⑦腎臓病の食事療法に励む日々

こんにちは!腎臓病歴38年の齋藤茂樹です。

前回のブログでは大学病院での食事療法を開始したお話をさせて頂きました。

腎臓病の食事療法を遂行するには、虎の巻として『腎臓病食品交換表』という本があります。

この本の特徴はタンパク質3gに含まれる食材の重量を一単位として献立に活かすというものでした。
(これと比較されるのが糖尿病の食事療法ですが、こちらは80キロカロリーを一単位として計算します。)

とにかく、腎臓病の食事療法ではタンパク質をコントロールすることが基本と言われ、あらゆる食材のタンパク質含有量を覚えなければなりませんでした。

例えば私の場合は一日当たり30gのタンパク質を摂取してよいと指導がありましたので、十単位分のタンパク質を計算して献立を立てるという感じです。始めたばかりのころはタンパク質3g当たりの肉や魚等を計量していましたが、慣れてくるうちに各食材の一単位分の量がイメージできるようになってきます。
そうなると外食の時にも困らなくなり、メニューの写真などがあればおおよそのタンパク質量の単位を読み取ることが出来るようになりました。

この様な感覚で食事療法を身につけた知識は、のちに陥る緊急透析からの28年にもわたる透析人生に大いに役立つものとなりました。

皆さんもぜひ透析前の食事療法を自分のものにされ、外食でも胸を張ってこなせるように頑張っていただきたいです。

こうして医師の指導の食事療法もすっかり身についた頃、友人から食事会の誘いをうけました。
(それまでは外食では食事療法を守れないので参加しないと決めていました。)
身についた知識が自信となり、友人たちと外食する際は堂々と『私は腎臓病で食事療法をしなければならない。自分が口にできる量は制限されているのでどうぞよろしく!』と前置きすらできるようになりました。

・・・しかしCr値3.0~3.5位(e-gfrで言うと15を切るくらい)になると慢性腎臓病は生易しいものではありませんでした。

私はこのような自らの食事療法実践体験を顧みると、腎臓病において腎不全という領域になるほど腎機能が低下した場合は、かなりしっかりとした食事療法を行わないとあっという間に悪化してしまうということも分かるようになりました。

もちろん、調子に乗って外食や宴会等に参加した場合は、やはり腎臓にはかなりのダメージを与える結果となりました。

食事療法のおかげで数年は検査結果の数値も維持できていましたが、しばらくすると、またじわじわと上がる結果(3.6~3.7)となってしまいました。

さて、あなたなら、医師の言いつけを守って生活していたにもかかわらず数値が悪化してしまったらどうしますか?
食事療法もきちんと守り、地域で一番大きな病院に長い待ち時間をかけて通ったのに
それでも数値が悪化してしまった・・・

わたしは次第にこう考えるようになりました。
家族の協力のもと一生懸命に取り組んでいたにもかかわらず徐々に悪化。
この医師の指導以外になにか手はあるのではないか?

結果わたしは現代医療(薬や食事療法)に期待できなくても他に手立てがあるはずだと次々と代替え療法を試すようになっていきました。

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→⑥大学病院の栄養指導により食事療法を開始

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⑥大学病院の栄養指導により食事療法を開始

こんにちは!腎臓病歴38年の齋藤茂樹です。

多忙な日々から風邪→血尿という経緯をたどるものの、まだまだ腎臓病について甘く見ていた頃。
(クレアチニン:1.8 尿素窒素:21)
偶然テレビの健康番組を見ていると、腎臓病の食事療法について取り上げられていました。

テレビでの内容はクレアチニン値が基準値を超えたら食事療法が基本!
私のようにクレアチニン値が上限を超えている人は早急に厳格な食事制限をしないと透析が避けられなくなると話していました。

そのころ、さらにクレアチニン値が上がり2.7という数値にあがっていましたが、担当の主治医は塩分制限の食事指導以外の指導は特にありませんでした。
今思うと、こんなに悪化していたにもかかわらず食事療法もしないで何をしていたんだ!?と悔やまれるばかりです。

テレビの内容をみてどうしても心配になり、東京の大学病院まで診療を仰いだのは言うまでもありません。
もちろん東京の医師にはこんな数値になるまで食事指導はなかったのか?と聞かれる始末でした。

そこで私に指示された食事療法の内容は・・・
1日当たり
・タンパク質30g
・塩分0.6g以下
・2000キロカロリー
という指示でした。

しかし、この内容で始めたものの当初はどうしていいかわかりませんでした。

まず一番のネックはタンパク質を30gに制限しなければならなかったことです。タンパク質は肉や魚だけでなくお米や乳製品などあらゆる食品に含まれています。
1日3回の食事ごとに食材を軽量して料理をするという大変な毎日が始まったのです。
※タンパク質30gというと食材そのものの重さではありません!
豚もも肉なら約150g・鶏もも肉なら約200g・卵なら約4個分です。

しかし、タンパク質を30gに抑えるとどうしてもエネルギー不足になり指導通りに守ることがなかなか難しかったのです。
そこでタンパク質が入っておらずエネルギーがたかいデンプンが主原料の食材を利用してエネルギーを摂取することにしました。
当時(昭和60年頃)は低たんぱくの食品はほとんどありませんでしたので、粉飴という調味料や低たんぱくホットケーキミックスなどを利用することもありましたが、甘みのある素材で嫌になることもありました。
また、春雨やくず粉などを多用した献立を妻に作ってもらうもおいしいものを我慢しなければならず辛い日々が続きました。

こうして食事療法をはじめ、月に一度静岡から東京まで診察に出向くたびに先生からこの様な注意をうけました。
『低たんぱく質の食事療法では絶対にエネルギー不足にならないこと!!』
タンパク質制限をしっかり守るのは大切なことですがそれを守るためにエネルギー不足になってはかえって腎臓にはよくないと言われました。
どうしてもエネルギー不足になるくらいなら少しくらいはタンパク質摂取量がオーバーしてもよいからトータルでエネルギーほ確保しなさいと言われました。

こうして1年、2年と過ぎていき食事療法をスタートした当初のクレアチニン値2.7から2.8~2.5の間をキープするようになり、食事療法による効果があったと認識していました。

しかし、ある時からクレアチニン値が下がる気配もなく、私の心を同様し始めました。

ここからは私の失敗談と心の葛藤劇となりますが、続きは次回のブログへ

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→⑤慢性腎臓病(CKD)患者は食品添加物に要注意!

⑤慢性腎臓病(CKD)患者は食品添加物に要注意!

こんにちは!腎臓病歴38年の齋藤茂樹です。
前回のブログでは週刊誌に取り上げられた食品添加物について書かせていただきました。

このリンが私たち慢性腎臓病者にとってどれほど重要な自己管理が求められることか、私の28年に及ぶ透析人生からお話します。
まず、我々透析患者は2週間に一度必ず血液検査が行われます。私の場合は28年間ずっと血液検査の結果に向き合ってきたわけですが、毎回検査結果についてとやかく言われます。
透析仲間ではこの様な結果の指摘がストレスになる…と悩む人もいますが、そこでリンとカリウム値の指摘を受けるわけです。

私の場合もリンやカリウム値を管理基準の範囲内に収まるよう常に注意を続けていました。
※リンは透析前3.5~6.0mg/dL
※カリウムは透析前の目標値:5.5mEq/L以下、透析後の目標値:3~3.5mEq/L

しかし時にリンの値が上限の6.0mg/dLを超えることもありそのたびに食事内容を見直すことがありました。
私の場合、早い段階で副甲状腺除去手術を受けましたので、インタクト(副甲状腺ホルモン)が正常値内にコントロールできたためどうにかリンのコントロールはうまくゆきました。
自分では合格点をつけたいほどリンとカルシウム値のコントロールに努力してきましたが、それでも透析を開始してから約23年後に、動脈硬化による心筋梗塞に見舞われ、手術を受けているのです。
これは、リンとカルシウム値のコントロールが悪いと、リンとカルシウムが結合してリン酸カルシウムとなって石灰化があちこちの血管内で生じることを裏づけています。

リンには
●私たちが食する食べ物(肉・魚・乳製品・野菜・果物など)のたんぱく質に含まれている〚天然の有機リン〛
●食品添加物のように人工的に作られている無機リン(リン酸塩)
の二種類があります。
そして、これらのリンは体への吸収率にも大きな違いがあります。

ちなみに食べ物100g中の多い食品はこちら↓

カタクチイワシ(田作り)2300mg・桜えび(干)1200mg・南瓜煮つけ1100mg
それでも天然のリンなので吸収率は全体の3-4割です!
※ちなみに乾燥しているカタクチイワシや桜えびを100gも一回で食べることはかなりの量ですね。一食当たり摂っても10gほどだと思います。

しかし加工食品に入っている無機リンは体内吸収率がなんと100%近くもあります。例えば市販のソーセージの場合pH調整剤やリン酸塩が添加されているものでは100g当たり約200gもの無機リンが含まれており、無添加のソーセージのおよそ2倍の含有量です。※ソーセージ100gくらいはついつい食べることが出来る量なので添加物の入ったものを選んでいる場合は注意が必要です。

リンはカルシウムと一緒に骨を作り、また筋肉を作るとても大事なミネラルです。しかしながら、慢性腎不全になりますと血液中にリンが溜まり、その結果血管に石灰化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まります。多くても少なくても体にとってはよくないので、通常は腎臓を介して濃度を調節しています。腎臓が正常な場合は血中濃度は2.5~3.5mg/dLに保たれています。
しかし腎機能の働きが30%以下になると十分に排泄されなくなり、血中のリン濃度が上がります(高リン血症)。特に透析が必要となった方は要注意で高リン血症の状態が続くと骨からカルシウムが溶け出し骨がスカスカになってしまいます。
血液中にリンが溜まると副甲状腺ホルモンが増えその結果骨を溶かします。また骨から出てきたカルシウムと血液中のリンが結合して骨以外の血管や筋肉などにくっついてしまいます。中でも血管内にくっついてしまうと動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなってしまいます。
血液中のリン濃度が7.0mg/dL以上になると透析患者さんの寿命が明らかに短くなると透析医学会の統計で明らかになっています。

腎臓が正常な人の血液中のリン濃度は2.5~4.5mg/dLですが、透析患者にとっては3.5~5.5 mg/dLの範囲が最適と考えられています。
一方、低すぎるのも骨を弱くすると考えられています。
またこの値は血液中のカルシウム濃度とも関連があり、カルシウム濃度は8.5~9.5 mg/dLに保たれ、カルシウムとリンの濃度をかけ合わせた値(Ca×リン積)は55以下(できれば45以下)が動脈硬化を予防する上で良いと考えられています。

血液中のリン濃度を保つには食事療法が基本です。通常では食事中のリンの含有量は1日1000~2000 mgであり、その60%が腸から体に吸収されます(600~1200 mg)。
腎臓が正常であればこの吸収された分はすべて尿から排泄されます。ところが、血液透析や腹膜透析では1日300mg程度しか血液から取り除くことができません。
ですから食事中のリンは透析をしている方は1日800 mg以下にする必要があります。そして、それでも多くなってしまう分は薬で取り除くしかありません。

私のように透析に入ってしまったら大変です。腎機能が残っているうちに気を付けていきましょう。

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④緊急レポート!手軽に買える食品は透析への近道切符!?

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④緊急レポート!手軽に買える食品は透析への近道切符!?

こんにちは!腎臓病歴38年の齋藤茂樹です。

前回までのブログでは、会社の健康診断でたんぱく尿が発見され、その後、上気道感染で、血尿がひどくなったり、少しずつ、腎機能は悪化の傾向に入ったと
書きましたが・・・この続きは次回にして、今回は、慢性腎臓病と戦っているみなさんへ緊急レポートをお届けします。

もうすでにご存じかも知れませんが、あの週刊誌(5月24日号の週刊新潮)が、『専門家が危険性を告発!食べてはいけない国産食品実名リスト!』と銘打って実名で公表しています。

掲載紙面の冒頭はこんな書き出しです。
~~普段、何気なく口にする、子供に与える食品に、劇物指定を受けている物質が含まれています。その物質が別の物質と組み合わさると、さらに毒性が高まるうえ、過剰摂取すると腎疾患などを引き起こす恐れも・・・
「食品添加物など気にし始めたら食べるものがなくなる」という諦めとも似た声もよく聞かれます。しかし、必要なのは、『正確な情報を元に正しく恐れ、リスクのあるものをできるだけ避ける事』ではないでしょうか~~

私も含め、腎臓病で食事療法を実行されておられる皆様方にとって、この問題をどのように認識すればよいのでしょうか。

『リンの過剰摂取が腎機能障害や、動脈硬化など合併症の引き金に』
リンの過剰摂取は、骨粗鬆症や動脈硬化を進行させて、心筋梗塞を発症するリスクを高めます。さらに、血管もボロボロにしてしまい、死期を早めてしまう原因にもなります。

リンの摂取量を必要最小限に抑えることが慢性腎炎や腎不全、透析前の方、それに、私のような透析者すべてに求められます。
いくら天然の有機リン(植物性や動物性のタンパク質に含まれている)をコントロールしても、一方で、人工的に作られた食品添加物から取り込まれる無機リン(主に結着剤、PH調整剤など)を取り込んでしまったら、元もこうもないということです。

食品添加物としてリン酸塩があらゆる加工食品類に用いられていることは、週刊新潮が警鐘している通りです。腎臓病に向き合っておられる方は、可能な限り、原材料名記載内容を確認し、明らかにリン酸塩が用いられている物は避けるようにしましょう。

また、原材料表示の記載に『リン酸塩』と記載されないようにしている手口もありますので下記の表記のある食品はリン酸塩が入っている可能性があります。
・調味料(アミノ酸等)
・㏗調整剤
・酸味料
・乳化剤(チーズのみ)
・イーストフード
・かんすい
・膨張剤

大手コンビニチェーンなどで『リン酸塩不使用』の動きが高まっていますが、この様な表示でリン酸塩隠しが横行する可能性があります。手軽で安価に手に入る食品はそれなりのデメリットがあると考え、正しい知識を持って食品を選ぶようにしましょう。

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③たかが風邪、その甘さから血尿に!慢性腎臓病と風邪の関係

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③たかが風邪、その甘さから血尿に!慢性腎臓病と風邪の関係

こんにちは、腎臓病歴38年の齋藤茂樹です。

初めてたんぱく尿を指摘された30代前半、私は朝7時に会社にでかけ、夜の10時に帰宅という生活が当たり前でした。
今のように週休2日ではなかったので土曜日も会社で仕事。
当然のようにストレスも多く食事も不規則、睡眠不足も十分にとれない生活を送っていました。

たんぱく尿はあるものの、クレアチニンや尿素窒素は正常だったので、泌尿器科の院長先生は「この様子だと全く心配ない」を言ってくれていました。
月に1回の検査を行いながら企業戦士として多忙な日々を重ねること6年、40代に差し掛かった私は今までに経験したことのない真っ赤な血尿を見て愕然としたのです。

風邪をひいているにも関わらず仕事に追われていた私ですが、あまりにも体がだるく、寒気もするので会社を休むことにしたその日、自分の尿が真っ赤に染まっているのを見て気が動転し、すぐに泌尿器科に駆け込みました。

血液検査の結果では腎機能は正常。
とりあえず血尿を止める薬と風邪の炎症を抑える抗生物質が処方され、耳鼻咽喉科で風邪による上気道感染の治療を受けるように言われました。
後で知ったのですが、私のように腎臓に何らかの異常がある人間が風邪や上気道感染にかかると、IgA腎症やネフローゼ症候群といった腎疾患に進んでしまうことがあるそうです。
私の場合も上気道感染が引き金となり、血中クレアチニンの上昇が始まりました。
今日のブログであなたに伝えたいことは、「風邪を甘く見ないで欲しい!」ということです。

血液検査が正常でも、たんぱく尿が持続的にみられる状態では、風邪や歯周病などによる鼻・喉・歯茎の炎症を食い止めなければなりません。
・風邪をひいたら会社を休んで安静を保つ!
・歯周病は放置しないできちんと治療する!
・ストレスを抱えて生活をしない!
これができるかできないかで慢性腎臓病の予後が大きく変わってくるのです。

今にして思うと、この時もっと自らの身体をいたわっていたら・・・と猛省するのですが、今となっては後の祭り。
クレアチニン:1.8
尿素窒素:21
それでもまだ、泌尿器科の院長は「まだ大丈夫」と私を安心させるのでした。

次回に続く

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②たんぱく尿から始まった私の腎臓病人生

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②たんぱく尿から始まった私の腎臓病人生

皆さん、こんにちは。
今年で74歳になる慢性腎臓病患者の齋藤茂樹(さいとうしげき)です。

私は慢性腎臓病と約38年間向き合っており、人工透析は今年で30年目を迎えます。

この度、(株)ダステックさまより、私のながいながい慢性腎臓病体験をお客様に紹介して欲しいとの依頼を受けました。
私の健康が許す限り、同じ病気に悩む皆さんのお役にたてるようお引き受けした次第です。よろしくお願いいたします。

私のブログは、ダステックと私の共通の願いでもある、「あなただけは透析にさせたくない!という想いをこめて・・・月2回のペースで書かせていただきます。

内容は、慢性腎臓病と診断された保存期(透析に入る前)の時代から、透析に至った経緯や、30年にも及ぶ透析体験などについてです。
医師や医療者の視点ではなく、患者当事者として解りやすく書いていきたいと思っています。

前回のプロローグに引き続き、第一回目は私が慢性腎臓病と診断された経緯をご紹介します。

それは忘れもしない、昭和53年6月2日、会社専属の保健婦さんから、
「齋藤さん、このあいだの健康診断でたんぱく尿が見つかったの。」
と告げられたのです。
そして保健婦さんは間髪を入れずに
「数日後に尿の再検査をしましょう。それでも尿にたんぱく質が認められたら、すぐに病院に行って下さいね。」
と言ったのです。

数日後の検査でも再び尿にたんぱく質が検出された時、
私の腎臓が悲鳴を上げていることを初めて自覚しました。

数ある病気の中で慢性腎臓病が大変恐れられているのは
・疲れや痛み
・食欲不振
・むくみ
・高血圧
・貧血
などの自覚症状が出てくるころには、かなり病状が進んでいます。
なんと腎機能レベルは30%程度まで低下しているからです。
ここまで病状が進むと、もはや容易には腎機能を回復させられません。

慢性腎臓病から身を守るには、何よりも早期発見・早期治療に尽きます。

私の場合、幸運にも早期の段階で発見されたのですが、慢性腎臓病に対する認識の甘さや、怪しい民間療法に走ってしまったことで、ついには透析という道を歩むことになったのです。

健康診断でたんぱく尿が検出されたとき、会社の産業医も保健婦さんも
「一時的な疲れやストレスでも尿にたんぱく質が出てくることもあるので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。」
と安心させてくれました。
もちろん、この時点では疲れやだるさ、痛み、むくみ、夜間の頻尿といった自覚症状はありません。
なので、これから始まる壮絶な腎臓病との闘いを知るよしもなく、今から思えば、いたって呑気に生活していました。

その後、泌尿器科の専門医で腎臓病の検査を受けたところ、
尿たんぱく:++
尿潜血:++
だったにも関わらず血液検査は全て正常だったため、
院長先生は「齋藤さん、まだ心配はいりませんよ。」と言われたのです。

次回につづく

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→①「ひとりでも慢性腎臓病から透析になる人を少なくしたい」

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①「ひとりでも慢性腎臓病から透析になる人を少なくしたい」透析歴28年の齋藤茂樹さんブログがスタートします。

こんにちは、純炭社長の樋口です。

このたび、約38年ものあいだ腎臓病に向き合い、
「新・あなただけは透析にさせたくない」
を出版していらっしゃる齋藤茂樹さんに、ご自身の体験を純炭ブログで紹介していただけることになりました。
約10年間の保存期腎不全(透析前)を経て、その後28年間の人工透析を体験していらっしゃる齋藤さん。
慢性腎臓病との付き合い方に重要なヒントを与えてくれると思います。

では、齋藤さん、よろしくお願い致します。

こんにちは、齋藤茂樹です。

私の願い、それは「ひとりでも透析になる人を少なくしたい」ということです。

私は、現在(2018年)まで腎不全のため、約28年間人工透析療法を続けております。
透析に入る前の保存期(慢性腎炎)を含めますと、約38年間におよび、この病気と向き合ってきました。

このような長い間の腎臓病体験を通じて、数ある病気の中で、この病気ほど大変な病気はないと悟ることができました。
その体験から、私のような透析人生を余儀なくされる人を、ひとりでも少なくできたらと思い続けています。

このたび、ご縁がありまして私自身の腎臓病体験をブログで発信して欲しいとの依頼を受け、お引き受けすることにしました。

私がお引き受けした理由は、この会社の社長さんが、私も含めて透析を受ける人のいのちづなである、造血ホルモン剤(エリスロポエチン)を研究開発して下さった方であり、このおかげで私たちは輸血に頼らずに社会生活ができていることを知ったからです。

私のブログを通じて、少しでも恩返しさせていただき、私のミッションである「ひとりでも透析になる人を少なくする」という願いを実現できれば幸せです。

齋藤茂樹プロフィール
1944年、福島県生まれ。高校卒業後、医療機器メーカーに入社。1985年にIgA腎症からの慢性腎臓病と診断され、これを機に退職。1989年に血液透析導入。以降、2017年まで静岡県富士宮市で腎臓病患者の食事療法食品販売店を経営。現在は、自らの体験をまとめた「新・あなただけは透析にさせたくない」を出版して、腎臓病時における自己管理の重要性を発信し続けている。

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