腎臓病の治療は腸内毒素を減らすのが効果的

こんにちは。純炭社長@糖質制限中の樋口です。
突然ですが、あなたは便秘症ではないですか?実は腎臓を患っている方の多くは便秘持ちであり、透析患者の約7割は下剤を使用しているというデータもあるほどで、その比率の高さには驚かされます。

今日はこんな記事をご紹介します。便秘を改善すると慢性腎臓病の進行が抑えられると言う研究成果が東北大学から発表されました。裏を返せば、便秘は血液中の尿毒症物質を増やして腎臓や他の臓器にダメージを与えるということです。

☞便秘症の治療薬のルビプロストンに慢性腎臓病の進行を抑える効果

東北大学大学院医学系研究科がマウスの実験で見いだしたもので、慢性腎臓病に新しい仕組みの薬が生まれる可能性を示し、今後も臨床応用が期待される画期的なものです。

慢性腎臓病は進行を十分に抑制することが難しく、人工透析に入るのを防ぐことが急務となっています。腎臓病で蓄積する種々の尿毒素において、特に避けたいインドキシル硫酸は腸内細菌叢によって生産されます。さらに近年、慢性腎臓病では、腸内細菌叢を含む腸内環境全体が悪化するというデータも明らかになっていました。

☞慢性腎臓病進行の抑制に腸内環境および腸内細菌叢に注目した研究が進む。ネズミにストレスを与える実験では
腸内環境を変化させる薬剤として、ルビプロストンの効果を検討した結果、ルビプロストンは腸内で液体が分泌され、便を軟化させ、消化管の運動性を高め、自発的排便を促進することで、便か排泄されやすくなります。従来の便秘薬(刺激性下剤や、酸化マグネシウムなどの塩類下剤)とは作用機序が異なります。

慢性腎不全の状態にしたマウスにルビプロストンを経口投与して、腎臓病の進行が抑制されるかを検証した結果、ルビプロストンを投与した腎不全マウスでは、投与していないマウスに比べて腸液の分泌が増え、腎不全時における腸壁悪化の改善、善玉菌の減少が抑制、腸内細菌に由来する尿毒素物質の血中濃度の減少というデータも得られました。

☞腸管は尿、血液透析と並ぶ”第3″の尿毒症物質排泄経路
尿毒症物質の排出経路は腸管から
便秘症薬のルビプロストンが、慢性腎臓病の新薬として適用できる可能性は大きいく、すでに国内外で特許も申請しています。今後、人への応用に向け、副作用の少ない低容量で、腸で溶ける製剤の開発や、ルビプロストンの効果がある腎不全患者の選び方などを検討して、実際の腎臓病患者への治療薬としての研究が進んでいます。

元記事はこちら

病院で下剤をもらっていたり、市販の便秘薬を飲んでいる人は、この記事で照会した便秘薬アミティーザ(商品名;ルビプロストン)に変えてもらえるように相談してみてはいかがでしょうか。

こちらのブログクレアチニン値が下がらないと嘆く前に(初級編)でも腎臓病には便秘は大敵!という事を伝えしています。

なるべく便秘薬に頼らないのが一番ですが、薬をつかうならどんな薬かこちらのブログ便秘薬にスイマグを飲んでいませんか?も参考に。。。処方されるお薬もお医者さん任せにせず、自分でデメリットも含めてきちんと確認するようにしましょう。

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一日でも早く実行!腎臓を糖化させないコツとは?

こんにちはゆっきーです。

「AGE(糖化)が腎臓に良くない」

ってなんとなく分かったけど具体的にどんなことに気を付ければいいの?というご質問がありました。

糖とタンパク質が加熱によりくっついたものが糖化物質=AGEと呼ばれています。

さて、人間の体ってほとんどの成分は何で出来ているかご存知でしょうか?
約6-7割は水分で出来ていますが、残り2割は主にタンパク質です。皮膚や筋肉はもとより、骨や爪や髪の毛だってみんなタンパク質です。
その体のタンパク質と糖(食事から入ってきて、血管の中を流れると)が体温で結合した時に、体内のタンパク質は糖化します。

血管(を構成しているタンパク質)に糖がくっつくと血管の壁が厚くなったりしなやかさが失われたり心血管病の原因となります。また、骨に溜まると骨粗しょう症の原因、肌に溜まるとシワやシミの原因となり、糖化は体中の老化の原因となります。特に腎臓などの臓器は生まれてから死ぬまで細胞の入れ替え(新陳代謝)が行われないので、AGEの影響は深刻です。

腎臓は細かい血管の集まりなので、腎臓の血管が糖化しては大変です。腎臓の血管の糖化が進むと血管が狭くなり、腎臓内部の血圧が上がります。

腎機能とAGE

血圧が上がると細い血管なので傷がついてしまい、腎機能(血液のろ過)がうまく出来なくなります。これがAGE(糖化)が原因で腎臓病がすすんでしまうメカニズムです。

AGEによる体内の老化を防ぐためには『AGE化する2つの経路を絶つ』ということが大切です。

2つの経路は・・・
①AGEを体内で作らせない。
②食事から入ってくるAGEを減らす。

今回のブログは①『AGEを体内で作らせないこと』を中心に説明します。
AGEの体内への蓄積量は「血糖値×持続時間」によって決まります。
自身の体が糖化しないようにするポイントは血糖値が上がりすぎないようにするということです。急激にたくさんの糖分が血液に乗って体内を巡ると血管(のタンパク質)が糖化してしまいます。血糖値のコントロールがうまく出来ていない人ほどAGEの蓄積量が増えていきます。一度たまってしまったAGEは15年も体内にとどまってしまうことがわかっています。

自分の体が糖化しないよう、血糖値の高い状態を出来るだけ短くするにはどうしたらいいのでしょうか。

1.食べる順番に気を付ける
AGE対策はおかずから食べよう
ごはん・パン・麺類などの主食を食事の最初に食べると一気に血糖値が上がってしまいます。野菜やお肉などおかずから先に食べるようにしましょう。市販の”血糖値が気になる方用”のトクホに入っているのは「難消化デキストリン」というもので、これは食物繊維のことなんです。
特保の難消化デキストリン
普段の食事でも野菜(食物繊維)から食べることによって血糖値の急上昇を穏やかにする事と一緒の働きがあります。食事の時はおかずから、最後に炭水化物(ごはん、麺、パンなど)を摂るようにしましょう。

2.早食いしない

よく噛まずに飲み込むように食事をしている人は、お腹いっぱいと感じる前に食べ終えてしまい、食べ過ぎの原因にも。糖質メインのお食事は(ラーメンやうどん・カレーライスなど)あまり咀嚼しなくても食べることが出来るメニューの頻度が高い人は要注意です。

3.低GI食品(血糖値が上がりにくい)食品を選ぶ

糖質が多いといえば根菜ですが、おなじ根菜類でもジャガイモとサツマイモをおなじ量食べても血糖値の上がり方が異なります。糖質50g摂ったときの血糖値の上昇度をブドウ糖のそれ(GI値100)と比較したものをGI値という指数で数値化しています。GI値が低いほど血糖値の上昇が緩やかな食品です。
イメージとしては、精製されて白いものや純粋に糖質の含有量が多いものはGI値が高くなります。精製されていない食材で考えると、糖質以外に食物繊維やタンパク質も入っているので血糖値は上がりづらくなります。例えば、ジャガイモとジャガイモから抽出したでんぷんのみの片栗粉では血糖値の上がり方は変わるというのはイメージがつくのではないでしょうか。
低GI食品の例(高)白米←→雑穀米(低)
食パン←→ライ麦パン
うどん←→そば

4.酢やレモンを使って血糖値の上昇を抑える

酢の健康効果をご存知の方は多いと思いますが、血圧を低下させるほか、食後の血糖値の上昇を抑える働きが明らかになっています。酢を使う事で減塩もできますので、食事の際には酢の物を一品加えたり、サラダや揚げ物なんかにレモンを絞ることをお勧めします。

次回は
②食事から入ってくるAGE(糖化物質)を減らす方法。
をお伝えします♪
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食事から入ってくるAGEを減らすコツ

こんにちはゆっきーです。

前回のブログは体が糖化しないようにするにはAGEによる体内の老化を防ぐためには『AGE化する2つの経路を絶つ』ということが大切ですとお伝えしました。

(おさらい1)2つの経路は・・・
①AGEを体内で作らせない。
②食事から入ってくるAGEを減らす。

今回は②食事から入ってくるAGE(糖化物質)を減らす方法についてです。

(おさらい2)AGEとは糖とタンパク質が結合したもの。食べ物に関しては加熱によって食品自体に含まれるAGEが増加してしまいます。それを口から摂取すると
ある研究では食事から入ってくるAGEの7%は体内に取り込まれ蓄積してしまいます。また、調理温度が10度上がるごとにAGEの生成量は2倍に増えるというデータもあります。

AGEは腎臓病の大敵
カリっときつね色にあがった揚げ物
AGEは腎臓病の大敵
こんがり焦げ目のついた肉や魚
高AGEな食品は腎臓病にダメージが
ベーコンやウインナーなどの加工食品も要注意です

水だけで調理したものは100度以上にはなりませんが、とくに油でいためたり揚げたりしたものは170度~200度に達するのでAGEがたくさん出来てしまいます。(10度でAGE2倍ということは・・・200度の揚げ物では?2の10乗倍)
※食材を同じ時間加熱するとして100度のお湯でゆでるのと200度の油で揚げるのでは1024倍AGEがたくさん出来てしまいます。

では、具体的にどう気を付ければよいのでしょうか?

1.AGEを多く含むものを食べ過ぎない
高温調理などで発生するAGEから腎臓を守る為には??
前述のとおり、AGEは高温で調理するほどAGEが増えます。揚げ物や炒め物を毎日食べるのはお勧めしません。せめて3日に1度気を付けるだけでAGEの影響は抑えることができます。昨日は揚げ物だったから今日はサラダとお刺身という風に工夫しましょう。
また、食材自体にAGEが多く含まれるベーコンやウインナーなどの加工食品やファーストフードなどもなるべく避けるようにしましょう。高AGE食品の見分け方は「こんがりとしたきつね色、香ばしい焼き目がするもの、茶色くておいしいもの」と覚えておきましょう。

2.電子レンジでの温め直しは控える
電子レンジ加熱はAGEを作る
電子レンジでは焦げ目もつかないし大丈夫なんじゃ?と思われますが、実際はマイクロ波で食品の分子を振動させて高温状態にするので、茹でた調理よりもAGEの量が増加すると報告されています。野菜の下ごしらえやなどはなるべく茹でたり蒸す等し、電子レンジを使わなくても済む料理にはなるべく使わない様に工夫しましょう。

3.加熱調理の時に『水』を使う

水を使った加熱調理なら100度以上になりません。例えば、炒め物をするときは油を使わず水を大2程入れ、炒め煮のようにし、調味料を入れる前に水分は捨てます。すると油で炒めるよりも温度が上がらずAGEを抑えられます。火を止めて仕上げに少しだけ油をたらしてコクを出せばいつもの炒め物とそん色ない仕上がりに!
蒸したり茹でる方法も併用して、油だけでの加熱調理はなるべく避けるようにしましょう。

4.アンチAGE食品を上手に取り入れる

体内でAGEを作らせない項で説明した通り、血糖値を上げづらくする食物繊維を積極的に摂りましょう。海草、オクラ、モロヘイヤなどねばねばした食品もオススメです。
αリポ酸が多く含まれるほうれん草やトマト・インゲンなどの緑黄色野菜も糖化反応を阻害します。
スルフォラファンが多いブロッコリー、ブロッコリースプラウトは最強のアンチAGE食品。ポリフェノールが豊富なベリー系(ブルーベリー・ラズベリー・クランベリー)も適度に摂るとよいでしょう。

知っているのと知らないのでは毎日の食事への心がけも変わってきます。外食やコンビニ食が多い方でも3日に1日はAGEに配慮したお食事を準備してAGEから体を守りましょう。

①のAGEを体内で作らせない方法『一日でも早く実行!腎臓を糖化させないコツとは?』も併せてご覧ください。

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クレアチニンがいくつになったら透析に入る?

こんにちは、純炭社長の樋口です。

病院に行ってクレアチニンの値を告げられるのが苦痛というお声をよくいただきます。

・1.5 mg/dlになったら腎生検(腎臓の組織を取って検査すること)と言われている。
・〇〇以上になったら透析に備えてシャント手術(腕の動脈と静脈をつなぐ手術)と言われている。
などなど。

病院に行くたびに、クレアチニン値が高い(上がった、下がった・・・)と言われ続けていると”クレアチニンという物質自体が悪!”という思い込んでしまっている方が多いです。
また、フェイスブックの腎臓病に関するグループへの投稿を見ていても、クレアチニンの値だけで腎機能を評価している方が非常に多いのが気になります。

今日のブログタイトル「クレアチニンがいくつになったら透析にはいる?」の結論から書かせていただくと、
クレアチニンの値で透析導入は決められません!
eGFRが10よりも低くなると透析に入る可能性が高まります(個人差あり)
eGFRはクレアチニンとともにシスタチンCの血液検査でも計算してもらいましょう!

今一度、クレアチニンの意味を書かせていただくと、
☞『クレアチニンの存在が腎機能を悪化させる』のではなく
『腎機能が悪くなってしまうとクレアチニン(という一つの成分)がろ過できず結果として血中の濃度が上昇してしまう』と捉えるのが正しいクレアチニン値の見方です。

クレアチニンは筋肉の中にあるクレアチンという物質の代謝物(分解物のようなもの)なので、血液検査で出てくる血清クレアチニン値というのは筋肉量で変わってきます。女性よりも男性の方が筋肉が多いですし、高齢者よりも若い方の方が筋肉が多いですよね。なので、一律にクレアチニンが〇〇だから腎機能が××%低下しているとは言えないのです。

そこで、腎機能を測る指標としてeGFRという検査項目が追加されました。
ざっくりと自分の腎臓が何パーセント働いているか?を知るための数値と考えて下さい。
eGFRが100であれば腎臓は100%働いている。
eGFRが20であれば20%は働いている・・・といった具合に。

さて、クレアチニンの値が1.0だったとします。
60歳の男性であればeGFRは59.9ですが、
60歳の女性であればeGFRは49.7なので、
同じクレアチニン値であっても腎機能は10.2も違うのです。

また、性別だけでなく年齢とクレアチニン値の関係にも注意が必要です。
クレアチニン値が3.9の60歳女性のeGFRは10.0ですが、同じクレアチニン値であっても65歳女性のeGFRは9.8となり、透析をすすめられるかもしれません。
ですので、クレアチニンの値は下がるにこしたことはありませんが、同じ値をキープすることが大切なのです。

eGFRがおよそ10以下にまで低下すると、自身の腎臓だけでは体を浄化しきれなくなります(個人差あり)。その結果老廃物がたまることによる以下のような弊害がでます。
・尿毒症症状(倦怠感、食欲低下、悪心、嘔吐、頭痛など)
・体液のバランスがとれなくなりことで、心不全や肺水腫
放っておけば命にかかわってしまいます。

前述したように、クレアチニン値は筋肉量などに左右されるので、クレアチニン値のみでは透析導入するかどうかは判断できません。例えば自覚症状がなく日常生活に支障がなければ、クレアチニン値が15mg/dl前後であっても透析せず、外来通院ですむ方もいます。
一方、血清クレアチニン値が5mg/dl前後であっても、自覚症状やほかの不具合が原因で透析導入となる方もいます。また、症状がなくても急変し、肺うっ血、高カリウム血症、代謝性アシドーシスのために緊急透析を必要とすることもあります。

個人差はありますが、早すぎず、且つ、安全な透析導入の時期の見極めが大切なのです。

正しく腎機能を知るための血液検査:血清クレアチニンとシスタチンC
クレアチニンが上がっても腎機能は悪化していないこともあります。
運動をするとクレアチニン値が上がるから趣味の登山はやめた方がいいの??
こちらの過去のブログでもクレアチニン値だけでは腎機能を判断してはいけないということを書いていますのでぜひご覧ください。

eGFRがいくつになったら透析導入なのか?という問題については興味深い文章を見つけました。
「なにより大切なのは自覚症状が出ないよう、体調管理につとめることで、eGFR が6(正確には6mL/min/1.73m2未満)まで透析療法の開始を遅らせると生命予後の点で最も良好であることも分かっています」
(出典:腎臓サポート協会腎臓教室「そらまめ通信」バックナンバー85号
https://www.kidneydirections.ne.jp/support/soramame/school/no85.html

腎機能が低下すると造血ホルモンであるエリスロポエチンが作られなくなるため、貧血による動悸・息切れ・だるさ等の自覚症状が現れます。幸い、腎性貧血にはESA製剤という特効薬があるので治すことができます。

クレアチニンよりも、筋肉量の影響をうけないシスタチンCや24時間蓄尿によるクレアチニンクリアランスを測定しながら、ESA製剤などを上手く使い、自覚症状がでないように注意して、eGFR 6mL/min/1.73m2以上をキープして下さいね。

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クレアチニン値が下がらないと嘆く前に(上級編)

こんにちはゆっきーです。初級編・中級編と見事にクリアしている!と自信を持って言えるという方は本当に涙ぐましい努力をされていることとおもいますm(__)mでは、最後にこちら・・・

クレアチニンの数値が下がらないと嘆く前に(上級編)

実はストレス対策が腎臓病には有用!上級編

先日もお客様のお話で『こんなに頑張って食事制限をして検査結果も記録しているのに、じわじわと数値が悪化してきている( ;∀;)これ以上どう頑張ったらいいの?』とご相談がありました。

パソコンで食事のタンパク質・塩分・リン・カリウムを全て集計し、制限量を超えないようにし、飲水量まで毎日きっちりと記録されているという方。実は、腎臓病の方は真面目で几帳面なあまり、思いつめてしまう方が多いんです。

あれもこれも『ダメ』と言われる病院の指導では、どんどん追い詰められてしまう方も多いですね。ちょっと違う観点から取り組む上級編いってみましょう!

①しっかり睡眠をとる

以前のブログでも紹介しましたが、睡眠不足は腎臓病だけでなく健康には大敵です。睡眠の質が低い慢性腎不全の患者さんは透析になってしまうリスクが1.3倍にあがるというデータが出ています。慢性的な寝不足は心血管病が進行するだけでなく、腎臓のろ過機能も低下させます。
睡眠不足と一言でいっても、加齢による生体リズムの変化(必要な睡眠時間が短くなる)やトイレが近くなったり、足腰の痛みや、薬の副作用による不眠など原因は多岐にわたります。
☞昼夜のメリハリをつける
まずは体内時計を整えるのに効果的な方法は『朝日を浴びる』です。また、日中の活動量が少ない方(一日中家の中にいたり、あまり運動しない方)や人と会って会話をすることが少ない人も不眠になりやすいです。夜の食事は寝る3時間前までに済ませ胃腸を休ませてから寝るのが理想的です。40度くらいのぬるめのお風呂にゆっくりつかるのがオススメ。
☞病院での治療では睡眠薬より認知行動療法
脳の活動を強制的に落とす睡眠薬には、副作用もあり、医師によっては過剰処方になるというリスクもあります。近年、徐々に増えつつある治療方法は、認知行動療法と言って、カウンセリングで睡眠に対する不安をとり除きつつ、不眠症を悪化させている誤った睡眠習慣を改善するなどにより不眠の治療をするというものもあるようです。
無理やり寝ようとしたり、羊を数えたりしてしまうと交感神経が優位になり覚醒度が高まることで、余計に寝れなくなるという経験がある人も少なくないでしょう。無理やり眠ろうと意識するのではなく、自然に眠気が起きるまで起きているように指導するそうです。

②自律神経を整える

☞自律神経とは
自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は車に例えると、アクセルで、副交感神経はブレーキの役割をしています。過剰に交感神経が優位な状態は、ブレーキの効かない車に乗っているような状態です。交感神経が過剰に優位な状態だと高血圧、高脂血症、糖尿病になりやすくなります。また、過剰に副交感神経が優位な状態は、ブレーキを常に踏んでいる状態でなので、精神的に、憂鬱感がでてきます。
☞バランスが大切
副交感神経の働きは年齢とともに低下していくため、交感神経にかたよった状態になりやすくなります。
活動状態の時は交感神経が「やや優位」に、リラックス状態では副交感神経が「やや優位」になるよう切り替えがきくのが理想的です。一方に大きく偏ってしまった状態が続くと、心身の状態も不安定になります。交感神経優位だと、緊張やストレス状態を強いられて疲弊してしまい、副交感神経優位だと、心身の活動力が低下してしまいます。
☞多くの人が交感神経優位な状態
改善するにはこちらの3つから取り組んでみましょう。
1.呼吸を整える(ストレス状態は浅い呼吸になりがち、腹式呼吸で深く息を吸いゆっくりと吐く)
2.瞑想(毎日5分程度でOK、目を閉じて呼吸だけに集中し、静かな音楽を流したり、好きなアロマを焚いてゆったりと過ごしてみましょう)
3.メリハリのある生活(朝起きたら朝日を浴びてストレッチ、日中は適度な運動を心がけましょう)

③ポジティブにとらえて人生を楽しむ笑う
笑いと長寿の関係は腎臓病にも
☞笑いの健康効果とは
笑うと様々な健康効果があるという研究が進んでいます。免疫力が上がったり、ストレス耐性ができたり、やる気や記憶力も向上するなどのメリットがあります。実際に精神的ストレスを感じる作業において笑顔の表情を維持したまま行った結果、心拍数や血圧の上昇を最低限に抑えるという実験結果もあるほど。
☞最近、お腹を抱えて笑いましたか?
理想的な健康効果のある笑い方は”お腹を抱えて大笑い”です。最近笑っていないな・・・口元がずっとへの字だなぁと思った方は要注意!口角を引き上げて、歯を見せる中笑い、歯を見せない微笑みや、作り笑いでもOKです。笑っているフリでも、継続することでNK細胞が増加するとの研究結果もあります。口角を少し引き上げて笑顔でいれば、まわりから話しかけられやすくなり、会話も自然と盛り上がり、笑いから健康の輪が広がります。一人でいるときも、差し支えなければぜひ笑顔で(最初は作り笑いでも)過ごしちゃいましょう。

上級編はいかがでしたか?特別なことはなかったかもしれませんが、これって自分の心と体を大切にする第一歩だと思いませんか?

この辺りがおろそかになっていることの積み重ねが、やがて大きな病気に繋がってしまうとも考えられます。

ゆっきーのイライラしたりストレスがたまったりしたときは・・・可愛い動物の画像を見る、10秒ゆっくりと深呼吸する、なるべく早く寝る(ふて寝とも言いますが)を実践しています(*´Д`)

ぐっすりよく寝て、リラックスし、笑顔で毎日過ごすことができたら・・・とっても幸せですよね。ストレスの多い現代では意識しないとなかなかその状態に持っていくことは難しいかもしれませんが、口角を上げたり、深呼吸をしたり、気づいたときに簡単に取り組めそうなところからちょっとずつ取り入れてみてくださいね(*^-^*)

まだ読んでいない方は
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中級編は→こちら

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低たんぱく米は腎臓を守らない?

こんにちは。純炭社長です。
2019年4月12日~15日までオーストラリアのメルボルンで世界腎臓学会議が開催されました。学会レポートの中で純炭社長が注目したのは

「植物性たんぱく質は腎機能低下を抑制?」

という記事です。

☞植物性たんぱく質って・・・?
大豆製品(豆腐・おから・油揚げ・納豆など)、穀類(お米・雑穀・小麦など)、野菜(青菜やブロッコリー)、イモ類、海草、などに多いので摂りすぎないように控えましょう・・・と指導されている人が多いのではないでしょうか。
植物性たんぱく質は腎機能低下を抑制する

☞対して動物性たんぱく質は
肉、魚、卵、乳製品などを指します。こちらはその中でも加工食品(ハムやウインナー・練り物など)はリンや塩分などに気を付けて、摂りすぎないように・・・という風に言われることが多いと思います。

 

慢性腎臓病の食事指導は「低たんぱく食」が一般的です。病院でたんぱく質制限を言われている方は多いでしょう。

腎臓病学の国際組織KDIGO(Kidney Disease : Improving Global Outcomes)のガイドラインでは、徐々に腎機能が低下する可能性が高い大人の慢性腎臓病患者では、体重1 kgあたり、たんぱく質1.3 g/日を超えないことを推奨しています。

ところが、どのようなたんぱく質(動物性or植物性)を食べれば腎臓に負担をかけずに済むのか?

という検討は今までなされていませんでした。

タンパク質をどれくらい食べると腎臓に負担?卵や肉魚乳製品豆類もみんなタンパク質

加齢にともなう腎機能低下は避けられません。
しかし、今回の研究では、たんぱく質の種類(動物性か?植物性か?)によって腎機能低下のスピードが変わるのか?を一般の高齢女性で検討しています。
その結果、

「植物性たんぱく質の摂取量が増えると腎機能が低下するスピードが遅くなる(腎機能が低下しずらい)」

ことが示されました。

この検証では(平均年齢75歳の女性約1300人を対象に5年後・10年後と各たんぱく質摂取量の割合と腎機能の低下率を追った)なんと、植物性たんぱく質の摂取量を10g増やすごとに腎機能の低下速度が18%改善するとのデータが出ました。

対象者はそれぞれ平均で
植物性たんぱく質を一日22g~33g/日
動物性たんぱく質を37g~60g/日
摂っていたとの事で、植物性たんぱく質の割合が多いほど腎機能の低下率が低くなったそう。

※但し、極端に植物性たんぱく質だけ食べて動物性たんぱく質を一切食べなければいいという話ではありませんので注意が必要です!!

では、植物性たんぱく質の摂取量を増やすためには何を食べたらよいのでしょう?こちらの書籍のデータをもとに計算してみました。

植物性たんぱく質といえば・・・豆ですよね。大豆製品(豆腐・おから・油揚げ・湯葉)や小豆・煮豆なんかが思い浮かびます。他に、くるみやピーナッツなども多いようですが、まずは手軽に手に入る大豆製品で比較してみました。

植物性たんぱく質の代表格である(純炭社長の大好物の)納豆!
※納豆は栄養価が高い優秀食材!1パック50gでたんぱく質が8.3g(卵1個分よりも多いんです!)入っています。でも残念なことにカリウムが多いんですよね。

そこで、納豆50gに相当するたんぱく質を別の食材で摂るとしたら・・・何をどれくらい食べれば良いのか?その時のカリウムやリンは?という視点で表を作りました。
まず最初に、納豆とおなじ大豆食品を比較してみます。

カリウムを気にしなくて良い方はビタミンKが豊富な納豆は体に良いと思うのですが(但し、生卵と納豆を混ぜて食べるのは栄養価的にもったいないという説もあります)、カリウム制限がある方は凍り豆腐(高野豆腐)がおすすめです。豆腐を凍らせて一度水分を抜くことによってカリウムが一緒に流れ出て少なくなるのでしょう。
カリウムやリンの観点から考えると腎臓病には氷豆腐がイチオシ
生揚げや油揚げもカリウム控えめでカロリーが多いので(良質な油で揚げた商品であれば)良いようです。

毎日大豆製品ばっかりじゃ、飽きてきそう(*´Д`)
でも、一定量はたんぱく質でかつ”植物性たんぱく質”を多めに摂るには・・・?
と思ったあなた!

そんなに『大豆大豆大豆・・・』と思いつめなくても、”日本人の基本のお米”からも植物性たんぱく質を摂ることが出来ます。
低たんぱくのお米ははたして腎臓病に本当に良いのか?
え?、お医者さんや栄養士さんに『低たんぱく米』を勧められたんだけど・・・という慢性腎臓病の方も多いはず。
でも、今回の研究結果は違うのです。
食事のメインとなる主食(ごはん・パン・麺類など)に含まれる植物性たんぱく質を積極的に摂った方が腎機能の低下を防ぐことができるのではないか?という、ちゃぶ台をひっくり返すような結論なのです。

↓こちらが主な主食の植物性たんぱく質含有量です。

白米だけでなく(塩分が気にはなりますが)食パンやパスタは小麦由来の植物性たんぱく質が豊富ですね。

白米を2杯食べれば、納豆1パックと同じ量の植物性タンパク質が取れます。しかしながら、腎臓病食として売られている低たんぱく質米ではご飯から植物性たんぱく質を摂ることはできません。

低たんぱくのお米ははたして腎臓病に本当に良いのか?

はたしてご飯からのたんぱく質摂取を減らすことは腎臓に優しいことなのでしょうか?

今回の研究から考えると、普通の白米を食べて、その分は動物性たんぱく質で調節する方が良いのかも知れません(注)。腎臓病用に作られた低たんぱくの主食は、割高で風味も劣って美味しくない・・・という声を聞いたことがあります。
注:アミノ酸スコア(たんぱく質を作っているアミノ酸のバランスのこと)が100に近いほど栄養価が高いとされています。米や小麦の植物性たんぱく質はリジンというアミノ酸がすくないので、リジンを豊富に含みアミノ酸スコア100の大豆食品と一緒に食べると良いと思います。

純炭社長は慢性腎臓病用の低たんぱく米を食べた経験がありませんが、たんぱく質を減らした分だけ糖質が増えているはずです。
だとしたら、同じ量を食べた時の血糖値の上がり方は普通の白米よりも激しいのではないか?とも推察します。糖尿病からくる慢性腎臓病の場合、血糖値の乱高下は腎臓を傷つけてしまうので、この点については純炭社長が体をはって実験してみます。

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クレアチニンの数値が下がらないと嘆く前に(中級編)

こんにちはゆっきーです。前回に引き続き・・・

クレアチニンの数値が下がらないと嘆く前に(中級編)

さて、初級編は十分実践済で、便秘もしないし水分もしっかり摂れている(^^)/
という優秀で頑張り屋さんのあなたには中級編をお届けします。

『病院ではじっくり時間をかけて教えてもらえない。』
『具体的な実践方法がイマイチわからない。』
『こんな事注意されたことがなかったから知らなかった。』

そんなお客様とのお話を取りまとめました!
さて中級編いってみましょうー★

①サプリメントや医薬品をたくさん飲んでいる

☞むやみにサプリメントを多用しない
健康にいいと聞いて、たくさんのサプリメントを常用していませんか?基本的に体に必要な栄養素は自然な形で食事から摂るようにしましょう。
サプリメントの有効成分はお食事で通常摂れる量ではない凝縮されたエキスなので、体にとって必要以上である場合は腎臓から排泄しなければなりません。
この為、逆に腎臓に負担をかけてしまう場合もあります。3か月ほど試してみて、特に実感を伴わない場合は無理に続ける必要はないと思います。
☞医薬品にも要注意
腎臓内科以外の処方薬や市販薬の中には腎臓に負担がかかるような副作用のものもあります。また6種類以上の服薬がある方は要注意腎臓病を見てもらっている先生以外からお薬をもらう場合は必ず腎機能に不安がある旨を伝えましょう。そうすることで腎機能にやさしい種類の医薬品を選んで処方してもらえます。
ドラックストアの市販薬を買う場合も同様です。おくすり手帳を活用し、薬剤師に腎臓に不安があること必ず伝えて選ぶようにしましょう。

②塩分量を気にしていない

病院で”減塩”と言われる人は一日何グラムまで塩分を摂ってもOKなのでしょうか。
☞塩分摂取量は3g以上6g未満
塩分6gというのは日本人の平均摂取量の半分です。ラーメン一杯で全部スープも飲むと約8g!軽く一日分6gをオーバーするので要注意です。
☞塩分を摂りすぎると
血圧の上昇、腎機能に障害を与え、尿蛋白も増えてしまうことがわかっています。
☞とは言え味気ないのは嫌だ
6gを一日三食で割ると一食当たり3g・・・となるとせっかくの食事の楽しみも半減してしまいますね。あまりストレスを溜めないように一日分をトータルで考えましょう。工夫次第で塩味が少なくても満足できます。詳しくは→『賢い塩分の摂り方について』『減塩の始め方』を参照してくださいね。

③加工食品をよく食べる

☞添加物が多い
練り物や加工食品(ソーセージなど)には風味や見た目を良くするための添加物がたくさん入っています。添加物には多くの無機リンが含まれているので腎臓に負担をかけます。
☞糖化物質(AGEs)が多い
冷凍食品やコンビニやスーパーのお惣菜は高温で調理したものや、電子レンジ加熱を要するものが多く、多くの糖化物質(AGEs)が含まれてしまいます。詳しくはこちらも参照してくださいね。
☞便利でよく利用する人は
食品の裏側に記載している食品成分表でカタカナが羅列されているものはなるべく選ばないようにしましょう。お惣菜や冷凍食品をよく利用する場合はせめて3日に一度は自炊してみましょう。

④お米・麺類・パンが大好き

☞糖尿病性腎症の人は特に注意
パンや麺類、ごはんなど主食に偏った献立は血糖値が上がりすぎるので注意が必要です。胃に何も入っていない状態で、炭水化物(糖質)から食べてしまうと、血糖値が急上昇し、腎機能に悪影響があります。
☞食べる順番を変えよう
食事の時は先に肉や野菜を一旦たべてから主食を食べるようにしましょう。そうすることで血糖値の急激な上昇を軽減できます。

さて、中級編はここまで。意外と①のサプリメントは盲点だったのではないでしょうか??
②~④は一人暮らしだとすべて自炊も大変・・・という方も多いと思います。ゆっきーもついついコンビニやスーパーのお惣菜を利用してしまいます。そんな時は罪滅ぼしに多めにきよらを飲んだり(*´Д`)
ストイックにすべてを排除するのは難しいと思いますが、なるべく電子レンジ加熱を控える、食品成分表を見る癖をつけるだけでも5年後、10年後の自分の体への影響は大きく違うはずですよ。

すでに食事制限を頑張っている方には物足りなかったかも?な中級編でしたが、次回の上級編をどうぞたのしみに(^^)/

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クレアチニンの数値が下がらないと嘆く前に(初級編)

こんにちはゆっきーです。今日は

クレアチニンの数値が下がらないと嘆く前に(初級編)

と題してお届けします!

腎臓病で定期的に通院している人は検査結果を聞くたびに、病院でお食事の指導などを言われていると思いますが
『毎回同じことを言われるから耳にタコ・・・((+_+))』
『具体的に何から手を付けていいのか・・・』
『これ以上どう頑張れっていうの・・・』
なんて、投げやりになっていませんか??

焦らなくても一歩ずつ!
今日からこれだけは実行していきましょう!
今回は初級編です。
自分では出来ているつもりでも、『そこまで詳しく病院では教えてくれなかった。。。』
そんな話はよくお客様からお伺いします。

まず、これだけは本当に気を付けて欲しいコトは
①便秘

便秘をすると腎機能に負担をかける物質がたくさん腸内で発生してしまいます。
なるべく下剤などの薬に頼らず、食事や運動での便秘解消を目指し、腸内環境を整えましょう。
☞発酵食品
血液検査でカリウムやリンが高くない方には納豆・ヨーグルト・酢などがオススメ。腸の中の善玉菌のエサにもなるので善玉菌が増えやすくなります。
☞食物繊維
ごぼうやサツマイモなどの根菜類を思い浮かべるかもしれませんが、これらは不溶性食物繊維で水分を十分に摂っていないと腸の中で膨張して逆に腸がはったり詰まってしまいます。水溶性食物繊維(ねばねばのモズクやめかぶ、もち麦などがおすすめ)もバランスよく摂ることがオススメです。
☞適度な運動
運動不足だと腸の蠕動運動が鈍くなり排泄しずらくなるので軽い運動をするのもおすすめです。
☞腸の動きを促進する
ものをたべてから8時間後に腸の動きが活発になります。食べ物を口から入れない時間を8時間つくると便秘が改善するとの事。あまり夜遅い時間にものを食べないようにしましょう。
☞排便姿勢
加齢とともに筋肉が減ってくると”いきむ”力が弱くなって洋式トイレでは排便が難しくなることもあります。高齢者は和式トイレの方が排便しやすい場合もあるのですが、洋式トイレ専用の踏み台も売られているので試してみて下さい。

また、腎臓内科の先生以外で、下剤を処方してもらう場合は、腎臓への影響が大丈夫なのかを確認しましょう。マグネシウムが入っている下剤は高マグネシウム血症をおこす可能性があるので、市販の下剤を購入する時も必ず薬剤師さんへ確認しましょう。

②最低1Lは水を飲む

水分摂取制限を医師に言われていなければ、食事以外で一日最低1Lは飲水しましょう。
※むくみがひどい場合は医師の指示に従って下さい。
1Lって量を意識したことはありますか?大きなペットボトル1本です。
よく使う器やコップはだいたい一杯何mlでしょうか?
☞湯のみだとだいたい150ml程度なので1Lでは約10杯!
☞大きめのマグカップ200ml程なので1Lでは5-6杯!
これくらいの量を、食事から以外で飲むのって、結構意識しないと大変です。
喉が渇いていなくても、体の水分は不足します。水分が不足してしまうと、ろ過機能である腎臓には大きな負担がかかります。アルコールやカフェインの入ったもの、スポーツドリンクなどでの飲水は避けノンカフェインのお茶や白湯などで摂りましょう。
また、水分不足も便秘の原因になります。
水を飲むだけで腎機能の負担が減るんだとしたら・・・たくさんの薬を飲んだり病院へ行ったりするより簡単だと思いませんか?今日から出来る一番簡単でオススメの方法です。

お電話でのご相談では
『何年も便秘が当たり前で下剤がないと出ない・・・』
『何をどれくらい飲むのかは注意されなかった・・・』
という方が本当に多いです。

わざわざメルマガからご覧いただいた方やブログを検索して読んでくださった方はとても真面目で熱心に腎臓病に向き合おうとされている方だと思います。
つづきの中級編は→こちら
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もチェックしてくださいね(*^^*)

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クレメジンについての正しい知識を!

こんにちは。純炭社長です。今日はクレメジンについてのお話です。

クレメジンはこんな薬だと勘違いをされているお客様がいらっしゃいます。

竹炭を毎日食べるのはかえって腎臓病が悪化する可能性があります。
竹炭は有害物質が含まれるので腎臓に負担が・・・

腎不全治療薬のクレメジンは炭だから竹炭とかそんなものなんでしょ?
クレメジンにはカリウムやリンが含まれているんでしょ?
カリウムやリンが高いからクレメジンを飲めばいいんでしょ?

↑実は、これらは『クレメジン』に関する、大きな間違いです!!

クレメジンは「クレラップ」で知られる(株)クレハが創製した画期的な医薬品で、「三共」が販売し、現在では田辺三菱製薬に引き継がれている腎機能の悪化を抑える唯一の医薬品です。

クレメジンの材料は竹のような植物ではなく、「石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温にて酸化および還元処理して得られた球形吸着炭」です。
真球上のとても細かい吸着炭が詰まっています。
腎臓病の進行を抑える医薬品ですから、腎不全患者では摂取制限を受けるリンやカリウムは含まれていません(弊社での測定データ)。
クレメジンにリンが含まれていると思い込んでいる人は竹炭と勘違いしているのでしょうね。
クレメジンはインドール化合物(腎臓に負担をかける尿毒症の原因と考えられている物質)やAGEを吸着するというデータが確認されています。

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クレメジンはこんな薬!
真空状態のスティックを空けると・・・
こんな”球状”の炭がぎっしり入っています。
腎臓病の処方薬、球状吸着炭のクレメジン

↑分かりやすい様に、爪楊枝の頭を並べてみました。小さな球体状の炭の粒がたくさん。この医薬品の球状吸着炭は、安価な竹炭とは違い、石油から高純度で粒のそろった炭を作っているのですからお値段もそれなりです。1グラム当たりの薬価(医薬品の値段は国が決めます)は84.4円。一日の服用量は6グラムですから84.4×6=506.4円。30日(1か月)では15,192円になります。

クレメジンという球状吸着炭を丸く固めた速崩錠
↑ちなみに、最近では(2018年1月発売)速崩錠という固めた状態のクレメジンも発売されています。一粒で500mg×4錠(計2g)入りで薬価は1錠47.80円(500mg1錠)舌の上で水分を含ませると、ホロホロと崩れていき、崩れたところで飲みこみます。


↑その他、先発薬『クレメジン』のジェネリック、マイラン製薬の『マイラン』や日医工の『球形吸着炭細粒包』があります。(この写真はマイラン)
クレメジンと同様にインドール化合物を吸着しますが、AGEの吸着効果に関するデータはないようです。

クレメジンは、尿毒素の1種であるインドールを腸管内で吸着し便として排泄します。
インドキシル硫酸とは、食事由来のタンパク質から産生されるもので、通常腎臓から排泄されるが、慢性腎不全(CKD)の患者では、排泄されず体内にたまってしまいます。体内のインドキシル硫酸濃度が高いほど生命予後が悪いことが報告されています。(参考文献※1)

しかし、クレメジンではカリウムやリンは吸着できません。カリウムやリンを吸着する医薬品は炭ではない別のものです。(カリウム吸着剤はアーガメイト、カリメイトなど、リン吸着剤はレナジェル、フォスブロックなどがあります)
腎機能低下が進むと血中のカリウムやリンの濃度がうまく調節できなくなり、過多になると心臓に負担がかかり注意が必要です。だから、野菜果物(カリウムが多い)や乳製品(リンが多い)を控えなさいと腎臓病が進行すると、そのうち言われるようになるんですね。

 

余談ですが、腎不全治療には使えませんが「薬用炭」という医薬品もあります。
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薬用炭の原料は、「マレーシア、日本、北米産の広葉樹を炭化したものをガス(水蒸気)賦活法により活性化したもの」と書かれています。具体的な広葉樹の種類はわかりません。

薬用炭を元素分析すると、竹炭同様、リンやカリウムのみならず植物に多く含まれる金属元素が検出されます。

しかし、薬用炭は農薬などの毒物を誤って飲んでしまった時の解毒剤として使われることが多いため、投与期間も短期間であり、多少の不純物が含まれていたとしても問題にはならないようです。薬価は非常に安く、1グラムで8.1円です(もちろん腎臓病には使えません!)

※参考文献
1)barretp FC et al. Clin J Am Soc Nephrol.2009;4:1551-8

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ガンマリノレン酸は腎臓に良いのか?

こんにちは、純炭社長の樋口です。

弊社が運営している純炭粉末公式専門店には、
「ガンマリノレン酸のサプリメントを食べる純炭きよらと一緒に送ってもらえますか?」という電話が度々かかってきます。
良かれと思って摂っているサプリメント、本当に大丈夫?
※写真はイメージです

大学で生化学をかじり、製薬会社の研究所に勤務していた純炭社長的には
「ガンマリノレン酸の摂取はアラキドン酸を介して腎血流量を増やす一方で、アラキドン酸は腎機能低下の原因とされる炎症も亢進させる。長期のガンマリノレン酸摂取は腎機能に対して良い方向に働き続けるのか?はたまた逆なのか?」と考えていました。

そんな中、本日(2019年3月7日)のメディカルトリビューンWEB版に「糖尿病ではオメガ6脂肪酸摂取が高血圧リスクに」という記事か掲載されました。

記事の内容を紹介すると、
『金沢大学の研究チームが日本人600名以上で調べた結果、健康な人ではオメガ6脂肪酸摂取は高血圧の予防と治療に有用な可能性があるが、ヘモグロビンA1c(HbA1c)が6.5%以上の糖尿病患者ではオメガ6脂肪酸を多く摂るほど、高血圧が多かった。』
ということでした。

①ガンマリノレン酸はオメガ6脂肪酸です。
②慢性腎臓病患者の多くは糖尿病を患っています。
③高血圧は腎機能を低下させる原因です。

ガンマリノレン酸を飲むと血行が良くなるのは、血管拡張作用に加えて、ひょっとすると血圧が上がったことによる血流量増加も寄与しているのでは?
少なくとも糖尿病性腎症の方はガンマリノレン酸サプリやオメガ6脂肪酸を多く含むサラダ油などに注意した方が良いのかもしれません。

どんな油が体によいのか?はゆっきーの書評ブログ「サラダ油」をやめれば脳がボケずに血管も詰まらない」で紹介されていますが、ここでも良くでてくる油の豆知識をまとめておきますね。

≪オメガ3脂肪酸≫
炎症を鎮める良い油
炎症をしずめる体に良い油です。成分的にはアルファリノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)など。いわしや鯖などの青魚やアマニ油、エゴマ油などに多く含まれています。

≪オメガ6脂肪酸≫
安価な油は摂りすぎ厳禁
炎症を引き起こしたり血圧を上げる可能性があるので摂り過ぎに注意が必要とされる油です。成分的には、リノール酸やガンマリノレン酸。サラダ油などの植物油に多く含まれています。

≪オメガ9脂肪酸≫

オメガ3やオメガ6とは違い、体内で作ることができる脂肪酸なので頑張って摂らなくてもよいのでは?という感じの油です。成分的にはオレイン酸など。オリーブオイルに多く含まれます。オリーブオイルを多用している方は「ちょっと待って!そのオリーブオイルは大丈夫?」も読んでみて下さい。

ちまたには「〇〇は◇◇に効く」という情報があふれています。
先日もお客様との電話で「プロポリスを飲めば血圧を下げる薬は飲まなくてもよい」と言われて高額なサプリを購入し、血圧の薬をやめてしまったら、気が付いた時には腎機能が23%にまで下がってしまったと嘆いていらっしゃいました。

情報もモノもあふれている現代社会。
玉石混交の情報をつなぎ合わせて、噛み砕いて、自分の頭で消化して、自分なりの仮説を立てて、実践してみて、体がどんな風に反応するのか?というPDCAサイクルをぐるぐると回すことがビジネスのみならず、健康にとっても大切なのだな~と思う今日この頃です。

ガンマリノレン酸の腎保護メカニズムにはとても興味を持っているので、更に調べてみたいと思います。

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