慢性腎臓病の大敵!AGE対策(抗糖化)サプリの選び方
目次
腎臓病や老化・生活習慣病の原因物質AGE(糖化物質)
ご存知ですか?
体内にAGEが溜まっていないほど肌にハリがあり、見た目も若く見え、寿命も長いことが知られています。
体内に溜まってしまったAGEは簡単には分解されないので、いかに溜めないようにするか?がとても大切です。
今日はAGEを溜めないためのサプリメントの選び方をご紹介します。
AGEをためないサプリの選び方
AGE対策サプリメントは作用メカニズムによって3つに分類できます。
① | 体内でAGEが出来るのを防ぐサプリ |
② | 食品の中に含まれるAGEの吸収を妨げるサプリ |
③ | 体内に溜まったAGEの排泄を促すサプリ |
①体の中でAGEができるのを防ぐサプリ
AGE(糖化物質)とは糖とタンパク質がガッチリと結合してしまい離れなくなってしまったもの。タンパク質以外にも細胞膜を構成する脂質やDNAを構成する核酸もAGE化して機能が劣化します。糖はご飯、パン、麺類などの炭水化物として体内に入ってきますから、糖の吸収を抑制する難消化性デキストリンが入っているサプリメントが良いでしょう。
また、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは糖とタンパク質がAGE化するのを防いでくれます。その他にもハーブミックスやサクラの花エキスといった植物エキスにはAGEができるのを防ぐ働きがあります。
また、果物の食べ過ぎにも注意が必要です。
果物に含まれる果糖は炭水化物からできるブドウ糖よりも10倍もAGEを作る作用が強いのです。ベジタリアンの方でもAGEが溜まっている方がいますが、果物の食べすぎが原因なのかも知れません。
②食品の中に含まれるAGEの吸収を防ぐサプリ
血糖値を上げないために糖質制限ダイエットを行っている方も多いのではないでしょうか。炭水化物を食べなければ急激な血糖値上昇はおこらないので、体内ではAGEはできにくくなります。でも、糖質制限を行っている方のAGEをAGEリーダーという機械で測ってみると、ビックリするほどAGEが溜まっている方も多いのです。
その原因は食事!
ステーキや焼き肉、から揚げといった高温で調理された食品にはAGEが大量に含まれていて、腸から吸収されてしまいます。体内に溜まっているAGEの1/3は食事から入ってきたAGEなのです。ですから食事に入っているAGEの吸収を防いでくれるサプリメントを選びましょう。
慢性腎臓病の薬であるクレメジンという石油由来の炭はAGEを吸着することが知られていましたが、最近の研究で結晶セルロースから作った純炭粉末にも有害なAGEを吸着する作用があることが報告されました(Diabetes Frontier Online 5, e1-008, 2018)。
ただし、炭サプリを選ぶ時には注意が必要です。植物の体の中には糖もタンパク質も脂質も核酸もあります。ですから、竹や松などの植物を焼いた炭には炭化の過程でAGEができてしまう可能性があるのです。
一方、結晶セルロースにはタンパク質も脂質も核酸もありません。ですから、結晶セルロースを焼いた炭にはAGEの心配がないのです。
③体内に溜まったAGEの排泄を促すサプリ
体内に溜まってしまったAGEはゆっくりですが分解されて腎臓から排泄されます。腎機能が低下してくるとAGEを排泄する能力も低下するので、腎臓を健全に保つためのサプリメントが効果的です。
腎臓サプリで検索するとノコギリヤシの宣伝がでてきますが、これは慢性腎臓病のむくみや高血圧を治療するために使われる利尿剤と同じ効果が期待されるためで、腎機能が正常な方のAGE対策となるか?は不明です。
ガンマリノレン酸は腎臓の血流量を増やして腎機能を改善させることが期待されるサプリですが、一方で炎症の原因物質も作ってしまうオメガ6に分類されます。
炭の医薬品であるクレメジンは、腸内で作られる腎臓に負担をかける毒素(インドールなど)を吸着することで作用を発揮する慢性腎臓病治療薬です。腎臓に良いばかりか、AGEを吸着する作用もあるのですが、購入するには処方箋が必要という難点があります。クレメジンのように安全性が確認されていて純度の高い炭サプリを選ぶと良いでしょう。
おわりに
最近ではAGEを作る歯周病菌も発見されたようです。ちなみに純炭社長はきよらの錠剤を噛み砕いたものと一緒に歯磨きをしています。
・・・ということは腸の中にもAGEを作る悪玉菌がいるに違いない(-ω-)/
と純炭社長は個人的に確信しています!腸内環境を良好に保つことや腸内善玉菌をサポートしてくれるオリゴ糖などもAGE対策には有効なのではないかと個人的には思っています。
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- この記事を書いた人
- 純炭社長:樋口正人
株式会社ダステック代表取締役社長。
1985年3月:千葉大学大学院理学研究科生物学専攻 修了
1985年4月:中外製薬株式会社入社。新薬研究所配属腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に従事。
1998年4月~2001年3月:通産省工業技術院生命工学工業技術研究所(岡修一先生)技術研修員
1999年4月~2008年3月:筑波大学先端学際領域研究センター(山本雅之教授)客員研究員
2007年4月~2014年3月:金沢医科大学非常勤講師
2007年10月:中外製薬退社
2009年5月:株式会社ダステック設立
2015年5月:純炭粉末の米国特許取得(ADSORPTION CARBON, AND ADSORBENT Patent No.: US 9,034,789 B2)
2015年5月:純炭粉末の日本特許取得(吸着炭及び吸着剤 特許第5765649号)
「出す健康法」で健康寿命を延ばすのが夢!
最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとして社員さんの昼食を調理しています(笑)。