慢性腎臓病からの認知症を予防する6つの方法(2019年9月4日追記)

投稿日: カテゴリー ■腎臓病について

透析は嫌だけど、認知症はもっと嫌。
純炭社長も死ぬときはピンピンコロリで逝きたいと思っています。

こんにちは、純炭社長の樋口です。
今日のブログでは認知症の予防法をご紹介したいと思います。

まず最初に、脅すようで申し訳ないのですが、実は・・・・慢性腎臓病は認知症を発症しやすい病気なのです。
でも大丈夫!このブログをパソコンやタブレット、スマホで読んでくださっている方は、後述するように認知症のリスクを知らず知らずのうちに下げているのです。

☞認知症予防法その1:貧血を放置しない!

日本人は辛抱強いので「多少の貧血なんて病気じゃない」と思っている場合も多いのです。
だがしかし、純炭社長が創薬に携わった造血ホルモン(エリスロポエチン)で貧血を改善すると脳の機能が改善することがわかっています。

まず最初に、腎機能低下と貧血の関係をご説明しますね。
腎臓は血液中の老廃物を濾しとって、血液を浄化するための大切な臓器なのですが、一方で、とても大切なホルモンを作り出す臓器でもあるのです。
腎臓が作っている代表的なホルモンは以下の3つ。
1)赤血球を作らせるホルモン(エリスロポエチン)
2)骨を健康に保たせるホルモン(活性型ビタミンD3)
3)血圧を正常に保つホルモン(レニン)

腎臓は心臓の次に血液が流れ込む臓器なので、
①貧血による低酸素状態を敏感に感知。

②するとエリスロポエチンというホルモンを血液中に放出。

③造血組織である骨髄にエリスロポエチンが流れ着いて赤血球が作り出される。

という仕組みです。腎機能が低下すると、貧血状態になってもエリスロポエチンを上手に作ることができなくなります。これが腎性貧血という状態です。

1990年、純炭社長が在籍していた中外製薬とキリンビール(当時は医薬も研究していました)が、エリスロポエチンを医薬品として開発することに成功しました。これによって、動悸や息切れで階段も登れず、仕事も辞めなければならなかった透析患者さんが社会復帰できるようになったのです。

お客様の中には「貧血を治す注射なんて必要なの?」と言う方もいらっしゃいますが、貧血だけはきちんと治して下さい!認知症予防以外にも、心臓の負担を減らすなどの良い効果が知られていますので。
但し、薬が効きすぎて赤血球が増えすぎるのも良くありません。ヘモグロビン(Hb)が13g/dL以上になっている場合は医師に相談して下さいね。

☞認知症予防法その2:パソコン類の使用

メディカルトリビューン2019年8月19日に「ゲームやパソコンで軽度認知障害リスク低下」という記事が掲載されました。
パソコン類を使っている高齢者は使っていない高齢者に比べて30%以上も認知症を発症しずらいとのことです。

☞認知症予防法その3:裁縫や陶芸などの手工芸

66歳以降で裁縫や陶芸などの手工芸を行っている人は、なんと42%も認知症リスクが低下していました。

☞認知症予防法その4:ゲームやパズルを楽しむ

クロスワードパズルやトランプなどのゲームは20%の認知症リスク低減。
新聞や雑誌の一コマによくあるクロスワードパズルなんかも、素通りしてしまわずに、ペンを片手にマス目を埋めてみましょう。

☞認知症予防法その5:映画鑑賞や家族・友人との外出を楽しむ

家の中に引きこもらず、映画館に映画を見に行ったり、友人と外出して会話を楽しむといった社会活動によって認知症リスクを20%減らすことができるそうです。

☞認知症予防法その6:薬が認知症の引き金になることも!(2019年9月4日追記)
ゆっきーが紹介してくれた「6種類以上の処方薬、危険です!」にも多剤併用(ポリファーマシー)の危険性が書かれていますが、日本老年医学会が作成した資料には認知症の原因となる薬が掲載されています。それとは知らずに飲んでいる薬もあると思うのでお知らせします。
・睡眠薬・精神安定剤(ベンゾジアゼピン系):デパスなど
・抗ヒスタミン剤(第一世代H1受容体拮抗薬)
・胃薬(H2受容体拮抗薬):ガスターなど
・パーキンソン病薬(抗コリン薬)
・抗うつ病薬(三環系抗うつ薬)
純炭粉末公式専門店のお客様の中にもデパスを飲んでいる方は少なくありません。
また、胃もたれなどがある時に薬局でかえる胃薬や花粉症などのアレルギーで使う抗ヒスタミン剤の中にも認知機能を落としてしまう薬があります。
頭がすっきりしないな~といった感じがしたら、お薬手帳を持って薬局薬剤師にチェックしてもらって下さいね。

☞まとめ
慢性腎臓病の貧血をエリスロポエチン製剤できちんと治すことが基本中の基本です。
また、その6で紹介した薬剤性の認知症を回避するために、薬剤師さんに飲んでいる薬をチャックしてもらって下さい。
その上で、認知症予防法その2~5を複数取り入れれば、より一層効果的です!
純炭社長はテレビゲーム類には疎いのですが、「コントローラーを使うサッカーゲームやストリートファイター系の対戦型テレビゲームをゲームセンターに出かけて楽しむ」といった生活は認知症予防的には一石四鳥かも知れませんね(笑)。

【純炭粉末公式専門店】は→こちら

純炭社長

投稿者: 純炭社長

純炭粉末の(株)ダステック代表取締役社長。中外製薬で腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に携わった後に、ESA製剤が不必要になる世の中(すなわち腎臓病が無くなる世の中)を目指して47歳で起業しました。元金沢医科大学腎臓内科非常勤講師。ケトジェニックダイエットシニアアドバイザー・AGE研究協会認定講師でもあります。「出す」健康法で健康寿命を延ばすのが夢! 最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとしてサラメシも提供しています(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください