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慢性腎臓病(CKD)にやさしいメニューの選び方!老けないのはどっち?【書評】(難易度:中級)

こんにちはゆっきーです♪
前回の食材編に引き続き、腎臓病や老化を予防する知恵を学べる山岸昌一先生の本をご紹介!
あなたは何問正解できる?挑戦してみてくださいね☆


『老けないのはどっち?』
著者:山岸昌一(発行:河出書房新社 夢文庫)
ISBN-13: 978-4309485362
発売日: 2020/2/11

今回は第2章の老けないメニューについて

第1章 老けない食材はどっち?
第2章 老けないメニューはどっち?
第3章 老けない食習慣はどっち?
第4章 老けない人はどっち?

老けないメニュー選びのポイントは、高温で長時間調理しているかどうか。

加熱調理するほどAGEが増え老けやすいメニューになります。

したがってメニュー選びのポイントは

生→蒸す・茹でる→炒める・焼く→揚げる

といった順で、老けやすいAGEが多く含まれるメニューだと判断してみてくださいね。

(とはいえ、単純に調理方法だけでは判断できず、どんな食材や調味料を使っているかもクイズを解くポイントとなるので、少し難易度が高めの問題です)

Q.1スクランブルエッグとオムレツ老けないのはどっち?


さあ朝ごはんの定番メニュー、ホテルの朝ごはんバイキングならいろんな卵料理が並んでいますね!

生卵や温泉卵と比べるなら、断然オムレツが老けるメニューと分かるのですが…。

スクランブルエッグもオムレツも、バターなどの油でフライパンで焼いて作るからどっちも一緒じゃないの?と思いますよね。

似た者同士なメニューですが、オムレツの方が加熱時間とバターの量が多くなりAGEが多くなります。

よって、正解はA.1スクランブルエッグ(1367exAGE)の方が老けにくいメニューです。

(オムレツは2734exAGE)

Q.2焼き鳥(4本)と唐揚げ(4個)老けないのはどっち?


これは簡単…?

揚げてる方が高温調理だからから揚げの方がAGEが高いでしょ!というひっかけ問題。

実は、焼き鳥は細かい肉片をじっくり直火で焼くので、AGEができやすいメニューなのです。

正解はA.2から揚げ(4個5641exAGE)の方が老けにくいメニューなります。

ちなみに焼き鳥(4本)は9484exAGE。

肉を加熱調理する前に、酢やレモンに漬けておくとAGEの生成量を少なくすることが出来ます。

また、焼肉は片面ずつじっくり焼くよりも頻繁にひっくり返すことでAGEが2割ほど少なく抑えられるそうです。

ぜひ試してみてくださいね。

Q.3カツ丼と天丼老けないのはどっち?


これは両方揚げ物をつかったどんぶりメニューなので難問です。

実は、A.3天丼(3725exAGE)の方が老けにくいメニューです。

対してカツ丼(8984exAGE)は同じ揚げ物メニューなのに天丼より5000exAGEも高いのは、豚肉自体に脂肪分が多い為です。

天丼の食材は魚介類や野菜が中心となるのでAGE量を抑えることが出来ます。

しかしながら、丼ものは早食いになりがちで血糖値を急上昇させやすく、体内でもAGEが作られやすくなります。

ですので、毎日丼メニューを食べるのはやめておいた方がよさそうです。

その他、オムライスやエビピラフ、カレーライス等ランチで選びがちなメニューも紹介されていますよ。

Q.4肉じゃがと豚の生姜焼き老けないのはどっち?


さて、こちらは甘辛くご飯も進む味付けの料理ですね。

ここまで読んでいただいたあなたには簡単だったかもしれません。調理方法や食材の違いで一目瞭然!

正解はA.4肉じゃが(1530exAGE) 

豚の生姜焼き(10048exAGE)甘辛いタレでコンガリ焼くとこんなにAGEが上がってしまいます。

より老けないようにするには、両者とも、脂身が少ない部位の肉を選ぶとAGEの量が抑えられます。

おわりに

この第2章には、こんなアドバイスが書かれていました。

同様の食材を使っていても、AGEにはかなりの差が生じ、ある程度決まった法則を見いだせる。➡同じ豚肉でも脂身が多いほど老けやすい、調理方法や調味料によってもAGEの量が変わってきます。
調理温度以外で気を付けるコツをつかもう➡加熱前に肉や魚を酢に漬ける、長時間の加熱は避ける、高AGEのトッピング(フライドオニオンやクルトンのようなもの)やドレッシングは避けるなどの工夫が大事。
複数のメニューから選ぶときは「低AGEメニューはどれか?」と考えるのを習慣にしよう➡慣れてくると、AGEの少ないメニューがだんだんわかってきます。

おうちでつくるご飯なら、同じ食材でもAGEを少なく作ることが出来ますね。

ぜひ調理温度や食材選びに気を付けて、老けにくい食習慣を取り入れてみましょう。

ぜひ本書を手に取って(Amazonなどで購入できます)読んでみてくださいね。

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この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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「慢性腎臓病(CKD)にやさしいメニューの選び方!老けないのはどっち?【書評】(難易度:中級)」への3 件のフィードバック

  • 第一三共からリゲイントリプルフォースというサプリが出ています。
    体内の糖を消費しやすくしてAGEを増やさないというサプリです。
    ゆっきーさんは、このサプリどうお感じになりますか?

    • 匿名 様
      コメントありがとうございます。
      第一三共からリゲイントリプルフォースは血糖値の上昇をゆるやかにして(データの提示はありませんでしたが)AGEの生成を抑制することを期待したサプリメントの様ですね。
      弊社のたべる純炭きよらと抗糖化のメカニズムが異なるので、併用も有だとは思います。詳しくはメールにてご説明差し上げますのでそちらをご覧ください。

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