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きよら通信バックナンバー

2024年最新研究からの腎臓病耳寄り情報!

ブロッコリーを食べる女性の画像

腎臓病の克服を目指し、世界中の研究者たちが努力を続けています。

今回は研究最前線の情報をゆっきーが読み解いて、腎臓病に役立つ情報をお届けします。

【朗報】SGLT2阻害薬ジャディアンスが慢性腎臓病への適応を取得

飲み薬のイメージ画像

SGLT2阻害薬は、血糖値を下げる糖尿病治療薬として開発された薬ですが、心臓や腎臓を守る効果がある事が明らかになっています。

有効成分の構造が異なるSGLT2阻害薬が製薬各社から発売されている中、腎臓病治療薬として処方できるのはフォシーガとカナグルだけでした。

そして、2024年2月にジャディアンスが糖尿病のない腎臓病患者の治療薬として使えるようになったのです。

参考:エンパグリフロジン、CKDへの適応拡大が承認|短報|糖尿病・内分泌_腎・泌尿器_臨床医学_薬剤情報|医療ニュース|Medical Tribune (medical-tribune.co.jp)

現在登場しているSGLT2阻害薬は以下の6種類あります。

SGLT2阻害薬の種類商品名成分の名前備考
フォシーガダバグリフロジンプロピレングリコール水和物2021年8月に慢性腎臓病へ承認
ジャディアンスエンパグリフロジン2024年2月に慢性腎臓病へ承認
カナグルカナグリフロジン水和物2022年6月糖尿病がある腎臓病であれば使用可
デベルザ
アプルウェイ
トホグリフロジン水和物 
ルセフィルセオグリフロジン水和物 
スーグライプラグリフロジンL-プロリン 
(ゆっきーからの一言)

腎臓病の進行を緩やかにして心血管死を減少させるSGLT2阻害薬ですが、どの薬が一番効くのか?という研究結果は報告されていません。

これだけの選択肢があるので、将来的には自分に最適なSGLT2阻害薬を処方してもらえる日が訪れることでしょう。

【朗報】SGLT2阻害薬は尿酸にも貧血にも腎結石にも効きそう

医師に診てもらう患者のイメージ画像

腎臓での糖の再吸収を抑制して血糖値をさげる薬でありながら、なぜか心臓や腎臓を守ってくれるSGLT2阻害薬。

最新の研究では、尿酸値を下げたり、貧血を予防したり、痛い腎結石の発症リスクを低下させるなど、良いことずくめの万能薬?とも思える研究が相次いでいます。

参考:SGLT2阻害薬でCKD患者の尿酸値低下|糖尿病・内分泌|循環器|医療ニュース|Medical Tribune (medical-tribune.co.jp)

とは言うものの、薬には副作用がつきもの!尿量増加による脱水や低血糖や尿路感染症などの副作用があるということを常に頭の片隅に入れておいてくださいね。

【朗報】ブロッコリーが慢性炎症による死亡を低減

ブロッコリーを食べる女性の画像

アメリカのサウスフロリダ大学は、ブロッコリー(などアブラナ科の野菜)の摂取が、慢性炎症による死亡率を低下させると報告しました。

参考:ブロッコリーが慢性炎症と死亡を低減?(ケアネット)

慢性炎症とは自覚症状のない弱い炎症で、炎症物質が正常な細胞を傷つけて、発がんリスクを高める恐れがあるのです。

それを知ってか?農林水産省は2026年から“ブロッコリー”を指定野菜すると発表しました。

指定野菜になると生産者への補助金が手厚くなるため、安定供給につながるとか…炎症があると腎機能にもダメージが生じるので、毎日の献立にブロッコリーを加えてみてはいかがでしょう。

(ゆっきーの豆知識)
アメリカではブロッコリーを生で食べるらしいので、茹でても同じ効果があるのか?ちょっと心配です。
茹でたブロッコリーは生の大根(大根おろしでもOK)と一緒に口に入れて、良く噛むことで、生ブロッコリーと同じ健康成分が口の中で作られますよ。

【朗報】野菜をよく噛んで食べると血糖値を下げるホルモン(インスリン)が分泌される

スティックサラダのイメージ画像

血糖値が急上昇しないように、おかずや野菜から食事を食べ始め、糖質(ごはんやパン・麺類)を最後に摂る方も多いのではないでしょうか?

食べる順番や野菜の形状(固形または液状)により、血糖値の上がり方が変わるという研究結果がいくつも報告されています。

今回紹介する早稲田大学の研究では、

●千切りキャベツ(噛む必要がある)
●ペースト状キャベツ(噛まなくてよい)


それぞれを食べた後に糖質を摂取して比較したところ、千切りキャベツを噛んで食べたほうが“インスリン”の分泌が促進され、血糖値の上昇が抑えられることがわかりました。

参考:野菜を「かむ」とインスリン分泌が促進|糖尿病・内分泌|医療ニュース|Medical Tribune (medical-tribune.co.jp)

(ゆっきーからの一言)

柔らかく食べやすい食材を選びがちですが、噛むことが腎臓を守る事にもつながります。

今日の食事から、少し大きめに食材を切ったり食感を残して調理をすることで、噛むことを意識した食事にしてみるのも良いかもしれませんね。

【朗報】温泉入浴により腸内の善玉菌が増加

別府温泉のイメージ画像

九州大学の研究によると、温泉への入浴により、腸内のビフィズス菌が増加することが分かりました。

研究が行われたのは泉質豊富な別府温泉。

様々な泉質の温泉に7日間連続で毎日20分ずつ入浴し、食生活は普段通りに過ごして、腸内細菌の変化を測定しました。

その結果、炭酸水素塩泉が一番ビフィズス菌を増やしたそうです。

ビフィズス菌は悪玉菌を減らして腎臓の負担を軽減してくれる善玉菌です。

加齢とともに腸内の善玉菌は減少してしまうので、今回の結果は慢性腎臓病にとっても朗報ですね。

参考:温泉」が腸内細菌叢に良い影響 泉質によって異なる健康効果 温泉療法は肥満・メタボの人にも良い(保健指導リソースガイド)

(ゆっきーからの一言)

自宅のお風呂を炭酸水素塩泉にするには、泡の出る入浴剤(花王のバブ等)を使うと良いですよ。

夏でも湯船に浸かると、血行が促進し、寝つきがよくなるなど、良い影響がたくさんあります。

心地よくリラックスできる温度(40℃前後)で入浴し、入浴前後の水分補給も忘れずに!

【朗報】週3個以上の卵を食べると高血圧の予防に

かきたまスープのイメージ画像

一昔前は「卵はコレステロールを増やすからダメ!」とネガティブなイメージがありましたが、それは過去のお話。

2024年に発表されたイタリアの研究では卵を摂取しているグループの方が高血圧や脂肪性肝疾患の発症リスクが少なくなると報告されました。

腎機能に不安がある方は特に、たんぱく質はこまめに、朝昼晩まんべんなく食べる事が大切です。

お肉や魚を食べるのは夕飯だけ・・・といった食生活だと、腎機能に負担をかけかねません。

なぜなら、一度にまとめてたんぱく質を食べると、消化しきれないたんぱく質が、腸内の悪玉菌によって尿毒素に変わり、腎機能を落としてしまうのです。

ですので、たんぱく質が不足しがちな朝・昼ごはんに卵を取り入れてみてはいかがでしょう。

参考:週3個以上の卵が脂肪性肝疾患と高血圧を予防?(ケアネット)

(ゆっきーからの一言)

卵を調理するときは、油で調理する目玉焼きやスクランブルエッグより、

●生卵
●温泉卵
●ゆで卵
●卵スープ

など、油を使わない調理法(※)にするとAGEが少なく腎臓にも優しくなりますよ。

※バター等を使って焼いたオムレツやスクランブルエッグ、こんがり焦げ目の目玉焼きより、腎臓に優しいです。

おわりに

炭酸ガスの出る入浴剤のイメージ画像

普段の食事で、大きめに食材を切ったり、入浴剤に炭酸ガスが出るものを選んだり・・・意外なことが腎臓病に役立ちそうというお話でした。

さっそく今日から最新研究の成果を取り入れて腎臓に優しい生活をおくってみてくださいね。

(きよら通信2024年8月号としてお届けした内容に加筆修正しました)

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この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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