こんにちは
純炭社長@糖質制限中の樋口です。
私と同じ理学部生物学科出身で現役高校教師の妻が面白い話を聞かせてくれました。
身投げする昆虫
バッタやコウロギ、カマキリといった昆虫が
自ら水に飛び込んで魚の餌になっていることを知っていますか?
このように水に身投げして自殺する昆虫の体内にはハリガネムシが寄生しています。
ハリガネムシは昆虫の体内で成虫に育ちますが、交尾や産卵は水中で行います。
そのため、繁殖期を迎えたハリガネムシは昆虫の脳を支配して水に飛び込ませるのです。
自殺するコウロギと体内から出てくるハリガネムシを見たい方は
↓のリンク先からYouTube映像に飛べます。
https://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-458.html
フラミンゴに食べられたいアルテミア
純炭社長の世代にはシーモンキーとして知られるアルテミア(ブラインシュリンプ)。
透明で単独行動するアルテミアですが、
時として赤い集団を形成して数メートルにも広がることがあります。
これまでは光に反応していると考えられていましたが、原因は条虫という寄生虫でした。
条虫はアルテミアの栄養分を盗んで成長しますが、
アルテミアの体内では繁殖できません。
条虫が繁殖する場所はフラミンゴの体内なのです。
そこで条虫は透明なアルテミアの体を真っ赤に変えて寿命も延ばし、
単独行動から集団行動に変化させてフラミンゴが食べやすいように塊にならせるのです。
条虫おそるべし
哺乳類だって乗っ取られる
寄生虫に行動を乗っ取られるのは昆虫やプランクトンなど、
系統樹のあっち側(哺乳類とは異なる進化を遂げた外骨格系)だけではありません。
人間にも寄生しているトキソプラズマ(数ミクロンの原生単細胞生物)は
ネコ科の腸管内で生殖します。
トキソプラズマが寄生したネズミはネコの尿の臭いをかぐと、
その匂いにひきつけられて匂いの元に向かって突進するようになります。
本当は反対方向に逃げなくてはいけないのに・・・・・・
ネコ好きと犬好きの人間でトキソプラズマ感染を比較したら面白いデータが出るかも(笑)
私だって腸内細菌に乗っ取られているかも
以前のブログ「腸内環境と精神疾患」に書きましたが、
私の体は60兆個の細胞でできています。
しかし、腸の中には100兆とも1000兆とも言われる腸内細菌が棲んでいます。
考えようによっては我々の身体は腸内細菌が生きて行くためのカプセルなのかも知れません。
腸内細菌によって痩せたり、太ったり、うつ病になったり、
食行動や精神状態が影響を受けることも分かっています。
純炭社長が糖質制限を始めて、半年以上も継続していられるのは、
何かに操作されているのかも・・・・・