のどの痛み・せき・たん・鼻水・発熱・頭痛や関節痛など)はその細菌やウイルスから身を守る為の免疫の働きによります。
この為、軽度の感染だと症状が出ずに撃退できますが、免疫力が落ちていると症状は悪化してしまいます。
また、冬になると、空気が乾燥しウイルスが空気中に舞いやすくなり夏場より体内に侵入しやすくなります。
空気が乾燥していると喉の粘膜のバリア機能が低下しさらに感染しやすくなります。
こんな生活が風邪を引き寄せる
1) | 睡眠不足 | 十分な睡眠がとれていないと、免疫グロブリンの分泌量が低下し風邪をひきやすくなります。 |
2) | ストレスが溜まっている | ストレスにより自律神経が乱れると、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなります。 |
3) | 不規則な生活習慣 | こちらも自律神経のバランスが崩れ、風邪をひきやすくなる原因となります。 |
4) | 栄養が偏っている・痩せすぎ | 脂肪が少なすぎると免疫力が下がるという報告もあり、適切な栄養が摂れていないと体の抵抗力が落ちてしまいます。 |
5) | 冷え性 | 体が冷えている状態は、細胞や臓器の動きも鈍くなり免疫力も低下します。 |
6) | 腸内環境が悪い | 腸は全身の免疫細胞の7割が集まっており、下痢や便秘などをしているとうまく免疫機能が働きません。 |
7) | 水分不足 | 体内の水分が足りていないと、鼻やのどの粘膜からウイルスや細菌が侵入しやすくなります。 |
寒くなってきて不調を感じている人は、上記のような生活をしていないか?振り返ってみましょう。
風邪予防のコツ
□感染を防ぐ(手洗い・うがい・マスク着用)
□乾燥を避ける(加湿器・マスク着用)
□十分な栄養を摂る(なるべくバランスの良い食事から)
□免疫力を上げる(ストレスを溜めない・十分な睡眠・笑う)
(※新型コロナウイルスの予防法と同じですね)
風邪のウイルスに感染してしまっても撃退するパワー(免疫力)を養っておけば軽い症状でおさえられます。
新型コロナウイルスで、季節を問わず手洗いやうがいをするようにはなりましたが、緩和されてから気が緩んでいる方もいるかもしれません。
これからの季節は、油断せずに手洗いうがいに取り組んで、風邪をひかないようにしてくださいね。
寒さで調子が悪いなと感じたら
1)まずはゆっくり休む
ぬるめのお風呂にゆっくりつかり、早めに寝るようにしましょう。
2)おなかの調子を整える
腸内環境が悪化していると免疫力がおちるので、発酵食品や食物繊維などを摂るものもオススメです。
3)お笑いを見る
意識的に笑うと、NK細胞が活性化し、ストレスも和らぐので免疫力UPを見込めますよ。
4)こまめに水分を摂る
暖かいお茶を入れて、チビチビと飲むようにしましょう。喉の乾燥を防いでウイルスが入ってくるのを予防しましょう。
5)意外にも水うがいが効果的
うがい薬を使わなくても、1日3回以上の水うがいで風邪症状を36%減少できたという報告があります。うがいをするときは、一旦、口の中をゆすいで洗い流してから喉をガラガラとうがいするのがオススメです。(参考:ダイヤモンドオンライン)
急な風邪でも、市販薬には要注意
市販の風邪薬を安易に自己判断で飲んではいませんか?
腎臓に不安がある場合は『総合感冒薬』や『解熱鎮痛薬』などを服用する場合はNSAIDs(非ステロイド系消炎鎮痛成分)に注意が必要です。
NSAIDsは薬剤性腎障害の主な原因として知られています。
厄介なことに、市販薬の成分表示を見てもNSAIDsとは書かれていません。
CMで”風邪によく効く”と宣伝しているからと言って、並んでいる薬を適当に選ぶのは腎臓病には厳禁です。
市販薬はエヌセイズの入っていない物を
ドラックストアで薬を買うときには、薬剤師さんに
『NSAIDs(エヌセイズ)が入っていない風邪薬はどれか?』
『腎機能に不安があるが、この薬は飲んでも大丈夫か?』
と必ず相談してから購入するようにしましょう。
流石にそんなことは無いと思いますが、NSAIDs(エヌセイド)と言われて、キョトンとされるドラッグストアは避けましょう(笑)。
ともかく、風邪をひくとクレアチニン値が上がってしまう心配があるので、引かない様に予防することが大切ですね。
新型コロナウイルスにも、インフルエンザにも、普通の風邪のウイルスにも、負けないように元気に冬を乗り切りましょう♪
参考文献:(※1)https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0085253815478524
- この記事を書いた人
- ゆっきー
美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
また、お電話で商品をご注文のお客様は”ゆっきー”が電話対応させていただくことも。お客様に安心してご購入いただくことを信条としていますので、ご相談から世間話までお気軽にどうぞ♪いつも元気と笑顔がモットーです( *´艸`)
「慢性腎臓病で冬場にクレアチニン値が上がってしまう理由」への8 件のフィードバック
[…] 上がりやすい夏が終わり ようやく一息ついたと思ったら・・・ 冬場でもこんなことが原因で クレアチニン値が上がってしまいます! でもこれを読めば大丈夫(*^^)v ブログ更新しました。 […]
[…] とクレアチニン値が上がってしまうとこちらのブログで以前紹介いたしました。 […]
[…] とクレアチニン値が上がってしまうとこちらのブログで以前紹介いたしました。 […]
[…] 2本立て~ 前回のメルマガで風邪を引くと クレアチニン値が上がってしまう というお話をブログでご紹介しました。 寒さがだんだん身に染みる今日この頃。 生姜を使ったあったかメニ […]
[…] 風邪に関してはこちらのブログに記述した通り。 インフルエンザを含む風邪は、冬場にクレアチニン値が上昇する原因となってしまうこともありますので風邪は引かないように予防する […]
[…] 風邪に関してはこちらのブログに記述した通り。 インフルエンザを含む風邪は、冬場にクレアチニン値が上昇する原因となってしまうこともありますので風邪は引かないように予防する […]
[…] クレアチニン値が上がってしまう というお話をブログでご紹介しました。 寒さがだんだん身に染みる今日この頃。 […]
[…] 冬場の風邪によるクレアチニン値上昇に関してはこちらのブログで復習をどうぞ♪ それでも、楽しい年末年始。。。 […]