夏の疲れが出ていませんか?慢性腎臓病(CKD)の人の夏の過ごし方のコツとは?
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きよら通信担当のゆっきーが、腎臓病お役立ち情報をお届けします(*^^)v
目次
夏の水分補給に適した飲み物とは
夏は1年で最も腎機能が落ちやすい時期。
しっかり意識して水分を摂らないと腎臓が悲鳴を上げてしまいます。
しかしスポーツドリンクや緑茶での水分補給は、腎臓が悲鳴を上げてしまうことも・・・。
夏の水分補給に選ぶべきものは
夏場の水分補給に選ぶべきものは、水またはノンカフェインのお茶が最適です。
1日食事以外で1~2L飲みましょう。
※但し、むくみや飲水制限のある人は医師の指示に従ってください。
スポーツドリンク等の甘い飲み物は、血糖値を急上昇させたり腎機能悪化の原因になります。
またコーヒーや緑茶等のカフェイン飲料は、利尿作用があるので水分補給には適しません。
夏バテしていませんか?
暑くなってくると、食欲がなくなったり、だるさが続いたり、眠れずにぐったりしていませんか?
腎臓に不安がある人が、夏バテで食欲が落ち、さっぱりした物や冷たいものばかりを口にしていると・・・
特に高齢者は栄養不足で寝たきり生活へ一直線となる恐れもあります。
夏バテはどうして起こるの?
現代人の夏バテは、暑さだけが原因ではありません。
むしろ、冷房の温度変化に体が適応できず、自律神経のバランスが崩れる事で引き起こされます。
また、最近は温暖化の影響により、9月半ばを過ぎても猛暑が続くことが多いですよね。
夏バテ対策は長期戦だと心得て、夏バテをやっつける3か条をチェックしておきましょう!
夏バテを防ぐ食事
①体を温める物を食べましょう
冷房や冷たい飲み物により、思いのほか体は冷えています。 冷えは胃腸の働きを低下させ、不調の原因になります。 煮物やスープなど、温かいメニューを1日1回は取り入れるようにしましょう。 ニンニクや生姜、唐辛子、山椒やカレー粉など、体を温めるスパイスを活用するのもおすすめです。 |
②食事は量より質を重視しよう
暑さにより、ビタミンやミネラルがほかの季節よりも消費されています。 意識的に、いろんな食材を食べて補うようにしましょう。 特に摂りたい食材は、トマト・ピーマン・南瓜・ナス・ゴーヤなどの色の濃い夏野菜! 胃腸を守るねばねば食材の長芋やオクラ、モロヘイヤもGOOD! 疲労回復には、ビタミンBやアミノ酸が多いウナギ、カツオ、豚肉、レバー枝豆がおすすめ食材です。 |
体温調節を自発的にして夏バテを防ごう
①空調を過信しない
5度以上外気と室内の温度差があると体に負担がかかります。 とはいえ、35度を超える日も多いので温度調節が大変です。 設定温度は28度を目安にし、下げ過ぎない工夫をしましょう。 あわせて、除湿モードを活用すると同じ温度でも涼しく感じます。 同時に、扇風機を首振りモードで回すと、空気が循環して温度を下げ過ぎずに済みます。 冷房の風は天井に向け、直接冷風が体に当たらないように工夫しましょう。 |
②こまめな体温調節を心掛けよう
冷房の効きすぎた室内では、面倒がらずに1枚はおるようにしましょう。 体が冷えすぎると、免疫力や内臓機能が低下したり腎臓にもよくありません。 また、外出時は暑さ対策を出来る限り施してください。 帽子や日傘などを使い、長時間高温にさらされるような外出は控えた方が腎臓には安心です |
夏バテ予防には自律神経を整えよう
①体を動かすと自律神経に〇
体を動かすと、血行がよくなり老廃物が外に出やすくなります。 最近は朝晩も暑いので、お家の中で無理せず体を動かしてみましょう。 ストレッチや、ラジオ体操、踏み台昇降などがおすすめです。 エアコンで冷えて固まった体が喜びますよ。 |
②ぬるめのお風呂で自律神経を安定させよう
38~40℃のお湯で20分程、水分補給をしっかりしながら入浴しましょう。 お湯の水圧や浮力により、筋肉がゆるんで体がリラックス状態になります。 湯上り時にスーッとする成分の入った、夏向きの入浴剤を活用するのもオススメ。 夏こそお風呂につかる頻度を増やしてみましょう。 |
夏に食べたいスイカの話
スイカはカリウムが多いからと・・・敬遠してはいませんか?
実はスイカのカリウム含有量は、果物の中でも比較的少なめです。
カリウム100㎎分だと、バナナは1/3本(約30g)しか食べられませんがスイカなら80g食べられます。
また、スイカの赤い色素は、抗酸化作用の強いリコピンという成分です。
リコピンと言えば、トマトの方が多そうですが、なんとスイカ80gでトマト大玉1個分のリコピンが入っています。
これにはビックリですよね!
夏の紫外線ダメージの回復やガンや老化の予防にピッタリなんです。
ほかにも血圧を下げるシトルリンという成分やミネラルも豊富に含まれています。
旬のスイカパワーをぜひ取り入れてみてくださいね。
(2020.8月号として配布したものです)
- この記事を書いた人
- ゆっきー
美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
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「夏の疲れが出ていませんか?慢性腎臓病(CKD)の人の夏の過ごし方のコツとは?」への2 件のフィードバック
腎機能には果物(生)は控えめに、生野菜も多量にとるな、スイカ,カボチャ、トマト、キュウリ、あぼがど
等が指摘されて注意しておりますが、腎臓そのものの機能に与えるものであれば注意が必要と、泌尿器科の先生に言われました。腎機能の低下は年齢とともに漸減しますが、やはり血糖値の値が原因なので、注意しています。
腎臓に直接作用して機能を高める薬品はありませんが、これに関与する要因に注意すればよいとのこと、したがって血糖値の値に注目しています。
コメントありがとうございます。
血液検査のカリウム値が高い場合には「生野菜を控えるように」と言われますよね。
果物はカリウムもさることながら「果糖」が曲者です。
なぜなら、
1)果糖は血糖値(ブドウ糖濃度)としてカウントされない!
2)果糖はブドウ糖の10倍以上も血管を傷つけるAGEを作りやすい!
という特徴があるからです。
匿名様の血糖値を上げない食生活は腎臓のみならず健康寿命の延長にもつながるとおもうので素晴らしいと思います。
さて、腎臓病には多種多様なタイプがありますが、透析導入が多い順に、
1位:高血糖が特徴の糖尿病性腎症
2位:高血圧が特徴の腎硬化症
3位:炎症が特徴の慢性糸球体腎炎
4位:原因不明
となっており、どのような点に気を付けるべきかを知るためには、自分がどのタイプなのかを知ることが大切だと思っています。