人工甘味料って何を選べばいいの?

こんにちは、ゆっき-です(*^^*)

今年の7月から、お客様にお届けする商品に『きよら通信』を同梱しております、
ゆっきーが心をこめて、頭をひねりながら書いている『きよら通信』をご愛読いただければ幸いです。

さて、先日、『きよら通信』に記載してある内容についてお客さまからご質問がありました。

『ヘモグロビンA1cが高めで糖尿病が疑われるので、血糖値を上げないパルスイートカロリーゼロ(液体)を愛用しているが、人工甘味料がたくさん入っていると知り、このまま続けて摂っていても良いものか?』

☞そもそも何のために人工甘味料を選ぶ?
カロリーゼロ・糖質(糖類)ゼロと謳って、最近ではスイーツや清涼飲料水以外でもあらゆる食品に使用されている人工甘味料。あなたはどういうイメージがありますか?
・太りにくい
・罪悪感なし
・いくら食べても(飲んでも)平気
・でも安全性に疑問?
おそらく『太りにくい』というイメージ(血糖値が上がらない)から、体に良いのかなー?と、無意識に人工甘味料を使った商品を選ぶ方も多いのではないでしょうか。

☞日本で使われている人工甘味料って主にこんなものです。
・アスパルテーム
消化管内で分解され、有害なメタノールと無害なL-アスパラギン酸、L-フェニルアラニンを遊離します。メタノールは腸管から吸収された後にホルムアミドや蟻酸を発生させ、失明や致死などの毒性が知られていますが、健常人が調味料として使う程度の量であれば無害とされています。脳腫瘍や発がん性を指摘する報告もありますが、現在では毒性は否定的とされています。

・アセスルファムK
アセスルファムK自体には発がん性は認められていませんが、製造過程で使用される塩化メチレン(ジクロロメタン)の発がん性を不安視する声もあるようです。
そのままの形で消化管から吸収され、分解されずに腎臓から尿中に排泄されます。

・スクラロース
消化管からほとんど吸収されず、そのままの形で便中に排泄されます。
安全性の高い人工甘味料として約80か国で使用されていますが、サッカリンと同様に腸内細菌を変化させることが知られています。

・サッカリン
そのままの形で消化管から吸収され、分解されずに腎臓から尿中に排泄されます。
発がん性が指摘されたこともありましたが、現在では否定されています。
ただし、ヒトにおいて腸内細菌を変化させて、耐糖能異常(糖尿病)誘発する可能性が知られています。

・エリスリトール
そのままの形で消化管から吸収され、分解されずに腎臓から尿中に排泄されます。
天然にも存在し、安全性は高いと言われていますが、原料であるトウモロコシの遺伝子操作を不安視する声もあります。

☞どの甘味料を選ぶ?

糖尿病などで血糖値が上がることが心配な方は、人工甘味料を上手に利用するのも一つの手ですね。人工甘味料は砂糖の何倍もの強い甘味があり、少しの使用量で甘味をつけられます。
しかし、糖尿病の心配がなく、普通体型であれば、無理に人工甘味料を選ぶ必要があるのでしょうか。人工甘味料はおおむね安全性が確認されています。
しかし、消化吸収されず腎臓から排泄されるタイプの人工甘味料を、腎機能に不安がある人が大量に取り続けても本当に安全なのか?は確認されていません。むしろ、アメリカの論文では継続的に人工甘味料入りの炭酸飲料を飲み続けていると腎機能が30%低下するリスクが2倍に上昇する!という報告もあります。(※1)

☞甘味の味覚が麻痺していませんか?

もしあなたが、甘いものがないと我慢できない、かなりの頻度で人工甘味料入りの商品を選んでいるのであれば、甘味料に依存してしまっている可能性があります。人工甘味料の多くは、砂糖の何倍もの甘みを感じるように作られています。人工甘味料の強い甘味に慣れてしまうと、砂糖の甘さでは物足りなくなり、正常な甘みを感じる機能が鈍くなってしまうのです。
もし、心配な場合は一週間人工甘味料絶ちをしてみましょう。本来の味覚が戻ると『こんなに甘すぎるもの食べれない!』と気づくかもしれません。

☞本当にあなたにとって人工甘味料は必要ですか?

何事にも一長一短があるので、これさえとっていれば絶対大丈夫なんてことはあり得ません。なるべく色々な種類の食材から栄養を摂るようにすると、リスク分散が出来るのではないかな思います。
ゆっきーは酒飲みなので甘いものが物凄く欲しいってことが余りないのですが(笑)もし選ぶなら、季節の果物、小豆、かぼちゃなどの自然な素材の甘味を楽しんだり、はちみつ、メープルシロップ、みりん等、少しずつ多種類の甘みを選ぶようにすると、腸内細菌にも多様性が生まれて免疫力にもいい作用があるのではないかな?と思います。とはいえ摂りすぎには注意です!

何気なく、糖質ゼロ、カロリーゼロを選びがちですが、本当にそれを選ぶ必要があるのか?どんな人工甘味料が入っているのか?を確認する習慣をつけようと思っているゆっきーなのでした。(*^^*)

参考文献
※1.※米ハーバード大学公衆衛生学部のGary C. Curhan氏らは,人工甘味料入り炭酸飲料を1日2杯以上摂取すると11年間で推算糸球体濾過量(eGFR)が30%超低下するリスクが倍増するとの研究成果をClin J Am Soc Nephrol 2010年9月30日オンライン版に発表した。砂糖で甘みを付けた炭酸飲料では腎機能低下のリスク上昇は認められていない。

 

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

慢性腎臓病からの認知症を予防する6つの方法(2019年9月4日追記)

透析は嫌だけど、認知症はもっと嫌。
純炭社長も死ぬときはピンピンコロリで逝きたいと思っています。

こんにちは、純炭社長の樋口です。
今日のブログでは認知症の予防法をご紹介したいと思います。

まず最初に、脅すようで申し訳ないのですが、実は・・・・慢性腎臓病は認知症を発症しやすい病気なのです。
でも大丈夫!このブログをパソコンやタブレット、スマホで読んでくださっている方は、後述するように認知症のリスクを知らず知らずのうちに下げているのです。

☞認知症予防法その1:貧血を放置しない!

日本人は辛抱強いので「多少の貧血なんて病気じゃない」と思っている場合も多いのです。
だがしかし、純炭社長が創薬に携わった造血ホルモン(エリスロポエチン)で貧血を改善すると脳の機能が改善することがわかっています。

まず最初に、腎機能低下と貧血の関係をご説明しますね。
腎臓は血液中の老廃物を濾しとって、血液を浄化するための大切な臓器なのですが、一方で、とても大切なホルモンを作り出す臓器でもあるのです。
腎臓が作っている代表的なホルモンは以下の3つ。
1)赤血球を作らせるホルモン(エリスロポエチン)
2)骨を健康に保たせるホルモン(活性型ビタミンD3)
3)血圧を正常に保つホルモン(レニン)

腎臓は心臓の次に血液が流れ込む臓器なので、
①貧血による低酸素状態を敏感に感知。

②するとエリスロポエチンというホルモンを血液中に放出。

③造血組織である骨髄にエリスロポエチンが流れ着いて赤血球が作り出される。

という仕組みです。腎機能が低下すると、貧血状態になってもエリスロポエチンを上手に作ることができなくなります。これが腎性貧血という状態です。

1990年、純炭社長が在籍していた中外製薬とキリンビール(当時は医薬も研究していました)が、エリスロポエチンを医薬品として開発することに成功しました。これによって、動悸や息切れで階段も登れず、仕事も辞めなければならなかった透析患者さんが社会復帰できるようになったのです。

お客様の中には「貧血を治す注射なんて必要なの?」と言う方もいらっしゃいますが、貧血だけはきちんと治して下さい!認知症予防以外にも、心臓の負担を減らすなどの良い効果が知られていますので。
但し、薬が効きすぎて赤血球が増えすぎるのも良くありません。ヘモグロビン(Hb)が13g/dL以上になっている場合は医師に相談して下さいね。

☞認知症予防法その2:パソコン類の使用

メディカルトリビューン2019年8月19日に「ゲームやパソコンで軽度認知障害リスク低下」という記事が掲載されました。
パソコン類を使っている高齢者は使っていない高齢者に比べて30%以上も認知症を発症しずらいとのことです。

☞認知症予防法その3:裁縫や陶芸などの手工芸

66歳以降で裁縫や陶芸などの手工芸を行っている人は、なんと42%も認知症リスクが低下していました。

☞認知症予防法その4:ゲームやパズルを楽しむ

クロスワードパズルやトランプなどのゲームは20%の認知症リスク低減。
新聞や雑誌の一コマによくあるクロスワードパズルなんかも、素通りしてしまわずに、ペンを片手にマス目を埋めてみましょう。

☞認知症予防法その5:映画鑑賞や家族・友人との外出を楽しむ

家の中に引きこもらず、映画館に映画を見に行ったり、友人と外出して会話を楽しむといった社会活動によって認知症リスクを20%減らすことができるそうです。

☞認知症予防法その6:薬が認知症の引き金になることも!(2019年9月4日追記)
ゆっきーが紹介してくれた「6種類以上の処方薬、危険です!」にも多剤併用(ポリファーマシー)の危険性が書かれていますが、日本老年医学会が作成した資料には認知症の原因となる薬が掲載されています。それとは知らずに飲んでいる薬もあると思うのでお知らせします。
・睡眠薬・精神安定剤(ベンゾジアゼピン系):デパスなど
・抗ヒスタミン剤(第一世代H1受容体拮抗薬)
・胃薬(H2受容体拮抗薬):ガスターなど
・パーキンソン病薬(抗コリン薬)
・抗うつ病薬(三環系抗うつ薬)
純炭粉末公式専門店のお客様の中にもデパスを飲んでいる方は少なくありません。
また、胃もたれなどがある時に薬局でかえる胃薬や花粉症などのアレルギーで使う抗ヒスタミン剤の中にも認知機能を落としてしまう薬があります。
頭がすっきりしないな~といった感じがしたら、お薬手帳を持って薬局薬剤師にチェックしてもらって下さいね。

☞まとめ
慢性腎臓病の貧血をエリスロポエチン製剤できちんと治すことが基本中の基本です。
また、その6で紹介した薬剤性の認知症を回避するために、薬剤師さんに飲んでいる薬をチャックしてもらって下さい。
その上で、認知症予防法その2~5を複数取り入れれば、より一層効果的です!
純炭社長はテレビゲーム類には疎いのですが、「コントローラーを使うサッカーゲームやストリートファイター系の対戦型テレビゲームをゲームセンターに出かけて楽しむ」といった生活は認知症予防的には一石四鳥かも知れませんね(笑)。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

リン制限は自己管理が重要~2019年学会レポート~

こんにちは、純炭粉末公式専門店 店長のたっくんです!
前回の学会レポート『腎臓病とマグネシウムについて』では「マグネシウムが慢性腎臓病の血管石灰化(血管にカルシウムが沈着して、もろい骨のように折れやすくなる危険な状態)を予防するかもしれない」という新たな可能性についての研究を紹介しました。
今回のテーマは、血管をもろくしてしまう原因物質のひとつ、リンについての研究レポートをお伝えします。

☞リンっていったい何?

リンとは体内のミネラルの中でカルシウムの次に多い栄養素。
その85%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になり、残りの15%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。
魚、乳製品、大豆、肉といった動植物性のたんぱく質には有機リン(注1)が多く含まれていて、現代の食生活では一般にリンが不足することはありません。むしろ、食品添加物や加工食品の中に含まれる無機リン(注2)によって、過剰摂取になっているのでは?と心配されている状況です。外食や加工食品に偏りがちな場合は、リンの摂り過ぎに注意しなければいけません。
注1:有機リンとは細胞膜や核酸などに結合しているリンで、吸収率は無機リンよりも低い。
注2:無機リンとは食品添加物のように食品に添加される薬品としてのリン。

☞リンはこんな悪さをする

最近、研究が進められているCPP理論というものがあります。体内が高濃度のリンにさらされるとCPPというものができます。CPPとはCalciportein Particles(カルシプロテイン パーティクル)の略で、リン酸カルシウムFetuine-Aというたんぱく質が反応してできた、トゲトゲの結晶構造の事です。このトゲトゲが全身の血管を傷つけ、血管石灰化を引き起こす原因となっているという仮説の事を言います。(※1,2)

☞そのトゲトゲは腎臓でも悪さをします

腎臓のどこで悪さをしているかというと、血液中の老廃物を濾過する糸球体の直後にある近位尿細管という場所です。通常、過剰なリンは糸球体からすぐに排泄されますが、排出される出口は、高濃度のリンにさらされるため、トゲトゲのCPPがたくさん作られて、ダメージをうけてしまうのです。
尿細管障害は糸球体傷害とは異なり、尿検査はわからないという特徴があります。

☞未然に防ぐ方法はないの?

トゲトゲのCPPが作られる反応は高濃度のリン負荷から始まりますが、自分がリンの過剰摂取なのかどうか?は、残念ながら血液検査では分かりません。なぜなら、血中リン濃度は厳密にコントロール(管理)されていて、腎機能が相当悪くならないと血中のリン濃度に異常をきたさないからです。腎機能がある程度はたらいていれば、尿中にリンを排泄できるので、血清リン濃度は正常域を超えることはまずないという訳です。
であれば、同時に尿検査を受ければわかるのでは?と思われるかもしれません。
確かに尿中リン濃度は測れますが、残念ながら通常の検査項目には含まれていません。
また、食後や無機リンを多く摂取した後など、採尿のタイミングで測定値が大きく変化してしまうため、正確な判断がし難いという欠点もあります。

☞ここまでをまとめると

・食事からのリン過剰摂取が血管の石灰化を引き起こす。
・体内で一番リンの被害が大きいのは、余分なリンを排泄する尿細管の部分。
・血液検査ではリン負荷を見るには適していない。
・血液検査でリンが正常値であっても、密かに石灰化が進んでいる場合もある。

では、どうしたら良いのでしょうか。ここからは腎臓病ではない健康な人にもあてはまる話です。
とにかく「食品から摂りこまれる無機リン(添加物としてのリン)に注意」
避けるのはたんぱく質に含まれる有機リンではありません。むしろ無機リンに注意してたんぱく質は積極的に摂取したほうが生命予後が良いというデータもあります。(※3)

検査値では見えにくいリン負荷、だからこそ何にリンが多く入っているかを把握、自分で意識しなくてはなりません。
だからと言って、一日何mg以下に抑えなきゃ・・・と神経質になるとストレスが溜まって腎血流量が減ってしまいます。
でも、大丈夫!
食事中のリン含有量を意識するだけでも石灰化が抑えられた!という結果もあるようなので、以下に紹介する注意点を読んで、ちょっとだけリンに意識を向けてみてくださいね。

☞この食品を減らすだけでずいぶん違う!具体的なリンの見分け方。

スーパーに行って、ハムやソーセージ、お惣菜の成分表示を注意深く眺めても、「リン」や「リン酸」という言葉が書かれているのは稀です。こまったことに、リンは食塩(ナトリウム)のように含有量の表示義務がないのです。さらに厄介なのは、食品表示を巧妙に書き換えて、無機リンが添加されていること。
食品を買うときには、裏面(原材料表記)を見る癖を付けて、以下の表示がある食品には、吸収率の高い無機リンが添加されている(可能性が高い)ことを意識するようにしましょう。(※4)
・安い加工肉(ハム・ソーセージなど)に添加されている、「保存料」、「PH調整剤」、「増粘剤」、「発色剤」は無機リンを使用。
・発泡酒、第3のビールなどは、旨味を出すために無機リンを「各種添加物」として添加。
・プロセスチーズに使われている「乳化剤」に無機リンを使用。
・清涼飲料水(ジュース類、一部のお茶、紅茶)では「酸味料」などの表示で無機リンを使用。

食品に無機リンを添加すると、美味しく感じたり、保存性が良くなったり、見た目も美味しそうに変化したりするのです。
なので、
ソーセージやハム、ベーコンが食べるなら、(ちょっと高価になりますが)なるべく保存料が少なくて、賞味期限の短いものを。
ビールなら生ビール。
チーズならナチュラルチーズ。
ジュースは・・・・これを期にやめましょう(笑)。砂糖や果糖ブドウ糖液糖も多いので。

食事は人生の幸福に大きく寄与しますから、ストイックに全部やめてしまう必要はないとおもいます(お金も時間もかかるので)。ただ、何を食べるか”質”を追求することも大切なんだな~と思う今日この頃です。
ただ、なんとなく毎朝ハムエッグを食べて、夜は節約のために発泡酒を飲む・・・・といった習慣をやめて、朝はゆで卵(添加物ゼロに加えてAGEも少ない!)、夜は3日に1度の生ビールにあらためようと心にちかう、たっくんなのでした。

参考資料
※1.東京農業大学の研究について
応用生物科学部栄養科学科での研究
食品添加物からのリンの大量摂取についての影響等を調べたもの。現在では食品添加物として多量のリンを摂取しており特に腎臓へのカルシウムが沈着(石灰化)の原因として問題となっているが、マグネシウム摂取によって腎石灰化抑制の可能性が少しずつ明らかになっている。

※2.自治医科大学の研究について
無機リンが慢性腎臓病に及ぼす影響についての研究。現段階では腎臓病の進展により血漿CPP(トゲトゲ)が増加するという結果が出ている。慢性腎臓病における腎障害や血管石灰化のメカニズムを解明する方法として血中CPP測定の臨床が注目されている。

※3.CJN.04620510 Epub 2010 12月9。
血液透析患者における規定の食事性リン酸塩制限と生存についての論文より。
身も蓋もない話になりますが、たんぱく質はしっかり摂って、もしリン濃度が上がってしまう用ならリン吸着剤の使用や、透析時間長くした方がずっと予後が良い(長生き)という研究結果があります。

※4.リン酸探検隊
食品中に無機リンがどれくらい入っているかを調べた外部リンク、わかりやすく解説されています。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

腎臓病食ガイドブックの決定版が完成!AGEデータブック(カリウム・リン・食塩相当量も網羅)

こんにちは。純炭社長の樋口です。

本日は腎臓病食でお悩みの皆さんに是非とも知っていただきたい一冊をご紹介します。おそらく日本初(ひょっとすると世界初かも)の優れものです!

☞従来の腎臓病食ガイドブックと比べて、何が優れているか?
1)腎臓や血管に負担をかけるAGE(糖化物質)量が明記されている。
2)腎臓病を悪化させる便秘改善のために食物繊維量を明記している。
の2点です!
この2点は腎臓病を悪化させないためのキーポイントなのです。

☞従来の腎臓病の食事指導にありがちなコト
従来の腎臓病の食事制限の指導では
・塩分制限
・タンパク制限
・カリウム制限
をしなさいと言われるのが一般的だと思います。
ここに、
・リン制限が加わったり、
さらに親切な病院では「食品添加物は控えて下さいね」と言われたり・・・・

☞腎機能を損なう元凶のAGEは?
駄菓子菓子(だがしかし!)、「AGEを控えてください」とか、「便秘は腎臓病に悪いので、カリウムに気を付けながら食物繊維を摂るためには〇〇が良いですよ」という指導をしてくれる病院は少ないと思います。
そうなると、食べたらダメなものしか教えてくれず、とりあえずあれもこれも食べなきゃいいんでしょ?という制限食に陥りがちです。

そこで、純炭社長も会員である”一般社団法人 AGE研究協会”にお願いして、新刊のAGEデータブックにカリウム・リン・食物繊維量といった腎臓病で気になる数値も盛り込んでもらったのが、この一冊です。

AGEがどのようにして腎臓に負担をかけるのか?は、
ベーコンエッグで腎臓病に!?」ブログで紹介していますが、この一冊を持ち歩いていれば、外食の際にも何を食べたら腎臓に優しいのか?が一目でわかります。

☞たとえば丼物だったら何を選べばよい?
AGE研究協会では1日のAGE摂取目安を15,000としていますが、うな重1食で上限に達してしまうことがわかります。さらに、うな重はリンとカリウムとタンパク質が多めで、食物繊維が少なめであることも一目瞭然。この3品の中では天丼が良さそうなことがわかりますね。

☞でも、うな重は食べるな!と言っているわけではないのでご安心を
本書を監修している山岸昌一先生(昭和大学医学部教授)は、「たまにはAGEが高い食事を食べても大丈夫!ステーキ→焼肉と続いたら3日目はしゃぶしゃぶにして下さいね」と言って下さいました。うな重を食べた翌日は、お刺身定食などの低AGE食にして下さいね。

純炭粉末公式専門店のメルマガ会員を対象として、腎臓病食ガイドブックの決定版「AGEデータブック」のプレゼント企画も計画中です。人数限定のプレゼントにはなりますが、会員登録がお済でない方はお早めに登録をお済ませ下さい。

また、腎臓を守るためのAGE撃退方法は、鋭意作成中の山岸先生と純炭社長の対談集、「読むデトックスvol.2 & Vol.3」でご紹介します。もう少しお待ち下さいね。

こちらのAGEデータブックはまもなく純炭粉末公式専門店にて販売予定ですので今しばらくお待ちくださいm(__)m

2019年8月22日追記
大変お待たせいたしました。
純炭粉末公式専門店に購入ページを設置いたしましたのでご利用をお待ちしております。
https://juntan.net/fs/dastec/gr13/age-databook

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

水分の摂取量ってどう数えるの?

こんにちは、純炭社長の樋口です。
連日ニュースで熱中症対策の話題で持ちきりですね。
とにかく”脱水”にならないように水分補給を・・・と耳にタコが出来るくらい言われているとは思いますが、一日にどれくらい水分摂取ができているかどう数えるかご存知でしょうか?

☞水分摂取量に関してこんな疑問はありませんか?

『病院で1日の飲水量は1~2Lが目安、管理栄養士からも聞いていますが、 一つ不安に思っていることがあります』とのご質問。
2Lの中には、
・薬を飲むときの水は含まれるのか?
・味噌汁やスープなど食事に含まれる水はどうなのか?
・栄養ドリンクなどはどうなのか?
・コーヒーやお茶などで摂ってもいいの?
・アルコールを摂取した場合は?
このようなものすべてを水分摂取量目安の2Lに含めて良いのでしょうか?

☞さて、どれが水分摂取に該当?

水分摂取量は、結論から羅列すると
1)食事の際の水分は計算に入れないで下さい。
2)カフェインやアルコールが入っている場合は除外して下さい。

一般的には人間は1日に2.5 L程度の水を尿や汗などで失います。一方、食事から約1 Lの水分が補われ、体内でも約0.3 Lの水が作られます。
したがって、最低でも1.2 Lの水を食事以外から補給する必要があります。
(食事の内容や回数によって水分補給量は違ってきます)
※但し体にむくみが出ている場合は医師による水分摂取量の指導をきちんと守りましょう。

☞お茶やコーヒー・お酒はマイナス換算!

コーヒー、紅茶、緑茶など、カフェインを含む飲料は利尿作用で水を失う原因になるので、計算には入れません。また、アルコールを飲んだ場合も脱水作用があり、摂取する以上の水分が失われてしまいます。
もしお茶やコーヒーが飲みたい場合は、ノンカフェインのお茶(麦茶・番茶・ルイボスティーなど)や、カフェインレスのコーヒーなどを利用してみましょう。
また、経口補水液やスポーツドリンクなど甘味や塩分が入ったものは飲み過ぎると腎臓に負担がかかりますのでなるべく控えた方がよいでしょう。甘味のついたジュース類も血糖値を上げて腎機能を低下させる原因となりえます。
水分摂取に一番おすすめなのは、やはり水や白湯です。

☞リフレッシュの為ならコーヒーやカフェインたまにはOK

余談になりますが、1日にコーヒーを4杯以上のむと死亡リスクが低下するという結果が報告されています。
死因別では、心臓病・呼吸器疾患・脳卒中・糖尿病・感染症などの死亡リスクを低下させるばかりか、驚くべきことに外傷や事故といった病気以外の死亡リスクまでも低下させると言うのです。慢性腎臓病でもコーヒー摂取が死亡リスクを低下させるという報告があります。
この作用はインスタントコーヒーやカフェインレスコーヒーでも認められることから、カフェインが効いているのではなく、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノール類による効果だと考えられています。
※ただし、前述したようにカフェインを含むコーヒーには利用作用があって尿として水分が失われてしまうので、少なくともコーヒーの2倍の量の水を補った方がよいと思います。


☞こんなアプリも利用して楽しく水分摂取♪

スマートフォンやタブレットを使っている人は水分補給サポートアプリを使ってみてはいかがでしょうか。
『水分補給 アプリ』等と検索すると色々出てきますよ。
一日分の目安量が計画的に摂取が出来るようサポートしてくれます(一気に飲まずにちびちび飲むのもコツ)
スタッフゆっきーも最近アプリで水分摂取量を管理していますが、時間がたつと
『〇時までにあと〇ml!あなたならできる!』と促され励まされ・・・(+o+)
素直に従って飲むようになった最近では、喉が渇いてないからと、いかに水分摂取が出来ていなかったかが目に見えて分かるようになりました。



今年は全国的に猛暑(というか酷暑)が続いておりますので、脱水は腎臓病だけではなく命取りになりかねません。

しっかり対策をして体調管理に気を付けていきましょう。
夏の腎臓病対策には『梅雨明け直後の熱中症にご用心』こちらのブログも併せてご覧くださいね!

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

腎臓に不安がある人は熱中症に特に注意

こんにちはゆっきーです(‘ω’)ノ
昨年は猛暑では足りず酷暑だ・・・と言われていましたが今年2019年の夏も全国的に厳しい暑さが続いております。連日のように、熱中症で死者が出たと報道もあり、他人事ではありません!

ここ最近は30度超えの夏日はまだましな方で35度を超える猛暑日が珍しくなくなっていますね。特に梅雨明け後はまだ体が夏の暑さに慣れておらず、熱中症になってしまう人が多いので注意が必要です。梅雨明け後には猛暑日になるとの予報も出ているのでこちらのブログを読んでぜひ対策をしてください!

☞熱中症ってどんな症状?

熱中症とは暑さによって、中枢機能に異常をきたしたり、血圧低下、脱水による諸症状の事をさします。熱中症は重症度によって三段階に分けられます。
<軽度>
めまい・失神・筋肉痛・筋肉のけいれん
<中等度>
頭痛・吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・虚脱感・失神・気分の不快・判断力や集中力の低下
<重度>
意識障害・手足の運動障害・おかしな言動や行動・過呼吸・ショック症状

☞健康な人の熱中症対策は一部当てはまらない

腎機能が落ちている人は健康な人の熱中症対策と一緒ではいけません。
脱水も良くないのですが、水分の摂りすぎどちらにも注意が必要です。暑さにより汗をかくことで体内から水分や塩分が失われますが、健康な人に比べるとうまくその濃度を調整が出来ません。
その為、腎機能が低下している場合は体内の水分や塩分量をどう一定に保つかがカギです。腎不全のステージにより、水分や塩分を排泄できる能力が異なるので摂取量を誤ると命にかかわる場合もあります。

☞日本の四季は過酷!

熱中症は気温だけでなく湿度・気流がかかわってきます。
人は、環境に応じて様々な体温調整機能を備えていますが、暑いと汗をかき、それが気化する際に体の熱を奪って体温を下げます。
しかし、湿度が高いと汗が気化せず体温がうまく下がりません。
日本の四季は、夏は”高温多湿”でじめじめ蒸し暑く体温を下げづらい、(ちなみに冬場は”低温低湿”で気温以上に寒さを感じインフルエンザ等が流行りやすい)というようにいずれの季節も湿度が不快に働いています。日本に暮らす以上はこの湿度問題は宿命とも言えますが、湿度と上手に付き合っていかなきゃいけませんね(+_+)

☞熱中症防ぐにはまず環境から

水分や塩分が失われないように、なるべく高温多湿の環境を避けるようにしましょう。特に高齢者では暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなり、暑くても汗をかきにくく、汗の量も少なくなりますので要注意です。近年では気温が35度を超える日が多くなっていますが、気温が35度以上になると逆に熱が体内に入ってきてしまいます。
室内ならエアコンを付け、室温を28度以下(下限は24度迄)にし、室内に日光が入る様でしたら、すだれやカーテンで直射日光を防いだりして、暑さを避けましょう。エアコンと扇風機を併用することで、汗が気化しやすくなり体温調節がしやすくなります。但し、エアコンの温度は下げ過ぎて外気との寒暖差が大きくなりすぎると、体力を消耗しますので注意しましょう。
その他・・・・
外出時は日差しを避ける(日陰を選んで歩く・日傘や帽子の使用)
涼しい服装を選び熱気や汗を出す(通気性、吸湿性、速乾性のある衣服を着用・襟元はゆるめる)
冷却グッズの利用(冷却タオル、保冷剤などの活用・首元など太い血管が通っている部分を冷やすと効率的)
などの対策が有効です!

☞水分・塩分摂取の仕方は?

一般の熱中症対策では、「塩分と水分を摂取すること」が基本ですが、腎機能が低下している(特にCKDステージ4以降)の場合、過剰に摂取してしまうと腎不全の悪化や心不全につながります。また、透析をしている場合は、水分や塩分の調整を自分の体で行うことができなくなっているためより深刻です。一般の熱中症対策に有効なスポーツドリンクや経口補水液、塩飴、梅干しなどを摂取する場合は医師に確認しましょう。
また、一度にたくさんの水分を摂るのではなく、喉が渇く前にこまめに少しずつ摂るようにしましょう。具体的には小さなコップを使ってちびちび補給したり、氷をなめる、といった工夫をしてみましょう。

☞日ごろから記録をとる

脱水状態に陥ると、血圧が下がる、体重が減るなどの変化が起こります。
水分や塩分を補給し過ぎると、血圧が上がる、体重が増える、むくみが出る(瞼や手足など)など症状がでます。
日頃から血圧や体重の記録していると、早めに状態の変化に気づくことができます。ぜひ毎日のご自身の体調チェックをしましょう。異常が出てきたときは必ずかかりつけの先生に相談するようにしましょう。

特に夏場は、腎機能が落ちやすい時期ですので、十分に気を付けてお過ごしくださいね。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

慢性腎臓病におけるセカンドオピニオンも一つの選択肢へ

こんにちは。純炭社長の樋口です。

暑い日が続きますが、この時期はクレアチニン値が上がってしまう方が多いので、検査結果に一喜一憂せずに、(水分制限がない方は)こまめに水を飲んで下さいね。

さて、こんな風に悩んでいる人はいませんか?
「お医者さまは忙しそうで聞きたいことも聞けない」
「お医者さまの前では萎縮してしまう」
こんなご相談、よく耳にします。

「可愛がられる患者さんになろう!」ブログではお医者さまに目をかけてもらえるコツを紹介しましたが、どうしても担当の先生との相性が合わない・・・ってこともありますよね。

☞そんなときに頼りになる『セカンドオピニオン』

セカンドオピニオンとは、自分の病気の診断や治療方針に関して、主治医とは別の医師にも意見を聞いてみること。愛車を手放すとき、複数の買取業者に査定を依頼することがありますよね。それと同じようなものです。
ところが、心優しい患者さんは「セカンドオピニオンの意見を聞きたいなんて言ったら、先生(医師)が怒りだすんじゃないか?、次回からちゃんと診察してくれないんじゃないか?」って躊躇する方も少なくありません。

日経ビジネスオンラインゼミナール「一介の外科医、日々是絶筆」にコラムを連載している中山祐次郎先生の”セカンドオピニオンで医者は気分を害すのか?(2019年7月25日掲載)”を読んで、なるほど!と感じたのでご紹介しますね。

☞激怒する医者からは離れろ!

中山先生は一刀両断に切り捨てます。
『本当に信じられないのですが、セカンドオピニオンを患者さんが申し出たところ、激怒する医者がいるという話。そういう小者の医者からはぜひ離れるべきです。ダメな医者ということが分かってラッキーだった、くらいにとらえていただければよいでしょう。
『怒る医者に限って、治療方針に自信がなく、自分の能力が足りないことを他の医者に露呈することが我慢ならない人です。もしくは、医者の権威にすがることで自らを高めたい哀れな人たちです。』
『ためらわずに、セカンドオピニオンの意思を主治医に伝えてください。もし医者が怒ったら、このコラムを印刷してその医者に渡してあげてください。後に彼/彼女は自分の小さな器を恥じることでしょう。また、怒った医者の名前と病院を私にお教え下さい。それくらい私はセカンドオピニオンに怒る医者に怒っています。』

☞「失礼だ!」という言葉が出たら転院を考える。

『失礼だ!という言葉は致命傷です。医者はなぜこんな言葉を使うのでしょうか?それは、「私は医者なので敬意を払うべきだ」という気持ちの表れであり、その裏には「治療してやってるんだから、敬いなさい」という考えが透けて見えます。このような医者は、すぐに替えた方がいい。間違いありません。』

☞遠慮せず複数の医療機関にかかろう
食中毒による脱水で腎臓に負担をかけてしまう前に病院へ行きましょう。
慢性腎臓病では投薬治療の他にも食事や運動などの指導が行われます。
自分にはどのような食事指導や運動指導が適切なのか?を複数の医療機関に聞いてみることがとても大切だと思うのです。
インターネットに慢性腎臓病と打ち込むと、様々な情報が簡単に得られる時代です。年齢や筋肉量、運動機能などを総合的に診て、タンパク質に関してはアミノ酸スコアや動物性・植物性といったタンパクのまで指導してくれるの医師が理想ですね。

弊社のお客様の中には、読むデトックスVol.1「透析を受けずに人生を楽しむ3つの方法」の中で純炭社長が対談した佐中孜先生(元東京女子医大教授、現メディカルプラザ市川駅院長)に診てもらうために、四国や東北から千葉県市川市の病院に出かける方もいらっしゃいます。

信頼できる医師を探してみる、というのも一つの選択肢と捉えて、ちょっとこの医師の言うことは納得がいかないな、もっと親身になってくれたらいいのにな、と思ったらセカンドオピニオンも検討してみてくださいね。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

いつから腎臓病専門医に診てもらった方がいい?~2019年学会レポート~

こんにちは、ゆっきーです(*^^*)

学会へ行ってきた店長たっくんからこんな情報があったので、ゆっきーが解説していきたいと思います★

慢性腎臓病(CKD)の患者数は1330万人に対して腎臓病専門医の数はたった5000人しかいない事を知っていますか?
※これは
患者約2660人あたり、専門医はたったの1人という計算!

いままでは専門医ではないかかりつけ医に診てもらっていたけど、いずれ専門医に診てもらったほうがいいのかな?と不安になることもあるかもしれませんね。
高齢化が進む日本ではこの”かかりつけ医”と”専門医”の上手な連携が求められています。

●かかりつけ医とは
何でも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師(であることが理想)しかし、腎臓専門医ではないので、腎臓病学会のガイドラインを詳しく知らない場合も。

●専門医とは
腎臓病専門医になるためには、日本腎臓学会の学術総会に参加し、試験や研修などをうけないと認定されません。それゆえに、新しい治療方法や症例を勉強している医師から専門性の高い治療が受けることができるのです。ただし大きな病院では、じっくりと話を聞いてもらったり精神的なケアまで時間をさけないという場合も。

どちらもメリットデメリット、またお医者さんや施設との相性なんかもあったりして、病院選びが難しい場合もありますよね。でも、
「透析寸前まで腎機能低下を指摘されなかった。」とか、
「まだ大丈夫と言われ続けて暴飲暴食していたら・・・・」とか、
「腎機能低下を知らずに市販の鎮痛薬(腎機能を低下させる成分が入っている商品)を使い続けていたら・・・・」
という声も聞こえてきます。
今日は腎臓病の専門医へ、どのタイミングで見てもらった方がいいのかというテーマのお話です。

☞腎臓病の専門医への紹介基準
腎臓病専門医への紹介基準(リンク先)
※リンク先は日本腎臓学会HPです(リンク先の表をかかりつけ医に見せて今自分がどこに該当するのか聞いてみましょう)
昨今の腎臓病治療を取り巻く環境の変化から、紹介基準のガイドラインが日本腎臓学会より明示されています。かかりつけの内科に通院しながら経過観察中の方も、この紹介基準にあてはまる場合は専門医療機関の紹介を受けた方が良いでしょう。慢性腎臓病でなくても急激に腎機能が悪化した場合や、合併症の管理が必要な患者さんまで広く専門医の方でカバーできるよう、ガイドラインが改訂されています。腎臓病は早期発見と早期治療が大切ですので、もし、かかりつけ医が紹介を迷うような場合でも、一旦専門医療機関に診てもらう方が良いでしょう。

☞糖尿病を患っている場合
糖尿病専門医への紹介基準(リンク先)
※リンク先は日本糖尿病学会のHPです。(リンク先の表をかかりつけ医に見せて今自分がどこに該当するのか聞いてみましょう)
糖尿病治療薬は、ものすごい勢いで進化していて、腎機能を保護する薬も見つかっています。糖尿病を患っているが専門医に診てもらっていない場合は、まずこちらのリンク先の紹介基準に当てはまるかを確認し、糖尿病専門医の紹介をうけましょう。治療中に腎機能が悪化してきた場合(※1)はさらに腎臓病専門医へかかる必要があります。糖尿病が原因の腎症は、従来の糖尿病性腎症の悪化順序とは異なるタイプの腎症(※2)というケースもあります。糖尿病も腎臓病も専門ではない病院では手遅れになる場合があるので、早めに双方の専門医に診てもらう方がいい場合も多いのです。

☞基準に該当の場合は紹介状をもらおう

紹介状の正式名称は「診療情報提供書」といいます。
・患者さんの情報(氏名・年齢・生年月日など)
・紹介の目的
・現在の病状、治療の経過、アレルギー歴など
・投薬内容
治療経過には画像診断写真・血液検査のデータなどが添付されています。
病院を移ってもスムーズに診療ができ、初診時の診察時間短縮や同じ検査は受けずにすむなどのメリットがあります。
紹介状なしで受診すると「選定療養費」という名目で病院が定めた額(5千円以上)がかりますが、紹介状の文書作成費は数百円~3千円程度ですので出費を抑えることが出来ます。

☞紹介先を指定したり治療法の希望は書いてもらえる?

ネットで簡単に医療情報を調べられる昨今、こうやってきよらブログやメルマガで医療情報を得ることもあるでしょう。調べた結果『この病院の〇〇先生に診てもらいたい』という希望もあるかもしれませんが、かかりつけのお医者さんも信頼できるオススメの医師がいるかもしれないので、相談して話し合ってみましょう。また、紹介先の病院への希望や不安な事などがあれば、遠慮なくかかりつけ医に相談し、納得のいく紹介をしてもらうようにしましょう。
ちなみに、紹介状には封をしてありますので、いくら自身の紹介状であっても中を勝手にみるのは失礼にあたります。記載内容を確認したい場合は紹介元のお医者さんに言えば、見せてもらえます。
紹介状の宛名(病院名や医師名)が空欄だった場合でも、大きな病院を受診することは可能だそうです。また、宛名が明記されている場合であっても、他の病院に行くことも可能です。しかし、宛先の医師に診てもらう方が、「大切な患者さんを自分に託してくれたんだな。頑張って診なければ!」「患者さんも自分を信じてくれているんだな」という気持ちが伝わり、その後のコミュニケーションが良好になることもあるようです。患者さんが紹介先の医師に不信感を抱いていると、良い治療ができない場合もあります。紹介元の医師と十分話し合い、納得して紹介先を決めてください。

☞紹介元の医師と紹介先の医師は、その後やり取りはするの?
これは義務ではないので、やり方は医師によって異なりますが、報告ややり取りをする医師が一般的だそうです。自分を信頼して大切な患者さんを預けてくださったのですから、紹介元の医師に治療の報告するのが礼儀ということですね。

 

かかりつけ医と専門医、どちらともしっかりと信頼関係を築いて診察してもらえるよう、主体的に自分の治療にかかわっていけたらいいですね。
日本腎臓学会のHPより腎臓専門医の検索ができます。もし専門医に一度診てもらいたいという場合は、まずかかりつけ医に相談してから紹介してもらいましょう。

日本腎臓病学会かかりつけ医から腎臓病専門医療機関への紹介基準
日本糖尿病学会かかりつけ医から糖尿病専門医療機関への紹介基準

(※1)日本糖尿病学会の紹介基準では、治療抵抗性の蛋白尿(顕性アルブミン尿)、腎機能低下、高血圧に対する治療の見直し、二次性高血圧の鑑別などがある場合は腎臓専門医への紹介基準を参照するよう明記された。

(※2)蛋白尿の顕著な増加を伴わずに腎機能が低下していく「糖尿病性腎臓病(DKD)」微量アルブミン尿→顕性蛋白尿→急激に腎機能が低下→透析導入パターンもあり、腎臓病も複雑化している。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

腎臓病とマグネシウムについて~2019年学会レポート~

こんにちは(*^^*)
店長のたっくんです。さて、あなたは”マグネシウム”についてどれくらい知っていますか?

昔から、腎臓病の患者さんには排泄能力不足からくる、高マグネシウム血症の恐れがあったため慎重投与、もしくは避けられていました。

☞マグネシウムって何?

マグネシウムとは、人体に必要なミネラル(無機質)のひとつです。成人の体内には、約20g~30gのマグネシウムが存在すると言われており、その50%~60%が骨や歯に、残りは筋肉や脳・神経・血液などに含まれています。
マグネシウムの働きはさまざまで、体内の酵素(約300種類)の働きを助ける作用があります。
例えば、タンパク質の合成やエネルギー代謝、歯や骨の形成、神経情報の伝達、体温や血圧の調整などが該当します。
通常、健康な人の場合はマグネシウムをたっぷり含む食材をとっても、マグネシウムの取りすぎにはなりません。その理由は、食物に含まれるマグネシウムの30~40%ほどしか体内には吸収されず、仮に多く吸収されたとしても腎臓から排泄させるからです。
マグネシウムはこんな食材(アーモンド、カシューナッツ、ほうれん草、豆乳、大麦、黒豆、いんげん豆、枝豆、ピーナッツバター、全粒粉のパン、アボカド、ジャガイモ、プレーンヨーグルト、玄米)に比較的多く含まれています。

☞腎臓病の人とマグネシウムの関係

通常、血液中のマグネシウムの濃度は1.8~2.4mg/dlが基準値となっています。マグネシウム濃度は高すぎても低すぎても体内に悪影響があります。腎臓病の人は上手にマグネシウムと付き合っていかなければなりません。
では、マグネシウム濃度が高くなる要因と低くなる要因のどちらがたくさんあてはまるか、以下の項目をチェックしてみましょう

☞マグネシウム濃度が高くなる要因
高マグネシウム血症による下記の症状は、血中のマグネシウム濃度が4.9mg/dL程度からおこりはじめます。
精神症状(倦怠感や無関心)や筋肉障害(筋力低下・けいれんなど)、循環器障害(不整脈・低血圧など)、などさまざまな症状があらわれます。
以下の点に心あたりはありますか?
□便秘薬として酸化マグネシウムが処方されている
□腎機能の低下によって排泄能力が低下している

☞マグネシウム濃度が低くなる要因
低マグネシウム血症は血中濃度が1.6㎎/dL以下になるとおこります。
症状は食欲不振,悪心,嘔吐,嗜眠(しみん:外界の刺激に応じられなくなり眠ったような状態),筋力低下,人格変化など。筋肉がピクピクしたり、つったりする症状はマグネシウム不足でもおこります。
以下の点に心あたりはありますか?
□摂取量の低下(野菜の摂取不足=カリウム制限の為避けている)
□腸管からの吸収量低下(ビタミンD欠乏やPPI(胃酸を抑える胃薬)の摂取)
□腎臓からの排泄量増加(利尿薬、糖尿病等によるインスリン抵抗性)

マグネシウム濃度が高くなる要因と低くなる要因を比較すると、おそらく、低くなる要因に当てはまるものが多いという方が多いのではないでしょうか。
その為、腎機能が低下している方は、マグネシウム濃度が高くなるよりも、低マグネシウム血症に陥りやすいと言われています。

☞で、腎不全患者の血清マグネシウムは多いの少ないの?
血清マグネシウム濃度は保存期であれば一定に保たれ、透析に入るくらいになると高マグネシウム血症を認めると言われていますが、学会では透析導入患者さん(163,842人)の透析直前の血清マグネシウム濃度を調査したデータが紹介されていました。ちなみに透析直前の血液検査での数値なので、身体にマグネシウムがかなり蓄積した状態(最高値)と思ってよいデータです。
その結果
・約6割(57.7%)は1.8~2.7mg/dLのほぼ正常値
・約4割(37.7%)は2.7~3.5mg/dLで少し高いが高マグネシウム血症の症状がでる程ではない
・のこり(0.4%)が4.4mg/dL以上で高マグネシウム血症の症状が出やすい水準
つまり、ほとんどの腎不全患者は高マグネシウム血症を怖がる必要はないレベルということです。

☞ここでたっくんの考察(本題が遅くなってスミマセン)

※以下の内容は研究段階であり、治療ガイドラインとは逸脱した内容です。もしサプリメント等でマグネシウムを飲みたい場合は、血液検査をしたうえで、必ずかかりつけの医師とご相談ください。

ここ数年で腎機能低下にともなう、血管石灰化(血管にカルシウムが沈着して骨のように硬くなり、脳卒中や心不全を起こしやすい状態)とマグネシウムの関係について盛んに研究が進められています。(参考文献※1、※2)

この血管の石灰化は主にリン平衡が保てなくなったことからくる高リン血症由来(FGF23由来)と考えられており、その石灰化をなんとマグネシウムで抑制できるという報告があります。(※3)

血清マグネシウム濃度が1.68mg/dL以下(基準値の下限は1.8)だと透析リスクが高いこと、eGFRの低下速度も速いことがわかっています。
また最も予後が悪い状態は、血清リン濃度が高値なのに血清マグネシウム濃度が低値。これが石灰化が最も進んでしまう状態です。
無機リンなどの摂取を控える、もしくはリン吸着剤で血清リン濃度を下げるか、適正なマグネシウム製剤を処方してもらうことが大切でしょう。

注意!:まだまだ研究中のことなので「マグネシウムサプリがぶ飲みしよう!」みたいなことは絶対にやめましょう。
前述したように、高マグネシウム血症は危険です。長年、禁忌(処方してはいけない薬)とされていたのには相応の理由があります。

☞結局マグネシウム濃度は気にしなくていいの?
いえいえ、血清マグネシウム濃度と血清リン濃度を大いに気にして下さい。そして、マグネシウムが下がっていて、リンが上がっていたら要注意!
カリウムを気にした食事制限で低マグネシウム状態になっていないかをチェックして下さいね。リンが高いときにはハムやソーセージなどの加工食品を食べ過ぎていないか?日々の食事のリン含有量を再チェックしてみてください(と同時に医師にも相談)。

血管石灰化抑制機序としてマグネシウムによる新たなアプローチが示されたのはとても良い事!もし、マグネシウム補充だけで予防できるのであれば安価、低リスク、簡単と良いことづくめです。今後の研究の進展を非常に期待しています。

たっくんの学会考察は続編を絶賛執筆中!
じゃぁ、マグネシウムを多く含む食品を摂ろうとすれば結局カリウムも多いんじゃ?みたいな疑問もあると思いますので、次回はカリウムのお話をお届けします(/・ω・)/

参考文献
(※1)
『マグネシウムは非糖尿病性慢性腎臓病患におかえるリンと腎不全進行リスクの関連を修復する
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kid/kid/research/research26061542html』
(※2)
『低マグネシウム食はリン負荷による腎障害を悪化させる
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kid/kid/research/research30535376.html』
(※3)
もっと詳しく言えば、血管平滑筋細胞が高リン負荷にさらされた時、骨芽様細胞へと形質転換し石灰化が誘導されるけれども、Mgがあれば形質転換も、石灰化も抑制できる。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

腎不全状態で発熱、嘔吐、下痢、大量発汗などの体調不良時なったときは

こんにちは。純炭社長の樋口です。

体調がすぐれない時に薬局の市販薬を飲むことはありませんか?
あるいは、病院からもらった薬に関して、体調不良の時には飲まないようにという指導を受けたことはありますか?

日経メディカルオンラインに、慢性腎臓病の方が体調不良に落ちいったときの注意点が紹介されていました。
私は長年、製薬会社の研究所で研究を行っていましたが、医師でも薬剤師でもありません。なので、この記事を紹介して良いものか?と正直迷いましたが、「もうこれ以上、腎機能を低下させたくない!」という方のためにとても重要な情報だと感じたので、あえてブログで紹介することにしました。
「知らなかった」と後悔しないために、体調がすぐれないときには本ブログの内容に関して、医師や薬剤師に相談して下さいね。

☞腎臓病患者が体調不良時に気を付けるべきルール
名古屋大学先進診療システム学寄附講座准教授の安田宜成先生は、体調不良時に発生し得る急性腎障害(急速に腎機能が低下して透析が必要になるような状態)などを予防するための、慢性腎臓病患者が体調不良時に気を付けるべきルールを提唱しています。

☞体調不良時の服薬には要注意

発熱して食事がとれなかったり、嘔吐や下痢が続くと脱水症状になって血圧が下がりやすくなります。血圧が下がりすぎると腎機能が急激に低下することがあるので体調不良時には以下の5つのポイントを抑えましょう。
①血圧のお薬を飲んでいる(注1)
家庭で血圧を測定して上の血圧(収縮期血圧)が110よりも低かったら血圧を下げる薬を控える(医師や薬剤師に相談)
②利尿剤を飲んでいる(注2)
嘔吐や下痢、大量の発汗などで、明らかな脱水状態の時には利尿剤を控えて、塩分をスープや味噌汁などで補う(あくまでも脱水状態時に限ります)。
③市販の解熱剤を飲む場合(注3)
解熱鎮痛剤を飲むときには「アセトアミノフェン」だけの薬を選ぶ。
④糖尿病の薬(下記)を飲んでいる(注4)
糖尿病治療薬であるメトホルミンの休薬を検討する(eGFR45未満で要注意)。
⑤骨粗しょう症の薬を飲んでいる
骨粗しょう症などで処方される活性型ビタミンDやビスホスホネートも体調不良時は休薬を検討する。

(注1)
安田先生いわく、『高血圧診療の目的は、血圧を適正に管理することですが、一過性に血圧が上昇しても、160/100mmHg程度であれば大きな問題は起きません。一方、低血圧を生じると、それが一過性であったとしても腎虚血が急速に進み、AKIが誘発される危険性が高まりますし、ふらつき・転倒も生じやすくなります。』とのこと。体調不良時には家庭で血圧を測って、上の血圧が110よりも低かったら医師や薬剤師に血圧の薬を飲むべきか?を相談して下さい。

(注2)
夏場の熱中症予防として塩分補給をおこなう方もいらっしゃると思いますが、クーラーの効いた部屋で普通に生活している場合は必要ないかも。

(注3)
病院で処方される薬であれば「カロナール」、薬局で買える薬であれば「タイレノールA」、「バファリンルナJ
ここで注意が必要なのは市販薬でバファリンと名前がついていても商品ごとに成分が異なる点です。
「バファリンEX」「バファリンプレミアム」「バファリンルナi」は腎障害を起こしやすいNSAIDsが配合されています。「バファリンA」「バファリンライト」はアセトアミノフェンと一緒に飲むと腎機能を低下させる可能性がるアスピリンが配合されているので要注意。
市販の総合感冒薬(かぜ薬)にもNSAIDsが配合されているものがあるので、薬局の方に確認して下さいね。ちなみにNSAIDsは「エヌセイズ」又は「エヌセイド」と発音します。これを言われてキョトンとしている薬剤師は・・・・(笑)。

(注4)
メトホルミンの商品名は「メトグルコ」「グリコラン錠」「メデット」「ネルビス」など。eGFRが30未満では禁忌(処方してはいけない薬)ですが、eGFRの値は1割程度、上下に変動するのでeGFR45未満くらいから注意が必要とのことです。

☞急性腎不全を予防するために

梅雨時は食中毒が心配な季節でもあります。
万が一、下痢や嘔吐が続いた場合には、必ず医師や薬剤師に薬の飲み方を相談して下さいね。
また、消炎鎮痛薬やかぜ薬を買う時にも、NSAIDs(エヌセイズ)が入っていない商品を選んでもらって下さい。筋肉痛やひざの痛みなどに使う湿布薬や塗り薬に配合されているインドメタシンやロキソニン、フェルビナクも代表的なエヌセイズです。湿布薬や塗り薬を購入するときも、薬剤師にご相談下さい。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら