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腎臓病対策医師との付き方

信じてはいけない!健康診断 プレジデント2020.1.3号 【書評】(難易度:初級)その2

こんにちはゆっきーです。
前回「信じてはいけない!健康診断 プレジデント2020.1.3号 【書評】(難易度:初級)その1」の続きです。
健康診断の結果の見方、医学の専門知識がないとわからないなんて思っていませんか?腎臓病の人が特にチェックすべき項目をこちらの書評と共にご紹介いたします。

腎臓病と言えばクレアチニン値と尿素窒素。でも本当はeGFRが重要!


腎機能を見る項目として耳をふさぎたくなってしまう値と言えば。
・クレアチニン
・尿素窒素
・e-GFR
ですね。この3つの数値は何なのか?なぜ高くなる(低くなる)のかが分かっていると、毎回の検査数値で一喜一憂しすぎず、傾向がつかめるかもしれません。
詳しくはこちら『クレアチニン値・尿素窒素・e-GFRって何?』を参照してください。

自覚症状のない腎臓病


腎臓病は自覚症状のない病気なのですが、透析に至る原疾患としては糖尿病が第一位。高血圧からくる腎硬化症もじわじわと増え続けています。血糖値やHbA1c(ヘモグロビンA1c)、血圧に関する値も腎臓病とつながりが深い値なので、気を付けて見るようにしましょう。腎臓が悪くなってくると、尿素窒素が異常値を示します。

自分は『糖尿病』じゃないから関係ない?


腎臓病の人が気を付けてほしいのはこの値。
空腹時血糖値とはお腹が空いているときに血管中を流れるブドウ糖の濃度の事です。こちらの値が高い人は既に糖尿病の疑いが…。
そしてHbA1cというのは直近2~3か月の平均血糖値の高さを物語る値です。というのも、HbA1cというのは赤血球中のヘモグロビン(酸素を運搬するたんぱく質)に糖が結合したAGE一歩手前の物質なんです。赤血球の寿尿は120日(3か月)なのでHbA1cが高いということは3か月間血糖値が高い状態が続いていたことを示すという訳です。なので、HbA1cが高いと糖尿病が強く疑われてしまいます。
両者の値が高めの場合は、血管が糖化して老化しますので、細かい血管の集まりである腎臓にもダメージの可能性大!
そこで、今回は完成したて(近日公開予定)の「読むデトックスVol.2&3」で紹介している”糖尿病リスクを5年早く知って糖尿病を回避する方法”をこっそり紹介しちゃいますね。

自分がかくれ糖尿病じゃないか要チェック!


その方法とは・・・・ズバリ、ご飯を食べてから健康診断(血液検査をする)に行くこと!(ただし、胃カメラがある時はダメです)。
通常の健康診断では朝食を抜いてきてくださいねと言われますが、ご飯やパン・麺類などをガッツリ食べてから2時間後位に採血してもらいます。健康な方であれば血糖値は100位に下がっているはずですが、150以上あったら(空腹時血糖が正常であっても)5年後には確実に糖尿病になってしまうとのこと。食後高血糖に気づくことができれば、食事の改善や運動によって糖尿病を回避できるのです。(但し、食後の採血では中性脂肪が高くでてしまう可能性高いのでビックリしないでくださいね)
また、既に空腹時血糖やHbA1cが高めな場合は、糖質メインの食事を控える、糖質から食べない(野菜や肉を先に食べる)、食前に酢を飲む、空腹時に糖質(甘い物、おせんべいなどの間食)を摂り過ぎない、などに気を付けてみてください。

腎臓病だと高血圧には厳しく目を向けるべき?


弊社できよらをお求めのお客様の多くは降圧剤を服用しています。しかし、前回のブログでは、高血圧の基準が下げられた結果、降圧剤の売上が増加したことを紹介しました。
血圧というのは測定する時間や場所、環境などによって左右されるので、一回の検診だけで血圧が正常か異常かを判定するのは難しく、通常は血圧手帳を渡されて家庭で測定する血圧を記録するように指導されます。

血圧手帳使ってる?


医師から血圧を下げた方が良いと診断され、降圧剤が処方された場合にはクレアチニン値とカリウム値に注意してください。降圧剤の副作用としてクレアチニン値とカリウム値が高くなることがあります。
また、体調が悪いときの降圧剤服用が過度な低血圧を招くこともあります。血圧というのは多少高くても急に何かが起きることは少ないのですが、急激な血圧低下や血圧の乱高下は腎機能を悪化させるだけでなく心筋梗塞や脳梗塞につながる危険があります。風邪などで体調がすぐれないときには。血圧をチェックしながら降圧剤の量を調整するなどの工夫が必要とのことです。
詳しくは『腎不全状態で体調不良になったときは』もご覧ください。

じゃあどんな健康診断を受ければいいの?


何よりも重要なのは、「自分の健康を医師任せにせず、自分で守る」事が大切と書かれていました。
家族歴でなんとなく自分がなりやすい病気がわかると思いますので、そのあたりの検診は重点的に行うようにすること。最近では遺伝子検査も郵送などで簡単にできるようになり、各種の病気のリスクもわかるようになっています。
あとは、日頃の生活を見直してみて(快眠・快食・快便ってコトバありますよね?)疎かになっていたり、不健全な部分は検査数値が引っかかっていなくても、顧みることが大事なのではないかなと思います。

次回は、プレジデント書評その3「ヤブ医者の見分け方、医者の話のウソ、転院したいと思ったら」についてご紹介します!

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この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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