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体重の減りすぎ大丈夫?腎臓に良い食事の方法(後編)

こんにちは、ゆっきーです。
暑い日が続いていますが、夏バテしていませんか?前回のブログ(前編)では、自己流の食事制限で、意図せずに筋肉が落ちてしまっていた方のご相談を紹介しました。
食欲がないからと、口当たりの良いものだけを選びがちな夏は、特に注意が必要です。

体重が減りすぎないように


ここでおさらい、筋肉を減らさないコツは何だったでしょうか?
正解は、3食均等にたんぱく質を摂ることです。たんぱく質が体の中に足りていない時間が長いほど、体は自身の筋肉を分解してタンパク質を確保しようとするので、筋肉量がどんどん減ってしまいます。また、高齢者は1食につき、体重1㎏あたり0.4gのたんぱく質量を目標にして、3食均等に食べるようにしましょう。

タンパク質20gは卵20g分ではありません


ここで注意しなければならないのは、たんぱく質20 gは”肉や魚などの重さで20 gではない”ということ!
およその目安として肉や魚は重さの1/5しかたんぱく質を含んでいないと覚えてください。
20 gのたんぱく質を摂取するためには約100 gの肉や魚を食べなくてはなりません。
また、体重1 kgあたり0.4 g以上のたんぱく質を摂っても筋肉合成量は変わらないので、朝食や昼食をおにぎりやパン・麺類で済ませ、夕食に肉や魚を食べるよりも、朝・昼・晩にまんべんなくたんぱく質を食べることが筋肉量を減らさない秘訣なのです。
関連記事:75歳以上(腎不全)の低たんぱく食の注意点

たんぱく質は何から摂るのがよい?


たんぱく質には動物性、植物性と様々な種類があります。赤身肉や加工肉には腎疾患の発症リスクを上昇させます。

オススメの食材 植物性たんぱく質(豆類、豆腐など)、鶏肉、魚、卵など
控えめにするした方が良い食材 赤身肉(牛肉、ラム肉、豚肉といった四つ足動物の肉)
できるだけ食べない方が良い食材 加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)
練り物(ちくわ・はんぺん・かまぼこ等)

タンパク質についてはこちらの関連記事もご覧くださいね。
・腎臓のためにも納豆や豆などの植物性たんぱく質を摂った方が良い?
・植物性たんぱく質で死亡や心血管病リスクが低下!
・腎臓のためには植物性たんぱく質を摂った方が良い?

炭水化物の食べ方


炭水化物とは、ごはん・麺類・パン・イモ類・スイーツなど、糖質が多く血糖値が上がりやすい食品です。
透析に入る最大の原因は糖尿病です。糖尿病では食後に血糖値が上がりすぎて血管が痛んでしまったり、AGEができるなどして腎臓にダメージを与えます。
糖尿病ではない健常者でも、夜は炭水化物を食べると血糖値が上がりやすい時間帯なので、夕食時の炭水化物は少なめにしてください。

血糖値を上げにくくする方法


また、朝・昼・晩を問わず食物繊維(海藻、きのこ、葉物野菜など)やたんぱく質を先に食べてから炭水化物を最後に食べる(いわゆるベジタブルファースト)、食前に酢を大匙一杯(水で薄めて)飲むなどして血糖値の上昇を緩やかにする食事法が腎臓病には適していると思います。

野菜や果物の食べ方


また、カリウムが気になって野菜や果物を避けすぎていませんか?
カリウム自体が腎臓に悪いわけではないので、病院でカリウム制限の指導を受けていない方が自己判断で野菜や果物を制限すると、ビタミンや食物繊維などの必須栄養素が不足してしまうかも知れません。
今一度、血液検査の結果を確認して、カリウム制限が必要かどうか、先生に言われていない場合は確認しましょう。
カリウムについての詳しい記事はこちらのブログも参照してくださいね。
関連記事:カリウムって腎臓に良くないの?

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この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
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「体重の減りすぎ大丈夫?腎臓に良い食事の方法(後編)」への1 件のフィードバック

  • […] 朝昼晩の食事のバランスが崩れている人は、筋肉が減ってしまうことも意識して、日ごろの食生活を見直してみましょう。続きの後編では、たんぱく質のはかり方、何を食べる?炭水化物の食べ方やカリウムについても解説しています。早速チェック! […]

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