高いBMI値が慢性腎臓病の短期予後を決定する??

おはようございます!
ゆっきーです(‘◇’)ゞ

お正月休みが明けて怒涛の一週間とおもったら、成人の日の祝日があり、すぐまた三連休の週末でした!

お天気の悪い北陸ですが今年は幸いにもこの三連休はいいお天気で、今年の新成人の方々にもいい門出となったのではないでしょうか??

さて、今日は医療従事者向けの情報サイトからこんな話題をピックアップ!

高BMIが慢性腎臓病の短期予後を決定か

近年、血液透析患者において、BMI高値が良好な生命予後と関連するという一見すると矛盾した現象(肥満パラドックス)が注目されているそう。
・・・ん?
血液透析をしているけど太っている人の方が予後が良好ってこと??

→末期腎臓病患者によっては太っている方が長生きしやすい・・・という(一般的には摂取制限により痩せてしまう方が多い中)肥満の方がいい結果という報告もあるが、患者さんそれぞれで、どうして腎臓病になったのかという原因が複雑であるため、どれくらいのBMI値が適切なのかという指標を作るのは難しいそう。

→じゃあ、診療データベースから、それぞれのケース(合併症の有無や体型の違い、糖尿病が原因だったかどうか)でどういう傾向があるのか調べてみようよ!!となったわけです。

→『糖尿病が原因ではない腎臓病患者さんの場合』
BMI値と合併症の有無で8項目に分類したところ、やせ型の人(合併症有無にかかわらず)が一番死亡リスクが高かったという結果が出たそうで、BMIが高いほど入院中の生存率が良好だったとの結果が出ています。


※だからと言って、透析でも太る為に何でも食べていいという意味ではありませんので悪しからず(+_+)

→次は『慢性腎臓病の患者さんの中でも糖尿病性腎症かどうか』調べてみました。その場合は先ほどの結果のように、太っているからといって予後がいいという結果は出ませんでした。
※糖尿病が原因で腎臓が悪くなってしまった方は、やはり太りすぎるような生活習慣は改善するようにした方が良いようです。

____

ゆっきーの印象としては、日頃お客様のお話を聞いていると『あれもダメこれもダメ』と言われたことが気になって、食べるものがなく、クレアチニン値が上がるのが怖いからとにかくタンパク質を食べない様にしていたら、体重が減ってしまって元気が出ない・・・

ていう患者さん(糖尿病が原因の人は除く)が結局早死にしちゃうよ。

ってことが腎臓病患者さんのデータベースから数字で出たっていう風に考えられますね。
せっかく食事にものすごく気を付けていると、節制し過ぎるあまり、どんどん腎臓病以外のところでも気力がとられてしまうんじゃないかなと思います(*_*)

何とも皮肉な結果・・・( ;∀;)

純炭社長食堂や過去のブログでも食事の事やタンパク質制限の事はたびたび書いていますが、気を付けることはおさえておくけど、『きちんと食事から質の良い栄養を摂る』というのが生きる上で大切な事だと感じます。

糖尿病が原因でない腎臓病の方は、ぜひ過去のブログなど参考に腎臓に気を付けながらも栄養をとるようにしてみてはいかがでしょうか。
また、糖尿病の人は糖質制限のブログカテゴリーを参考に、ぜひ読んでみてくださいね!

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CKD患者、透析回避の鍵は睡眠

こんにちは、ゆっきーです。
先日の医療従事者向けの情報サイト『メディカルトリビューン』にこんなタイトルの記事が載っていました。
睡眠障害は万病の元とも言われていますが、睡眠と透析にはいったい何の関係があるのでしょうか??

ダステックの命題『健康寿命を延ばす』として、日々きよらを通してお客様の健康寿命にお役に立つべく情報収集や情報発信をしているわけですが、日本では、高齢化および生活習慣病の増加に伴い、透析になってしまう患者さんが残念ながら増加の一途をたどっているのが現状です。

慢性腎臓病の重症化を防ぎ、透析導入患者の減少を実現するには・・・
喫煙や運動不足など腎臓病の進行に関わる生活習慣を特定し改善をしていくような指導が必要です。しかし、生活習慣や食事指導まできめ細かな対応がなされない病院もあるのが現状です。睡眠障害があると、様々な病気の原因になるとの報告がありますが、慢性腎臓病も例外ではありません。でも、腎臓病の治療の一環で『睡眠障害かどうか?』なんてお医者さんに聞かれることはありませんよね??

睡眠障害とはいったい何??
眠れなくなることを思い浮かべる人も多いかと思いますが、眠れないことイコール不眠症ではありません。
不眠の原因には、環境・生活習慣・精神的原因・身体的な病気から来るもの・薬によって引き起こされるもの・・・様々な原因があります。自覚できる不眠以外に自覚できないもの(いびき・無呼吸・睡眠中の異常行動)も睡眠障害と呼びます。
睡眠障害についてはこちらを参照(厚生労働省のHPです)

睡眠の質が低いと透析リスクが1.3倍に
睡眠障害が腎臓病へのリスクであることも報告されていますが、その多くは健康な人を対象とした研究でした。そこで、将来透析に至るリスクの高い通院加療中のCKD患者において、睡眠がCKDの進行にどのような影響を及ぼすかについて睡眠質問票(PSQI)に回答し、睡眠の質と時間を評価しえた1,601例を対象に、追跡開始から約4年間にどの程度CKDが進行し透析に至ったかを評価する調査を行いました。すると、睡眠の質が低いと慢性腎臓病から透析へ移行するリスクがなんと1.3倍にもなるという結果がでています。※参考文献(1)

ゆっきーもお電話でお客様のお話を聞いていると、夜中に必ずトイレに目が覚めるとおっしゃるお客様は大変多いです。腎臓に不安がある方は神経質で心配性の性格の方が多いようなので、よく眠れないというお悩みの方が多いような気もします。

ちゃんと睡眠が取れているか心配・・・
この研究結果より、自覚がある睡眠障害の人はいち早く何らかの手を打った方がよいでしょう。自覚症状のない睡眠障害もありますが、最近では睡眠に関するスマートフォンアプリもあります。
アプリを起動させて枕元に置いておくと、自身の睡眠に関する記録をとってくれたり、どんな質の睡眠をとれたのか確認できるような便利な機能も。
『睡眠・アプリ』などと検索するといろんな種類が出てくるので自身にあったアプリを探してみてもよいと思いますよ。

ぐっすり眠れると透析回避だけでなく様々な不調が解決するはずです。ぜひ、睡眠障害についてチェックをしてみてください。

※参考文献
(1)Clin J Am Soc Nephrol(2018年11月15日オンライン版)

腎臓が悪い人はなぜたんぱく制限をする必要があるの?

こんにちは、店長のたっくんです。
たっくんが毎週火曜日に配信しているメールマガジンですが、先日「役に立った」というありがたいご感想を頂戴しました。
【純炭粉末公式専門店】では論文や臨床研究のデータに基づいた最新の情報もわかりやすくお届けしています。
今日はブログネタに尽きない医療従事者向けの医学雑誌『腎と透析』からこちらのお話を解説したいと思います。

↓お客様へお伝えしたい情報がたくさんだったのでたっくんのポケットマネーでバックナンバーを買い占めました(*^_^*)

今回のテーマはずばり!
そもそも腎臓が悪い人はなんでたんぱく制限をする必要があるの?

腎機能の低下のサインがあると、経過観察するうちに医師から『タンパク質摂取量を減らしましょう』と言われます。
主な制限理由は以下の3つ↓
① たんぱく質に含まれるリンが制限できる。
② たんぱく質が腸内で分解される際にできる尿毒症物質を減らすことが出来る。
③ 調理の際に使われる塩分、調理で生じるAGEsを減らすことが出来る。

今回は”①のリン摂取量の削減を狙う”という観点に着目して解説します。

2017年にこんな論文が発表されています。
『糖尿病患者が慢性腎疾患を発症する危険因子は高濃度のリン濃度である』
※参考文献(1)
血清リン濃度が高いと腎不全患者さんの総死亡リスクと関係するとは常々言われてきました。こちらの論文から、腎不全の発症そのものにも血清リン濃度が関わっていることが新たに証明されています。

腎不全ならばもちろんですが、まだ発症していない人も気にかけた方がよいということですね。

でも腎機能の数値で引っかかるまでは”リン”なんて食事で気にしたことがある人は少ないとおもいます。それが当たり前です。

では、腎機能の低下を指摘されたらどうやって”リン”と付き合っていくのが良いのでしょうか。

リンは動植物に元々含まれる有機リンと、食品添加物の無機リンに分けられます。
無機リンはなんと90%以上が身体に吸収されてしまいます。

加工食品のほとんどに無機リンは添加物として入っていますが、原材料として記載するときには「調味料(アミノ酸等)」や「pH調整剤」と表記されています。”リン”と名の付く”リン酸塩”の使用は意図的に表示されず隠されていることがほとんどです。(添加物に含まれるリンに関しては既出のこちらのブログ参照)

上記の話は耳タコの方もいらっしゃると思いますが、今回お伝えしたい新しい切り口はリンの 生体利用効率を知ろう!という事です。

たんぱく質制限と言いますが、医師がねらっている食事指導の本質は
「リンの摂取量は減らしたいが、蛋白質摂取量は減らしたくない」
なのです。

では、どうしたら良いのでしょう。
実は、食品中に元から含まれる有機リンの体内吸収率はどんなタンパク質を摂るかによって変わってきます。
体内へのリン吸収率の高い順に並べてみると以下の通り↓
1位 乳製品 80%
2位 動物性食品(肉・魚・卵)50%
3位 植物性食品(主に大豆など)30%

つまり、どんな蛋白質を摂取するかによって体の中に取り込まれるリン(有機リン)の量が違ってくるのです。

吸収率を比べると、大きな差がありますよね。
ちなみに、血糖値の分やでは有名なGI値(食べるたときに血糖値がどれくらい上がりやすいかを表した指標、詳しくはこちら)のリンver.を作ろうと研究している先生もいたりするほどです。

結論としては、体内に吸収されるリンが少ないタンパク質食材から優先的に選んで食べるようにしましょう。

オススメは大豆製品(豆腐・納豆など)成分表示を見て添加物の少ないシンプルな食材を選ぶのがコツです。
乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)は控えめに、たくさん摂りすぎないようにしましょう。
肉や魚を選ぶときも加工されていない食材を選ぶようにしましょう。ベーコンやウインナー、練り物などの魚肉類はリンがたくさん添加されています。

以上を気にかけてタンパク質を選んでみてください。

参考文献
(1)Am J Clin Nutr. 2017 Jul;106(1):311-321

糖尿病性腎症、こんな時にはがんを疑え

こんにちは。

4年前の抗加齢医学会で糖質制限に出会い、体重は89㎏→75㎏に減少。
がんの原因になる内臓脂肪も劇的に減ったのですが、ダステックサラメシを作るようになってから徐々に体重が増加している純炭社長の樋口です。

さて、医学情報サイト「メディカルトリビューン」のメルマガに
”糖尿病、こんな患者はがんを疑え”
というショッキングな見出しが掲載されていました。血液透析にはいる慢性腎臓病患者の半数以上は糖尿病を患っているので、クレアチニンだけでなく、発がんリスクに関係する検査項目も知っておいた方が良さそうです。

以前から糖尿病患者はがんを発症しやすいと言われていましたが、特に肝臓がん、膵臓がん、大腸がんで統計学上あきらかなリスク上昇が認められました。

なかでも膵臓がんは進行が速いので注意が必要。
「糖尿病の経過中に思い当たる原因がないのに血糖コントロールがうまく行かなくなったら、まず膵臓がんを疑うべき」とコメントしているのは国立がんセンターの大橋先生。
【糖尿病患者の膵臓がんチェックリスト】
①糖尿病家系ではないのに糖尿病を発症
②65歳以上
③糖尿病発症前後に2kg以上の体重減少
④発症前のBMIが25未満
①に加えて②~④の1つ以上に該当する場合は膵臓がんの検査を受けた方が良さそうです。

実は純炭社長も浦田クリニック(金沢)の人間ドックで初めて膵臓がんと胆嚢がんの検査を受けてきました。検査方法は腹部MRIで膵管と胆管の状態を立体画像で観察するというもの。

早期のがんでも膵液や胆汁の流れが妨げられるため、管の太さに異常が生じるのだそうです。

また、赤血球数やヘモグロビンが徐々に下がり続ける場合は消化器系のがんを疑った方が良いとも書かれています。しかし、腎機能が低下している場合には造血ホルモンであるエリスロポエチンの不足によっても貧血が進行します。そんな時にはMCVという検査項目を見てみましょう。

MCVとは赤血球の大きさです。エリスロポエチン不足による貧血はMCVは変化しませんが、大腸がんや胃がんで出血があると鉄が不足してMCVは低下(赤血球が小さくなる)します。

なぜ糖尿病でこれらのがんが増えるのか?は、がんの種類によって理由が異なるようですが、その一つとして「腸内細菌叢の変化によって胆汁から発がん性物質が作られる可能性」が挙げられていました。
胆汁は食べ物に含まれる脂肪を消化吸収するために必要な物質ですが、腸内の悪玉菌によって、肝臓がんの原因となるデオキシコール酸や大腸がんの原因となるリトコール酸に変化してしまうのです。

発がんリスクを下げるためには、
●内臓脂肪を減らすこと
●腸内環境を整えること
が大切だとはわかっているものの、年末年始はついつい・・・・・

と自分を甘やかさずに、年内に4kg減を目指す純炭社長なのでした。

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クレアチニンが上がっても腎機能は悪化していないこともあります。

こんにちは。左足小指を骨折中の純炭社長です。
ギブスのおかげで靴もスリッパも履けず、3日間ドライブスルーで食料を調達していました(笑)どうして骨折したのか知りたい方は純炭社長のフェイスブック投稿を探してみて下さいね。フェイスブック内で「樋口正人 純炭」と検索すると出てきます。

さて、11月27日のブログで山ガールゆっきーが、「クレアチニン値が上がるのを恐れて登山をやめるのは本末転倒!」と書いていましたが、今日もクレアチニン値と腎機能が関係しないケースをご紹介します。

それは、血圧が下がった場合です。

血圧の薬が良く効いている場合や減塩によって血圧が下がった時には血液検査のクレアチニン値が上がることがあります。これまでは、血圧の薬の副作用で腎機能が低下したと考えられていたのですが、Ann Intern Med誌2018年11月6日に「クレアチニン値が上昇し、eGFRが低下しても腎臓の組織は障害を受けていない場合もある」ことが報告されました。日経メディカルの日本語記事をわかりやすく要約してみますね。

SPRINT試験という有名な血圧の臨床試験があります。
薬で収縮期血圧(いわゆる上の血圧)を120mmHg未満にした群と140mmHg未満にした群を比較すると、120未満の方が心血管病(心筋梗塞や脳梗塞など)が少なく、死亡率も少なかったのですが、クレアチニン値が上昇して慢性腎臓病と診断された人数が約4倍も高かったのです。

クレアチニンの値だけでみると、血圧を120未満に下げると腎機能が低下するように見えてしまいますが、クレアチニン以外の検査(注1)を行うと、逆に血圧を120未満に下げた方が腎機能は(クレアチニン値が上がっているのに)、むしろ回復に向かっていることが示されました。

血液検査のクレアチニン値は腎臓に流れ込む血液量にも左右されます。

薬や減塩で血圧を下げると・・・
⇒腎臓に流れ込む血流量が減る
⇒つまり腎臓でろ過する血液量が減る
⇒血圧が高かった時に比べて(ろ過量が減ったので)
クレアチニン値は上がる
という推移が見られますが、腎機能自体は低下していない!
という結論です。

最後に腎機能と関係なくクレアチニンが上がってしまう原因をまとめておきますね。
●降圧剤(血圧を下げる薬)で上の血圧が120未満を維持しているとき
●筋肉量の増加
●激しい運動の後
●大量の肉食の後
●クレアチンサプリメントを飲んだ後
●前立腺肥大や尿管結石で尿が出にくいとき
など

クレアチニンの検査値が急に上がってしまった時には、これらに心当たりがないかも考えて見て下さい。
クレアチニン値が上がったね・・・とお医者さんに言われてしまってもこういった原因もありますので、心当たりがあれば過度に心配し過ぎないように、、、ストレスが一番大敵です。上手に腎臓病と付き合っていきましょう。

(注1)
・尿アルブミン/クレアチニン比(ACR)
・インターロイキン18(IL-18)
・キドニー インジュリー モレキュール 1(KIM-1)
・好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)
・モノサイト ケモアトラクタント プロテイン1(MCP-1)
・抗キチナーゼ3様タンパク質(YKL-40)
・ベータ2-ミクログロブリン(β2MG)
・アルファ1-ミクログロブリン(α1MG)
・ウロモジュリン

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運動をするとクレアチニン値が上がるから趣味の登山はやめた方がいいの??

こんにちはゆっきーです。

今日はこんなお客様からの質問が・・・
「インターネットで調べてみたら運動するとクレアチニン値が上がるとあったので趣味の登山はしない方がいいのですか?」
ゆっきーの趣味も登山と言うのもありますが、そこは声を大きくして解説したいと思います!(‘◇’)ゞ
結論から言うと、『大好きな登山、辞めないで下さい!!』ということです。

確かに、こんな風に疑問に思ってしまうのも、仕方がないと思います((+_+))
病院に行くたびに、検査の数値を見せられて注意されると、”クレアチニンという物質自体が悪!”というイメージがついてしまっていますよね。

『クレアチニンの存在が腎機能を悪化させる』のではなく
『腎機能が悪くなってしまうとクレアチニン(という一つの成分)がろ過できず結果として血中の濃度が上昇してしまう』と考えるのが正しい流れです。

ちなみに、クレアチニンを大量にラットに注射する実験でも腎臓への毒性はほとんど見られないとの実験結果が出ています。
(ラットの実験では、普通の健康な人で換算すると、体内に存在するクレアチニンの量の50倍もの量を投与している計算になるので、通常の生活や運動ではありえない量のクレアチニン量です)

そもそも、クレアチニンっていったい何?ってところなのですが、簡単に言うと
『筋肉が運動するための重要なエネルギー源が使われた後にできる老廃物』の事です。ですので、運動や筋トレなんかするとクレアチニン値は上がります。(実際、店長たっくんもジムで筋トレをした次の日に人間ドックへ行ったらクレアチニン値で引っかかってしまいました。もちろん、店長は腎不全ではありません。)

「クレアチニン値を下げたいから運動はしない」は大間違い!。むしろ、運動不足が慢性腎臓病患者さんの腎障害を悪化させるのみならず、生命予後を悪化させる「疾患」と見なさざるを得ないという論文や研究結果も出ています。

腎機能の低下はフレイル(高齢になることで筋力や精神面が衰える状態)の増加に密接に関係しており、”腎臓病進行=フレイルの増加”は比例しています。※参考文献(1),(2),(3)
また、運動不足は喫煙、高血圧に次いで第三位の危険因子であるという論文も出ています。※参考文献(4)

ですので、適度な運動はリフレッシュしたり、人生を楽しむためにも不可欠ですし、筋力不足や肥満予防の為にも、どうぞ登山は続けて下さい。
気を付けてほしいのは運動中の水分補給!汗をかき過ぎて脱水になるのは腎臓に負担がかかりますのでこまめに水分を取ってくださいね。

ただし、運動ならどれだけでもすればするほどいいのか?という訳ではありません。運動強度の強いもの(トライアスロンやフルマラソンなど)は酸化ストレスが増加します。
酸化ストレスは血管を固くして腎臓に負担をかけますので、心配な場合はお医者さんに聞いてみてくださいね(*^^)

参考文献
※(1)Semin Dial 26 : 690-696,2013
※(2)J Am Geriatr Soc 61 : 896-901,2013
※(3)Am j Kidney Dis 60 : 912-921,2012
※(4)Lancet 378 : 1094-1105,2011

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減塩は何から始めたらいいの??

こんにちはゆっきーです。
減塩について、前回のブログでは『腎と透析』に紹介されていた内容をゆっきー風にわかりやすく解説してみました。
現在日本人の平均塩分摂取量は1日12~13gです。なんとCKD診療ガイドラインの推奨量の2倍!!
※CKD診療ガイドラインでは一日の塩分摂取量は3g以上6g未満と推奨

じゃあ、具体的にどういう風に始めればいいの?といった疑問にお答えしたいと思います。

減塩に取り組むときは以下のポイントを抑えてできるところから試してみましょう(‘◇’)ゞ

①調味料は使いすぎないよう、計量スプーンで計る

具体的な各調味料の塩分量(g)は以下の通り。※商品によって誤差があります。
調味料の種類によってずいぶん差がありますのでまずは測ることから始めてみましょう。

慣れてくると感覚で一日分(上限6g)がわかるようになってきます。

②塩分の多い漬物は1日1回まで
こちらの表は食塩1g相当のお漬物の量です。数字で見ると・・・こんなに入っていてびっくりですね。書いてある量で一日に食べていい塩分量の1/6です。
(ちなみに、ゆっきーはクリームチーズを塗った燻りがっこが好きなので食べ過ぎに注意しなくっちゃ)
漬物の塩分量
上の表を参考に、ちょこっとずついろんな漬物を食べるのもいいかもしれませんね♪量の物足りなさを品数でカバーするのもいいと思います♪

③汁はなるべく残す

人間の味覚は人体の塩分濃度(約0.85〜0.90%)に近いほど美味しく感じるとされています。コンビニのおでんの塩分濃度は約0.7%程度だそうです。仮に200㎖(お玉で2~3杯分)飲んだとしたらおよそ1.4gの塩分になります。
ちなみにラーメンの塩分濃度は約1.4%(おでんの2倍!)どんぶり一杯600㎖も飲んだらそれだけで一日分6 オーバーです。飲むにしても塩分濃度を理解した上で意識して飲みましょう♪

④香味野菜、香辛料などを上手に使う

減塩したものって味気なくて食欲がそそらないことも多いですよね。そこで、薬味を使って満足感をアップさせましょう。
便利なチューブ状の生姜・ニンニク・わさび・辛子などを使って風味を効かせるのも手軽でおすすめです(但し柚子胡椒には塩分が入っているので注意)
また、粉末状のスパイス(胡椒・山椒・無塩のカレー粉・七味とうがらし)なんかで味に変化をつけると味気のなさが目立たなくなります。

ちなみにダステックのサラメシ「純炭社長食堂」では減塩でも美味しく食べるためにキッチンにはこれだけのスパイスや薬味が揃っています!笑 減塩生活も工夫して楽しくしましょう♪(たまに冒険し過ぎて不評の時もありますが・・・笑)

⑤買い物をする時は商品の塩分表示をチェック

100g当たりなのか1商品全量当たりなのか商品によって変わりますココ大切!)。まずはスーパーで商品を裏返し表示を見る癖をつけてみましょう(*^^)そのうち、スーパーで塩分のより少ない方を選んで買うのが楽しくなってきますよ♪

どうしても塩分を摂りすぎてしまった場合は
「カリウムを積極的に摂る」
という手段もありますが腎機能が落ちている方には積極的に摂るのは注意が必要です。※カリウム制限を既に言われている方には当てはまりませんのでご注意ください。
実はカリウムは、細胞内液の浸透圧が一定に保たれるように調節し、塩分の悪玉成分であるナトリウムを体外に排泄させ、心臓や筋肉機能を調節する役目もしているミネラルです。
血清カリウム濃度が4.5mEq/L未満の場合はカリウムを多く含んだ食品を積極的に摂取することで夜間血圧を下げナトリウムの排泄を助けることが出来るとの論文も出ています。※(1),(2)

検査結果で血清カリウム濃度は出てきますので、一度自身の血清カリウム濃度が4.5mEq/L未満かどうか確認してみるといいでしょう。値が超えていなければ減塩の手助けとしてカリウムを食べ物からとってもいいか先生に聞いてみてもいいですね。
カリウムは野菜や果物、大豆製品などに含まれています。冬野菜もカリウムは多いので鍋料理はもちろんサラダやお浸しなど毎日食卓に取り入れてみてください。

汗をかきにくい冬場は体内から塩分が出ていきにくいので、塩分量は控えめにしたいものですね。冬定番の鍋物やおでん、汁ものなど、油断すると塩分を摂りすぎるメニューが多いので注意して下さいね。

参考文献
※(1) Clin Kidney J 9 :592-598,2016
※(2) PLoS One 8 :e67140,2013

 

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賢い塩分の摂り方について

こんにちはゆっきーです。
11月も後半に入り、”もう今年も終わりかー”なんて思う時期ですね(まだ早い?)

さて、年末年始は忘年会や新年会などイベントが多くなり、腎臓にやさしくない食事をせざるを得ないことも多いですね。また、冬場に食べたいあったかメニュ―には(鍋物やおでん等)塩分が多く、注意が必要ですよ♨

そこで、先日ご紹介した
『腎と透析』に載っていたよろず健康相談より”賢い塩分の摂り方”について解説したいと思います(*^^)

腎臓病での賢い塩分の摂り方

まず、腎機能が悪くない健康な人でも、塩分摂取量が過多だと高血圧や臓器障害などを引き起こす危険があります。ましてや、腎臓に不安がある人は体から余分なナトリウムを十分排出できなくなるので、お医者さんからも「減塩をしましょう」と言われている人が多いですよね。
塩分を摂りすぎると、血圧が上がってしまうだけでなく、過度の塩分摂取自体が腎機能に障害を与え、塩分摂取量に比例して尿蛋白も増えることが分かっています。参考文献※(1),(2)
cdkと減塩
では、腎臓に不安がある人はどの位の塩分量を目安にすればよいのでしょうか。CKD診療ガイドラインでは一日の塩分摂取量は3g以上6g未満と推奨しています。
(過度な減塩は逆に体によくない事がありますので下限も設定されています)

また、慢性腎臓病患者さんには自覚がなくても味覚障害をおこしている人もおり、本人の意識よりも実際にはたくさん塩分を摂ってしまっている場合もあります。

長い間知らず知らずのうちに塩分濃度の濃い食事を続けていると、本来は塩辛すぎるものを食べると嫌悪感を感じるところが麻痺してしまい、もっともっと塩分を欲するようになってしまうという研究結果もあります。また、亜鉛やカリウムが欠乏していると、同様な味覚障害を起こりやすくなります。※参考文献(3),(4),(5)

しかし、味覚を感じる舌の細胞は一週間ほどで入れ替わる為、一週間程減塩生活をすると麻痺した細胞が入れ替わり、正しく塩分を感じることが出来るようになるようになる方も多いそうです。
CKDと麻痺した舌

教育入院というものをしてくれる病院もありますので、減塩・・・とお医者さんや栄養士さんに言われたら、入院で一週間、舌の細胞をリセットできるのか相談してみてもいいかもしれませんね。

減塩減塩って言われっぱなしで、なんとなーくしてるつもり…ではなく、お医者さんや医療機関にも協力してもらうというのいいんじゃないかと思います。

少し長くなってしまったので、続きは次のブログで
「減塩は何から始めたらいいの?」もあわせて読んでくださいね♪♪

参考文献
※(1) BMC Nephrol 15 : 57,2014
※(2) Am J Kidney Dis 67 : 936-944,2016
※(3) Kidney Int 76 : 638-643,2009
※(4) Nature 464 : 297-301,2010
※(5)Appetite 83 : 236-241,2014

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医学雑誌『腎と透析』11月号に純炭が取り上げられました。

2018年11月号の医学雑誌『腎と透析』p.669へ純炭粉末が取り上げられました。

こちらの書籍は医療従事者向けの医学雑誌で、腎臓病(透析・腎移植など)に関する論文の掲載や、腎臓内科専門医が記事を寄稿しているほか、腎臓内科による健康相談への回答などが掲載されています。

今回、ダステックの”純炭粉末”が掲載されたのは”腸内細菌叢(そう)異常への賢い対応”についての解説の一節です。
進行した慢性腎臓病では尿素蓄積、食物繊維摂取不足、便秘、薬剤による弊害(抗菌薬・鉄剤・リン吸着剤・カリウム吸着材など)により腸内細菌叢のバランスが破綻が生じ、善玉菌が減り悪玉菌が増加してしまいます。
その結果、悪玉菌が産生する尿毒症物質や腐敗産物が慢性炎症、腎線維化、免疫機能低下、インスリン抵抗性、貧血、心血管石灰化などをもたらし、生命予後不良に繋がると考えられています。
そこで、腸内細菌叢のバランスを改善に努めるよう慢性腎臓病患者へ指導が行われます。
主に
・食事指導
・プロバイオティクスの活用
・プレバイオティクスの活用
の指導が効果的であり、ダステック純炭粉末は”プレバイオティクス”に該当します。

プレバイオティクスとは人間の持つ乳酸菌やビフィズス菌などの有用菌を効果的に増殖させるのに役立つような食品成分の事を指します。
⇔対してプロバイオティクスは腸内フローラのバランスを改善し、カラダによい作用をもたらす生きた微生物(乳酸菌・ビフィズス菌など)のことです。

純炭粉末が悪玉菌の産生する物質を吸着することで腸内環境を酸性化させることでビフィズス菌が増加するため広義での”プレバイオティクス”に該当し慢性腎臓病患者の腎機能悪化を抑制させること。
透析患者さんの酸化ストレス軽減作用も認められていること。

と本誌で紹介いただきました。

また、純炭粉末は竹炭などと違い、カリウムやリンの含有量が極めて少ない点も、慢性腎臓病における使用におすすめ出来る特徴です。

こちらの医学雑誌はインターネットなどでも取り寄せて購入することが出来ます。
腎臓内科専門医が専門的な解説をしてくれていますので興味がある方はぜひ購入されてみてくださいね。

他にも腎臓専門医が解説する
・賢い塩分の摂り方
・便秘薬の賢い選び方

なんて記事も気になります!
近々ブログでご紹介いたしますのでお待ちくださいね(*^^)

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油断しがちな冬場の『隠れ脱水』に注意!

こんにちは、ゆっきーです。
夏場の検査でクレアチニン値が上がってしまったときに、医師から『脱水に気を付けて水分補給をしなさい』と言われたことがある人は多いのではないでしょうか??
実は冬場には、空気が乾燥しているので、汗をかかなくても知らないうちに呼吸や皮膚からも多くの水分が失われています。

柿だって冬の乾燥した空気で水分が奪われます↓

(この場合は美味しくなるんですけどね)

脱水は夏場だけ気を付ければいいんでしょ?
汗をかかないから関係ないよね?
そう思って油断してしまいますが、冬場で普段から意識的に水分補給をしない人は注意が必要ですm(__)m

■こんな自覚症状があったら要注意■

・口の中がネバネバする。
・皮膚をつまんで生じる「富士山」がなかなか戻らない。
・肌が乾燥する。
・肌がかゆい。
・夜に足がつる。
・手が冷たい。
・体がだるい。
・おしっこが濃い
そんな症状に心当たりはありませんか?
実はこれらは体からの脱水のサインなんです。体重の1~2%の水分量が失われた状態を『隠れ脱水』とよびます。しかし、高齢になると特にこれだけの水分量が失われていても喉の渇きを感じない事も多いです。ご家族や周囲の人が声掛けをして水分補給をするようにしましょう。

■うっかり脱水が慢性化すると■

喉が渇かないから・・・
トイレが近くなるのが嫌だ・・・
そう思って水分補給を油断していると、血液が濃くなり、老廃物の除去や血液成分の濃度調整も難しくなります。
そうすると腎臓のろ過機能に大きな負担になります。

■こうやって隠れ脱水を防ごう■

1日の「飲水量」のは1~2 Lが目安。
お茶やコーヒー、アルコールは利尿作用があるので水分補給には適しません。
お水や白湯、カフェインレスのドリンクをちょこちょことこまめに飲むようにしましょう。
(年齢、性別、体重等を考慮するため飲水量には幅があります)
また、経口補水液やスポーツドリンクにはカリウムや糖分が多い場合があるので飲み過ぎには注意が必要です。
高齢者のなかには、冬は「夜トイレに起きるのがイヤだから」という理由で寝る前の水分摂取を控える方もいます。対処法としては「経口補水液」コップ一杯程度を人肌程度に温めて飲んでもらうと、うまく吸収されるので頻尿になる心配は少なくなります。

※但し、腎臓病が進んで体のむくみなどが現れている場合水分の「過剰摂取」は悪影響になることもあるので医師にご相談ください。

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