ガンマリノレン酸は腎臓に良いのか?

こんにちは、純炭社長の樋口です。

弊社が運営している純炭粉末公式専門店には、
「ガンマリノレン酸のサプリメントを食べる純炭きよらと一緒に送ってもらえますか?」という電話が度々かかってきます。
良かれと思って摂っているサプリメント、本当に大丈夫?
※写真はイメージです

大学で生化学をかじり、製薬会社の研究所に勤務していた純炭社長的には
「ガンマリノレン酸の摂取はアラキドン酸を介して腎血流量を増やす一方で、アラキドン酸は腎機能低下の原因とされる炎症も亢進させる。長期のガンマリノレン酸摂取は腎機能に対して良い方向に働き続けるのか?はたまた逆なのか?」と考えていました。

そんな中、本日(2019年3月7日)のメディカルトリビューンWEB版に「糖尿病ではオメガ6脂肪酸摂取が高血圧リスクに」という記事か掲載されました。

記事の内容を紹介すると、
『金沢大学の研究チームが日本人600名以上で調べた結果、健康な人ではオメガ6脂肪酸摂取は高血圧の予防と治療に有用な可能性があるが、ヘモグロビンA1c(HbA1c)が6.5%以上の糖尿病患者ではオメガ6脂肪酸を多く摂るほど、高血圧が多かった。』
ということでした。

①ガンマリノレン酸はオメガ6脂肪酸です。
②慢性腎臓病患者の多くは糖尿病を患っています。
③高血圧は腎機能を低下させる原因です。

ガンマリノレン酸を飲むと血行が良くなるのは、血管拡張作用に加えて、ひょっとすると血圧が上がったことによる血流量増加も寄与しているのでは?
少なくとも糖尿病性腎症の方はガンマリノレン酸サプリやオメガ6脂肪酸を多く含むサラダ油などに注意した方が良いのかもしれません。

どんな油が体によいのか?はゆっきーの書評ブログ「サラダ油」をやめれば脳がボケずに血管も詰まらない」で紹介されていますが、ここでも良くでてくる油の豆知識をまとめておきますね。

≪オメガ3脂肪酸≫
炎症を鎮める良い油
炎症をしずめる体に良い油です。成分的にはアルファリノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)など。いわしや鯖などの青魚やアマニ油、エゴマ油などに多く含まれています。

≪オメガ6脂肪酸≫
安価な油は摂りすぎ厳禁
炎症を引き起こしたり血圧を上げる可能性があるので摂り過ぎに注意が必要とされる油です。成分的には、リノール酸やガンマリノレン酸。サラダ油などの植物油に多く含まれています。

≪オメガ9脂肪酸≫

オメガ3やオメガ6とは違い、体内で作ることができる脂肪酸なので頑張って摂らなくてもよいのでは?という感じの油です。成分的にはオレイン酸など。オリーブオイルに多く含まれます。オリーブオイルを多用している方は「ちょっと待って!そのオリーブオイルは大丈夫?」も読んでみて下さい。

ちまたには「〇〇は◇◇に効く」という情報があふれています。
先日もお客様との電話で「プロポリスを飲めば血圧を下げる薬は飲まなくてもよい」と言われて高額なサプリを購入し、血圧の薬をやめてしまったら、気が付いた時には腎機能が23%にまで下がってしまったと嘆いていらっしゃいました。

情報もモノもあふれている現代社会。
玉石混交の情報をつなぎ合わせて、噛み砕いて、自分の頭で消化して、自分なりの仮説を立てて、実践してみて、体がどんな風に反応するのか?というPDCAサイクルをぐるぐると回すことがビジネスのみならず、健康にとっても大切なのだな~と思う今日この頃です。

ガンマリノレン酸の腎保護メカニズムにはとても興味を持っているので、更に調べてみたいと思います。

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もしかして私って多剤服用?どうしたらいいの?

こんにちはゆっきーです。

以前のブログで紹介した多剤服用について、反響が大きかったので、そうならないためにこんなタイトルで続編をお届けします(‘◇’)ゞ

6種類以上の薬が処方されている場合にはたくさんのデメリットも説明しました。
なぜこんなことが起こってしまうのでしょう?じつは現在の日本の医療機関の制度にはこんな問題点があったのです。

多剤服用を防ぐには①患者(当事者)②医師③薬剤師の三方向で連携をする努力の必要があります。こっち(患者)からしたら、なんで医療の専門家がちゃんとしてくれないの??といった事を言いたくなりますが、お医者さんや薬剤師さんの立場に立つと文句ばっかり言えないこんな事が見えてきます。

①患者の言い分⇒

お金(税金)払ってるんだからちゃんとしてよ!難しいことはわからないけど大事なことはちゃんと説明してよ!寿命が縮まったら責任取ってよ??(ちょっと言い過ぎですが・・・命かかってますからね)

②医師の言い分⇒

患者に対して】副作用の事ばっかり言うと勝手に飲まなくなるでしょ、せっかく病院きたんだから薬くらい出してよて言われたら(納得するなら)出すしかないでしょ、何回も同じこと説明してるでしょ。。。
薬剤師に対して】病気の事を広範囲で理解しないで副作用の事ばかり患者に言わないでよ、患者とせっかく築いた関係をこわすことを言わないでよ。。。

☞医師は、副作用の危険性があっても、それを上回るメリットがあると判断したら、より安全な方法を探って投薬を指示しているのです。薬の副作用の事を事細かに伝えてしまうと、自分で勝手に薬を減らしたりする場合もあるので、あえて伝えない場合もあります。

③薬剤師の言い分⇒

患者に対して】医師の処方箋以外の要望をしないでよ、おくすり手帳を一冊にまとめてよ、お医者さんの話は自分でちゃんと聞いてきてよ。。。
医師に対して】薬剤師が不安になるような処方箋をかかないでよ、注意事項があるなら情報共有してよ。。。

☞薬剤師は、副作用などを知りたい患者と、話してほしくない医師の間で板挟み。一部の医療機関では未だに薬剤師さんは『患者に症状を聞くな、副作用を伝えるな、医師と患者の信頼関係が崩れるので服用方法以外に余計なことを言うな』といった暗黙のルールのようなものもあるようです。『情報を共有して、医師の処方意図を知りたい。それを服薬指導、薬学的管理に生かしたい・・・』にもかかわらずうまく連携が取れていない場合もあります。

このままでは医薬分業が患者の不利益になってしまいますね。自分の主張だけを通すのでなく、♲三方よし♲となるにはどうしたらいいのでしょうか。

現状では、薬剤師さんと医師の情報共有が円滑でなく、薬剤師さんが知りたい情報は医師ではなく患者さんから得る場合が多いといった問題があります。病歴や処方薬歴などの情報を病院や薬局を超えてデータの一元管理ができるとよいと思うのですが、そう簡単にはインフラ整備はいかないでしょうね( ;∀;)

では、そんなフラストレーションをかかえる『薬剤師』『医師』の間にいる当事者の『患者』はどうあるべきかは、こちらのブログでご紹介します!

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可愛がられる患者さんになろう!

こんにちはゆっきーです(‘◇’)ゞ
多剤服用を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか??
『医者に殺されるな』・・・なーんて過激なキャッチコピーを耳にしたりしますが、この記事を読むと大げさではないのかな??なんて思ってしまいます。

以前のブログにも書きましたが医者に全部任せていて『多剤服用』のままでは医薬分業が患者の不利益になってしまいますね。

そんな医療業界のひずみの犠牲にならないためには・・・?『薬剤師』『医師』の間にいる当事者の『患者』はどうあるべきなのでしょうか。

☞医師や薬剤師さんから目をかけてもらえる患者を目指そう!

医師の本音が知りたいと思って調べていたらこんな記事(記事タイトル:医師を本気にさせる患者とその家族 医者も人間、あなたは適当にあしらわれていませんか)を見つけました!適当にあしらわれる患者になりたくなかったら、是非、リンク先の記事に目を通して下さい。病院でつい言ってしまいがちな『お任せします』という態度が医師を一番困らせている事実は目から鱗だったのですが、医師の立場を考えたら納得です。

医師に本気を出させる患者になるために、記事の中ではこんな医師のコメントが載っていました。『症状の経過や、何をどうしてほしいのかということをA4で1枚程度に書いてきてくれると非常にありがたいですね。忙しい医師は多くの人を診るので、限られた時間の中で効率よく患者さんのことを知りたいのです。』。お医者さんや薬剤師さんの気持ちに立つって大事なことですね。

また、『自分だけはゆっくり話を聞いてもらいたいと粘るのは逆効果。患者や同席する家族は、医者と貴重な時間をシェアしている、という意識を持ったほうがいい。』との事。自分はよくなりたいんだ!という真剣さを医師や薬剤師にプレゼンするくらいの気持ちが大切だそうです✨

ゆっきーがお客様とのお電話でよく聞くのは『もう透析だからあきらめて。何しても無駄だよ。などと医者から心無い言葉を投げかけられた(泣)』なんていうお話。医師も患者も心のある人間ですから、お互いに思いやった関係を築いていけたらいいですね。

まずは自分のできることから(*^^)次に病院や薬局に行くときは少し意識を変えてみると、医師や薬剤師の反応が変わってくるかもしれません。

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6種類以上の処方薬、危険です!

こんにちはゆっきーです。今日はこんなお話。

お電話注文の際、よくある会話
きよらを飲むときは時間を空けてくださいねというお話から、
『あんな薬やこんな薬を朝昼晩と寝る前と・・・たくさん飲んでいるから、”きよら”はいつ飲めばいい?』というご質問があります。

たくさんお薬があって大変ですね~(*_*)という会話になることが多いのですが、
それって本当に大丈夫?と心配になったので調べてみたらこんな記事がありました。

厚生労働省は、2018年3月「高齢者が医薬品の多剤服用から健康被害を受ける問題がある」として、減薬を念頭に医薬品の処方を見直すよう医療機関などに求める方針を決定しました。

「多剤服用(ポリファーマシー)」とは、必要以上の薬が投与されている状態です。
具体的には6種類以上の薬を内服していることが目安となっており、75歳以上の三割弱が10種類以上の薬を飲んでいるというデータ(※1)もあります。
特に高齢者では肝臓や腎臓の機能が弱っているため若い人に比べて医薬品の血中濃度が上がりやすく持続しやすいので副作用が現れやすくなります。

・似たような薬効の薬を複数飲んでしまう
・症状が改善しているのに服薬し続けてしまう
・薬の副作用を薬でカバーし続けて本末転倒な結果をまねく(処方カスケード)
・多すぎるあまり飲み忘れてしまう
などなど・・・

言われるがままに、治ると信じてたくさんの薬を頑張って飲んでいるのに、健康を害してしまうなんて、なんとも悲しい話ですよね。
また、多剤服用による弊害として、飲み残しで無駄となる薬剤費は年間約475億円との試算も!(薬剤費の自己負担は最大でも原則3割なので、残りは・・・?)

薬が6種類以上になると、有害作用を起こす割合は10~15%まで高まります。
高齢者では、眠気やふらつき、物忘れ、排尿障害、うつ、幻覚、食欲低下、低血糖などの有害作用引き起こすというデータ(※2)も出ています。

『多過ぎる薬は減らすこと』これが腎機能に不安がある方にはとても重要です。
3類以上の薬ののみ合わせに関するデータはなく、どんな相互作用があるのかがわからない為、病院でむやみに薬を欲しがらないようにしましょう。

対策としてできることは以下の3つ!ちょっとした心がけで実践できます!


①おくすり手帳を一冊にまとめる
調剤薬局ごとに分ける必要はありません。むしろ、薬剤師さんにきちんと確認してもらえるように管理しましょう。
②購入した市販薬も自身でおくすり手帳に記載する
これも大事な事です。どんな薬が飲める(手元にある)状況かも薬剤師さんへ情報共有しましょう。
③かかりつけ薬剤師をつくる
なんでも相談できる薬剤師さんが一人でもいると、安心です。病院では診療科目をまたいで服薬の相談するのは難しい場合もありますよね。そんなときの為の薬剤師さんなので、頼れるところにはしっかり相談するようにしましょう。

また、患者さん自身が治療方針の決定に積極的に関わり治療を受ける「アドヒアランス」という考え方も最近は広まってきています。
服薬についてこうした意思決定を行う「服薬アドヒアランス」が周知されることも、多剤服用を防ぐために大事なことです。多くの薬を服用する患者の側が、自分にとって本当に必要があるのかを認識することも大切です。

ただし、薬の量を減らすことは大切ですが、自己判断で服薬をやめるのは禁物です!!
「薬が多いな」と感じる方は、まずは医師や薬剤師に相談してみましょう。

データ出典
※1:『高齢者の医薬品適正使用の方針案』(厚生労働省)
※2:『医療機関で65歳以上の高齢者700人を対象に行なった2013年度厚生労働科学研究』(厚生労働省)

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高いBMI値が慢性腎臓病の短期予後を決定する??

おはようございます!
ゆっきーです(‘◇’)ゞ

お正月休みが明けて怒涛の一週間とおもったら、成人の日の祝日があり、すぐまた三連休の週末でした!

お天気の悪い北陸ですが今年は幸いにもこの三連休はいいお天気で、今年の新成人の方々にもいい門出となったのではないでしょうか??

さて、今日は医療従事者向けの情報サイトからこんな話題をピックアップ!

高BMIが慢性腎臓病の短期予後を決定か

近年、血液透析患者において、BMI高値が良好な生命予後と関連するという一見すると矛盾した現象(肥満パラドックス)が注目されているそう。
・・・ん?
血液透析をしているけど太っている人の方が予後が良好ってこと??

→末期腎臓病患者によっては太っている方が長生きしやすい・・・という(一般的には摂取制限により痩せてしまう方が多い中)肥満の方がいい結果という報告もあるが、患者さんそれぞれで、どうして腎臓病になったのかという原因が複雑であるため、どれくらいのBMI値が適切なのかという指標を作るのは難しいそう。

→じゃあ、診療データベースから、それぞれのケース(合併症の有無や体型の違い、糖尿病が原因だったかどうか)でどういう傾向があるのか調べてみようよ!!となったわけです。

→『糖尿病が原因ではない腎臓病患者さんの場合』
BMI値と合併症の有無で8項目に分類したところ、やせ型の人(合併症有無にかかわらず)が一番死亡リスクが高かったという結果が出たそうで、BMIが高いほど入院中の生存率が良好だったとの結果が出ています。


※だからと言って、透析でも太る為に何でも食べていいという意味ではありませんので悪しからず(+_+)

→次は『慢性腎臓病の患者さんの中でも糖尿病性腎症かどうか』調べてみました。その場合は先ほどの結果のように、太っているからといって予後がいいという結果は出ませんでした。
※糖尿病が原因で腎臓が悪くなってしまった方は、やはり太りすぎるような生活習慣は改善するようにした方が良いようです。

____

ゆっきーの印象としては、日頃お客様のお話を聞いていると『あれもダメこれもダメ』と言われたことが気になって、食べるものがなく、クレアチニン値が上がるのが怖いからとにかくタンパク質を食べない様にしていたら、体重が減ってしまって元気が出ない・・・

ていう患者さん(糖尿病が原因の人は除く)が結局早死にしちゃうよ。

ってことが腎臓病患者さんのデータベースから数字で出たっていう風に考えられますね。
せっかく食事にものすごく気を付けていると、節制し過ぎるあまり、どんどん腎臓病以外のところでも気力がとられてしまうんじゃないかなと思います(*_*)

何とも皮肉な結果・・・( ;∀;)

純炭社長食堂や過去のブログでも食事の事やタンパク質制限の事はたびたび書いていますが、気を付けることはおさえておくけど、『きちんと食事から質の良い栄養を摂る』というのが生きる上で大切な事だと感じます。

糖尿病が原因でない腎臓病の方は、ぜひ過去のブログなど参考に腎臓に気を付けながらも栄養をとるようにしてみてはいかがでしょうか。
また、糖尿病の人は糖質制限のブログカテゴリーを参考に、ぜひ読んでみてくださいね!

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CKD患者、透析回避の鍵は睡眠

こんにちは、ゆっきーです。
先日の医療従事者向けの情報サイトにこんなタイトルの記事が載っていました。
睡眠障害は万病の元とも言われていますが、睡眠と透析にはいったい何の関係があるのでしょうか??

ダステックの命題『健康寿命を延ばす』として、日々きよらを通してお客様の健康寿命にお役に立つべく情報収集や情報発信をしているわけですが、日本では、高齢化および生活習慣病の増加に伴い、透析になってしまう患者さんが残念ながら増加の一途をたどっているのが現状です。

慢性腎臓病の重症化を防ぎ、透析導入患者の減少を実現するには・・・
喫煙や運動不足など腎臓病の進行に関わる生活習慣を特定し改善をしていくような指導が必要です。しかし、生活習慣や食事指導まできめ細かな対応がなされない病院もあるのが現状です。睡眠障害があると、様々な病気の原因になるとの報告がありますが、慢性腎臓病も例外ではありません。でも、腎臓病の治療の一環で『睡眠障害かどうか?』なんてお医者さんに聞かれることはありませんよね??

睡眠障害とはいったい何??
眠れなくなることを思い浮かべる人も多いかと思いますが、眠れないことイコール不眠症ではありません。
不眠の原因には、環境・生活習慣・精神的原因・身体的な病気から来るもの・薬によって引き起こされるもの・・・様々な原因があります。自覚できる不眠以外に自覚できないもの(いびき・無呼吸・睡眠中の異常行動)も睡眠障害と呼びます。
睡眠障害についてはこちらを参照(厚生労働省のHPです)

睡眠の質が低いと透析リスクが1.3倍に
睡眠障害が腎臓病へのリスクであることも報告されていますが、その多くは健康な人を対象とした研究でした。そこで、将来透析に至るリスクの高い通院加療中のCKD患者において、睡眠がCKDの進行にどのような影響を及ぼすかについて睡眠質問票(PSQI)に回答し、睡眠の質と時間を評価しえた1,601例を対象に、追跡開始から約4年間にどの程度CKDが進行し透析に至ったかを評価する調査を行いました。すると、睡眠の質が低いと慢性腎臓病から透析へ移行するリスクがなんと1.3倍にもなるという結果がでています。※参考文献(1)

ゆっきーもお電話でお客様のお話を聞いていると、夜中に必ずトイレに目が覚めるとおっしゃるお客様は大変多いです。腎臓に不安がある方は神経質で心配性の性格の方が多いようなので、よく眠れないというお悩みの方が多いような気もします。

ちゃんと睡眠が取れているか心配・・・
この研究結果より、自覚がある睡眠障害の人はいち早く何らかの手を打った方がよいでしょう。自覚症状のない睡眠障害もありますが、最近では睡眠に関するスマートフォンアプリもあります。
アプリを起動させて枕元に置いておくと、自身の睡眠に関する記録をとってくれたり、どんな質の睡眠をとれたのか確認できるような便利な機能も。
『睡眠・アプリ』などと検索するといろんな種類が出てくるので自身にあったアプリを探してみてもよいと思いますよ。

ぐっすり眠れると透析回避だけでなく様々な不調が解決するはずです。ぜひ、睡眠障害についてチェックをしてみてください。

※参考文献
(1)Clin J Am Soc Nephrol(2018年11月15日オンライン版)

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腎臓が悪い人はなぜたんぱく制限をする必要があるの?

こんにちは、店長のたっくんです。
たっくんが毎週火曜日に配信しているメールマガジンですが、先日「役に立った」というありがたいご感想を頂戴しました。
【純炭粉末公式専門店】では論文や臨床研究のデータに基づいた最新の情報もわかりやすくお届けしています。
今日はブログネタに尽きない医療従事者向けの医学雑誌『腎と透析』からこちらのお話を解説したいと思います。

↓お客様へお伝えしたい情報がたくさんだったのでたっくんのポケットマネーでバックナンバーを買い占めました(*^_^*)

今回のテーマはずばり!
そもそも腎臓が悪い人はなんでたんぱく制限をする必要があるの?

腎機能の低下のサインがあると、経過観察するうちに医師から『タンパク質摂取量を減らしましょう』と言われます。
主な制限理由は以下の3つ↓
① たんぱく質に含まれるリンが制限できる。
② たんぱく質が腸内で分解される際にできる尿毒症物質を減らすことが出来る。
③ 調理の際に使われる塩分、調理で生じるAGEsを減らすことが出来る。

今回は”①のリン摂取量の削減を狙う”という観点に着目して解説します。

2017年にこんな論文が発表されています。
『糖尿病患者が慢性腎疾患を発症する危険因子は高濃度のリン濃度である』
※参考文献(1)
血清リン濃度が高いと腎不全患者さんの総死亡リスクと関係するとは常々言われてきました。こちらの論文から、腎不全の発症そのものにも血清リン濃度が関わっていることが新たに証明されています。

腎不全ならばもちろんですが、まだ発症していない人も気にかけた方がよいということですね。

でも腎機能の数値で引っかかるまでは”リン”なんて食事で気にしたことがある人は少ないとおもいます。それが当たり前です。

では、腎機能の低下を指摘されたらどうやって”リン”と付き合っていくのが良いのでしょうか。

リンは動植物に元々含まれる有機リンと、食品添加物の無機リンに分けられます。
無機リンはなんと90%以上が身体に吸収されてしまいます。

加工食品のほとんどに無機リンは添加物として入っていますが、原材料として記載するときには「調味料(アミノ酸等)」や「pH調整剤」と表記されています。”リン”と名の付く”リン酸塩”の使用は意図的に表示されず隠されていることがほとんどです。(添加物に含まれるリンに関しては既出のこちらのブログ参照)

上記の話は耳タコの方もいらっしゃると思いますが、今回お伝えしたい新しい切り口はリンの 生体利用効率を知ろう!という事です。

たんぱく質制限と言いますが、医師がねらっている食事指導の本質は
「リンの摂取量は減らしたいが、蛋白質摂取量は減らしたくない」
なのです。

では、どうしたら良いのでしょう。
実は、食品中に元から含まれる有機リンの体内吸収率はどんなタンパク質を摂るかによって変わってきます。
体内へのリン吸収率の高い順に並べてみると以下の通り↓
1位 乳製品 80%
2位 動物性食品(肉・魚・卵)50%
3位 植物性食品(主に大豆など)30%

つまり、どんな蛋白質を摂取するかによって体の中に取り込まれるリン(有機リン)の量が違ってくるのです。

吸収率を比べると、大きな差がありますよね。
ちなみに、血糖値の分やでは有名なGI値(食べるたときに血糖値がどれくらい上がりやすいかを表した指標、詳しくはこちら)のリンver.を作ろうと研究している先生もいたりするほどです。

結論としては、体内に吸収されるリンが少ないタンパク質食材から優先的に選んで食べるようにしましょう。

オススメは大豆製品(豆腐・納豆など)成分表示を見て添加物の少ないシンプルな食材を選ぶのがコツです。
乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)は控えめに、たくさん摂りすぎないようにしましょう。
肉や魚を選ぶときも加工されていない食材を選ぶようにしましょう。ベーコンやウインナー、練り物などの魚肉類はリンがたくさん添加されています。

以上を気にかけてタンパク質を選んでみてください。

参考文献
(1)Am J Clin Nutr. 2017 Jul;106(1):311-321

糖尿病性腎症、こんな時にはがんを疑え

こんにちは。

4年前の抗加齢医学会で糖質制限に出会い、体重は89㎏→75㎏に減少。
がんの原因になる内臓脂肪も劇的に減ったのですが、ダステックサラメシを作るようになってから徐々に体重が増加している純炭社長の樋口です。

さて、医学情報サイト「メディカルトリビューン」のメルマガに
”糖尿病、こんな患者はがんを疑え”
というショッキングな見出しが掲載されていました。血液透析にはいる慢性腎臓病患者の半数以上は糖尿病を患っているので、クレアチニンだけでなく、発がんリスクに関係する検査項目も知っておいた方が良さそうです。

以前から糖尿病患者はがんを発症しやすいと言われていましたが、特に肝臓がん、膵臓がん、大腸がんで統計学上あきらかなリスク上昇が認められました。

なかでも膵臓がんは進行が速いので注意が必要。
「糖尿病の経過中に思い当たる原因がないのに血糖コントロールがうまく行かなくなったら、まず膵臓がんを疑うべき」とコメントしているのは国立がんセンターの大橋先生。
【糖尿病患者の膵臓がんチェックリスト】
①糖尿病家系ではないのに糖尿病を発症
②65歳以上
③糖尿病発症前後に2kg以上の体重減少
④発症前のBMIが25未満
①に加えて②~④の1つ以上に該当する場合は膵臓がんの検査を受けた方が良さそうです。

実は純炭社長も浦田クリニック(金沢)の人間ドックで初めて膵臓がんと胆嚢がんの検査を受けてきました。検査方法は腹部MRIで膵管と胆管の状態を立体画像で観察するというもの。

早期のがんでも膵液や胆汁の流れが妨げられるため、管の太さに異常が生じるのだそうです。

また、赤血球数やヘモグロビンが徐々に下がり続ける場合は消化器系のがんを疑った方が良いとも書かれています。しかし、腎機能が低下している場合には造血ホルモンであるエリスロポエチンの不足によっても貧血が進行します。そんな時にはMCVという検査項目を見てみましょう。

MCVとは赤血球の大きさです。エリスロポエチン不足による貧血はMCVは変化しませんが、大腸がんや胃がんで出血があると鉄が不足してMCVは低下(赤血球が小さくなる)します。

なぜ糖尿病でこれらのがんが増えるのか?は、がんの種類によって理由が異なるようですが、その一つとして「腸内細菌叢の変化によって胆汁から発がん性物質が作られる可能性」が挙げられていました。
胆汁は食べ物に含まれる脂肪を消化吸収するために必要な物質ですが、腸内の悪玉菌によって、肝臓がんの原因となるデオキシコール酸や大腸がんの原因となるリトコール酸に変化してしまうのです。

発がんリスクを下げるためには、
●内臓脂肪を減らすこと
●腸内環境を整えること
が大切だとはわかっているものの、年末年始はついつい・・・・・

と自分を甘やかさずに、年内に4kg減を目指す純炭社長なのでした。

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クレアチニンが上がっても腎機能は悪化していないこともあります。

こんにちは。左足小指を骨折中の純炭社長です。
ギブスのおかげで靴もスリッパも履けず、3日間ドライブスルーで食料を調達していました(笑)どうして骨折したのか知りたい方は純炭社長のフェイスブック投稿を探してみて下さいね。フェイスブック内で「樋口正人 純炭」と検索すると出てきます。

さて、11月27日のブログで山ガールゆっきーが、「クレアチニン値が上がるのを恐れて登山をやめるのは本末転倒!」と書いていましたが、今日もクレアチニン値と腎機能が関係しないケースをご紹介します。

それは、血圧が下がった場合です。

血圧の薬が良く効いている場合や減塩によって血圧が下がった時には血液検査のクレアチニン値が上がることがあります。これまでは、血圧の薬の副作用で腎機能が低下したと考えられていたのですが、Ann Intern Med誌2018年11月6日に「クレアチニン値が上昇し、eGFRが低下しても腎臓の組織は障害を受けていない場合もある」ことが報告されました。日経メディカルの日本語記事をわかりやすく要約してみますね。

SPRINT試験という有名な血圧の臨床試験があります。
薬で収縮期血圧(いわゆる上の血圧)を120mmHg未満にした群と140mmHg未満にした群を比較すると、120未満の方が心血管病(心筋梗塞や脳梗塞など)が少なく、死亡率も少なかったのですが、クレアチニン値が上昇して慢性腎臓病と診断された人数が約4倍も高かったのです。

クレアチニンの値だけでみると、血圧を120未満に下げると腎機能が低下するように見えてしまいますが、クレアチニン以外の検査(注1)を行うと、逆に血圧を120未満に下げた方が腎機能は(クレアチニン値が上がっているのに)、むしろ回復に向かっていることが示されました。

血液検査のクレアチニン値は腎臓に流れ込む血液量にも左右されます。

薬や減塩で血圧を下げると・・・
⇒腎臓に流れ込む血流量が減る
⇒つまり腎臓でろ過する血液量が減る
⇒血圧が高かった時に比べて(ろ過量が減ったので)
クレアチニン値は上がる
という推移が見られますが、腎機能自体は低下していない!
という結論です。

最後に腎機能と関係なくクレアチニンが上がってしまう原因をまとめておきますね。
●降圧剤(血圧を下げる薬)で上の血圧が120未満を維持しているとき
●筋肉量の増加
●激しい運動の後
●大量の肉食の後
●クレアチンサプリメントを飲んだ後
●前立腺肥大や尿管結石で尿が出にくいとき
など

クレアチニンの検査値が急に上がってしまった時には、これらに心当たりがないかも考えて見て下さい。
クレアチニン値が上がったね・・・とお医者さんに言われてしまってもこういった原因もありますので、心当たりがあれば過度に心配し過ぎないように、、、ストレスが一番大敵です。上手に腎臓病と付き合っていきましょう。

(注1)
・尿アルブミン/クレアチニン比(ACR)
・インターロイキン18(IL-18)
・キドニー インジュリー モレキュール 1(KIM-1)
・好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)
・モノサイト ケモアトラクタント プロテイン1(MCP-1)
・抗キチナーゼ3様タンパク質(YKL-40)
・ベータ2-ミクログロブリン(β2MG)
・アルファ1-ミクログロブリン(α1MG)
・ウロモジュリン

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運動をするとクレアチニン値が上がるから趣味の登山はやめた方がいいの??

こんにちはゆっきーです。

今日はこんなお客様からの質問が・・・
「インターネットで調べてみたら運動するとクレアチニン値が上がるとあったので趣味の登山はしない方がいいのですか?」
ゆっきーの趣味も登山と言うのもありますが、そこは声を大きくして解説したいと思います!(‘◇’)ゞ
結論から言うと、『大好きな登山、辞めないで下さい!!』ということです。

確かに、こんな風に疑問に思ってしまうのも、仕方がないと思います((+_+))
病院に行くたびに、検査の数値を見せられて注意されると、”クレアチニンという物質自体が悪!”というイメージがついてしまっていますよね。

『クレアチニンの存在が腎機能を悪化させる』のではなく
『腎機能が悪くなってしまうとクレアチニン(という一つの成分)がろ過できず結果として血中の濃度が上昇してしまう』と考えるのが正しい流れです。

ちなみに、クレアチニンを大量にラットに注射する実験でも腎臓への毒性はほとんど見られないとの実験結果が出ています。
(ラットの実験では、普通の健康な人で換算すると、体内に存在するクレアチニンの量の50倍もの量を投与している計算になるので、通常の生活や運動ではありえない量のクレアチニン量です)

そもそも、クレアチニンっていったい何?ってところなのですが、簡単に言うと
『筋肉が運動するための重要なエネルギー源が使われた後にできる老廃物』の事です。ですので、運動や筋トレなんかするとクレアチニン値は上がります。(実際、店長たっくんもジムで筋トレをした次の日に人間ドックへ行ったらクレアチニン値で引っかかってしまいました。もちろん、店長は腎不全ではありません。)

「クレアチニン値を下げたいから運動はしない」は大間違い!。むしろ、運動不足が慢性腎臓病患者さんの腎障害を悪化させるのみならず、生命予後を悪化させる「疾患」と見なさざるを得ないという論文や研究結果も出ています。

腎機能の低下はフレイル(高齢になることで筋力や精神面が衰える状態)の増加に密接に関係しており、”腎臓病進行=フレイルの増加”は比例しています。※参考文献(1),(2),(3)
また、運動不足は喫煙、高血圧に次いで第三位の危険因子であるという論文も出ています。※参考文献(4)

ですので、適度な運動はリフレッシュしたり、人生を楽しむためにも不可欠ですし、筋力不足や肥満予防の為にも、どうぞ登山は続けて下さい。
気を付けてほしいのは運動中の水分補給!汗をかき過ぎて脱水になるのは腎臓に負担がかかりますのでこまめに水分を取ってくださいね。

ただし、運動ならどれだけでもすればするほどいいのか?という訳ではありません。運動強度の強いもの(トライアスロンやフルマラソンなど)は酸化ストレスが増加します。
酸化ストレスは血管を固くして腎臓に負担をかけますので、心配な場合はお医者さんに聞いてみてくださいね(*^^)

参考文献
※(1)Semin Dial 26 : 690-696,2013
※(2)J Am Geriatr Soc 61 : 896-901,2013
※(3)Am j Kidney Dis 60 : 912-921,2012
※(4)Lancet 378 : 1094-1105,2011

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