糖質とケトン体のハイブリットな生き方

投稿日: カテゴリー  ・糖質制限

お久しぶりです。

純炭社長@糖質制限ケトジェニックダイエット中の樋口です。

この度、一般社団法人日本ファンクショナルダイエット協会から

ケトジェニックダイエットアドバイザーの認定を受けることになりました。

ケト検4.jpg
ケトジェニックダイエットって新しい痩身(ダイエット)法?

と勘違いしている方も多いと思いますが、

ダイエット=食事という意味で使われていて、ケトン体を体内で作らせるための食事法という意味なんです。

(確かにケトジェニックダイエットを始めると1カ月で5~10 kg痩せる方は少なくありませんので誤解されても仕方ない)

「じゃあ、ケトン体って何? ケトジェニックダイエットでどうして痩せるの?」と思いますよね。

ケトン体とはブドウ糖(血糖)と同じように体の中でエネルギー源として使われる物質なんです。

「そんなの知らないよ、脳細胞はブドウ糖しか使えないって言うじゃない」って言われそうですが、それは間違いです。

ブドウ糖しか使えないのは脳細胞ではなく赤血球とがん細胞。

他の細胞はケトン体をエネルギー源として使えるのです。

いや、むしろ人間本来のエネルギー源はケトン体なのではないか?という説まで出てきています。

宗田哲男先生の研究で、胎児や新生児ではケトン体とブドウ糖の両方がエネルギー源と使われていることが分かったのです。

ところが、母乳の期間を終えて重湯などの炭水化物主体の離乳食に切り替わるとケトン体は使われなくなります。

人間をハイブリット車だと思って下さい。

人間の体内にはブドウ糖エンジンとケトン体モーターの二つの動力が備わっています。

胎児や新生児はハイブリット状態で生きているのですが、

食事の中身が炭水化物中心になるにしたがってブドウ糖エンジンのみで生活するようになります。
ブドウ糖エンジン2.jpg
炭水化物(糖質)を食べると速やかにブドウ糖(血糖)として吸収されブドウ糖エンジンを回してエネルギー(ATP)を作りますが、

使い切れなかったブドウ糖はそのままの形で蓄えることができません。

一部は肝臓や筋肉でグリコーゲンとして蓄えられますが、それでも余ってしまったブドウ糖は中性脂肪に変わって内臓脂肪や皮下脂肪になります。

これが肥満の原因なんです(興味のある方は肥満とがんの関係も読んでみて下さい)

ケトジェニックダイエットでは、下の図のようにブドウ糖エンジンの出力を減らして足りない分をケトン体モーターで補います。
ハイブリットエンジン.jpg具体的には今まで日本人が主食だと勘違いしていた炭水化物を減らし、砂糖を使った飲料やお菓子も減らします。

すると足りなくなったブドウ糖を補うために筋肉などのタンパク質を分解して肝臓でブドウ糖を合成し始めます(糖新生)。

しかし、際限なく糖新生を続けて行ったら筋肉が痩せ衰えて、他の臓器までも分解してしまうので危険。

そんな時はブドウ糖エンジンの出力をギリギリまで落として、ケトン体モーターを使い始めるのです。

ケトン体モーターの電源は脂肪から作られるケトン体。

脂肪からはブドウ糖は作られないので、ケトン体モーター動き出して始めて、

内臓や皮下に蓄えられた脂肪が使われるようになります。

ブドウ糖エンジンのガソリンにあたるブドウ糖はギリギリの量しか供給されませんから、

余ったブドウ糖が中性脂肪になることもありません。

一方、体に溜まった脂肪はケトン体モーターを回すために使われていきます。

これがケトジェニックダイエットで劇的に痩せて行くメカニズムなのです。

さて、最近ではココナッツオイルなどに含まれる中鎖脂肪酸を使ってケトン体を積極的に増やす方法が注目されています。

特にアルツハイマー病では血液中のケトン体を増やすと劇的に症状が回復すると言われ始めました。

第3の糖尿病とも言われるアルツハイマー病では脳細胞にブドウ糖が入って行けないためブドウ糖エンジンが動いていません。

しかし、血液中のケトン体濃度を高めると脳細胞のケトン体モーターが回りだして活動を再開します。

ココナッツオイルを飲んで3時間後には症状が改善するというから凄いですよね。

ケトジェニックダイエット(ケトジェニックな食事)は肥満を減らして糖尿病・高血圧といった生活習慣病を減らします。

アルツハイマー病も減らせるかも知れません。

更に、ブドウ糖しか使わないがん細胞にも効果があるかも知れません(臨床試験が進んでいます)。

何よりも、1カ月で5~10kg痩せると体も気分も軽くなりおしゃれがしたくなります。

こんな良いことずくめのケトジェニックダイエットを広めるために、

アドバイザーとして活動したいと願う純炭社長なのでした。

最後に純炭社長のハイブリット度合いをご紹介します。

150312.jpg
昨日測定した血液中のケトン体濃度は2mM

同時に測定したブドウ糖濃度は4.6mM(82mg/dL)

純炭社長のハイブリッド度合は

ブドウ糖エンジン:70%

ケトン体モーター:30%

というところです。

どんなに頑張っても

それぞれが50%になるのが限界と言われているので

良い感じですかね?

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純炭社長

投稿者: 純炭社長

純炭粉末の(株)ダステック代表取締役社長。中外製薬で腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に携わった後に、ESA製剤が不必要になる世の中(すなわち腎臓病が無くなる世の中)を目指して47歳で起業しました。元金沢医科大学腎臓内科非常勤講師。ケトジェニックダイエットシニアアドバイザー・AGE研究協会認定講師でもあります。「出す」健康法で健康寿命を延ばすのが夢! 最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとしてサラメシも提供しています(笑)。

「糖質とケトン体のハイブリットな生き方」への0件のフィードバック

  1. はじめまして。
    ワタシも2015年2月から糖質制限を始めて
    自己管理のためにブログも書いています。
    http://minorinko.jp/
    このブログを読ませていただきとても勉強になりました。
    まだまだ勉強不足ですが
    こちらのサイトをブログ内で紹介させていただいてもよいでしょうか?
    ご検討よろしくお願いいたします。

  2. MINORINKOさま。
    このところ、オフィシャルブログはスタッフにまかせっきりになっていて、返信が遅れて申し訳ありませんでした。それにしてもフェイスブックで探し出してくれるとは、執念を感じます(笑)。
    既にブログでご紹介いただきましたが、今後とも宜しくお願いします。
    ブログ記事やイラストはご自由にお使い下さい。

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