先日掲載したブログ記事「砂糖は1日どれくらい食べて大丈夫?」を読んでくださったお客様から、
砂糖と糖質の違いをご質問いただきました。
糖質ゼロの発泡酒を販売するアサヒビールでは以下のように説明しています。
糖類は糖質に含まれ、糖質は炭水化物に含まれます。
ですから”糖類ゼロ”よりも”糖質ゼロ”の方が”糖”を制限するという意味で効果的です。
(個人的には糖質制限ダイエットには疑問を感じていますが・・・)
あさイチの番組内でも紹介されていましたが、
糖質ゼロ(無糖・糖質レス)という表示は100 gあたり糖質0.5 g未満
糖質オフ(微糖・低糖)という表示は100 gあたり糖質5 g未満
糖質オフ飲料を500ミリリットル飲んでしまうと
アメリカ心臓協会が定めた1日摂取量(女性)を超えてしまう可能性もありますのでご注意ください。
ちなみにグラニュー糖は糖類の中でも二糖類であるショ糖(ブドウ糖と果糖が結合したもの)がほとんど。
一方、白砂糖はショ糖の一部をブドウ糖と果糖に分解した転化糖を混ぜて甘味を強めたものです。
砂糖の甘味を100とした場合、
果糖(120~170)>砂糖(100)>ブドウ糖(65~80)の順番。
果糖はブドウ糖の倍の甘味になるわけですが、
ここで注意が必要です。
果糖は低温で威力を発揮する糖。
清涼飲料水に果糖ブドウ糖液糖が使われる所以です。
ところが40℃以上の高温では甘味が急激に低下し、
ブドウ糖よりも低くなってしまうとのこと。
リンゴを煮ると甘味がなくなるように感じるのはそのため?
さて、果糖は血糖値を上げない糖として一時期注目されましたが、
最近では老化の原因物質と言われるAGEを作りやすい糖として評判を落としています。
実は、ブドウ糖と果糖ではAGEを作るスピードが違うだけでなく、AGEの毒性にも差があるのです。
(この続きは次回で)
「砂糖・糖類・糖質・炭水化物の違いと、AGEの作りやすさの違いとは?」への1件のフィードバック