便秘の改善が腎機能の低下を抑制する!?

こんにちは。純炭社長@糖質制限さぼり中の樋口です。

12月23日のY子ブログ(年末年始!腎臓にやさしい過ごし方とは??)にも書かれていましたが、東北大学の阿部高明教授らによって、便秘と腎機能の関係が研究されています。

便秘の改善が腎機能の低下を抑制する!?腸内環境の改善が腎臓病の治療法につながる可能性

腹痛

阿部先生らの研究を要約すると、

1)腎機能を低下させたマウスに便秘薬ルビプロストン(商品名アミティーザ)を投与すると腎機能の低下が抑制された。

2)便秘薬を投与されたマウスでは腸液の量が増えて腸壁の状態が良くなっていた。

3)腎不全マウスでは腸内善玉菌が減っていたが、便秘薬投与によって善玉菌の減少が改善されていた。

4)腎不全マウスの血液では、腸内で作られる尿毒素(腎臓などの臓器に障害を与える毒素)が増えていたが、便秘薬の投与によって血中尿毒素が減少した。

 

慢性腎臓病の患者さんが病院で処方される薬として、クレメジンのような球形吸着炭があります。この薬は腸の中で尿毒素を吸着して腎臓へのダメージを減らすこと目的としているのですが、進行性(クレアチニンの数値が確実に上昇し続けているのが明らかな)慢性腎不全でないと処方されない上に、困ったことに便秘の副作用(42例/2,617例:1.6%)があります。

また、阿部先生が研究に使った便秘薬ルビプロストン(商品名アミティーザ)も臨床試験の段階で62%に副作用があり、その内30%は下痢、23%は悪心でした。

安易に薬に頼るのではなく、生活習慣改善で便秘を解消したいですね。

次回は便秘を解消して腎臓を守るコツを紹介したいと思います。

腎臓

腎臓病と腸内環境 ~好循環と悪循環~

皆様こんにちは!
水曜担当スタッフM子ですhappy01

まだリバウンドは大丈夫そうです。
今月は-8~-11kgのあたりをさまよっております。

この1週間は-10kg周辺をウロウロ…美味しく糖質を摂りつつ,歩いたり地道に運動しよう…と思っておりますthink

さて,本日は実験の合間にちまちま読んでいた文献をご紹介~…文字ばっかりになってしまいましたがよろしければご一読くださいcoldsweats01

今年の4月に「Nephrology Dialysis Transplantation(腎臓学と透析と移植)」という論文雑誌において,「慢性腎不全における腸内細菌叢の変化と上皮バリアの構造・機能の損失;その本質,メカニズム,結果と有用な治療法」と題したレビューが発表されていました。

Altered intestinal microbial flora and impaired epithelial barrier structure and function in CKD: the nature, mechanisms, consequences and potential treatment

Nephrol Dial Transplant (2015) 0; 1-10
Nosratola D. et.al

 
腸内細菌が作る腎臓などの内臓に負担をかける物質(尿毒性物質;インドール,p-クレゾール,トリメチルアミン等)の存在は既によく知られています。

これらの物質は腸の細胞を通過して血液中に入り,肝臓で物質変換された後,本来は腎臓から尿として排出されますが,これが十分に機能しないと,血液を通して全身を巡って酸化ストレスなどを招きます。
 
これに加えて,腸内細菌が作る物質(アンモニア)によって,腸の表面のバリア構造が傷められ,そのため全身に炎症を招くような物質(細菌の毒素や体の一部など)がより細胞や血液中に流れ込みやすくなり,腸管で炎症を起こしたり,全身で炎症反応を引き起こすということも注意すべきだという文献でした。
 
腎機能が悪くなった方,慢性腎臓病の方はこうした物資を尿として体外に排出する機能が落ちていますし,そうした物質が増えることで腸内の環境が悪化し,悪玉菌の割合が高まり,さらに体に良くない物質の生産が増え…と,どんどん悪循環が続くことになりますshock
  
この文献ではこうした問題に対する対処法として以下の方法を挙げていました。

 1,尿素や他の尿毒性物質を減らす戦略
 2,高繊維栄養
 3,腸管でのα-グリコシダーゼ活性の阻害
 4,経口吸着剤
 5,腸管の浮腫を最小限にし,腸管の虚血を防ぐ目的の戦略
 6,プロバイオティクス
 
どれも,腸内環境を(生化学的に)できるだけよい状態にして,腸のバリア機能を傷めないように,尿毒性物質の発生を抑えつつそれらが体内に吸収されにくくするように…という目的です。
 
より具体的には,1では摂取するアミノ酸を一部ケトアナログ(アミノ酸から尿素の原料となるアミノ基を除いたケト酸のこと)のものに変えるとか,低タンパク食とすること,より長く高頻度の血液透析を行うことなどが挙げられています。

簡単に取り組めることと言えば低タンパク食だと思いますが,高齢者にとっては低タンパク質,低栄養よる感染症の方が問題になってきていることに注意が必要です。
 

2は善玉菌のエサとなる食物繊維をたくさん摂って,善玉菌を増やし,大腸の上皮細胞や免疫系のT制御リンパ球の重要なエネルギー源になる短鎖脂肪酸をたくさん合成してもらって,腸をできるだけ健康にしよう!という方法です。

難消化性でんぷんなどの摂取が推奨されていますが,一方でこれらを摂りすぎると腸内で発酵して,腹部の膨満感やガスがたくさん発生するのではないかと思います。
腸内細菌や腸内環境にはいいことだけど,お腹が張ったりおならが増えたり…は社会生活を行う上ではちょっとマイナス面かなと思いますcoldsweats01

 
3は炭水化物(糖鎖)の分解を抑制することで未消化の糖鎖を大腸に送り,これまた善玉菌の餌としましょうという方法です。
糖尿病のお薬の一つとしてα-グルコシダーゼ活性阻害剤が使われていますが(ブドウ糖への分解を抑制することで血糖値の上昇を緩やかにする),2と同様に腸内での発酵による弊害もあるようですthink

 
4は経口吸着剤,特に「慢性腎不全の進行抑制薬」である石油ピッチ由来の「」(AST-120;クレメジン®)について言及されています。

腸管内で食事由来や腸内細菌由来の尿毒性物質を炭に吸着し,便として排出(血管の中に入れず,他の臓器に移動させない)することで血中のインドキシル硫酸(インドールが肝臓で作り変えられた物質)等を低下させるというお薬です。

経口吸着炭(AST-120)が酸化ストレスと全身性炎症の双方を低下させるのですが,それは尿毒性物質の吸着除去のほかに,アンモニアの吸着を通じて腸のバリア構造保護にも働いているのではないかという見解で,筆者らは腎不全動物モデルを用いてこの仮説を検証済みです。
その実験では血中の細菌毒素,各種炎症性物質(複数のサイトカイン)や酸化ストレス指標物質の濃度低下も確認しているようです。
 
腸内環境を善玉菌が増えやすくすると同時に,腸のバリア機能低下を抑制し,尿毒性物質の体内流入を抑制できて…好循環がよりよい効果につながる感じですね!

5は腸のバリア機能を正常に維持するため,腸の「浮腫」や「虚血」を招かないように,使用する医薬品や透析方法に注意が必要であるというもので,食物の水分量やナトリウムの摂取量にも注意が必要とのことでした。

 
6は尿毒性物質を少なくするために細菌類を経口摂取する手法についてですが,これらの中には尿素濃度を下げさせるために尿素をアンモニアに分解する酵素を持つ種類が含まれていることが多く,思うような成果が上がらないのはこのアンモニアへの変換が尿素濃度は下げるけれども一方で小腸バリア機能への悪影響を生じさせているのではないかとの見方が示されています。

腸内細菌の生息する(生化学的な)環境を良くすることなく特定の細菌種を経口投与しても期待する効果が得られにくい…ということで,環境を整えることを併用すること,摂取する細菌を選ぶには尿素分解酵素を持つ種かどうかも注目すべきところのようです。

腸内で尿毒性物質が作られることはそれなりに勉強しておりましたが,バリア機能の崩壊までは十分理解していませんでした。

対処法としての経口吸着炭newmoonの紹介はとても気になる話題です。

今後もいろいろ勉強していかねば~と決意を新たにしたM子でしたconfident

腸内細菌の話がTV番組で~

皆様こんにちは!
今週もやってまいりました水曜日~♪
担当スタッフM子です
先々週末かな?
「NHKスペシャル」がのテーマでしたねっ!!

コンピューターグラフィックスなどを使ってとても分かりやすく,しかもかなり先端の内容を放送していました。
幸いにも番組の存在に気が付いたので,もちろん録画し後日じっくり拝見しました!

これまで文献等で目にしてきたお話がいろいろ紹介されておりましたが,知らない話もいっぱい!

「便移植治療」の実例紹介なども勉強になりました。

また,我々の免疫システムの中で重要な役割を果たしている「IgA(「抗体」の一種)」が腸内に住み着いても良い有益な細菌を選んで腸の表面まで運ぶ助けをしているなんて話はかなり衝撃的でした

外敵侵入への対抗システムが,別の生物でも有用なものに対しては積極的に定着に関与しているとは!

防御システムの穴をうまくついて(宿主が意図しないのに)侵入してくる悪者もいますが,腸内細菌の話はそうでもなさそうです
もちろん,最初は悪者だったけど,長い年月で「共生」の位置づけに代わったのだという見方もできるのですが…。

文献を探すと2011年くらいにレビュー(特定のテーマに関する論文をまとめた総説)がでていて,無料で閲覧できるものでしたので早速入手しました。

米国等で大型の公的助成金を得ている研究成果の文献などは無料公開されていたりするので大変ありがたいです。
(一般的には論文は有料です。もちろん無料公開の雑誌もあります。)

…先程見つけたのでまだ読んでいませんけど…

昨晩はたまたま途中から観た「たけしの家庭の医学」でも腸内フローラの特集をやっていていました。
こちらは日本の方のお話などだったのでこれまた楽しく拝見しました。

NHKではマウスの実験結果の紹介だった「太りやすい細菌叢」と「太りにくい細菌叢」の話も,日本の女性で実施してみた…というおもしろい試みが紹介されていましたね。

例数が少なかったことはいくつかの他の要因の影響を低くできませんが,1例でも変化があったのは試験的な実験としては十分意義があるように思いました

番組では良い腸内細菌叢の育て方として

①摂取する食品の種類を多様にする。
②食後体を休める
③手先を通じて脳を刺激する。

とありました。

これらについては,もう少し表現に工夫があったかな??もっと効果的なこともあるのではないかな?とも思うのですが,全般的にいろいろ分かり易くてよかったです!

是非純炭の吸着による便排泄での効果的デトックス!といった内容もご紹介いただけばなぁと思ってみたり(笑)

新しい分析方法が開発されると今まで見えなかったものが見えてきて…腸内細菌叢の話もまさにそういう分野です。

「ここ4,5年で大きく進展した!」と番組ご出演の慶応義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科の伊藤裕 教授もおっしゃっていました。

これまで培養して細菌類を単離する…というのが難しくて,わかっていた腸内細菌の種類は大変少なかったのですが,核酸の塩基配列を高速に大量に網羅的に解析できる技術が発展してからはいろんなことがわかってきました。

これからも我々の知らないことがいっぱい見つかっていくのだと思うとますますドキドキワクワクです~

なんたって我々の体細胞37兆個(最近の論文で60兆個より信憑性のある値?として算出されています)に対して大腸だけでも1,000種類,100兆はいると言われる腸内細菌

その代謝物(ざっくりいうと細菌の排泄物)が我々の身体に影響を与えない訳がない!(良くも悪くも)

やっぱり腸は超大事ですよ~…としみじみしているM子です

腸にも個性 ~そのビフィズス菌とあなたの相性は?~

皆様こんにちには!
水曜担当スタッフM子ですhappy01

昨日あたりからなんとなく鼻などがムズムズするなぁと思ったら,花粉ではなく黄砂が飛んでいるそうです…bearing

意味があるかわかりませんが,とりあえずきよらを飲んでおきましたcoldsweats01

さて,ここ数日論文調べばかりやっていたので,頭がパンクしていますwobbly

でもお陰様でいろいろ面白い話も発見happy01

少々古い文献にでしたが…

「化学と生物 Vol.47 No.2 2009」 において,神戸大学の大澤朗先生が,「経口摂取したビフィズス菌が腸内で繁殖・住み着くには,摂取したビフィズス菌の細胞表面にある目印と我々の腸の細胞の表面にある目印の相性が合わないといけないらしい」というような文章を寄せられておりました。

実験はビフィズス菌製品に含まれる菌株の系統(;血筋みたいなもの)と,いろんな日本人の糞便中のビフィズス菌の菌株を比較したところ,製品のものはほぼ単一の系統であったのに対して,糞便中のものは40名近い人のほとんどみんなが違う系統だったようです。

また,10人のボランティアから15か月間定期的に便を採取して調べたところ,うち8人は試験期間を通して同じ系統の菌株が観察されたとのこと。

各被験者の腸内ではそれぞれに,安定的に住み着いているビフィズス菌がいるということですね。

製品は特定の菌株を大量培養している訳で…系統が同じであってしかるべきですよね。
品質管理がしっかりしている証でもありますconfident

特定の製品を摂取している期間中は便中にその菌株が見られるけれど,摂取をやめると摂取前の菌株に戻っていた…という研究もあることから,有用なビフィズス菌を経口摂取しても,その菌がうまく「住み着いてくれる」というのは難しいようです。

その菌株の働きを欲するなら,恒常的に摂取してなきゃってこと!?coldsweats02

我々の身体を構成する細胞には細胞表面に「自分ですよ!」と特徴づける目印がありまして,そのために臓器移植などの際には,「あ!【自分】じゃないぞ!」と識別され,移植した臓器が免疫反応によって攻撃される拒絶反応が起こりますよね。

そのためできるだけ自分に近い目印を持つヒトを探したり,移植前後に免疫抑制剤を使用したりします。

どうやら腸表面の上皮細胞にもそういう目印はちゃんとあって…,それと仲良くしやすい目印を持っているタイプのビフィズス菌はその人の腸内では住み着きやすく,そうでないビフィズス菌は排泄されていくらしいと本文では考察されています。

我々の個性は顔や性格以外にも各臓器の細胞,ひいては住み着く腸内細菌の種類や菌株まで幅広~い…ということ…。

なるほど,世界に一つだけの花ですな!??smile

皆様,これからも【自分】を大切に日々をお過ごしくださいませ~wink

純炭社長おすすめのビフィズス菌サプリ

こんにちは。

純炭社長@糖質制限中の樋口です。

ヨーグルトや乳酸飲料で善玉菌を補給していますか?

腸は第二の脳とも言われ、

腸が老化すると身体的にも精神的にも病気に罹りやすくなります。

でも、腸の老化って肌の老化とはちょっと違います。

何故なら、腸の細胞は2~3日ごとに新しい細胞に入れ替わっているので、

常に生まれたて、ぴちぴちなんです。

では、腸の老化とはどんな状態なのか?

正解はビフィズス菌などの善玉菌が減ってしまうことです。

そこで善玉菌入りのヨーグルトや乳酸飲料・サプリメントが良いと言われる訳ですが、

多くの日本人が誤解していることが二つあります。

誤解1
生きたまま腸に届く

胃の中はタンパク質をドロドロに溶かしてしまう塩酸の海です。

ヨーグルトや乳酸飲料・サプリメントに含まれる善玉菌は胃酸でほとんどが死滅してしまいます。

「生きて腸まで届く」と書いてあっても100%生きて届くとは書いてありませんよね。

自分が愛用している商品について何パーセント生きて届くか?問い合わせてみて下さい

誤解2
食べた善玉菌が腸内で増える

幸運にも胃酸の海を泳ぎ切って腸まで達した善玉菌がいたとしても、

その善玉菌が腸に棲みついて増えて行くわけではありません。

口から入った善玉菌は腸の中で乳酸・酢酸・酪酸をばらまきながら腸の中を下って行き、

便として排泄されてしまいます。

しかし、乳酸・酢酸・酪酸によって腸の中にもともと棲んでいた善玉菌をサポートしてくれるのです。

純炭社長がおすすめする善玉菌サプリがこれです。
ビフィーナ.JPG丸いカプセルの中にはビフィズス菌と乳酸菌が入っています。

このカプセルは胃の中では溶けずに

腸に到達してから溶けるので善玉菌が確実に生きたまま腸に届きます。

白い顆粒はオリゴ糖。腸の中にもともと棲んでいる善玉菌の餌になってくれます。

肺に棲みつく細菌が喘息を防ぐ!?

こんにちは。

純炭社長@糖質制限70日目の樋口です。

7月14日のブログ「除菌除菌と言うけれど|常在細菌との共生」の中で人間の体に棲みついている細菌の数を紹介しました。

・皮膚:1兆
・口の中:100億
・胃:1万
・小腸:1兆
・大腸:1,000兆
・泌尿器:1兆

人間はたった60兆個の細胞の集まりですから、人間の体は細菌の集合体のようなものです(笑)。

これらの細菌たちは人間の健康に大きな影響を与えている訳ですが、

Nature Medicine 20, 642-647 (2014) に肺に棲みつく細菌が喘息発症を左右しているとの論文が発表されました。
肺
これまで腸内細菌と免疫の関係は広く知られていましたが、

肺の細菌と呼吸器系疾患の関係は(個人的には)目にすることがありませんでした。

無菌状態で生まれてくる赤ちゃんの腸内では、一番始めは大腸菌などの悪玉菌が優位ですが、ある時期からビフィズス菌のような善玉菌が増えてきます。

肺の中でも同じように細菌のスイッチングが起こっており、ガンマポロテオバクテリア網・ファーミキューテス門からバクテロイデテス門に変化します。

マウスを使った研究では肺に棲みつく細菌のスイッチングは生後2週間でおこり、

この間に細菌が棲みつかないと成長してから抗原に対する過剰な反応(喘息など)を発症しやすくなると言うことです。

喘息は死に至る怖い病気ですが世界中で患者数が増加傾向にあります。

日本では小児の6%、成人の3%が気管支喘息で450万人の患者がいます。

今回の論文は新生児期に適切な細菌感染が起きれば喘息を減らせる可能性を示すものであり、ヒトでの研究が待ち望まれます。

 

母体の食事が子供の腸内環境を変える?

こんにちは。

純炭社長@夏季休暇中もブログ更新中です。

さて、今日の話題は腸内環境。

これまでのブログで腸内細菌は肥満や糖尿病自己免疫疾患ストレス耐性など

様々な病気や体質と関係があることを書いてきました。

人間の赤ちゃんはお母さんのお腹の中では無菌状態で成長します。

この時期、腸内細菌は棲んでいません。

おぎゃーと生まれた瞬間から腸の中に細菌が棲みつきますが、

どのような菌がどうやって赤ちゃんの腸内に定着するのか?

母親の食事や母乳はどう影響するのか?

良く分かっていないのが実情です。

これまでの研究は糞食の習性があるマウスで行われているものばかりですが、

ネイチャー誌にニホンザルでの研究結果が報告されました。
Nature Communications 5, Article number: 3889(2014)
ニホンザル.jpgニホンザルの生態はヒトと良く似ています。

妊娠中の母サルに高脂肪食と低脂肪食を与え、妊娠時と授乳時の母親の食事内容が子供の腸内細菌に影響を及ぼすか?を検討しました。

その結果、母親の食事内容は子供の腸内細菌に大きな影響を与え、

出生時に出来上がった腸内細菌フローラは安定的に維持され、

離乳後の低脂肪食や普通食を食べさせても部分的にしか変化しないことが示されました。

この研究によって、

ヒトでも妊娠から授乳期までの母親の食事が腸内細菌フローラを介して

子供の体質に影響を与える可能性が示唆されました。

今回の研究では脂肪の多少による影響を見ていますが、

ヒトの場合には糖質や加工食品、添加物など様々な物質が関わってきます。

近い将来、「赤ちゃんの腸内細菌を健やかに保つための妊娠食」なんてメニューも登場しそうですね。

腸内のお掃除-キトサンと純炭粉末

こんばんは~night
すっかり遅くなってしまいました,水曜担当スタッフM子ですcoldsweats01

今日は午後から緊張感のある打ち合わせがあったのですが,無事良い方向に進みそうでほっと一安心…で,ブログを忘れておりましたshock

弊社代表のブログが連日更改されておりますねeye
むむむ…週に1回くらいしっかりやらねばっbearing

さて,本日は最近読みましたキチン・キトサンのお話を少しご紹介です。

カニなどの甲羅に含まれる,糖質でできた高分子「キチン」。
一時期よ~く耳にしearましたよね。
もちろん今も広く利用されていますhappy01

キチンは「N-アセチル-D-グルコサミン」という物質(糖の一種),2分子が上下反転したような形で手をつなぐように結合し(β-1,4結合),これを1セットとして数百から数千個つながった物質です。
糖がたくさん連なってできているので,「多糖類」と言われます。

キチンをアルカリ処理すると,アセチル基という部分が取れて構成単位の糖が「グルコサミン」という種類になり,これが連なっているものを「キトサン」と呼びます。

糖でできていますが,ヒトはこれを分解してエネルギーなどにする種類の酵素を持っていないので,基本的にキチンもキトサンも摂取しても消化管の中を通過して便として排出されるだけです。

なので糖質制限中の方でも摂取しても関係ありません(笑)

140730プラス電荷キトサン.jpg
一般的な多糖類がマイナスの電気を帯びているのに対して,キトサンはプラスの電気を帯びているため,マイナスの物質をくっつけて,多糖類の鎖の中にぐるぐる巻きこんでしまいます。

細菌類は細胞の表面にマイナスの電気を持っている場合が多く,キトサンに捕らわれ易いです。

捕らわれた細菌類は増えたりできない訳で,キトサンに抗菌作用があるのはこういう理由です。

140730プラス電荷キトサンに集まる菌類.jpgまた我々の腸で脂肪を乳化し体内に吸収させるために,「胆汁酸」が分泌されますが,胆汁酸はマイナスの電気を帯びています。

胆汁酸は肝臓でコレステロールを原料に合成され,胆汁として腸で分泌され使われた後,また再吸収され肝臓で再利用されます。

ここで,キトサンを摂取していると,マイナス電荷の胆汁酸がプラス電荷のキトサンとくっついて再吸収されなくなり,しょうがないから肝臓はコレステロールから新しく胆汁酸を合成します。

このため,肝臓において胆汁酸の材料としてコレステロールの需要が高まり,結果的に血液中のコレステロールを低下させる作用が起こるそうです。

胆汁酸を吸着して排泄するということは,大腸で悪玉チームの腸内細菌による二次胆汁酸合成を邪魔できるということで,二次胆汁酸による発がんの危険性は下げることができそうですwink

でもマイナス電荷のものを大きな多糖の鎖でごっそり持っていくとなると,ひょっとして善玉菌も悪玉菌も関係なく,菌類をお掃除して便として排出することに??(もともと便の15%は腸内細菌の死骸ですがね;詳しくは過去ブログ;「うんちのなかみ」をご覧ください)

腸内細菌が取り除かれると,その空間に残った菌たちがわーっと増えるのだと思いますが,善玉チームが増えてくれるとよいですが,悪玉チームが増えちゃったらなんだか損した感じですねぇ…bearing

キトサンの前述の特徴は魅力的ですが,大きな分子もごっそり根こそぎ捕えて排出…という感じで,お掃除力は強そうですが,キトサンの摂りすぎは注意かな??と思います。

ちなみに,キトサンは水分もよくとらえるので,キトサンを摂取しすぎると便の製造過程で水分が不足し,便秘になりやすいそうですのでご注意ください。

弊社の純炭粉末は表面がどちらかというとマイナスの電気を帯びていると予想されています。
また,吸着する穴が大変小さいので,菌をとらえるということはできませんcoldsweats01

悪玉菌が産生するインドールやアンモニアは吸着するはずなので,こういったものを除去しておけば,悪玉菌の勢いは弱まるはずです。

140723きよら錠剤タイプ (2).jpgまた,食べる純炭 きよらの錠剤タイプにはこれまたヒトが分解しない水溶性の食物繊維(多糖類の一種)が含まれており,これは善玉チームの餌となるものなので,善玉菌を元気にできる可能性が高いです。

「食べる純炭 きよら 錠剤タイプ」も糖質制限中の方にご遠慮なくお召し上がりいただけます(笑)

腸のお掃除といっても,使用するもので特徴が違い作用も違いますね。

各商品の特徴を把握し,上手に使って腸の健康管理(!?)に効果的に利用したいですね~happy01 heart04

ちなみにキトサンにはヒトの医療・健康維持のためのいろ~んな活用法があります。

最近は排泄される高分子タイプ以外に,体内に吸収される低分子化した商品(低分子…やオリゴ…といったもの),単糖のグルコサミンにまで分解したものなどもあるようで,血管内に吸収された後に免疫系を活性化するという研究結果もあるようです。

140730膝.jpgなお,グルコサミンが加齢による膝の痛み効くと人気のようですが,飲んだそのものが軟骨再生の材料になっているわけではなく,グルコサミンの血中濃度が高まると,「あ!軟骨成分が壊れたからこの物質が血中に増えてきたんだな!」と体内のセンサーが検知し,「損傷したのだから,修復しなさい~!」と指令をだすことによって軟骨修復が進む…ということのようです。

膝が痛い方には痛みがなくなれば作用機序は問われないかもしれませんが,作用機序を想定できれば,飲みすぎても,ずーっと飲み続けっぱなしもあまりよくないかも??と推測できたりしますよね。

キトサンもいろいろおもしろそうなので,これからも注目していくつもりです~happy01rock

参考資料;日本水産株式会社 2010年11月「GLOBAL」第67号 マーケット&テクニカルリサーチ

『腸』のお話

皆様こんにちは!
水曜担当スタッフM子です。

本日は蒸し暑い金沢から~…明日から雨のようで,高い気温に湿った空気と曇り空がほんの少し不快感を醸し出しています。

昨今は弊社代表が熱心にブログ更新で健康関連情報を発信しております。
あまりの更新頻度に,ご覧いただいている皆様も驚いていらっしゃるかな?

でもかなり気になる話が多いのではないでしょうか?
私もエクオールのチェックなど関心を持っております。
最近は糖質制限話が花盛りですね (笑)

腸寿の本.JPG私は先般読んでいた本を少しご紹介~「腸」のお話です。

大腸内視鏡検査でのべ4万人の方の腸をご覧になっていらしたという,腸の専門家の医師;松生恒夫先生の著書です。
消化器外科の先生ということですよね?

帯に記載の通り,本書の主張は「腸を大切にすれば健康に長生きできる」ということで,その理屈から実践すべき内容まで,短い文章でわかりやすく記載されております。

私にとっては,腸にまつわるお話の中でも,やはり便通について!!が気になるところ~

排便は体の「デトックス」で大きな位置を占めますものね。

140723きよら錠剤タイプ (2).jpg便秘の定義に当てはまるかは微妙ですが,以前ご紹介のとおり(過去ブログ 「Constipation ← なんという意味の英単語でしょう?」),私は物心ついた時から排便頻度が低めでした。

基本的には健康な私が,弊社の製造販売商品;「食べる純炭 きよら」を飲み始めて以降,変化を体感したのが便通でした。

…お食事中の皆様ごめんなさい…
「腸寿」の本から私が読み取ったポイントは,

◎ 臓器としての腸の生理にあった状況を整える。

◎ 腸内をよい環境に保つ。

の2点が柱ではないかと。

臓器である腸が体内全体の一部として適切に働くためには,体内リズムに組み込まれている腸のリズムを活かすことが大切。
そのために,副交感神経と交感神経のバランスや,腸の蠕動運動に影響を与えるホルモンが適切に分泌される状態を守るよう,具体的には朝にお水を飲む等,いくつもの実践すべき習慣が記載されております。

また,我々は毎日のように,何度も食事を摂り,その都度腸は消化・吸収に働く訳ですが,これに付随して腸内の環境は激しく変化しています。

不要なものをスムーズに体外に排出して,腸内の環境を良く保つことは体全体の健康のために大切で,このためにも便通は大切なことですよね。

便通改善に関する方法もいろいろご助言があるので,是非本書を手に取ってみていただきたいなと思います(ちなみに本が売れてもM子にはなんの関係もないですよ)

対応方法がいっぱい書かれているから,どれでもできることを1つでも多く,できるだけ長く継続することが大切だと感じました。

実はうちの母も本書を読んで気に入っております(笑)

我々の体細胞およそ60兆個に対して,腸内細菌は100兆か1000兆くらいと言われておりますが,これらもみな自分にとっての栄養を摂取し,不要物を排泄しているわけで…腸内細菌でもできるだけヒトに有益なものと多く共生したいですよね。

残念ながら松生先生の「腸寿」の本には経口吸着炭に関する言及がござませんでしたが,腸内のいわゆる悪玉菌が作る物資が,腸管から血管に運ばれ,肝臓・腎臓を始めとした他の臓器への影響も与えるということは過去の様々な研究を通して事実と考えられています。

弊社ブログでも以前少しご紹介しております(過去ブログ ;「腸内の善玉菌を増やして健康になりましょう!」など)。

近年は食事由来の糖化物質が消化管から吸収され,臓器への蓄積や酸化ストレスを招き,長期的に臓器への傷害性を持つことも問題視されております。

経口吸着炭でこうした悪玉菌由来の物質を吸着し,血管に移行させずにできるだけ便として体外に排出させることで,腸を通して全身の健康維持に働きかけることが期待できます。

腸寿の本にもひとつの方法としてご紹介くださればよいのにな~(笑)

…と,かっこいいことを言っておりますが,物忘れの激しい私は時々きよらを飲み忘れる日が続き,「あれ?最近排便してない??」をきっかけに思い出すことが多々あります。

食事を毎日とるということは,デトックスも毎日続けることが好ましいですよね。

今から気にしておけば未来は随分明るいぞ!と思いながら,飲み忘れを思い出してきよらを口にするM子でした…

腸から美と健康を♪ ~「食べる純炭きよら」~

皆様こんにちは!
水曜担当スタッフM子ですhappy01notes

本日は蒸し暑い金沢から~…明日から雨のようで,高い気温に湿った空気と曇り空がほんの少し不快感を醸し出していますcoldsweats01

昨今は弊社代表が熱心にブログ更新で健康関連情報を発信しております。
あまりの更新頻度に,ご覧いただいている皆様も驚いていらっしゃるかな?coldsweats01

でもかなり気になる話が多いのではないでしょうか?ear
私もエクオールのチェックmemoなど関心を持っております。
最近は糖質制限話が花盛りですねcherryblossom (笑)

腸寿の本.JPG私は先般読んでいた本を少しご紹介~「腸」のお話ですwink

大腸内視鏡検査でのべ4万人の方の腸をご覧になっていらしたという,腸の専門家の医師;松生恒夫先生の著書です。
消化器外科の先生ということですよね?

帯に記載の通り,本書の主張は「腸を大切にすれば健康に長生きできる」ということで,その理屈から実践すべき内容まで,短い文章でわかりやすく記載されております。

私にとっては,腸にまつわるお話の中でも,やはり便通について!!が気になるところ~

排便は体の「デトックス」で大きな位置を占めますものね。

140723きよら錠剤タイプ (2).jpg便秘の定義に当てはまるかは微妙ですが,以前ご紹介のとおり(過去ブログ 「Constipation ← なんという意味の英単語でしょう?」),私は物心ついた時から排便頻度が低めでした。

基本的には健康な私が,弊社の製造販売商品;「食べる純炭 きよら」を飲み始めて以降,変化を体感したのが便通でしたconfident

…お食事中の皆様ごめんなさい…coldsweats01
「腸寿」の本から私が読み取ったポイントは,

◎ 臓器としての腸の生理にあった状況を整える。

◎ 腸内をよい環境に保つ。

の2点が柱ではないかと。

臓器である腸が体内全体の一部として適切に働くためには,体内リズムに組み込まれている腸のリズムを活かすことが大切。
そのために,副交感神経と交感神経のバランスや,腸の蠕動運動に影響を与えるホルモンが適切に分泌される状態を守るよう,具体的には朝にお水を飲む等,いくつもの実践すべき習慣が記載されております。

また,我々は毎日のように,何度も食事を摂り,その都度腸は消化・吸収に働く訳ですが,これに付随して腸内の環境は激しく変化しています。

不要なものをスムーズに体外に排出して,腸内の環境を良く保つことは体全体の健康のために大切で,このためにも便通は大切なことですよね。

便通改善に関する方法もいろいろご助言があるので,是非本書を手に取ってみていただきたいなと思いますhappy01 (ちなみに本が売れてもM子にはなんの関係もないですよcoldsweats01

対応方法がいっぱい書かれているから,どれでもできることを1つでも多く,できるだけ長く継続することが大切だと感じましたconfident

実はうちの母も本書を読んで気に入っております(笑)

我々の体細胞およそ60兆個に対して,腸内細菌は100兆か1000兆くらいと言われておりますが,これらもみな自分にとっての栄養を摂取し,不要物を排泄しているわけで…腸内細菌でもできるだけヒトに有益なものと多く共生したいですよねcoldsweats01

残念ながら松生先生の「腸寿」の本には経口吸着炭に関する言及がござませんでしたが,腸内のいわゆる悪玉菌が作る物資が,腸管から血管に運ばれ,肝臓・腎臓を始めとした他の臓器への影響も与えるということは過去の様々な研究を通して事実と考えられています。

弊社ブログでも以前少しご紹介しております(過去ブログ ;「腸内の善玉菌を増やして健康になりましょう!」など)。

近年は食事由来の糖化物質が消化管から吸収され,臓器への蓄積や酸化ストレスを招き,長期的に臓器への傷害性を持つことも問題視されております。

経口吸着炭でこうした悪玉菌由来の物質を吸着し,血管に移行させずにできるだけ便として体外に排出させることで,腸を通して全身の健康維持に働きかけることが期待できますconfident

腸寿の本にもひとつの方法としてご紹介くださればよいのにな~(笑)

…と,かっこいいことを言っておりますが,物忘れの激しい私は時々きよらを飲み忘れる日が続き,「あれ?最近排便してない??coldsweats02」をきっかけに思い出すことが多々ありますcoldsweats01

食事を毎日とるということは,デトックスも毎日続けることが好ましいですよねconfident

今から気にしておけば未来は随分明るいぞ!shineと思いながら,飲み忘れを思い出してきよらを口にするM子でした…bleah