きよら通信vol.6-慢性腎臓病(CKD)と年末のお酒の付き合い方
食べる純炭きよら通信vol.6
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~前回のおさらい~
11月号では“冬場の脱水”に十分注意しましょうというお話でした。
汗をかく夏場は意識して水分摂取をするけれど、『寒くなるとおしっこが面倒』『冷たい飲み物で体が冷える』・・・と水分を避けてしまいがち!
そういった原因の自覚がない冬場の脱水は、腎機能に悪影響なばかりか、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症にかかりやすくなってしまうので要注意です。
~冬場の乾燥から身を守るポイントは~
①こまめに水を飲む(食事以外で1.5~2L!ノンカフェインの暖かい飲み物を選びましょう)
②部屋の湿度を下げ過ぎない(加湿器や濡れタオル等をかけ60%程の湿度を確保)
③マスクを活用して粘膜の乾燥を防ぐ(出かけるときや寝る時もマスク着用するとGOOD!)
☝年末年始の腎臓に優しい過ごし方とは?
今年も残り一ケ月、12月に入ると、クリスマスや忘年会、温泉旅行の予定が入ったり、おのずと外食する機会が増えたりしますよね。
腎臓に悪いからと人付き合いを断るわけにもいかないので、コツを抑えて上手に楽しみましょう♪
☝お酒との付き合い方は?
人が集まるこのシーズンはどうしても飲酒する機会が増えますね。適量のお酒は腎臓に悪いという訳ではありませんが、気を付けずに飲酒していると腎臓に無理をさせてしまうかも・・・。
☝お酒を飲むと脱水が加速!
お酒を飲むと、利尿作用により飲酒量以上に尿として水分が出ていってしまいます。特にビールは利尿作用が強く1Lの飲酒で1.1Lの水分が失われると言われています。また、アルコールを体内で分解するときも水が必要なため、その分脱水になりやすいのです。
☝お酒を飲むなら同量以上の飲水を
お酒による脱水の防止には“お水”をしっかり飲みましょう。『とりあえず生で!』の注文時に店員さんに、大きなジョッキにお水を入れてもらうというのもアリですよ!
●アルコール度数が15度程度のお酒(日本酒やワイン・水割り酎ハイなど)の場合は、お酒と同量の水を飲むこと。
●アルコール度数が高いもの(ウイスキーや焼酎、泡盛などの蒸留酒)をロックやストレートで飲んだり、強いカクテルを飲むなら、飲酒量の3倍は飲水を。
☝お酒の飲み過ぎは老化も加速?
実は、アルコールを分解したときにできるアセトアルデヒドが体内を
巡ると、体中のたんぱく質と反応してAGE化(糖化)させてしまいます。
特にお酒が弱い人はアルコールを分解するのが苦手なため、アセトアルデヒドの影響を受けやすくなります。
お酒に強い人でも二日酔いになるほど飲んでしまうと大変な事になるので、自分の許容量以上を飲み過ぎない様に気を付けましょう。
☝お酒のおつまみの選び方にもコツがあります
居酒屋メニューだと、糖化物質の多い揚げ物や添加物のおおい加工食品が多くなりがち。もしメニューを選べるなら最初に“酢の物”を食べるのがオススメです。糖化物質や血糖値の急上昇から体を守ってくれますよ。飲み会30分前に酢(大さじ2杯)を水に薄めて飲んでから行くのも良い方法です♪
また、コンガリとした料理ばかりを選ばない様にして、サラダやお浸し刺身、蒸し物、煮物を選ぶようにするとAGE量を抑えられます。
☝締めのラーメンはほどほどに
飲んだ時の締めに、なぜラーメンを食べたくなるか知っていますか?
実は、アルコールを肝臓で分解する際、体内の糖質を消費します。アルコール分解にどんどん糖質を使うと、血糖値が下がり、空腹でなくても脳が勘違いして、締めに何か食べたくなるという訳です。
また、飲酒により、おしっこで出ていった塩分や電解質が、ラーメンのスープから摂れるのでアルコール分解で疲弊した体が欲しがります。
しかし、食事の締めにラーメンをどんぶり一杯食べると、明らかに糖質や塩分の摂りすぎとなり、胃にも負担がかかってしまいます。どうしても締めのラーメンを食べたくなったら、しじみの味噌汁や小さめのおにぎりなどにしておきましょう。
☝楽しいお酒は健康には良い
お酒を飲むと、理性をつかさどる脳の部分が麻痺するので、不安が和らいだり気分がよくなりますよね。また、お酒に含まれる成分には健康によいものも多くあります。楽しく談笑しながら飲むと、ストレス発散にも効果的です♪
お酒も健康に悪いんでしょ、と我慢しすぎるのもストレスがたまり、かえって腎臓に良くない場合もあります。脱水防止の飲水、おつまみメニューの選び方に気を付けながら、素敵な年末をお過ごしくださいね(*^▽^*)
(2019.12月号として配布したものです)
- この記事を書いた人
- ゆっきー
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