1996年に公開された映画、ブラッド・ピット主演のセブンをご存知でしょうか?キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにしたサイコ・サスペンス映画です。
七つの大罪は、4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスが著した八つの枢要罪が起源とされているようです。
罪が重い順に並べると、
「暴食」
「色欲」
「強欲」
「憂鬱」
「憤怒」
「怠惰」
「虚飾」
「傲慢」
となり、「暴食」が最も罪が重いことになっています(映画セブンをご覧になった方はお分かりでしょうが、最初の被害者は「暴食」でした)。
「大罪」という言葉は「罪」そのものを指すのではなく、人間を罪や悪に導く可能性がある欲望や感情を表しているようです。
「暴食」とは対極に位置する「断食」がキリスト教・仏教・イスラム教・ヒンズー教など宗教・宗派をまたいだ共通の行為として受け継がれてきた背景には、豊かすぎる食生活が肉体的にも精神的にも人間を悪い方向へ導いてしまうことへの恐れがあったのではないでしょうか。
ところが、現代人は七つの大罪を忘れ飽食の時代を謳歌し、その結果、生活習慣病やうつ病のような精神疾患も急増しています。「親の心、子知らず」という言葉がありますが、先人の教えは大抵が正しいと思うのです。
古代のエネルギー源であるケトン体で動き出した脳が徒然なるままに考え出した文章をしたためつつ、ファスティング6日目に突入した身体データは・・・・体重が82,2 kg(マイナス5.5 kg)、血圧は114, 71でした。
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