こんにちは
「食べる純炭きよら」ならびに「ダイエタリーカーボン」製造会社の純炭社長樋口です。今日は3連休のなかび。皆様いかがお過ごしでしょうか?
学校はもう夏休みなんですね。金沢駅市内は他県ナンバーの車がとても増えました。運転には気を付けて下さいね。
私が金沢の街を初めて走って感じたことは、
歩行者信号が赤に変わってから自動車用信号が赤に変わるまでのタイムラグが短いこと。(言っている意味が伝わりますか?分からなかったらコメント下さい)
なんて横道に逸れていないで、本日はヒドロキシプロピルメチルセルロースという舌を噛みそうな言葉についてご説明します。
お客様からカプセルタイプの商品パッケージに書かれているHPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)は何?化学物質じゃないの?とのお問合せを受けることがあります。
※写真上は2021年度末まで販売していたボトルタイプのパッケージ画像
※写真下は2022年度より新しく販売しているチャック袋の新パッケージ画像
「食べる純炭きよら」をご利用いただいているお客様は食品中に含まれる物質についてとても勉強熱心です。
体に悪いものを摂りたくないと思っている皆様なので、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが気になるのは良く分かります。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースはきよらの主成分(ダイエタリーカーボン純炭)が入っているカプセルの原材料です。
一昔前、薬や健康食品のカプセルにはゼラチンが使われていましたが、人に感染する狂牛病(BSE:牛海綿状脳症)の原因が牛の体内に潜むプリオンであることが報告されてからは、牛の骨や皮を原料とするゼラチン製カプセルから植物セルロース由来のカプセルに急速に切り替わりました。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースの安全性に関しては食品安全委員会の評価結果が出ています。
https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_hydroxypro180518_1.pdf
8.評価結果
HPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロース) は、体内動態に関する試験の結果から、ほとんど体内に吸収されないと考えられる。
また、毒性試験の結果から、本物質は遺伝毒性及び発がん性はなく、類縁の加工セルロースを用いた試験結果を参考にすると生殖発生毒性も示さないと考えられる。毒性試験で認められた主な所見は、難消化性の食物繊維を大量摂取した際にみられるものと同様、軟便等の消化管への軽度な影響であり、ヒトに高用量のHPMC を投与した場合でも特段問題となる影響はみられなかった。これらのことから総合的に判断すると、本物質は極めて毒性の低い物質であると考えられる。
さらに、限られたデータではあるが、既に使用が認められている海外における使用量と反復投与試験の結果から得られたNOAEL (無毒性量)との乖離も大きい。
なお、本物質は、わが国において既に食品添加物として一部の食品に使用され、また医薬品分野でも使用経験があり、これまでに安全性に関して特段問題となる報告はない。
JECFA では、HPMC を含む7 種の加工セルロースについて、1989 年に「ADI を特定しない」と評価している。
以上から、HPMC が添加物として適切に使用される場合、安全性に懸念がないと考えられ、ADI を特定する必要はないと評価した。
※ADI(1日摂取許容量)とは一生涯毎日摂取しても影響を受けない量を指します。このように植物性セルロース(食物繊維)からできているヒドロキシプロピルメチルセルロースは体内に吸収されないので安全であることが証明されています。
同じく、きよらの原材料であるダイエタリーカーボン純炭も体内には吸収されず、安全性試験もクリアしています。加える健康から引く健康へ「食べる純炭きよら」が皆様の生活に安心をお届けできることを日々願っております。