こんにちはゆっきーです♪
AGE研究の第一人者である山岸昌一先生の新刊が届きました。
AGEは老化の原因物質ですが、慢性腎臓病の原因のひとつでもあるんです。
腎臓にやさしい食事の作り方やメニューの選び方について、クイズ形式で楽しく学べる一冊になっていますよ☆
『老けないのはどっち?』
著者:山岸昌一(発行:河出書房新社 夢文庫)
ISBN-13: 978-4309485362
発売日: 2020/2/11
山岸先生と言えば、読むデトックスの続編(2・3)でも登場している先生ですが、何をどう食べるかで大差がつく老化現象について、広い視野で学べる一冊となっています。
目次はこんな感じです↓
『第1章 老けない食材はどっち?』
『第2章 老けないメニューはどっち?』
『第3章 老けない食習慣はどっち?』
『第4章 老けない人はどっち?』
今回は第1章の中から、特に迷いがちなものを少しだけクイズ形式でご紹介いたします!
Q.1白米ごはんと玄米ごはん、老けないのはどっち?
さて、どちらが体にダメージを与え、老化を促進しやすいのでしょうか。考え方のポイントとしては…
①食べ物そのものに含まれるAGE量(調理温度が高いほど多い)
②体内でのAGEになりやすさ(簡単に消化吸収される状態かどうか)
によって変わってきます。白米と玄米では調理方法は一緒ですので①は同じと考えられます。しかし、②の観点では白米の方が短時間で消化吸収され血糖値が上がりやすいので老けやすいといえます。したがって正解はA.1玄米となります。同様の理由で、白い食パン>全粒粉、うどん>そば、という風に選ぶことができますね。
Q.2肉と魚、老けないのはどっち?
さて、こんなふうに食材で比べると、どう考えたらよいのでしょうか。実は、生の状態で比較すると、脂肪が多い食材の方がAGEが高くなります。例えば、牛肉(肩ロース100g)だとAGE値が1350になるのに対し、鯵(100g)では484となり、3倍近く差があります。また、肉の油は摂り過ぎると生活習慣病を招き老けやすいのに対して、魚の油は血液をサラサラにして若さを保つ助けをしてくれます。
よって正解はA.2魚となります。この項ではさらに詳しく、豚肉と鶏肉なら?などさらに詳しく解説しています!
Q.3カマボコとタラコ、老けないのはどっち?
さて、これは難問です。普段より腎臓に気を使って食材を選んでいるあなたはそもそも食べない!とおっしゃるかもしれませんね。加工食品は添加物や無機リンが多く含まれているので、なるべく控えるに越したことはありません。
ではこの両者を比べるとなるとどうなのでしょうか?かまぼこのような練り物は、加工の段階で加熱を加えるので、食材自体のAGE量は上がってしまいます。
したがって正解はA3.タラコとなりますが、両者ともに塩分も高いので食べ過ぎには注意しましょう。
また最近はやりのサバ缶は?魚の種類による違いは?…なども詳しく解説されていますので、目から鱗!要チェックです。
Q4.生野菜と漬物、老けないのはどっち?
さて、こちらも普段から腎臓に負担をかけないように気を付けている人には簡単だったかもしれませんね。減塩と注意を受けている人は、漬物をへらしているという人も多いでしょう。予想通り正解はA4.生野菜 になります。但し、味気ないからと言ってドレッシングやマヨネーズをたくさんかけてしまうのはNG。どうしても味気ないというならば、微量の塩と良質のオリーブオイルをかけることを推奨しています。
さあ、あなたのクイズの正解率はいかがでしたか?老化の原因はAGEだけではなく、食材に含まれている成分や、栄養素のバランス、塩分量、添加物量によっても変わってきます。
ゆっきーも一応、AGE研究協会の初級講座終了済なので、こんな問題簡単だろうと読み進めましたが、老けないようにするには幅広い知識が必要なのね…と叩きのめされました(わかりやすく説明してあるのでご安心を)笑
第1章では、他にも、老けない方の油の選び方(バター・マーガリン・サラダ油・オリーブ油…etc)、お酒(ビール・焼酎…etc)の選び方も紹介されているので必見ですよ。
ぜひこちらの本を手に取って、クイズにチャレンジしてみてくださいね♪
続きは次回お届けします(‘ω’)ノ
「慢性腎臓病(CKD)に良い食材の選び方!老けないのはどっち?【書評】(難易度:中級)」への1件のフィードバック