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腎臓病対策

慢性腎臓病と言われたら、腎生検をしなくてはならないの?

こんにちはゆっきーです。

先日こんなご質問を頂きました。

もしかして、同じ不安を感じているお客様がおられるのではないかと思い、紹介させていただきます。

腎生検の必要性とは?


お客様

現在、腎機能e-GFRが40と言われています。

3か月ごとの検査に行くたびに、腎生検(※)と言われるのではないかと心配でなりません。

腎生検をしなくてはならないほど悪いのか?

腎生検をすることによって腎機能がさらに低下するのではないか?

そう感じてとても不安です。

医師に言われた場合は、拒否せず検査を受けなければならないのでしょうか?

(※)腎生検とは、腎臓の細胞をとって直接調べる検査の事です。

腎生検の目的


慢性腎臓病と一言で言っても、腎機能に負担をかけてしまう原因は様々あります。

糖尿病
高血圧
IgA腎症
腎機能を落とす様々な原疾患

これらが原因の場合は、治療方針も立てやすいのですが、原因が不明な場合は腎生検を行った方がより正確な治療を行えます。

腎生検を行うことによってわかることは

「予後が良く透析の心配が少ないタイプ」なのか?
「ステロイド剤や免疫抑制剤を使った方が良いタイプ」なのか?

これらを正確に知ることができます。

腎生検のメリットとデメリットとは

病院のイメージ写真
腎生検は腎臓の細胞を切り取るので、利益と不利益があります。

腎生検のメリット腎臓の組織を直接診ることで、正確な診断や治療法の選択を速やかに行える点。
腎生検のデメリット生検による出血や合併症。
腎生検のメリットとデメリット

お医者さんは腎生検が必要かどうか、メリットとデメリットを十分検討した上で提案してくれます。

ステレオタイプに『とりあえずクレアチニン値が〇を超えたら腎生検しておくか…』なんて事はありませんのでご安心ください。

年齢や基礎疾患、社会的背景や合併症のリスクも十分に検討されます。

腎生検と言われやすいのは


では、どんな時に腎生検って言われる可能性が高いのでしょうか?

まずは、3月号のきよら通信に説明したように、腎臓の点数(e-GFR)が急激に悪くなっていないかグラフ化して確認してみましょう。

尿検査の異常(血尿や過度の尿たんぱく等)がずっと続いていたり、急速に腎機能が悪化している場合は腎生検をした方が良いかもしれません。

また、腎生検は医師が強制できるものではなく、患者や患者家族の協力や同意がなければ行えません。

腎生検で腎機能が低下しないか


腎臓の一部を切り取るとなると、腎臓へのダメージが心配ですよね。


腎生検のデメリットですが、出血による腎機能低下の可能性はゼロではありません。

北里大学腎臓内科のホームページによると、日本では1年間に約1万人が腎生検を受けており、98%は問題なく検査を終了しているそうです。

2~3%に軽い出血などの合併症あり(腎機能低下は明記されていません)、死亡例は3年間で2名(1万5千人に1人程度、0.007%)だそうです。

腎生検の方法

ちなみに、腎生検でどうやって腎臓の細胞をとるのかというと…

局所麻酔をし、うつぶせになって背中から鉛筆の芯の太さ程の針を刺して細胞を採ります。

麻酔するので穿刺の痛みは辛くないらしいのですが、「穿刺後にうつ伏せのまま安静にしているのがちょっと大変」という情報もありました。

おわりに

診察

不利益を上回る利益が期待できない場合は、腎生検は提案されないはずですのでご安心ください。

また、不安な場合はきちんとお医者さんと話し合って不安を解消出来るようにしましょう。

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この記事を書いた人
ゆっきー

美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
きよら通信やブログはゆっきーがお届けしています。
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