美容と糖化と「食べる純炭 きよら」

今日も大好きな炭水化物を食べ過ぎているスタッフMですdelicious

先日,弊社代表の樋口も寄稿した雑誌が「日経ヘルス プルミエ」さんから発売されました。
タイトルはsign02

最新医学にもとづく慶應義塾大学式アンチエイジング
だれでも今日からできる!
「元気で長生き」バイブル

アンチエイジングに関するいろいろな解説とその対策方法が紹介されており,
「糖化」に関する分野で弊社の「食べる純炭 きよら」も紹介されております。

日経BPヘルス

わかりやすい文章とレイアウトで親しみやすい冊子となっていました!

食生活から考えると糖化や糖尿病が非常に気になるスタッフMですから,
いろいろな方法の中でできることから取り入れていきたいなぁと…。

とりあえずは…一番楽チンそうなので「食べる純炭 きよら」の錠剤タイプを日々じゃらじゃらと飲んでおります(笑)

食べる純炭 きよらブログ 初投稿!

こんにちは!
ブログ初登場のスタッフMです happy01

秋晴れの快晴sunだったお天気が一転!
午後には強風と時折激しい雨が…shock
日本海が荒れています!
umi0007-001
金沢はもうすっかり冬ですねー…

そんな中,弊社の「食べる純炭 きよら」のブログ投稿に関する社内講習会が開催されました(笑)
過去に経験のあるブログやフェイスブック等のアップ方法とは違うため,若干戸惑いますが…まぁなんとかなるでしょう!

先般,畠山 昌則教授(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻)のチームが「ピロリ菌が胃の細胞を未分化にする作用を持つ」との研究成果を発表されたとか!
文献にあたっていないので詳細を把握しておりませんが,おもしろそうなお話ですear

「食べる純炭」と「ピロリ菌」,実は少し関連する実験結果があるのですが…いつか詳しいスタッフが解説してくれるかもしれません!(笑)

学術的な話も背伸びして手を伸ばしつつ…??,メインは「心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書き綴って」いこうと思っております♪

「食べる純炭 きよら」ともども,末永くお付き合いのほどよろしくお願い致しますっhappy02

メディアでは報道されないもう一つの糖化

前回のブログでは

果糖は毒性の強いAGE(toxic AGE:TAGE)を作り、ブドウ糖からはAGE-1という毒性がないAGEができることをご紹介しました。

本来AGEは食品科学の世界で「美味しいものを食べたいcake」との願いで研究されたメイラード反応によって作られます。

ですから人間が美味しいと思う食事にはAGEが含まれているのです。

食品中に含まれるAGEの大半はブドウ糖から作られるAGE-1ですが、最近の研究で大変なことがわかりました。

口から摂取したAGEの10%近くが腸から吸収され、AGE受容体であるRAGEを増加させると言うのです。
Sato T, Takeuchi M et al., Eur. J. Nutr., 48: 6 (2009)

下のイラストをご覧下さい。

AGE血管

体の中では絶えずAGEが作られています。

このAGEは受容体であるRAGEに捕まり様々な病気の原因物質を作ります。

食事から摂取したAGEは体内に蓄積するだけでなく、なんと!RAGEの量を増やすのですcoldsweats02

RAGE病気血管

AGEが沢山含まれているファーストフードや電子レンジ加熱食品を食べ続けると、上のイラストのようにRAGEが増えてしまいます。

すると血糖値を抑えて体内で産生されるAGE量を減らす努力を続けても、

病気を悪化させる信号(シグナル)がいつまでも出続けることになります。

糖化を防いで老化や病気から体を守るには「体内の糖化を引き起こす二つの経路」を知っておく必要があります。

糖化経路

体の中でAGEができるのを抑えるには、野菜を食べてから炭水化物を食べるなど、糖の吸収を抑制する方法や、

糖の吸収を遅くするお茶やAGEを作り難くするバーブなどが有用です。

一方、(株)ダステックでは現代人が避けては通れない「体の外から入ってくるAGE」から体をまもる素材の研究開発を行っています。

 

果糖からは毒性が強いAGE(toxic AGE)ができやすい

TAGE仮説

糖化現象が老化や病気と関係していることをやっと日本のマスコミも報道し始めました。

しかし、日本の糖化研究の第一人者である金沢医科大学・竹内正義教授が10年以上も前から糖化の危険性を訴え、
食品メーカーや消費者に向かって啓蒙活動を続けていることは残念なことにあまり報道されません。

最近になってテレビや雑誌で取り上げられるようになったAGE(糖化物質:学術的には終末糖化産物といいます)は、

糖とタンパク質が結合して離れなくなったモノを言いますが、糖の種類やでき方によって様々な種類のAGEが作られます。

それゆえに、科学の世界ではAGEを複数系にしてAGEsと表すことが普通です(このブログではマスコミに合わせてAGEと称します)。

さて、2012年11月7日に放送されたNHKあさイチでも、久留米大学・山岸先生が

「果糖はブドウ糖よりも速やかにAGEを作るsign03」ことを実験的に示していましたが、それだけではないのです。

竹内先生の研究によると、「果糖からは毒性がつよいTAGE(Toxic AGE)が作られるcoldsweats02」ことがわかりました。

TAGEは細胞表面にある受容体(RAGE: receptor for AGEs)に結合して毒性を発揮します。

TAGEとRAGEの結合によって、失明原因のトップである糖尿病性網膜症が引き起こされるほか、

透析導入原因のトップである糖尿病性腎症にもつながります。

また、TAGEは神経細胞を殺す一方でがん細胞の増殖を促すなど、

老化に伴って見られる痴呆やがんの増加とも関係しているようです。

糖の中でも果糖は腸から吸収された後、フルクトース1リン酸→グリセルアルデヒドを経てTAGEを作ります。

一方、ブドウ糖から作られるAGE(竹内先生はAGE-1と称しています)はRAGEにはほとんど結合しません。

ですから、ブドウ糖から作られるAGE-1(グルコースAGE)は毒性がないと考えられてきたのです。

ここまで読んでくださった方は「じゃあフルーツは危険なの?食べない方がいいの?」とお考えでしょう。

山岸先生も番組中でおっしゃっていたように、

「フルーツジュースを飲むのであれば食物繊維を一緒に摂れる果物の方が良い」とのこと。

かつて流行した”りんごダイエット”のような偏った食事をしなければ問題ないということでしょう。

フルーツよりも問題なのはジュース類に含まれる甘味料”果糖ブドウ糖液糖”です。

”果糖ブドウ糖液糖”はトウモロコシやさつまいものデンプンを酸や酵素を使って果糖をブドウ糖に分解したもの。

果糖含有量は50~90%にもなります。

何気なく口にしている飲料ですが、あらためて成分表示を確認する必要がありそうです。

次回は、無毒と思われていたAGE-1(ブドウ糖由来のAGE)にも意外な落とし穴がsign01という話題をご紹介します。

 

砂糖・糖類・糖質・炭水化物の違いと、AGEの作りやすさの違いとは?

先日掲載したブログ記事「砂糖は1日どれくらい食べて大丈夫?」を読んでくださったお客様から、
砂糖と糖質の違いをご質問いただきました。

糖質ゼロの発泡酒を販売するアサヒビールでは以下のように説明しています。

糖類

糖類は糖質に含まれ、糖質は炭水化物に含まれます。

ですから”糖類ゼロ”よりも”糖質ゼロ”の方が”糖”を制限するという意味で効果的です。
(個人的には糖質制限ダイエットには疑問を感じていますが・・・)

あさイチの番組内でも紹介されていましたが、
糖質ゼロ(無糖・糖質レス)という表示は100 gあたり糖質0.5 g未満
糖質オフ(微糖・低糖)という表示は100 gあたり糖質5 g未満

糖質オフ飲料を500ミリリットル飲んでしまうと
アメリカ心臓協会が定めた1日摂取量(女性)を超えてしまう可能性もありますのでご注意ください。

ちなみにグラニュー糖は糖類の中でも二糖類であるショ糖(ブドウ糖と果糖が結合したもの)がほとんど。

一方、白砂糖はショ糖の一部をブドウ糖と果糖に分解した転化糖を混ぜて甘味を強めたものです。

砂糖の甘味を100とした場合、
果糖(120~170)>砂糖(100)>ブドウ糖(65~80)の順番。
果糖はブドウ糖の倍の甘味になるわけですが、
ここで注意が必要です。

果糖は低温で威力を発揮する糖。
清涼飲料水に果糖ブドウ糖液糖が使われる所以です。
ところが40℃以上の高温では甘味が急激に低下し、
ブドウ糖よりも低くなってしまうとのこと。
リンゴを煮ると甘味がなくなるように感じるのはそのため?

さて、果糖は血糖値を上げない糖として一時期注目されましたが、
最近では老化の原因物質と言われるAGEを作りやすい糖として評判を落としています。

実は、ブドウ糖と果糖ではAGEを作るスピードが違うだけでなく、AGEの毒性にも差があるのです。

(この続きは次回で)
 

砂糖は1日どれくらい食べて大丈夫?

本日(2012年11月7日)のNHK番組”あさイチ”で糖化物質(AGEs)の専門家である久留米大学の山岸先生が出演されていました。

最近話題の「糖化」。しかし、金沢が糖化研究のメッカであることは業界人の中でもあまり知られていません。

山岸先生は金沢大学医学部出身。

山岸先生の師匠に当たる金沢大学医学部の山本博教授はAGEsの受容体”RAGE”をクローニングした方。

そして、誰も糖化を話題にもしなかったころから、”Toxic AGEs病因説”を提唱し、

AGEsの毒性を啓蒙し続けてきた竹内正義先生(金沢医科大学教授)を忘れてはいけません。

抗糖化素材としてのダイエタリーカーボン「純炭」が金沢から生まれたのは偶然ではないのです。

と、話題は脱線しましたが、

生活習慣病が医療費を押し上げる中で塩分の摂取目安(男性10 g未満、女性8 g未満)は示されていますが、砂糖の1日摂取量は提唱されていません。

米国では2009年にAHA(American Heart Association:米国心臓協会)が男性150 kcal以下、女性100 kcal以下という基準値を発表しています。

砂糖のカロリーは約3.5 kcal/gなので、男性は砂糖42 g以下、女性は28 g以下に相当します。

オレンジジュース

横浜市衛生研究所の調査によると100%果汁のフルーツジュース100ミリリットル中には14 g前後の糖質が含まれています。

ということは?

コップ一杯(200ミリリットル)のジュースを飲んだだけで女性の一日分の糖分を摂取してしまうことになります。

上記の数値はアメリカ人の基準値をもとにした計算ですが、

体表面積で比較すると日本人はアメリカ人の83%程度。

この値で換算した砂糖の1日摂取基準は

男性:35 g以下(100%果汁ジュース250ミリリットル以下)
女性:23 g以下(100%果汁ジュース164ミリリットル以下)

ということになります。

”糖質”摂り過ぎていませんか?