運動の秋はインターバル速歩がおすすめ

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1万歩目指さなくても大丈夫!秋の運動の新雑学
酷暑の季節は、熱中症を避けるために外出を控えていた方も多いと思います。
そこで、今月号のきよら通信では、『腎臓にやさしいウォーキングの雑学』をお届けします。
歩きたくなる雑学1)長時間歩かなくてもよい
ある研究によると、10分間の歩行を3回行うのと、30分連続して歩くのでは、意外なことに健康効果は変わらないとのこと。
運動は、こまめに取り入れた方が習慣化しやすいので、毎食後に10~15分程度歩いてみませんか?
食事で摂った「糖」が消費され、血糖値があがりにくくなるので、糖化による腎臓への負担が減らせます。
※食後すぐの運動は消化を妨げるので、30分程たってから歩いてみましょう。
出典:日経グッデイ(運動は一気にやるか小分けか、効果あるのはどっち?)
歩きたくなる雑学2)忙しければ週2日でもOK

いろいろ忙しくて、休日しか運動する時間が取れない場合もありますね。
そんな方に朗報です!
京都大学の研究によると、週に2日8000歩程度を目安に歩けば、十分に健康効果が得られることが判明しました。
全く歩かない人と比べると、死亡率が14.9%も低くなるとのこと。
運動習慣が無い人は、まずは週2日を目標に歩いてみましょう。
※ちなみに、週に3日以上歩く人の死亡率はさらに下がり、16.5%も低下するそうです。
出典:京都大学(1週間の歩行パターンと死亡リスクの関連を明らかに)
歩きたくなる雑学3)睡眠の質が改善

日中にウォーキングを行うと、幸せホルモンのセロトニンが沢山分泌されます。
さらに、セロトニンから睡眠ホルモンであるメラトニンが作られるので、睡眠に不安がある場合は日中のウォーキングがオススメ。
歩きながら日光を浴びると、体内時計がリセットされ、不眠の改善にもつながります。
出典:yourDr.( ウォーキングで睡眠の質がアップ!自律神経を整えるのにも効果あり )
歩きたくなる雑学4)減塩に匹敵する降圧効果

厳しい減塩を行うよりも、歩く方が血圧を下げられると報告されています。
高血圧治療ガイドライン(2014)によると、1日4.6gの厳しい減塩食よりも30~60分有酸素運動をした方が、上の血圧も下の血圧も下げられるというデータが出ています。
日本の高血圧症の4人に1人は、減塩しても血圧は下がらないと言われています。
「薄味で頑張っているのに血圧が下がらない」とお悩みでしたら、ウォーキングを取り入れてみてはいかがでしょう。
歩きたくなる雑学5)体が若返る!効率的なウォーキング方法
ここまでで紹介したように、ウォーキングは体に良いことずくめ!
そこで、この秋は短時間で抜群の効果が得られる『インターバル速歩』に挑戦してみませんか?
運動が苦手な方や忙しい方にももってこいのウォーキング方法です。
『インターバル速歩』は日本で開発された健康法ですが、世界中で注目されており『日本式ウォーキング』と言う名前で、アメリカの大手新聞(ワシントンポスト)でも紹介されたんですよ!
インターバル速歩の効果(その1):体力年齢が10歳若返る
1日1万歩(週4回、1日100分以上)歩くグループと比べると、インターバル速歩(週4回、1日30分)を行ったグループの方が太ももの筋肉が強化され、体の持久力も10%向上しています。
インターバル速歩の効果(その2):骨年齢が2歳若返る
速歩の際に骨に力が加わることで、骨密度が上がり、50歳以上の女性に6か月インターバル速歩を実施した結果、約1%(骨年齢でいうと2歳分)骨量が増加したという結果が出ています。
インターバル速歩のやり方

最初にゆっくり3分間歩き、次に早歩きを3分間!
これを繰り返すだけ。
早歩きが計15分になればOKです。

早歩き時は、歩幅を3~5センチ大きめを意識しましょう。
早歩きの目安は、ややきついと感じるペース。
・すこし息が弾む
・隣の人と会話を続けるのが難しい
を目安に、背筋を伸ばして大股で歩いてみましょう。
詳しく知りたい方は、インターバル速歩第一人者 能勢博教授(信州大学)の以下の著書を参考にしてみてくださいね。

運動の秋のちょっとした裏技
【足腰が痛い場合は、水中ウォーキングがオススメ】

浮力で足腰にかかる体重が軽減されるので、楽に高強度の運動ができます。
また、水圧で血流量がさらにアップするので、全身のむくみ軽減にも。
※妊娠中ゆっきーは医師のすすめで週3でプールに通い、超安産でした(笑)
【雨の日はショッピングモールやデパートでウォーキング】

大型ショッピングモールでの屋内ウォーキングもいいですね。
また、階段を上る時よりも下る時の方が、筋肉が強化されます。
エレベーターで最上階までのぼり各階をウォーキングしながら階段で下るのもおすすめです。
天気を気にせず、トイレも自販機もあるので安心ですよね。
【運動後30分以内にタンパク質を摂ると筋力UP】

ロイシンというアミノ酸が豊富な食材(きな粉入牛乳・豆乳、温泉卵など)を運動後30分以内に摂取すると、筋肉を増やすことができますよ。
(2025年11月号として配布したものです)
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- この記事を書いた人
- ゆっきー
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