免疫力をあげて腎機能を守る方法
目次
免疫力と腎臓病

三寒四温の春先は、体調を崩しやすいという人も多いのではないでしょうか。
風邪などをひいてしまうと、発熱や脱水により腎機能に負担がかかる場合があります。
また、腎機能が落ちてくると、血液中の老廃物が増えるので免疫機能が低下しやすくなります。
免疫力を鍛えておけば、急な気温の変化などで体に負荷がかかっても食い止められます。
3月は免疫力アップで腎臓を守る!

これから紹介するコツは、いずれも免疫力をアップさせるために有効です。
ピンときたものから普段の生活に取り入れてみて下さいね。
体を温めて免疫アップ

現代人は、運動不足で体温維持に必要な筋肉量が減り、体温が低めの人が増えています。
(体温が低い状態だと全身の血流も悪くなるので、腎機能にもよくありません。)
体温が上がらず血流が悪くなると、体内をパトロールして異物と戦ってくれる白血球が体の隅々まで行き届かなくなります。
すると、病気の原因を発見するのが遅れ病気にかかりやすくなります(これが免疫力の低下です)。
そこで体温UP!血流量UP!の健康法を取り入れてみて下さい。
体を温めるオススメの方法
①1日30分歩く | 体温の低い朝にウォーキングをすると、体温が0.7~1度上昇します。 |
②10分程度の入浴 | 心地の良いと感じる温度で、リラックスして浸かりましょう。 |
③スクワット | 一番大きな筋肉は太ももの筋肉です。 スクワットなどで、こちらを鍛えて動かすと血流もよくなります。 |
④白湯を飲む | 朝起きた時は体温が下がっています。 白湯を飲むと内臓から温まります。 |
⑤あったかアイテムの活用 | 腹巻、カイロ、湯たんぽ、ヒートテックなどの下着を取り入れてみましょう。 |
水分補給で免疫力アップ

腎機能維持のためにこまめな水分摂取を心掛けていると思いますが、免疫力維持のためにも水分補給は欠かせません。
体が脱水状態に陥ると、口や鼻、喉の粘膜に存在する、異物を除外するための“線毛”の働きが低下するので、風邪の原因菌などの外敵が体内に入り込みやすくなります。
免疫力アップする水分補給の方法
隠れ脱水チェック表
□尿の色が濃い |
□肌が乾燥する |
□口の中がねばつく |
□靴下のゴム跡が10分以上残る |
一つでも当てはまれば隠れ脱水の可能性第!
チェック表に引っ掛かったあなたは、以下の表のような水分補給を心掛けてください。
※むくみや心臓病等で飲水制限がある方は、医師の指示に従ってくださいね!
①1日1.5~2Lを目安に食事以外から水分補給をする |
②1回に150ml程度、1時間に1回、喉が渇く前に飲む |
③体が冷えているときは、白湯を飲む |
④カフェイン飲料(コーヒーや緑茶など)を飲んだ時は、プラスでもう一杯水を飲む |
腸内環境を整えて免疫力アップ

腸は尿毒素の発生場所!
腎臓に負担をかけないように、腸内環境に気を付けている人は多いのではないでしょうか。
実は、腸内環境が悪いと免疫力も低下してしまうのです。
腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)が増えると免疫物質(IgA抗体)が増えて、外敵から体を守ってくれます。
腸内環境を整えるには…

・野菜
・海藻
・きのこ
・豆類
・雑穀
…など

・漬物
・キムチ
・チーズ
・納豆
・味噌
…など

カリウム制限やリン制限がある場合は、食物繊維サプリや、善玉菌サプリの活用するのもオススメ。
(ちなみに、きよらプレミアムには水溶性食物繊維が4000㎎、乳酸菌がヨーグルト100個分入っています!)
口腔環境の改善で免疫力アップ

口の中では免疫物質(IgA抗体)が外敵の侵入を防いでくれています。
しかし、歯磨きやうがいを怠ると、口の中で有害な細菌が増えてしまいIgA抗体が枯渇して、風邪等の原因菌が侵入しやすくなります。
また、歯周病が進むと、歯周ポケットという溝に悪い菌の巣が出来てしまうので、ますます口の中の悪い菌が増えてしまいます。
歯磨きなどの口腔ケアは、インフルエンザの感染を防いだり、糖尿病や心臓病のリスクを下げるという報告もあります。
この時期は特に口腔ケアをしっかり行ってください。
口腔ケアの方法
①1日最低1回は5分間以上丁寧に歯を磨く |
②特に寝ている間に口腔内の環境が悪化するので、夕飯後の歯磨きを推奨 |
③朝起きたら口の中で増えた菌を飲みこまないように、うがいや歯磨きをしてから飲食する |
笑いや会話で免疫力アップ

笑いや楽しい気持ちは免疫細胞を活性化して、免疫力をアップしてくれます。
また、単に免疫力をアップするだけでなく、免疫システムのバランスを整えてくれるので、リウマチなどの自己免疫疾患(免疫力が暴走し自分の体を攻撃してしまう病気)にも効果があります。
逆に、悲しみやストレスは免疫細胞 の働きを鈍くして病気を引き寄せるので、笑顔を意識しましょう!
笑いの健康効果
笑いの健康効果は、実に多岐にわたり、様々な論文も出ています。
口角を上げるだけでも笑いの効果がありますが、できれば人と会って会話するのがオススメ。
日々、笑いのネタを探しておいて(失敗や短所なども笑いのネタにできればポジティブに過ごせます)身近な人と一緒に笑って過ごしましょう。
他にも、以下のような健康効果があるので、『笑う門には福来たる』とはよく言ったものですね。

笑うことで、脳の働きが活性化されて、記憶力がアップします。

おもいっきり笑うと、呼吸がふえて酸素が沢山取り込まれ血行が良くなります。

笑っているときは心拍数や血圧が上昇し、呼吸も増えるので運動になります。

笑った後は、副交感神経が優位なリラックスモードになります。

モルヒネの数倍の鎮痛物質が脳内で作られます。
免疫力アップは腎機能にも◎

これらの栄養素が含まれる食材は、免疫力を上げてくれます。
・ビタミンB(マグロ、カツオ、鮭、豚肉)
・ビタミンA(レバー、うなぎ、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草)
・葉酸(ブロッコリー、わかめ、えだまめ)
しっかり栄養をとり、寒暖差が激しい季節を健やかにお過ごしください。
(2025年3月号として配布したものです)
- この記事を書いた人
- ゆっきー
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