腎機能を守るためにも!腸トレの鉄則と痩せ菌ダイエット AERA2019.10.28号【書評】(難易度:初級)後編
AERAの続き(後編)です!
前編では、そもそも腸内細菌(善玉菌・日和見菌・悪玉菌)って何なの?という解説をしていきました。人間は食べたものから出来ていると言われますが、腸内細菌も自分が食べたものを映す鏡と言っても過言ではありません。
目次
腎臓をまもるための3つの腸活とは
早速本題!悪玉菌が増えると、腎機能に負担をかける物質が沢山腸内で発生し、腎機能が低下してしまいます。善玉菌を増やし、日和見菌を悪の方に加担させないようにする方法を伝授します。
1)悪玉菌を兵糧攻めにする方法
悪玉菌の好物はたんぱく質、棲家は大腸です。
たんぱく質は胃→小腸でアミノ酸までに消化されて吸収されます。ところが、大量にたんぱく質を食べたり、加齢によって消化・吸収能力が低下してしまうと、小腸で吸収しきれなかったアミノ酸が大腸に流れ込んで悪玉菌を喜ばせてしまうのです。
悪玉菌を兵糧攻めにするためには、たんぱく質はまとめ食いせず、少量づつ、食べる回数を増やして、よく噛んで食べて下さいね、カリウム制限がなければパイナップルやキウイなどのたんぱく質分解酵素を含む果物と一緒に食べたり、塩こうじで食材を下処理するのもよいと思います。
2)善玉菌を増やして日和見菌を味方につける方法
善玉菌の好物は食物繊維!でも、カリウム制限があるから野菜は食べられない(泣)・・・という方でも大丈夫!
難消化性デキストリン・イヌリン・フラクトオリゴ糖・レジスタントスターチといった成分を含むサプリメントを活用して下さい。通常のサプリメントはカリウムやリンは気にしなくてよい含有量だと思いますが、気になる場合は製造メーカーに問い合わせて下さいね。
ちなみに、難消化性デキストリンとイヌリンを配合した「きよらプレミアム」1包のカリウムとリン含量は0.1 mgと0.9 mgです(注)。
(注:慢性腎臓病に求められるカリウムとリン摂取制限は病期ステージにもよりますが1日あたり、おおよそ約2000 mg以下、700~1100 mg以下です。)
レジスタントスターチは冷ごはんに多く含まれるので、熱々のご飯よりも常温のおにぎりの方が善玉菌は喜びます。
3)悪玉菌が作る毒素を取りこまないようにする
理想的な腸内環境は善玉菌:悪玉菌:日和見菌が20%:10%:70%なので、10%の悪玉菌が作る毒素をできるだけ体内に取り込まないようにすることも大切です。毒素をからめ取るように吸着して腸壁からの吸収を阻害し、できるだけ早く便として排出してしまえるように、適度な運動と水分補給・腸マッサージなどで冬場の便秘に陥らないように気を付けて下さいね。
4)空腹の時間を設ける
ついつい間食をする癖がついているのは実は腸内環境にはよくありません。人間の腸は眠っている時や何も食べていない空腹時に大きく動き、腸内に溜まっている食べ物の残りかすを押し出すお掃除運動をしています。しかし、何か食べるとそのお掃除運動は止まってしまうのです。夕食から朝食の間、何も食べない時間が6時間確保できると、便秘が解消されるという報告も。腸をきれいに保つには、遅い時間(寝る前)に食べない、間食をしないように心がけましょう。
腸内細菌で性格まで変わる?!
腸内環境を整えることで腎臓を守ることができますが、それ以外にも肥満も、アレルギーも、うつ病も腸内細菌によって引き起こされている可能性があります。
今回ご紹介したAERA誌では、いつも体がだるくて疲れやすく、頭もぼうっとしがちな慢性疲労症候群患者に食物繊維が豊富なキャベツやブロッコリースプラウトなどの野菜を食べさせて、スクワットなどの筋トレを取り入れたところ、たった2カ月で症状が劇的に改善した例が書かれています。実は性格や思考(嗜好も)にまで腸内細菌が影響を与えている可能性が実験的に示されています。
例えば、冒険好きで果敢な性格のネズミと神経質な性格のネズミを用意して、それぞれの腸内細菌を入れ替えると、冒険好きだったネズミは臆病になり、神経質だったネズミは勇猛果敢な性格と行動に変わってしまうのです。
食べる内容を変えると1-2週間でガラッと腸内環境が変わります(良くも悪くも)。ちなみに純炭社長は人間ドックに備えた減量の荒療治で、プチ断食をしていたら、便の様子が大きく変わり腸内環境は絶不調だそうです(食事の代わりに小分けにしたプロテインドリンクのみ飲用、体重は減ったが食物繊維不足によりねっとりした臭い便に・・・決して真似しないでくださいね!汗)
もっと腸内細菌の神秘を知りたい方は、秋の夜長に河出書房新社の『あなたの体は9割が細菌』(定価2000円+税、ISBN978-4-309-25352-7)を手に取ってみて下さいね。
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- ゆっきー
美味しいものを食べることと、山登りが趣味の”ゆっきー”です。
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