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腎臓病

みんなが気になる腎臓病Q&A2(腎生検について、腎臓病と運動について)

湖畔をウオーキングする夫婦のイメージ画像

こんにちは、ゆっきーです。

おハガキでいただいた、きよらや腎臓病に関連する質問をQ&A形式でお答えいたします。

「私も気になっていた!」という共通の疑問が解消できるかも知れません。

早速チェックしてみてくださいね♪

【腎臓病の検査や治療薬に関する質問】

腎生検の危険性について知りたい

手術道具のイメージ画像

腎生検は腎臓の組織を採取して、腎臓病の原因を特定する検査です。

『レジデントのための腎臓教室』(医師向けの専門書)によると、腎生検にはデメリットもあるので、腎生検によって今までの治療方針が変わる可能性があり、かつメリットが上回る場合のみ行うこととなっています。

腎生検の対象となるのは…

●血尿が持続している場合
●尿蛋白が多い場合
●急速進行性の腎炎の疑いがある場合

…などが挙げられます。

患者本人の了解がない場合は、無理やり腎生検を行うような事はできません。

日本腎臓学会によると(平成10年から12年間の集計)、日本では年に約1万人の腎生検を受けており、うち98%は問題なく検査を終えています(うち2%程度は軽い出血などの合併症あり)。

腎生検が原因で不幸にもなくなる方は1万5000分の1の確率との事です。参考:順天堂大学腎高血圧内科HP

【腎臓病と運動】

腎臓リハビリテーションについて教えてほしい

室内でラジオ体操をする夫婦のイメージ画像

腎臓病と運動については、多くご質問をいただいております。

「適度な運動が腎臓に良い」という事はわかっていても

●どれくらい運動したらいいのか?
●運動だけで透析を遠ざけることができるのか?

などなど…疑問は尽きませんよね。


”腎臓リハビリテーション”として提唱されている方法は、運動療法だけでなく、食事療法、水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う長期にわたる包括的なプログラムとなっています。

腎臓病は運動でよくなる(書影)

腎臓リハビリテーションの詳しい内容は、こちらの書籍が参考になります。
腎臓病は運動でよくなる 上月正博著 マキノ出版(ページ数:184p ISBN:  9784837613343)

また、腎臓リハビリテーション学会の会員になっている病院はこちらの学会ホームページで紹介されています。

腎臓リハビリテーションを用いた治療をご希望の場合は、ぜひ探してみてくださいね。

また、以下のブログやきよら通信でも運動について書いていますので参考にしてみてください♪

透析を遠ざける運動量の目安は?

男性と女性が山頂で深呼吸をしているイメージ画像

適度な運動とはどれくらいの運動?
スポーツジムのマシンを使った筋トレは?
水泳を1km~2kmは多い?
太極拳・ヨガ・エアロビクス等は大丈夫?

などなど、たくさんご質問を頂いております。

どれくらい運動をするべきか?は、それぞれのお客様の腎機能(eGFR)によって変わってきます。

以下のきよら通信で詳しくご説明していますので是非お読みください。

運動するとクレアチニン値が上がる?
筋肉を増やすとクレアチニン値が上がって腎臓に悪い?

筋トレをする男性のイメージ画像

クレアチニン値は腎機能をはかる数値の一つですが、それだけで腎機能を測ることはできません。

クレアチニンは、『筋肉が運動するための重要なエネルギー源が使われた後にできる老廃物』の事です。

ですので、

運動をすると、たくさんクレアチニンが作られますし

筋肉が沢山あるほどクレアチニン値が高くなります。


以下の表をご覧ください。

同じクレアチニン値が1でも
20歳の男性だと…eGFR8220歳の女性だと…eGFR60
60歳の男性だと…eGFR5960歳の女性だと…eGFR44
80歳の男性だと…eGFR5580歳の女性だと…eGFR40
クレアチニン値が一緒でも、年齢や性別によって違う腎臓の点数

筋肉量が多いほどクレアチニン値が高くなりやすいので、年齢と性別でこんなに腎臓の点数は違います。

女性より男性の方が筋肉量は多いですし、若いころの方が筋肉量が多いので、20歳の女性と60歳の男性のeGFRは似たような値になるんですね。

しかし、勘違いしてはいけないのは、クレアチニン自体が腎臓に悪さをするわけではないという事。

詳しくはこちらのブログをご覧くださいね。

おわりに

2024年現在、日本腎臓学会から出ている最新の診療ガイドラインによると…

肥満を伴わない保存期の慢性腎臓病患者でも、日常的な運動は推奨すると明記されています。

運動によりeGFRが悪化したという報告はなく、運動介入したグループは優位にeGFRの改善が見られたという報告が出ています。

適度な運動により、腎臓に負担をかける生活習慣病(高血圧、尿たんぱく、高血糖など)の改善も期待できますよ。

普段あまり運動しないという方は、1日500歩ずつ歩く歩数を増やす(最終的に1日6000歩~10,000歩)など、体に負担をかけすぎない程度の運動から始めてみませんか?

『エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023』

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この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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