慢性腎臓病(CKD)にやさしい食養生の話
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目次
胃腸が疲れていませんか?
年末年始はご馳走を食べたり旅行で外食したり、いつもより胃腸に負担のある時期ですね。
つい食べ過ぎて、塩分を摂りすぎちゃったな~バランスの崩れた食生活になっていたな~という心当たりはありませんか?
年が明けた1月こそ、気持ちも新たに腎臓にやさしい食生活へと見直していきましょう。
腎臓にやさしい食養生のススメ
『食』という字は人を良くすると書きます。
『養生』とは体と心を健やかにする過ごし方の事です。
今月は、腎臓がよろこぶ以下の3項目をおさえて、今晩の夕食から実践してみましょう♪
【養生1】こんがりメニューを避ける
調理温度が高いほど腎臓に負担をかけるAGE(糖化物質)が沢山つくられます。
油を使った調理(揚げる、炒める)でコンガリと美味しい焦げ目がついた料理はAGEがたっぷり!
また、電子レンジ加熱は焦げ目がついていなくても沢山のAGEがつくられてしまいます。
AGEの少ないメニューで腎臓を養おう
AGEが少ない・増えない調理法は 生で食べる・ゆでる・蒸す・煮る がオススメ。
写真のようなこんがりと焼いた目玉焼きを毎朝食べている人は、ゆで卵、温泉卵にしてみると◎
AGEを減らす工夫
また、AGEから体を守るには、こんな裏技もあります。
電子レンジ調理をした時や、スーパーの揚げ物を食べるときは、お助け食材を味方につけてみましょう。
酢を飲んでから食事をすると、血糖値が急上昇するのを抑えてくれます。
血糖値の上昇を抑えることで、体内で作られるAGEを減らせます。
食事の際は、大匙1杯を水で薄めて飲んでみてくださいね◎
参考:食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果(ミツカン)
【養生2】いろんな食材を食べよう
残念ながら、『コレさえ食べれば健康になる』なんて、万能食材はありません。
仮に『たんぱく質ダメ、カリウムダメ』と聞き、春雨だけを食べていたら一体どうなってしまうでしょう・・・?
筋肉も落ち、野菜不足で便秘にもなり、ビタミンミネラル不足で体がボロボロになってしまうという事は明白です。
栄養素の一部分だけ切り取って考えるのではなく、全体のバランスを考えて極端に走らないという事が大切です。
旬の食材を積極的に摂る
旬の食材は、生命力にあふれ、味が良い、ビタミンやミネラルの含有量が多く、その季節に体が特に必要な栄養素を効率よく摂取できます。
肉魚(解凍・輸入品除く) | 鰤・鱈・ヒラメ・ふぐ・甘エビ・牡蠣・カニ・しじみ・ジビエ(鹿、鴨、猪など) |
野菜 | きゃべつ・白菜・ほうれん草・小松菜・春菊・大根・蓮根・長ネギ・小豆・海苔 |
果物(ハウス栽培・輸入品除く) | 伊予柑・ゆず・みかん・キウイ |
食事制限を病院で言われているなら、許容量の範囲内で少しずつ取り入れましょう。
管理栄養士さんに、『魚なら一日何グラム迄食べて良いか?(葉物野菜なら?根菜なら?みかんなら?)』と聞いてみてくださいね。
【養生のコツ3】加工品、添加物は避ける
添加物が多い加工食品や、お惣菜、レトルト、コンビニメニューは、腎臓に負担がかかります。
含まれる添加物(特に無機リンが×)が多いほど、腎臓が疲れてしまいます。
無機リンは、ほぼ100%体内へ吸収されます。
また、添加物が入ってなさそうなスーパーやコンビニのお惣菜などにも、見た目や味を良くしたり、保存性を高める添加物が潜んでおり、注意が必要です。
成分表示を見る癖をつけ、カタカナ文字や●●剤などと書いてある商品は避けましょう。
例:アセスルファムK・アスパルテーム・●●エキス・グルタミン酸Na・リン酸Na・pH調整剤・乳化剤・結着剤…等
今こそ腎臓を労わろう
冬場は寒さによって全身の血流が滞ります。
温かいノンカフェインの飲み物をこまめに飲んで体を冷やさないようにしてくださいね。
冬場のかくれ脱水も腎臓に負担をかける原因です。
汗をかかないからといって水分補給が疎かにならないようにしましょう。
冬は日光を浴びよう
冬は日が短くなり日照不足になるので、意識的に日光を浴びるとGOOD!
冬場の日光浴は1日1時間程度が目安です。
日光を浴びると、セロトニンの分泌、ビタミンDの生成が促進されます。
セロトニンの別名は“幸せホルモン”自律神経が整えられ、精神安定、睡眠の質を向上うつ病予防にも効果的です。
また、ビタミンDは骨粗鬆症やガンの予防にもなりますよ。
春を元気に迎える為に、冬はしっかりと腎臓を労わって過ごして下さいね(*^▽^*)
(2020.1月号として配布したものです)
- この記事を書いた人
- ゆっきー
美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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「慢性腎臓病(CKD)にやさしい食養生の話」への2 件のフィードバック
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