どんなものをどれだけくっつけるか実験室をご紹介
こんにちは!水曜担当スタッフM子です。
夏本番,毎日暑いですね~全国的にみれば金沢は涼しい方なのだと思いますが,通勤時の車内温度は連日30℃を超えておりますし,十分暑いです。
各種分析装置のため,実験室の空調は必要不可欠ですが,社内の事務室も冷房が毎日入る時期になりました。
少し前までは窓をあけて風を通して涼んでいたのですが~
ちなみにM子の住まいは冷房がないので,窓をあけたり扇風機を回したり団扇であおいだりで対応です…暑い日中は仕事で不在ですので,特に問題ありません
今日も冷房の効いた実験室で「純炭」とはまた異なる炭材料の評価試験です!
評価試験もいろいろあります。
JIS等で定められた活性炭に関する試験のほかに,弊社では消化管等に存在する物質をある程度絞り込んで溶液を調整し,どういったものをどれだけくっつける(吸着する)かといったことを評価したりします。
20mgとか,極少量の炭を量りとり,調整した溶液と混ぜて,腸内温度くらいでシャカシャカ混ぜて~
決まった時間で液を採取し,元々の量からどれだけ炭に吸着されているかを調べるのです。
ちなみに「食べる純炭 きよら」のカプセルタイプに含まれる「純炭」の量は約180mg,錠剤タイプ1錠には約70mg含まれています。
試験液に含まれる物質の量を分析する際はこういった分析装置を使ったりします。
これは高速液体クロマトグラフィーという装置です。
複数の化合物が含まれる混合液であっても,各種条件を調整し,各物質をきれいに分離してそれぞれの成分の量を正確に分析できます。
大学の研究室にもありましたが,これを使う実験はしていなかったため,自分で触るようになったのは入社してからです。
中にはこんなきれいな色水(!?)も?
これはタンパク質の量を測る試薬です。分光光度計という装置を使って厳密にタンパク質量を測ることができます。
私は有る無しを調べるために簡易的に使っていたので,色がかわればOK!でチェックしておりました。
タンパク質があると薄茶色の液が青みがかっていきます。
量が多いとより鮮やかな青色に…
ちなみに定量する際はここまで青いと正確な量が測れないのですが
実験室って何かとおもしろくないですか??
安全で高性能で目的に合致した炭製品の開発を目指して~
M子は今日もあれやこれやと実験中で~す
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- DF